Shiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Shiro

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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.1

貧困著しい国ではどこでもありそうな事柄

そして日本でも戸籍のない人は多数いるわけで、この映画を通して各国難しい問題を抱えている事の警鐘になったらいいなと思いました

作りがとても自然で、ドキュメンタ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

「ミッドナイト・イン・パリ」ばりのオシャレさ

思ってたニューヨークと違う街並み

こんなに雨を美しく撮れるなんて流石

映像、音楽も良かった

なんて事ないお話なのに最後までちゃんと楽しめました
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逃げた女(2019年製作の映画)

3.8

本当の幸せ、存在価値を再確認したかったのかな

自分に無い強さをかろうじて出してみたり

長回しと独特なズームが印象的

自分的にはもっとヒリつきが欲しかったのでちょっと物足りなかったです

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

確かに耳が聞こえずボクシングをするとなると、ゴングもセコンドの指示も聞こえずかなりのハンデを抱えることになる

試合に重きを置いてるかと思ったけど、主にケイコの日常や関わる人々の話がメイン

とは言っ
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.2

うーん、思ったよりもハマらなかったなぁ

ワンシチュエーションの群像劇は好みだけど、好きな要素があまり無かったのが残念

富裕層じゃないから仕方ない

GONIN(1995年製作の映画)

4.4

今まで何度も観てきましたが、久々にまた観たくなって観ることに

初見時は10代の時で、物凄く衝撃を受けたのを覚えています

制作時の時代もあって、作りの荒さや男臭さがたまらないです

この作品はとりあ
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君が生きた証(2014年製作の映画)

4.0

こうなるだろうな、という想像していた展開とは違った作り

ある意味斬新

勝手に自分の中でフィルターをかけてしまったのと、ハードルを上げすぎてしまって、それのせいかのめり込みきらなかったのが残念

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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.9

日本人は働きすぎだと言われているけど、どの国でも起こっている事実

時間指定されている荷物をほぼ時間通りに、それらを大量に運んでいる方々にはほんと感謝しかないです

時間に追われてたり、日々忙しい人が
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鬼灯さん家のアネキ(2014年製作の映画)

3.6

今泉監督作なので観てみました

原作のせいなのか今の監督のテイストとはちょっと違って、前半エロコメディでわちゃわちゃしてました

でも後半に繋がります

自分の思っている監督らしさがあまり感じられなか
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.0

「愛なのに」に続きおふたりの監督脚本なので観ました

コミカルさやヒリつきはあちらが強め

こちらは全体的にゆるく、修羅場もそんなに感じさせないテイスト

もちろん今泉監督らしさもあり、終盤の長回しに
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あの日々の話(2018年製作の映画)

3.9

話してる内容でそれぞれの関係性を理解しつつ、悪ノリ、修羅場を楽しみました

オジサン1年生の独白と、OBの「お前の誰もあさってへんからなー!」がウケました

誰も知らない役者さん達の中でふらりと現れる
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.2

脚本のみだけど今泉力哉節が効いてて面白かったー

瀬戸康史も良かったけど、中島歩のなんかモテそうなのにダメダメで常に気だるい感じで胡散臭いキャラが最高

今回特に良かったのが向里祐香

確かに奥さんよ
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.0

10数年ぶりに再鑑賞

もう瑛太と松田龍平出てるだけで満足(まほろシリーズは観たことないけど)

なんかでまた共演してくれないかなーと思いながら観ました

自分的にあまり伊坂幸太郎と相性が良くないので
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

ドラン監督作品を初めて観ました

なんとなくジェンダーなお話を主に作っている印象でしたが、こちらは家族もの

両サイド黒い1:1の画角でショートフィルムっぽい感じ

願いが叶って幸せだけど、不安な生活
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お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

3.9

無愛想で普段感情薄めなのに、一旦スイッチ入ると面倒臭い人

ほったらかして欲しいのに顔が良いだけにほっといてくれない

基本誰も信じてない拗らせ女子

萩原みのりが主なストーリーを担ってますが、あまり
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ゼンタイ(2013年製作の映画)

4.0

「恋人たち」に続き橋口監督の作品を

評価やジャケットの雰囲気からしてどうなんだろと恐る恐る観てみたら面白かったです

映画というよりもシチュエーションコントに近い

それぞれのエピソードの観察眼が冴
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恋人たち(2015年製作の映画)

4.3

三者三様絡む人みんな生々しい

一つ一つの言動が心に残りました

インパクトの値だけでいうとかなり強烈

監督の感じる気になる事柄を全て詰め込んだような作品かな

昔、伊丹十三の作品を観た時に近い気持
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

ホント嫌な気分にさせるの上手いな

こんな人いそう、こんな事ありそう、が溢れてる

現実、迷惑系やくだらない動画とか多いけどそれらに対する注意喚起にも見えました

岸井ゆきのと若葉竜也の2人が見れただ
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.7

観終えて原作が浅野いにおと知り、らしさ全開の鬱鬱とした雰囲気

主役2人共結構体当たりな演技で頑張ってました

浅野いにおの他の作品の漫画は読んだことありますが、進んでいくにつれてこちらも疲れてくる
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ハウス・オブ・フィアー(2007年製作の映画)

