しづおさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

しづお

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ハイヒール(1991年製作の映画)

3.0

カラフル! ファッションや空間の色彩が楽しい。全体的には、変な話…と思ったけど、意外な展開、行動に時々ハッとさせられた。舞台にくちづけし、くっきり残るキスマーク、唐突で刺激的な楽屋でのセックス、涙する>>続きを読む

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.6

予備知識なく見て、酒場からの転調にびっくり! なんじゃこりゃ、笑える〜! 
前半のテイストも良かったので、あのままいった話も観てみたかったけど。
酒店の店主が燃える時、ポップコーンが弾ける、セックスマ
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

2.9

やめろ!と言われておしっこをやめたり、悲しんだり、迷ったり…犬の演技が凄い!
こじらせ中年の可愛いラブコメで、告白のシーンの言葉も選びもいい。思ったより良かった。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

犯罪ものだけど、とってもおしゃれ〜。
顔も体型も、あどけない天使のような主人公のイッちゃってる度が凄い。その友人家族も、両親も結構なもんだけど。映像、間の取り方、インテリアやファッション、音楽、どれも
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.0

ホラーのようでヒューマン。シャマランっぽい。伏線は回収されるものの、つっこみどころは多くモヤモヤする。でも、とにかく風景が抜群にいいのと、アニャの魅力(美人なわけではないのに、目が離せない、引きこまれ>>続きを読む

火口のふたり(2019年製作の映画)

1.3

エロさを感じないセックスを延々と。セリフで設定や想いを話しまくるのも嫌。音楽の入り方もわざとなのか、心地悪い。

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.1

観たことのないジャンル。素晴らしい!
ラザロの純粋無垢な瞳。脚本も凄いけど、よくこの役者見つけたなぁ。
咳こむ青年にタバコを渡すシーン、田舎の荒涼とした美しさ、樹の下で流す一滴の涙、狼が嗅いだ善人の匂
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.5

とにかく、ゴーストの造形がいい!立ち尽くす、柱をガリガリする、ぺしゃんこに潰れる…どれもどこか間抜けで悲しそうで愛しくなった。夫の作った曲もいい。ゴースト同士の会話には字幕ありで、スパニッシュ?の家族>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.0

中盤からテンポが随分とゆっくりで、コメディタッチな割にはオチもイマイチに感じた。昔の人種差別をコミカルに描いた…かと思いきや、ラストでのメッセージ性にびっくり。そうだったのか、現代アメリカ! 勉強にな>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.7

新型ウィルスが世界中で感染爆発する、というコロナの予言のような映画。
展開は早く、キャストも豪華。感染源を突き止めようとするプロが、あとちょっとというところで感染してしまったり、嘘情報で一儲けしようと
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

勘違いかもしれないから、120まで数えて待とう…という冒頭の待ち合わせ?シーンからもう良い。3人とも存在感いい。クラブも、家でだらっと体の上に乗るのも、開店祝いの花運ぶのも、なんでこんなに全部リアルな>>続きを読む

ダブル・サスペクツ/ルーベ、嘆きの光(2019年製作の映画)

2.5

「警察24時」的に様々な事件が次々と目まぐるしく起こる前半。中盤〜後半は1つの犯罪を犯した女性2人の尋問の様子がじっくり描かれて、長い…と感じる。わざと長く感じさせてるのかな、というくらい前半とテンポ>>続きを読む

死体が消えた夜(2018年製作の映画)

2.7

つまらなそうなホラーから、サスペンス、そして復讐劇へ。思ってたのと違う方に進むのは楽しめたけど、そんなに精巧には作られておらず、どのパートもうーん…。追い詰められる男がそこまでの悪人でない感じなので少>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.6

そうくるかー!という愛の展開。
気立ての良さそうな田舎娘を見染めるレストランシーン、別荘での採寸シーン、妻のシリアルの食べ方に嫌悪感を感じるシーン、パーティに出かけた妻を追いかけるか、ドアの前で立ち尽
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モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!(2018年製作の映画)

3.2

隅から隅までキュートな作品。ドラキュラの父、子沢山の狼、その他沢山のモンスターがみな可愛い。エンドロールも凝っている。1作目(は結構前に観た)も可愛い話だったけど、今回の方が細かな笑いありで大人向け。>>続きを読む

テルマ(2017年製作の映画)

3.0

不穏で美しい北欧ホラー。
二人の女の子が綺麗でよい。思春期の女の子と超常現象の相性もよい。いい力の使い方分かって良かったネ。

告白小説、その結末(2017年製作の映画)

2.9

母との確執を本にして売れっ子になった女性作家。身内をネタに金儲けして、と中傷を受け、次作が書けずにいる中、ミステリアスで心許せる不思議なファンと出会って…。「ミザリー」を彷彿とさせるけど、ん?これは彼>>続きを読む

アレクサンドリア(2009年製作の映画)

3.1

古代に実在した女性哲学者の悲劇。
哲学といっても宇宙や地球を考察したりなのでむしろ科学だけど。それに相対するように描かれる、宗教。考えることではなく信じることを押しつける宗教が、人を凶暴化させていく。
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

