shino438さんの映画レビュー・感想・評価

shino438

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甘い人生(2005年製作の映画)

3.0

久々に鑑賞。韓国ノワールの名作。なぜかアラン・ドロンの「サムライ」を思い出す。アクションのキレのよいノワールものとしては、この映画と「アジョシ」は最高だと思う。その次が「オールド・ボーイ」「チェイサー>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.0

古典的なミステリーに少しヒネリを加えた感じ。アガサ・クリスティの作品はほとんど未見なので、今まで観たミステリーで言うと横溝正史的な雰囲気にコロンボ的な要素を入れたものかな。色んな名作を下敷きにしてるん>>続きを読む

復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

3.0

やっぱり映画は「公開された時に観る」のが一番ベストなんだなと再認識した。パク・チャヌクのいわゆる「復習三部作」とされる1作目。ひたすら「嫌な気持ちしか残らない」後味の悪い映画で、そういう意味ではこれぞ>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.0

せっかくなのでIMAXで観た。こういう難しい映画がリバイバルで上映されるメリットは、「家に帰ってもう一回見直して解読」できる事。初見だったので難しいことは置いといて目一杯没入して観ることが出来た、やっ>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

3.0

「秋刀魚の味」から遡って観た。ちょうど10年前の作品。もう有名すぎる映画なので今更なんだけど、感動した。といってもこの映画はそこそこ歳食わないと味わい深さが染み込まないかも。

小津作品の中でも最も有
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.0

小津安二郎の遺作。カラー作品は初めて観た。アクションバイオレンス映画好きからは最も真逆の映画ながら、あまりにも独特なカメラワークと演出方法で、独特の個性のある作品(監督)だと思う。上手いのか下手なのか>>続きを読む

オールウェイズ(1989年製作の映画)

3.0

この映画の公開(1989年)から1年後に「ゴースト/ニューヨークの幻」が公開された時には「こんなんオールウェイズのパクリやん」って思ってた。当時はなんだかジーンと来て泣けた。

リチャード・ドレイファ
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

2.8

なんでだろう。「シャーリーズ・セロンがガチでアクションをやるとあんまり面白くない(ゴメンナサイ)」説がまた当たってしまった感じ。ネットフリックスのアクション映画はなぜか同じような展開でいつも「主人公に>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

3.0

「リベリオン」+「ターミネーター」+「2001年」+「未来世紀ブラジル」みたいな映画。低予算SF映画なのにアイデアで一気に観せてくれる。ジャケットもタイトルも俳優も全く興味持てない感じなのに観ようと思>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

3.0

初期ガイ・リッチー作品の集大成。久々に鑑賞。この映画が少し残念(に感じる)なのは、良くも悪くも「ブラピのせいでブラピの映画になってしまった」事かもしれない。みんないい仕事してるから他のキャラにも目を向>>続きを読む

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.0

冴えないコンビが巨悪をゆるく暴く(おまけに娘)っていうシェーン・ブラックのいつものシチュエーションによるバディ・ムービー。簡単に言うと「ロング・グッドバイ」な時代の「ラスト・ボーイスカウト」。

デコ
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.0

たぶん4年ぶり?くらいに再鑑賞。この映画の一番凄いのは、35歳くらいの時に撮った1作目から、70歳くらいで撮った本作(4作目)まで、ブランクを感じる事なく「狂気のテンションが変わってない」こと。山田洋>>続きを読む

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.0

「その時、そのタイミングで、その年代で見なければわからない映画がある」まさにこの映画はそういうジャンルの映画。才能溢れて、暴走してて、荒削りな、まさに劇中のバンドのパンキッシュな音楽そのままの映画。>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.0

一番下の娘(小4)が観たことない事が発覚して2人で観た。この映画を今、「初見」で見る人と一緒に観られるのはとても嬉しい。※上の子らは何回も観てるので我が家ではこれが最後。インディ・ジョーンズはなんとな>>続きを読む

恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

3.0

久々に「軽くて心地よい」香港(中国?)映画を観た。なんとなく志村けんの台湾のCMで共演してた金城武って今どうしてるんだろ?って思って見つけた映画だったけど、ちゃんと現役でこういう映画に出てる事を知れた>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

2.5

シュワちゃんとリンダの同窓会的なノリを楽しめるならありだが、今までの続編をチャラにするほどの説得力は残念ながらなかった。マルチバースを持ち込むなら「ジェネシス」の方が良かったし、逆に「3」が再評価され>>続きを読む

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.0

「多数の犠牲と少数の犠牲」お姉ちゃんはリブート版のキャロル・マーカス。明らかに「カーンの逆襲」あたりのスタートレックが好きな主人公の設定なんだけど、なぜにメインの見せ場となる駆け引きが「クリンゴン語」>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

3.0

たぶん5回目くらい。韓国映画らしさを凝縮した映画だと思っていたけど、実話ベース、警察のダメさ。底辺で生きる人間へのやさしさ、みたいなものを改めて感じられた。とにかくキム・ユンソクの魅力に尽きる。

