私立探偵さんの映画レビュー・感想・評価

私立探偵

私立探偵

生きる(1952年製作の映画)

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随分前に観た時は途中で寝てしまったので、NHKでやってたのを録画して見直した。
淡々としていてすごくよい。志村喬の目力。
ゴンドラの唄、ブランコ、小説家、公務員をやめておもちゃ工場で働く女の子

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

面白くてくだらなくてほどよくB級感もあって、でも音楽の使い方とかセンス光ってるし、クリエイティブな仕事への憧れを持つサブカルたちの心はくすぐられる。
全部は見きれてないと思うけど細部まで作り込まれてい
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

3回目の鑑賞。
ファッション業界というもの、女というもの、仕事というもの、人生というもの、が描かれていることがバカでもわかるし疲れてても観れるし観始めたら止まらないし何回観ても飽きない。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

エドワードヤン初めて観た。
登場人物がとにかく多いと聞いていたので、心の準備ができていたのがよかったのか、相関図はすんなり入ってきた。
ふたりの会話劇の連続。喋るの早くて、ケンカ多いので、字幕追うのが
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

好きなキャストが出てたので観ました。あと『ブラッシュアップ〜』面白かったので。

花嫁が写ってた旅館のテレビに、「窃盗犯逃走中」っていうニュースも一瞬出しておくのはどう?都内に潜伏してた期間は無しとし
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

森の向こうに道が現れて、灯りがパパパッと点く。石の洞窟がキラキラ光る。世界が丸ごと崩壊する。ああ、これはジブリで感じたことのあるエクスタシーだなとぼんやり思った。
これまでのジブリに出てきた異世界と比
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

暗い話は嫌いだけど、坂元裕二はきっと希望も残すはず、と信じて観に行った。

新聞の見出しだけで何が分かるのか。100%の正義は無い。バイアスのない記憶も無い。真偽や善悪のジャッジなんて、誰ができるだろ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.0

配信が始まってからわりとすぐに観たのだけど、特に感想が浮かばず記録するのを忘れていた作品。私にとって今泉力哉は当たり外れの幅が広い監督。この作品はどちらともなく、全編通してながら見でちょうどいい感じの>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

映画館で観るしかない映画。途中音楽しかいらないってくらいのときすらあった。

原作未読の人でショッキングな展開が苦手な人は、あらすし把握してから観たほうがいいかもしれない。筋書き分かってても辛かったし
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

「漫画家が作ったアニメ」、いや「これが本当のアニメ化」?
あの伝説の試合を疑似観戦したような感覚。名シーン名セリフ全部残した再構築。
あれこのシーンってこの時間に起きてたんだっけ、、って感じで漫画読ん
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.0

会話が取り留めなくてどこか噛み合わない。コーヒーとタバコとチェック模様。途中トリップした感覚になった。
途中で睡魔に襲われて、二重の意味でコーヒー飲みながら観れば良かったと後悔。
一方が去った後の、残
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.5

車内で繰り広げられる会話劇に少しの警句がスパイスとなって、夜の街のかっこよさが彩りを添える。
そして何より音楽が、この映画の語り手になってくれる。この映画がセラヴィなフィクションであることを思い出させ
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0

演説が多くて少し説教くささもあるんだけど、リチャードが語る死生観、よかった。凡庸さに屈するな、のくだりは自分に向けられているものとして聞いた。
私は余命宣告されてないから大丈夫、じゃなくて、生きてる全
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.0

アハハって笑える。
良い役者が一つの画面に多すぎてもはや渋滞している。
でも登場人物のキャラクターをすぐに理解させる力、全員の「生きてる感じ」がすごかった。さっき道ですれ違った人たちのドラマを見せられ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

今さらだけど鑑賞。みんなでワイワイ観るのに最高な映画だなーと思いました。スプラッタ苦手だけど裏側が見れて面白かった。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.0

「あの頃はよかった」じゃなくて「今が一番楽しい」っていう映画。そんなこと私には口が裂けても言えないなって悲しくなった。
同世代の人にハマりまくりだろうな〜うらやましい。あややの魅力にいまいちピンと来て
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

特別な試練がない市井の恋愛においては、付き合う前が一番盛り上がるんだから、映画にするならこの時間軸が正解なのかも。
東京の夜景は雨のときが一番綺麗ね。

池松壮亮の貴婦人みたいな上品な喋り方いいんよ〜
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めがね(2007年製作の映画)

3.0

海がキレー
加瀬亮カワイイー
メッセージがはっきりしていてよい

かき氷を食べているとき、みんなが海の方を向いてるのがいい。

あずきのかき氷、たそがれ、自転車のうしろ、マンドリン、釣り、メルシー体操
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.0

私は前半の方が面白かった。原作は原作でいいんだろうけど、映画だからもっと波瀾万丈な人生が見たかったなあ。
次々と人が死ぬことで、戻らない時間をより強く実感させられる。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.5

テレビをつけたらたまたま冒頭のシーンで、そのまま最期まで観てしまった。
なぜか最近映画観る気になれなかったけど、やっぱショーシャンク面白え。10年ぶりくらいに観たので覚えてないシーンも結構あったけど、
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.0

オープニングのタイトルバック出た時の最強感がすごいな〜。メインテーマは「愛のバラード」(大野雄二作曲)というらしい。良い。
演出はちょっとコテコテすぎるし昭和全開だけど、シュールと思えば面白かった。
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アンディ・ウォーホル/スーパースター(1990年製作の映画)

3.0

ウォーホルとその周辺人物全員欲望まみれっていうのが、期待通り。そしてみんな不安定で繊細。60年代のNYの退廃的で刹那的な空気が伝わってくる。
メディアに積極的に出演し、たくさんの映像が残っている20世
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.5

末っ子気質の人ってこの世に本当に必要だよなあと思った。
家族全員ダメダメなんだけど、いいところが一つでもあれば輝いて見える。
ケセラセラな脚本で淡々としてるところが好みだった。コメディとしても最高。
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