Shiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Shiro

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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

「チョコレートドーナツ」に似た構成

前評判での期待値を上げ過ぎていたので、ちょっと物足りなかったなぁ

出演者の演技やお話は好みだけど、演出の突拍子の無さと、キャラクターのやや過剰デフォルメが気にな
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メメント(2000年製作の映画)

4.3

20年ぐらい前に観て当時あんまよく分からず、久々に視聴

今回とりあえず最後まで通して観たけど、全然覚えてませんでした

カラーとモノクロのルールを踏まえて、さかのぼりながらもう一度観ました

やっと
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千羽づる(1989年製作の映画)

3.7

最初はほんわかしててドラマみたいな作りだけど、後半は可哀想でしかない

昔よくあった夏休みの出校日とかで観るような内容

あの像にはそういった経緯があったのかとしれただけでも良かったです

母は強し

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

韓国人キャストで是枝監督

韓国人監督には無い感じが出てました

テーマは重いはずなんだけど優しい雰囲気

ただ最後まで登場人物達に魅力を感じれなかったのが残念

タイトルからして敏腕と思わせといてド
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プリズン・エクスペリメント(2015年製作の映画)

3.9

実際の実験をかなり忠実に描いた映画なのかな

「es」でその実験は知ってましたが、あちらの方がエンタメ性があって面白い

こちらは延々とイジメを見せられる事になるので、ある意味リアルだと思います

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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.0

ただただ叔父と姪の生活を見せられるんだけど、不思議とダレずに最後まで見届けられました

「パターソン」もそういったジャンルですが、あちらは結構長く感じてしまったので、これは好みの問題なのかも

「運び
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運び屋(2018年製作の映画)

4.3

失礼ながらヨボヨボのクリント・イーストウッドが愛おしすぎる

可愛げあるのにやることやるし、昔人間すぎて差別的な表現で毒づくのも最高

タコス野郎って

主人公が教えを説いたりロードムービー的なところ
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無聲 The Silent Forest(2020年製作の映画)

4.0

実際あった事件だそうで

映画でのキツさでいうと「トガニ」の方がキツイ

でも十分こちらも悲しみや怒りが湧いてくる内容でした

「トガニ」と違うのは、怒りのぶつけどころが一点では無い所

気持ちはわか
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ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

4.0

マフィアのボス役が作ったお話を主人公のお父さん役が監督した映画

初見ではボスがただのオヤジにしか見えなかったけど、見続ける事で魅力を感じ出しました

90年代制作なので良くも悪くも古めな作り

主人
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.1

主人公ヒュー・グラスってホントにいたんだ

息子の話とかは脚色されてる様ですが、概ね事実に基づいているらしく、冒頭の先住民による襲撃、熊とのバトル、生にしがみつく様など、映像の迫力が素晴らしい

流石
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.9

原作既読

韓国映画版は昔観てあまり覚えてない状態

今作は韓国版寄りの作り

原作は監禁理由をとことん引っ張って、オチが弱かった印象

そんな理由で?となったのを覚えてます

一方韓国版はオチや登場
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.0

甘酸っぱい

盲目の少年レオナルドと、幼馴染で友人にしてはあまりにも親交が深い女子ジョバンナと、新しい風を吹かせる転校生ガブリエルの3人によるお話

男女2人のやり取りを見て、どちらがどう思っているの
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

思ってた展開とは違いましたが自分は楽しめました

わかるっちゃわかるけど父親の考えにあまり共感できず、家族第一で考えたら母親の考えがいいのかも

とにかく夫婦のいざこざに巻き込まれた家族のお話

面白
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

先天性ではなく、突如として自分の生活が一変してしまう状況だとしたら、一縷の望みでもかけたくなると思います

どちらが正しいのか判断が難しい

あの団体にいるメンバーと主人公の性格との差はあると思うし、
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.1

15年以上振りに視聴

脚本が綿密に練られてて、時間軸を交差してあらゆる視点で撮られた映画

このちょっと前にタランティーノのお家芸でもあったし、宮藤官九郎もよく採用していた方式

同時刻のいろんな視
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.1

ずっとヒリヒリした

思春期ならではの自分でもよくわからない感情がとても上手く表現されてました

「燃ゆる女の肖像」でも出てたアデル・エネルの妖艶な目

嫌われててもそれがどうした的なキャラがバッチリ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

あまり前情報取らず観たので、聾者の女の子が歌う話だと勘違い

CODAってそういう意味だったんだとわかりました

所々「シングストリート 」で見たような描写がありつつ、そもそもあの彼は主演の男の子でし
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少年の君(2019年製作の映画)

