kaeru3さんの映画レビュー・感想・評価

kaeru3

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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.5

展開が読めなくて、携帯が鳴るたびに観てるこちらまでドキッとなる。
ぼっち参加役のジュゼッペ・バッティストンがぽろっと見せるコミカルな演技が、イタリア映画らしいふっくらしたトーンを出してて良い感じ。

山の焚火(1985年製作の映画)

4.2

なんというか、人智を超えている映画だった。
要所要所で流れるホルンのような音楽がだいぶ影響してると思うけど、不思議な大らかさが心地良くて後を引く。

ここのところ80年代のちょっと背伸びして観るような
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.3

見終わった後、コメディか何かを見て神経を休めたくなるほど緊張感があった。

ヴィルヌーブ監督は、大筋には関係なさそうなささやかなエピソードやカットが積み重なって、丁寧に世界に引き込まれいく感覚が好き。
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

後から考えたら図らずも事件に巻き込まれた3人(ウォーレンとマニックスと将軍)をめぐる南北戦争がらみの憎しみとその顛末は、完全にサイドストーリーなのだけど、アメリカの歴史と業を垣間見れるエピソードで強烈>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.3

エピソード8をすっ飛ばして9を観てしまったけど、結構ついて行けた。
レイの衝動に突き動かされるような殺陣や、歩く後ろ姿の風格に説得力があった。
あと、ジョン・ウィリアムズも改めてすごいなーと思った。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.0

キリスト教の難しい教義の話とか出てきたらどうしよう、、くらいの気持ちで何の気無しに見始めたけど、びっくりするほど素敵な映画だった。
人は変われるし、それで世界も変わっていく。この2019年の最後に見れ
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.0

ダンスを見るのが好きなので、前半のダンスシーンや、狂騒状態になってからの過剰な身体表現が面白かった。

割と視点が客観的なので、もしかして『ソドムの市』的にフランスや欧州の風刺も入ってるのかなと思った
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.3

周りの思惑で話が大きくなる中、本人たちの気持ちが取り残されていく感じがほろ苦かった。
主演の2人も良いけど、ローラ・ダーンとレイ・リオッタのギラつき方が最高。

永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

4.7

屋外、屋内すべての光が素晴らしい。
ウィレム・デフォーも素晴らし過ぎて、写生をしてる顔を見てるだけで、泣けてきた。
オスカー・アイザックもゴーギャンだったし、テオ役の俳優さんもテオだった。
私が見たの
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画を作ってる現場を描いた映画は、愛が溢れ出てて、幸せな気分になれるから好き。

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.0

主人公の苦難がやさしく淡々と描かれてて、なんというか子どもの時に親が買ってきた世界名作集を読んでるような、不思議な印象だった。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、2人のキスシーンからミュージカルシーンに入る流れは、反射的にホロリときた。
でもその後の肝になるミュージカルシーンが物足りなくて残念。
もっと見たことないようなキラキラの演出と恍惚感で、「実現
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キャロル(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ローマの休日」「地上より永遠に」「旅情」など、50年代の映画のヒロインは、情熱的な恋に落ちても、最後は日常に戻って、元の立場を全うしていた。
それはそれで余韻が残るけど、キャロルとテレーズの、ギリギ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.5

あの世とこの世、フィクションとドキュメンタリーのボーダーを往き来してる感覚が面白かった。

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

虚の世界に生きていたかと思われたジャスミンが、実は自ら全てを失わせたという、痛切な実体験を持っていたというショック。
全編で流れる「ブルームーン」が、ラストではレクイエムのように聞こえる。

映画は監
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

Stay hungry, stay foolish.的な主人公たちの行動とノスタルジックな舞台装置が絶妙にマッチしていた。そして、アン・ハサウェイのキラキラした目が最大限に生かされている映画。

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

4.0

キムギドク監督の映画はまるで神話のようで、きつい現実を描いてても透徹したトーンがあって好きなのだけど、、、この映画は引きずった。
この悲しい気分から抜け出すヒントが無いかと、原題の「ピエタ」や「慈悲」
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ジョルダーニ家の人々(2010年製作の映画)

3.7

予想する通りにストーリーが展開し、登場人物が行動していく。伏線が丁寧に張られ、丁寧に作られている安心感。
皆いい人でユートピア過ぎる気もするけど、かと言ってつまらない訳ではなく、平穏な気分で7時間過す
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.1

寄る辺ない二つの魂の話かなと思った。ふと「ブレイキング・バッド」の主人公たちの関係を思い出した。
船の後ろに広がる青い海のカットが入るたびに、不安なような穏やかなような、不思議な気分になる。

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.0

ニコラス・ホルト、ゾンビメイクのほうがイケメン・・(´Д` )

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

3.5

初スタートレック。
CGが秀逸。宇宙船の速度や動きが心地よく、構図もきれい。今更ながら、CGでは絵心や動作への感性が大事なのね。

偽りなき者(2012年製作の映画)

3.0

主人公をガシガシと精神的に追いつめる映画が多い、デンマーク。

ジャッカルの日(1973年製作の映画)

3.6

こんな思い切ったサスペンス映画があったのかと感心。
ジャッカルと刑事の入念で徹底した仕事ぶりに、どちらにも肩入れしてしまう。今朝のオランダーコスタリカ戦ばりに。

グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013年製作の映画)

3.8

以前、ローマ出身の知人が「ローマは世界の首都だ」と言ったのを聞いて「いやいや、他にもっとあるでしょ!」と笑ったが、案外そうかもと思わせる一作。
狂騒の中、唯ひとり真っ当なストリッパーが心に残る。

神の道化師、フランチェスコ(1950年製作の映画)

4.0

とにかく朗らか。清貧とか信仰とか、重苦しいイメージが吹き飛ぶ朗らな世界。なんなんだろう、この映画。

無防備都市(1945年製作の映画)

4.5

「ネオ・レアリズモ」という言葉から、何かつまらなそうと食わず嫌いをしていたけど、すごく面白かった。想像してたより、ずっと劇的で衝撃だった。
それにしても、映画に出てくるナチスの尋問官て、なんでちょっと
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

2.9

無軌道なギャルたちに、寄りそうでもなく、突き放すでもなく、、。キラキラな映像に反して、見終わった後の気分は中間色。

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.0

ぷくぷく動くビデオテープとか、クローネンバーグの造形は結構かわいいところがある。器物と生物のくっつき方とか。

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.8

不気味、怖い、でも面白い、、、と思いながら観てたけど、一日たって思い出すと、なんだか切ない。
奥さん役の女優さんは、誰だろう。すごい。

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.2

主人公にごく自然に敬意を覚えた数少ない映画。やっぱりマシュー・マコノヒーがいい。あとカメラの目線と音楽も。
ロンの病状が変化していく一方、意思はどんどんクリアになっていく、その透明な感覚が後を引く。

コールガール(1971年製作の映画)

3.2

ドナルド・サザーランドに見張られたい。

映画の中で自分が実際に訪れたことのある街を見るとき、最近の映画よりもこういう何十年も前の映画に出てくるときのほうが、記憶の中のその街の印象に近いのはなんでだろ
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

クリストフ・ヴァルツのヨーロピアンとしての矜恃が素敵。
走る馬のアップとか、南部の気だるげな田園風景とか、時々びっくりするくらい美しいショットが入る。