クリストフ・ヴァルツのヨーロピアンとしての矜恃が素敵。
走る馬のアップとか、南部の気だるげな田園風景とか、時々びっくりするくらい美しいショットが入る。
ミュージカル場面は良かったけど、しんどくて二度は観られない。
ラース・フォン・トリアーって、母の愛情とか題材はごく真っ当なのに、表現がひねくれてて、何というか偽悪的?
マックス・フォン・シドーの背中に泣ける。
可哀想なエピソードばかりだけど、ペレ親子がそもそも慎ましく生きているせいか、悲壮感は無い。
それぞれが、それぞれの立場で仕事人としての意地を見せるところにグッとくる。
映画制作へのトリビュートのように感じさせる部分もあるし、ハリウッド作戦自体が気合いの入った虚構だから、実話を超えてハラハラ要>>続きを読む
ティファニーといいお母さんといい、女性たちは苦労はあっても自由で大胆。男性は何かしら抑圧されてるという図式になんとなく懐かしさを感じる。
ジェニファー・ローレンスはもう手足から首から目から、全身から存>>続きを読む
宇宙空間のカットが入ると、イングマル少年の悲しみが広がるという表現が忘れ難い。とても好きだった映画。
ラッセ・ハルストレムの作品で、個人的にこれ以上好きな映画が出てないのが悲しい。
前半の暖かで幸せな宴から一転、後半は恐怖映画に。このギャップのせいか、いやはや、本当に怖い。
脚本がすごく面白い。地味ながら予測不能な展開、演技の掛け合い。特にパーティーの場面は高密度!
ちょっと、スコセッシ映画の性善説版という感じ。
学生時代にイキッて観たものの、雰囲気に酔っただけで、よく理解してなかったな。マックス・フォン・シドーがセクシー。
フィンチャーのイメージする北欧なのか、スウェーデンの燐とした風景がとてもかっこいい。残酷シーンのある映画は苦手だけど、最後まで観れたのは、主人公2人の少し変わったコミュニケーションや信頼関係が、映画に>>続きを読む
熟慮を重ねながら作られてると思うのだけど、なぜ事件から間もない、まだデリケートな状況下で作る必要があったのか。その必然性がいまいち伝わってこなくて、映画としてモヤモヤが残る。
全般に寒々とした映像や音。ブリューゲル特有の丸っこい造形感覚や温かいトーンが出てたら、もうちょっと楽しかったかな。でも興奮したし、何気に豪華キャスト。
みずみずしいという印象。舞台に携わる人たちの高揚感と倦怠感のようなものをとらえてる。
オープニングに挿入されたサラエボ・オリンピックの映像で、一気に映画との接点ができて引き込まれた。私たちはこの街を知っていたなと。