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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

2.8

「マイティ・ソー」以外はなかなか「これぞ代表作」に恵まれないクリス・ヘムズワースの体を張った1本!。ルッソ兄弟も絡んでるけど「スタント・コーディネーターの初監督作」と「NETFLIXオリジナル」のダブ>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.0

2度目。初見の時はオ・デス側で観ているので、「これで復讐を遂げられたのか?」とモヤモヤとしてしまうんだけど、再度見るとなぜかウジン側に感情移入してしまい、そうなると「完璧なまでに復習を遂げたな」となる>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.8

不朽の名作に果敢にチャレンジした続編としてはよく出来ていると思うんだけど、色んな人に気配りしすぎたせいで、「半年くらいしたら忘れる」感じになっちゃったのは残念。

たぶんキング版とキューブリック版をう
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.0

デートムービー的なノリなのに、やけに映画オタクなエッセンスを詰め込んでくれたおかげでカルト作品としてずっと残っていきそうな映画。

一切のネタバレ無しで観たほうが絶対に楽しいけど、他人にすすめるにはど
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.0

なんとなく「意識高い系の人がやけに勧めてくる」映画だと思っていて避けてたんだけど、ようやく観た。ダブルのスーツにヒゲモジャ、赤い帽子の主人公と、異常に美しすぎるナスターシャ・キンスキー、タイトルの「パ>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.0

アマゾンプライムで。たぶん20年ぶりくらいに観直した。片田舎のシーンがものすごく長いイメージ(VHSで2本組だったからか)だったんだけど、今回観てみると以外にもそこまで長く感じなかった。長尺の映画が普>>続きを読む

デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリーというよりはリンチ自身による独白を淡々と聞かされる映画。

あんなに独特の世界観を描く映像作家的な人なのに、語られるエピソードは「ごく普通の家庭に育ったごく普通のリンチ少年」といった感
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.0

「パラサイト」観てからの2度目。
同じ怪獣映画でも国家権力総出で戦う「シン・ゴジラ」と、とことん国家権力が無能で在韓米軍が悪と決めつけ、家族の絆だけで戦う本作。そうそう。韓国映画ってこれだよね。

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

緑の色調、どす黒い血、土砂降りの雨、真っ白な雪。貧困。抑圧された家族。突発的な暴力・・・。どこを切り取っても「いつもの韓国映画」であり「いつもの最高な韓国映画」だった。

自分たちが置かれている立場に
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.5

これはせっかくだからとIMAX3Dで観た。9部作を締めくくる最後の作品。とにかく内容がてんこ盛りすぎて追いかけるだけで精一杯だった。次回は吹替の2Dで画面に集中しよう・・・と、いいたいところだけど・・>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

2.8

「シャザアアアム!」前後で性格が違うのが気になる。冒頭の警官とのやりとりでいたずら好きがところが出てるけど、本来は内気で周りに馴染めずに孤独な主人公なのに、シャザムになるとなぜか「アホでお調子者」に変>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

2.5

「怖い映画」なのに「怖く見えない」。
「霊幻道士」「エクソシスト」「コンスタンティン」みたいな除霊シーンにカタルシスが欲しかった。燃える展開期待したのに消化不良。

カラフルでこだわった画作りの割には
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.0

二人の、どちらかというと辛い時に「夢を観るように始まるミュージカルシーン」が素敵なだけに切ないという仕掛けが、「明るさ」というミュージカル特有の雰囲気とは違った作品になっていて、今更ながらまったく下調>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

不思議な映画。最初は「低予算をアイデアで乗り切る」ような趣のある世紀末描写なんだけど、後半はパニックものとしてダダダッと一気に見せる展開になる。エンドロール見てたらマイケル・ベイの文字が出てきたので納>>続きを読む

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

2.5

「ダイ・ハード」と「タワーリング・インフェルノ」のリスペクトと聞いて普通は期待するところだけど、期待値を軽く下回る軽い作品でした。ドウェイン・ジョンソンは頑張ってるし、高所恐怖症の自分は終始股間のあた>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.5

MCU11年の集大成。よくぞここまでまとめてれましたね!個人的には「ウィンター・ソルジャー」から始まるルッソ兄弟にまかせて出来たこの結末には大満足でした。主役以外の重要な役割の人物が大量に出てくるので>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.0

ソダーバーグ版の「オーシャンズ11」と雰囲気は似ているものの、豪華な絵面やセットが次々に現れる割には、「シャレオツ」な感じが足りないのはどうしてかなー。お話自体は安心して観られる大泥棒ものですね。>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

ソニーピクチャー側のマーベルはMCUと切り離されている(いた?)ので、単体で観て楽しめるところが、今となっては貴重な1本になりましたね。クルマやバイクのアクションならやはりサンフランシスコが似合います>>続きを読む

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