あおやさんの映画レビュー・感想・評価

あおや

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宇宙戦争(2005年製作の映画)

4.0

終始何が起きているのかわからず、何が起こったかいまいちわからず終息する。

トムクルーズですら世界を救えずただひたすらに翻弄されるしかないのだから、わたしたちにはできっこないということを痛感できる。セ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

題字のぐるぐるが時計回り……

何かのインタビューでソン・ガンホが「そして人生はつづく」の映画だと言っていたけれど、最後の最後のワンカットがまさに。

こういった格差を描く中で、生活の豊かさとか教養と
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アントマン(2015年製作の映画)

4.0

アリンコヒーロー!
テラフォーマーズでもパラポネラとして登場する弾丸アリ。ちっちゃくっても油断できない!

予告の時点で想像はついていたものの、小さくなって(周りが大きくなって)のアクションは振りも大
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プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.9

思い出したようにやってきた真夏日に。
間に合ってよかった!これを見ずして夏は終われない!!!

愛すべきナード少年・ダンカンのひと夏の成長物語。「お前は10点中3点だ」と言ってくるようなサイテーな母親
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

4.0

あっちゃんはあまりでてこないので安心して観て大丈夫です。完全に配役ミスなのでは…?こういうのが好きな層には届かなさそうだし、あっちゃん目当てで観た層には響かなさそう。結局中途半端になってしまってる感も>>続きを読む

キャラメル(2007年製作の映画)

4.0

女に国境も年齢もないのだ!

それぞれが悩みを抱えながらも、陽気に強かに生きる女たちのレバノン映画(レバノンってどこだ?)。
ナディーン・ラバキー、リッチな目元が印象的な美女でありながら監督・脚本も自
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台風クラブ(1985年製作の映画)

5.0

人はいつ大人になるのか?
それは台風が近づいたとき、ワクワクするより先に電車の心配をするようになってからだ。

ミツメの「Disco」とのマッシュアップがYouTubeにあがっていて、気になったので鑑
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ジュピター(2014年製作の映画)

3.0

人の「面白い」が本当に面白いなのか犠牲者を増やしたい面白いなのか信用できなくなるほど面白くない、と聞いていたのでかなりハードルを下げて観ましたが、やっぱり面白くなかった!

あとあと考えてみればこの作
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

5.0

「好きそう」とすすめられ、まんまとハマってしまった。

とにかくビリーが世界一かっこよくてかわいいダメ男なので、自分の好きな主人公トップ10にははいる良さ。確かに、童貞をこじらせてるといえば全くその通
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

4.3

新作に向けて。

シリーズの中では1番好きかもしれない。説明もほどほどに、トンデモ夫婦に半ば無理矢理島に連れてかれ、あとは恐竜まみれ。「あの島には行くなよ、絶対行くなよ」のダチョウ倶楽部の流れは少し短
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.7

新作に向けて。

マルコム博士が主人公?!と驚きつつも、でかい恐竜2匹がガツッと戦うところや街で暴れるT-レックスは本当によくやってくれた…!それがみたかった!!
マルコム博士の娘がベストキッドみたく
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.0

中学や高校の頃よく授業で見せられたけれど、キチンと通して観たことがなかったので新作に向けて復習。今からジュラシックワールド観にいきます!!

やはり前半の説明がやや長いな〜と感じつつも、恐竜たちがでて
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.4

「her」にうっすらと漂う狂気というか倒錯した感じをググっと濃くしたような作品。なるほどこの監督が撮るなら単純なほんわか純愛ストーリーにはならないなあ。

ジョン・マルコヴィッチの頭に入ることに取り憑
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

脳科学どうこう、というのは言いすぎかなあと思うけど、頭の中ってもしかしたらこうなってるんじゃ!と思うとワクワクした。
何より人によってそれぞれこれに個性があるあたり流石ピクサー、自分の頭の中の5人はど
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

渋谷TOHOにて。
渋谷で観ると、終わった後に撮影場所?めぐりができてとてもよかったのでオススメです。

もはや「細田守監督作品」というブランドなのかもしれませんが、本作は圧倒的にシズル感がないという
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SHIFT 恋よりも強いミカタ(2013年製作の映画)

4.1

ずーーーっと待って、ようやくDVD化されてました。

好きになった男性・トレヴァーは同性愛者。まるでカップルのように戯れて過ごす毎日。募る恋心と依存、諦めと見せかけの前進。
「私は?私のことは愛してる
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

4.5

タイタニックの2人が破滅へ向かっていく夫婦を演じる。

"もしあの時、船が沈んでいなかったら…?"
直接つながってはいませんが、永遠の愛は存在しないという、より強い絶望を感じざるをえない。よくこの2人
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.4