4.0

主演2人の演技が素晴らしい

純愛

涙ながらの髪の毛のシーン良かったな

ストーリーよりも演技力と音楽、映像がとても良かったです

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

こんなにも必死さのない主人公も珍しい

もちろん過去で色々やってみた事はあるんだろうけど、今の状況を受け入れてそれを満喫している

もし自分だったらと考えた時、自分もそっち派かな

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

ジョーダン・ピール監督作は過去2作とも鑑賞済み

始まって早々ホラーみあるなと思いながら観てたら、最終的にホラーではなかったですね

単純にSFかと思わせて、いつも通り社会派のテーマを入れてくる辺りや
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.7

今までのシリーズは1作ぐらいしか観たことなかったけど、果たして寅さんがCGで出てるのかどうなのか気になっていたので観ることに

オープニングでいつもの口上なのですが、なんか声が違う

誰?と思ってたら
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架空OL日記(2020年製作の映画)

4.0

劇場版ですがドラマ版とやってる事はほぼ一緒

OLあるあると愚痴がメイン

よくまあこんなにエピソードが出てくるなと感心

所々アドリブっぽいやり取りが面白かったです

メイン所が全員「ブラッシュアッ
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かくれんぼ(2013年製作の映画)

4.2

脚本が秀悦

ミスリードにしてやられました

ハラハラさせるしホラーみあるし、ちゃんと伏線を散らせてあって上手い

ちゃんとかくれんぼ

無理ある設定や、ピンチの打開作がワンパターンなのは否めないけど
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

4.0

ファンタジーいいね

原作を中盤ぐらいまでしか読んでない上での感想です

割と原作に忠実で、世界観を上手く表現していたなと思いました

もうちょい感情がないと思ってた主人公像とは離れてましたが、あれは
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

実写に近いアニメという感覚

時代を感じさせる描写はあるものの、アニメ自体は古臭く感じなかったです

内容は全然違うけど「AKIRA」を思わせる雰囲気

ミスリード誘いながら中盤ぐらいでなるほどそうい
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.0

ずっとベット下にいるのかと思ったけど、男の執念の一部でした

主人公の行動自体とても気持ち悪い事なのに、それに増す旦那の行動がそれを打ち消す程

もうちょい何か他の手立てが無いかなと思いましたが性格上
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悪魔は誰だ(2012年製作の映画)

4.0

犯人が誰なのか、先が気になる作り

韓国映画お決まりの警察の怠慢な感じとか、「殺人の追憶」の若手刑事の役と同じ役者さんなので、もしかしたら犯人分からないパターンなのかと思いましたが、ちゃんと解決しまし
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海洋天堂(2010年製作の映画)

4.1

なんて優しい笑顔のジェット・リーなんだ

終始笑顔が素晴らしすぎて優しさが溢れてる

息子役の人もかなり勉強したのがわかる程、与えられた役を上手く体現していたと思います

日本人には聞き馴染んだ久石譲
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.6

昔一度観たけど内容全く覚えてなくて、久々観てみたらなんとなく思い出して来ました

この時代アニメのカットインとか細かいコマ割り流行ったなー

今でもそれしてる監督いますけどね、中島哲也監督とか

当時
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.0

実話かぁ、凄いな

絶望的な状況を自ら打開して行く様が素晴らしい

組織に対して個人の力の無さが浮き彫りになって来るけど、それでも生にしがみつく気力

基となった人も凄いが、演じたマシュー・マコノヒー
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マルティニークからの祈り(2014年製作の映画)

3.9

韓国映画によくある、国の機関が適当でわなわなする内容

脚色も多少はあると思いますが、実話に基づいているので恐怖でしかない

娘ちゃんが可愛くて、泣く演技が上手

軽い気持ちで危ない話に乗るととんでも
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あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.0

まるで80年代ー90年代の映画を観てる様で、テンポよく事柄がトントン拍子で進んで既視感ある設定ではあるけど、終盤に山場をいくつか用意してあって驚き

とりあえず母親にあまり感情移入は出来なかったです
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白いリボン(2009年製作の映画)

3.8

「異端の鳥」観た時と同じ感覚

モノクロで長く坦々と薄暗い雰囲気を味わえる

事件の犯人が誰とかあまり重要じゃなくて、ある村でこんな人達がいて、こんなことやあんな事がありましたよ、といった作品

確か
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鬼畜(1978年製作の映画)

3.9

前半の岩下志麻による子供に対しての折檻がキツイ

韓国映画とかでよく見るマジビンタや、無理やりご飯詰め込んだり、今の日本映画では絶対出来ない演出

子供達のセリフは基本棒読み的ではあるけど、それが逆に
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知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.8

今泉監督の中では割とおとなしめ

群像劇なのでほぼ全員が絡む

何故韓国俳優を入れたのかわからないですが、韓国男性3人は同じグループのアイドルらしいです

1番良かったのは芹澤興人と木南晴夏のやり取り
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.9

今作に似てた「裸足の季節」を観て、久々に観たくなったので観てみました

全体的にあちらのが重く、キツイ展開の後の希望が見える反面、今作はそんなにキツイ描写はないけど娘達の力ない目が印象的

ストーリー
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