2.5

小娘の恋愛。オードリーじゃなきゃ保たない話だな。

卵の割り方、グシャッ! って。笑
効果音がでかいのもあるけど、上手くなってない。笑

ホリデイ(2006年製作の映画)

2.3

ケイト・ウィンスレットが会社で恋人に酷い仕打ちを受けて、普通に電車に乗って家に帰り着く。んで、家で号泣。妙齢女子は家に帰ってからわんわん泣く、ってのがコミカルだけどリアルだった。

寝ても覚めても(2004年製作の映画)

2.4

wowowにて鑑賞。この時期にぶっこんでくる商売っ気と、それに乗ってしまう野次馬根性…。てへ。
つかめない男を好きになっちゃう、大人しそうに見えてぶっ飛んでる女子の話。総じて雰囲気が良いのと、唐田の演
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.1

名場面として紹介されたものを部分部分で観て、なんとなく観た気になっていたけど、通しで初鑑賞。ラストの記者を前にしたシーンが良かった。王女の自覚を持った、威厳ある佇まい。前半の「少女時々王女」から成長し>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.0

そうなるんだろう、という予測のつく教科書的ないい話だけど、それでもイイ話。ヴィゴ・モーセンテンはいいなぁ。どんな役やっても素晴らしいなぁ。好きだなぁ。
夜中の雪の中、警官に止められた時はまさか殺される
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バイス(2018年製作の映画)

2.8

政治ブラックコメディ。リアルな話だから笑うというより恐ろしさを感じた。ブッシュ大統領のアホさ、それを操る副大統領、イラク戦争とテロが生まれるまでの真相…など勉強になった。でも、全体的には映像の挟み方が>>続きを読む

パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

幽霊達の物語。アンブレイカブルとシックスセンスを足して、反則なオチをつけた感じ。アンハサウェイだから観たものの…。全員死んでたよ、ってオーイ‼︎

恋愛適齢期(2003年製作の映画)

3.3

大人のラブコメ。ダイアン・キートンのくしゃくしゃな笑顔がキュート。泣き笑いしながら終わった恋を劇に仕上げる、大人な女性の逞しさ。ジャック・ニコルソンが老人過ぎて、ちゃんとラブストーリーとして入り込める>>続きを読む

レベル16 服従の少女たち(2018年製作の映画)

2.6

おっさんに売られちゃうのかと思ったら、おばさんに必要とされてたのか。
主人公も友人も賢い娘で、わーきゃー騒がず静かに対応してくところが良かった。友情が復活し、自由の身になれてヨカッタネ。
腕が赤くなっ
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.0

意外に面白かった! 全員が絡んでる⁉︎ というシーンでワクワクしたし、時効やテロ(の暴力、その後遺症)など現代の問題も絡めつつ、しっかりエンタメにしていて、楽しめた。大仰な芝居がかった前半は、藤原竜也>>続きを読む

沈黙のジェラシー(1998年製作の映画)

2.3

サイコな義母に苦しめられる嫁の話。嫁は憎いが、息子と孫は手に入れたいと姑は画策するんだけど、その方法が危険すぎて孫も死ぬんじゃ級。笑 男に襲わせて腹切ったり、馬が暴れるよう大声を出したり、馬の分娩促進>>続きを読む

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.4

まさか、めぐり逢わないんじゃ…と心配になるくらい逢わない。笑。
映画が好き! ってのが伝わってくる、可愛い映画。"マジック"にかかりたくなる。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

音楽がいちいちカッコよい。ジョーカー誕生物語をいかにリアル、悲しみ、カッコ良さを盛り込んで作るかというテーマだったら満点なんじゃないか、と思った。バットマン(にゆくゆくなる少年)との絡みや、両親が殺害>>続きを読む

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.0

「ゴーン・ガール」をコミカルでライトにした感じのサスペンス。ドラマ「ゴシップ・ガール」ぶりにファッショナブルなB・ライヴリーが見れて楽しかった。

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

3.0

「ブラザーズ・グリム」でT・ギリアムはなんか無理かも、と思いながら観たけど、あっちよりは全然良い。悪魔と賭けをした男、その娘、得体の知れない男、というバランスが良いし、ストーリーと不思議映像がしっくり>>続きを読む

ブラザーズ・グリム(2005年製作の映画)

2.1

赤ずきん、ヘンデルとグレーテル、ラプンツェル、眠れる森の美女、シンデレラ…グリム童話が至る所に散りばめられていて、ごちゃっ!作り込まれた世界観は面白そう! と興味をそそられたけど、ありゃ? 全然面白く>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.3

ネタバレな酷い邦題(原題はThe wife )。だけど、グレン・グロースの演技が良くて魅せられる。横柄で調子に乗りやすく浮気性なダメ夫の、憎みきれない感じも良かった。長年夫婦として連れ添い、作品を作り>>続きを読む

アンノウン・ボディーズ(2017年製作の映画)

2.9

北欧の寒々とした風景と刑事、死体は相性が良い。冒頭、警察犬が至る所で吠え出すシーンはワクワクした。