しろさんの映画レビュー・感想・評価

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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.2

Google Earthで家族を探す話という告知をボンヤリと見てから鑑賞。

5歳の時に家族と離れ離れになったサルー。
過酷な体験をしながらも幸せな生活を手に入れる。
しかしそんな中、サルーはいつまで
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.7

愛の物語。
女性である”リリー”。
“夫”を愛しているエルダ。

エルだはリリーの手を決して離さなかったけれど、二人の間にあったものは男女の愛ではなくなってしまって、でもエルダが望んだのは友愛ではなく
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.9

『セッション』の監督の作品だということを鑑賞後に知り納得。雰囲気が似ている。
陽気な音楽やダンスとは対照的に、みんながみんなハッピー!という作品ではない。
歌って踊ってサイコーにご機嫌、という内容を期
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.6

これは素晴らしい。
実写化に際して原作への愛が感じられる。
再現度が高く、安っぽさがない。

ルミエール、コグスワース、ポット夫人やチップたちが好きなので登場の少なさがすこしさみしい。
しかしエマ・ワ
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.9

X-MENシリーズは初期の作品しか観ていないのだが、これはこの作品だけでも十分成立している。

正直ウルヴァリンの弱体ぶりに驚いた。これは本当にヒュー・ジャックマンなのかとキャスト欄を見直してしまった
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

音楽と映像が噛み合って観ていて気持ちのいい作品。
カーアクションも見応えがあり、デートムービーにうってつけ。

BGMはゴリゴリのロックだったりもするのに、退廃的というか、物寂しさが漂っているところも
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

2.7

ストーリーは展開が読めるが、どことなく中途半端な印象。
恋人との出会い、別れ、届かない手紙、家柄の違い、新たな恋、母親との確執などなど様々な要素が盛り込まれているものの、そのひとつひとつのエピソードが
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.2

ニック役のベン・アフレックは残念な男前が似合う。
エミリー役のロザムンド・パイクのサイコパスっぷり、そして見た目の美しさと狂気の二面性にも見入ってしまった。

途中までは面白い。
いなくなったエミリー
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.6

記者たちが奔走し徐々に核心に迫っていく緊迫感があり最後まで飽きずに観ることができた。

こういう実話に基づいたドキュメンタリー映画は退屈なイメージがあったのだが、これは面白い。
宗教に関する知識がある
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.4

読後感の良い本を読んだ時のような、穏やかで爽やかな気持ちになれる映画。

変な言い方になるけれど、アニメだということを忘れてしまうくらい人物や背景が繊細。

細かいところはよく分からなかったりもするか
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.3

小さな違和感がどんどん降り積もっていく感覚があり気味が悪い。
雰囲気や音楽、映像の色味もいいようのない不安を助長する。

レビューを見て伏線があるらしいということを頭に置いてから見たのでそんなに驚かず
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ルーム(2015年製作の映画)

3.5

実際の事件をもとに作られた映画だと思うと胸が痛む。

子を愛するということは当たり前のようで当たり前ではない。
親子だからこそ生まれる葛藤にもがき苦しみ、それでも愛したいという思いが感じられる。

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セッション(2014年製作の映画)

3.3

自意識に苛まれる青年の姿が生々しく直視できなかった。

ドラムを叩く姿はカッコいいというよりも生きる術に必死にしがみついているように見える。

音楽の経験があるともっと楽しめたのだと思う。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.2

映像がとてもきれい。
アリシア・ヴィキャンデルがほんとうにお人形さんのような美しさでうっとりするほど。

そしてドーナル・グリーソンはごく普通の恋する青年役がめちゃめちゃにハマり役だと思う。
クラスで
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.8

無重力がリアルに感じられてすごかった。
宇宙の美しさもずっと観ていたいほど。

サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの関係をもう少し見せてほしかったかなと思う。

これは大画面で観るべき作品。

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.2

“war is a drag”という言葉が冒頭に出てくるが、この映画が描いているのはまさにその通りなのだと思う。

正直一度見ただけではよく意味がわからない部分もあり、ネットで検索して補完した。
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.3

3時間という長さながら飽きることなく観ることができた。
シンドラー役のリーアム・ニーソンがとても魅力的。お顔と役柄がピッタリ。

「このリストは善のリストです。命のリストです。このリストの外側は死の淵
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.8

『湯を沸かすほどの熱い愛』、タイトルになるほどなー!と思える映画。

妻のために何かしたい、会いに行かなきゃと思いつつも病院へ足を運ぶことのできないオダギリジョーの演技がよかった。
愛する人が弱ってい
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.9

アン・ハサウェイがとにかくかわいい。
どのシーンを切り取ってもおしゃれで観ていて楽しい。

正直ストーリーはザックリしているなと感じる部分もあったが、それも含めていいなと思う。

友達とキャッキャ言い
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怒り(2016年製作の映画)

3.9

愛した人は殺人犯なのか?という文言が予告編に踊るが、主題は犯人探しではない。

愛する人を、大切な人を、信じた人を、信用することができない苦しみ。
鑑賞後は表題の『怒り』とは、誰に向けられた怒りなのか
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.1

難しいことはなにもないハッピーな映画。

ウーピー・ゴールドバーグが指揮を取って初めてみんなで『Hail Holy Queen』を歌うシーンがとても良い。
自分に自信のなかった少女がのびのびと歌う姿に
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

インセプション(植え付ける)。
夢の中に入り込み、あるアイディアをインセプションするという話。

夢の中では思ったことが現実になるということで、映像がとても面白い。
銃撃戦のシーンが多かったが、夢を創
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

天才的な頭脳を持つ青年のサクセスストーリーではなく、ひとりの人間が再生するまでを描いたり作品。

信頼とは命そのものというセリフが冒頭にあるが、まさしくその通りで、なにかを信じることにはエネルギーが必
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.1

音と光が抑えられていて、静かにストーリーが進む。
人間の生死が生々しく描かれている。

痛々しくて薄眼で観た場面もあるけれど、グロテスクな見せ方をしているわけではない。
男前な役どころというレオナルド
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.9

恋愛ものかな、と思って観たけれど、親子愛を描いたとてもやさしい話。
父親役のビル・ナイの演技がとてもよかった。

当たり前のように繰り返される日常を大切にしようと思える映画。

カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

2.9

街が倒壊していくのを描いたスケールの大きさはすごい。

両親が娘を助けにいくというよくある構図で、展開にそれほど驚きがないのが残念。

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

2.3

竜巻の映像は迫力があります。
あらゆるものを飲み込んでいく様は圧巻。

感情移入できる愛すべきキャラクターがいなかったのが残念。
この人には絶対に生き残ってほしいと思える登場人物がほしかった。

クーデター(2015年製作の映画)

2.8

ご都合主義な展開も確かにあるけれど、緊張感があって飽きずに見られる映画。

暴力や人の悪意が生々しく描かれていて、見ていて気持ちのいいものではない場面も多々ある。
つまらなかったわけではないが、もう一
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