未見であることに恥ずかしさすら感じさせてしまう名作中の名作。
初めて観ました。すみません。

ストーリーは単純で、豪華客船タイタニック号で偶然出会った身分違いの男女が出会い、恋に落ち、不運なことに船は
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

恐るべし安藤サクラ。
社会不適合なニヒルなかっこよさが似合うだけではなく、この"社会不適合さ"が実にリアル。
斜に構えているものの、接客業を始めれば動作ももたついていてモゴモゴ。明らかに男性に慣れてい
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デアデビル(2003年製作の映画)

3.4

劇場でみたリブート版の予告がよく、興味を惹かれたので。

盲目のヒーローという設定はすごくいい。同時にその主人公が"見えている"世界をどう表現してゆくかも映像化する際のポイントとなってくる。
雨という
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

4.0

なんだこの宣伝詐欺は……。
LINEみたいな寒い会話がのったちゃちいポスターに騙された。ロージーと一緒に笑って泣きました。

「あと1センチの恋」という邦題の影響もあってかすれ違いという面に目が向いて
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

He's back !!!!!
1,2をオマージュどころかそのままそっくり再現してしまうのには驚いた。カット割までまるごとですかね?今の技術はすごい…。
その他にも見た覚えのあるシーン、聞いた覚えのあ
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.9

どこでみかけても高評価、その上すでに第3作目が製作決定していると聞き、ミーハーながら鑑賞。

gleeなどに詳しくないので、印象としては「下品なハモネプ」。音楽がいいのはもちろん、1人1人が個性的ない
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

4.3

いつもPTA作品を観た後は「夢をみているようだった」という感覚に陥る。それはいわゆる「夢みたい」と表現するときのソレではなく、夜眠っているときにみる夢そのもののようなのである。本作は特にその色が濃かっ>>続きを読む

ターミネーター4(2009年製作の映画)

3.8

ジェニシスにむけて。
「猿の惑星からきたジョン・コナー」から一転、みんな大好きバットマンになったジョン・コナー。

ターミネーター第4作目、と考えると評価しがたいが、スピンオフだと思って観るとこれはこ
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.5

ジェニシスに向けて。
おいおいおい、ジョン・コナー少年の劣化は作品にも反映させなくていいでしょ!なシリーズ第3作。「猿の惑星からきたジョン・コナー」とレビューしていた方の表現が秀逸。

評判はめちゃく
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

5.0

ジェニシスに向けて。
キャメロンは本当に第二作目を作ることに長けている……。

この作品単体としても十分に楽しめるが、サラの異常な強迫観念とカイルへの想いは1を観てなくては理解できない。カイルの幻想を
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

ジェニシス公開にむけて復習。初代ターミネーター。
世間一般には2のイメージが強いですが、このころのシュワちゃんはとにかく怖い!そして若い!
ただひたすら自分を殺すことを目的として迫り来る最強のターミネ
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

5.0

初の4DX。
なんて言葉にしたらよいのやら……。とにかく画面で起こっていることを処理するのがやっとな140分だった。一言で言えば、「一言で言えない」。
とにかくも、宣伝ポスターのセンターはホークアイと
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「思い出はいつも綺麗だけど それだけじゃお腹がすくわ」
現時点で自分が1番好きな作品。

両親が不仲だったために愛に執着したディーン、不仲だったからこそ愛を信じられなかったシンディ。そしてそういった家
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転々(2007年製作の映画)

4.3

この間知り合いがおもむろにやってきた「蟻!」の元ネタはこれか!!!

東京を転々と、転々と。
季節は秋だけど初夏の気だるさにもよく合う。「大学8年の秋」というなにげない冒頭にすべてが詰まってる。もう地
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

IMAX 3Dで。
元々男くさ〜い映画は好きなので期待に期待を重ねて観にいきましたが、
????????
これ女性のための映画だ……。

もちろん世界観は泥くささ全開で、アクションも冒頭からラストまで
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ガンモ(1997年製作の映画)

3.2

「きれいはきたない きたないはきれい」
この耐え難い類似をみよ。

猫の虐殺、身体・精神障害者たち、バスタブで食事………
まるで私たちが何に対して目を背けたくなるかを実験しているような映画であり、人に
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.6

"but it did happen"
(だがそれは起こった)

「映画のような話だが、これは実際に起こっているんだ。実際に起こっているから映画にされるんだ。」
PTA監督による壮大な群像劇。3時間で
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

試写会にて。
今までてんで姉妹に興味がなかった私ですが、お姉ちゃんが欲しくてたまらなくなる映画でした…。20代半ばにして、支え合うというよりはそれぞれ別の道を歩くお互いを隣で見守ってるような関係、すご
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