3.0

字幕がヒドイ

初っ端から「これは間違った方法です。どうしてここに来たんだ」てな感じで、とても同一人物が喋ってるとは思えない様なヤバめの訳が施されています

この字幕がとてもこの作品を面白くしています
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.2

いきなりアニメが始まるので観る映画間違えたかなと思ってたら間違ってなかったです

むしろこのアニメが、全部観終えた後で割と大事なシーンだったのに気付きました

全体的に緩く、沖田修一らしさ全開

コミ
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裸足の季節(2015年製作の映画)

4.0

女性監督ということもあって「ヴァージンスーサイズ」っぽかったです

序盤観ててあちらより軽めかなと思ってたけど、宗教観やヘビーな展開になりだして、こちらも結構な感じだなと思いました

無邪気で活力のあ
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.7

ほぼその後がメインとなるので、加害者のお話

実際の事件などの文献をかなりの数参考にしているだけあって、特に現代のリアルさがありました

子役達の演技は概ね良かったですが、大人がちょっと気になったかな
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成れの果て(2021年製作の映画)

3.7

雰囲気は好み

みんな迫真の演技で、テーマは重め

ただリアリティがあるようでそうでもなく、共感できなかった部分が多かったです

ヤバい人多いし

萩原みのりの演技は素晴らしかったです

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.9

若い時のメッシみたいな子がずっと怯えた顔をして生活してる

学校でも家庭でも、大人による圧力が凄いから

80年代といえばまだ日本も教師の圧力あったし、親やじいちゃんが怖い家庭も割と多かったと思います
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草の響き(2021年製作の映画)

3.8

佐藤泰志らしさが出てる雰囲気

終始雰囲気が薄暗く、テーマも重め

精神的に病んでる人の葛藤とそれを支える家族の葛藤

誰も責めることが出来ないのが辛い所

東出昌大の演じる自分本位な行動がとてもリア
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恋する日曜日(2006年製作の映画)

3.6

可愛らしい若葉竜也が見れただけで満足

なんて事ない、若者の四角関係を描いた内容

とりあえず終盤以外は相手を思いやる気持ちが薄いです

若いからでしょうけど

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

お薬の謎の所とかワクワクしたし中盤まで面白かったけど、途中から失速したかも

自分の中でピークはその辺でした

もちろん後半にも盛り上げポイントはありますが、ちょっと刺さらなかったです

不穏な人系で
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.7

題材はとても素晴らしい

ストーリーが残念

映画の宣伝効果として殺人を入れているのはわかるけど、国の現状や国のあり方をもっと掘り下げてほしかったな

惹きつけるはずの殺人パートがノイズになってて、寧
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ソウル・フラワー・トレイン(2013年製作の映画)

3.6

序盤〜中盤までワクワクする感じだったけど、後半に差し掛かって、好みな感じじゃなくなっちゃったなー

娘のそこに至るまでの理由があまり語られないけど、大筋の内容はとてもわかりやすくほっこりすると思うので
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.1

かなり前に初めて観て、何年か経ってちょこちょこいろんな場面みたりして、全部通しで見るのは今回で2度目になります

最初観た時知らなかった役者さん達が、今になってかなり知ってる人になってるのがまた更に楽
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

2人の馴れ初めから始まり、付き合うまでと付き合った当初のやりとりにニヤついてしましました

有村架純上手いよな〜

登場人物の運命的すぎる展開がちょっと気になりましたが、終わり方も良く、坂元裕二らしさ
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疑惑とダンス(2018年製作の映画)

3.9

50分ぐらいで丁度良い内容

セリフ噛んだり会話の衝突が度々起こるので、凄くリアリティのある会話劇かと思ったら全編アドリブらしいです。なるほど

なので脚本らしい脚本は多分なく、役者に全任せで上手くス
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still dark(2019年製作の映画)

4.4

短くて展開とか少ないけど、わかりやすく伝えたい事を詰め込んで毒素無しの良質作品でした

主演兼監督の人はナチュラルな演技で見えない感じを上手く表現していて、ケンタ役の人は底抜けの明るさと熱さを出してて
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.4

当時映画館で観て以来久々視聴

ガリレオはドラマ版はあまり好みじゃなかったけど、今作や「真夏の方程式」は切なさ帯びてて好きです

原作は未読で原作ではかなり醜男設定らしく、割と二枚目寄りの堤真一ですが
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

3.4

とてもバカバカしい内容を役者さん並びに制作の方達がとても真剣に取り組んで作り上げた映画

「デトロイトメタルシティ」と同じ原作者さんなので予想通りでした

多分原作に忠実に作ってるとは思うけど、笑いの
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