しづおさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

しづお

しづお

映画(226)
ドラマ(1)
アニメ(0)

ドント・ヘルプ(2017年製作の映画)

2.9

悪魔によって暴かれる、登場人物のそれぞれの過去や罪。それぞれエピソードがなるほど、罪深い。最後悪魔が生きてるってのもお決まりで良い。

モンスターズ 悪魔の復讐(2018年製作の映画)

2.4

静かな殺人映画。19世紀末の女性の立場の低さが伝わってくる。リジーとマギーの友情とも愛情とも説明つかない関係、なんか分かる〜。そしてそれが壊れてしまうのもなんか分かる〜。

メアリーの総て(2017年製作の映画)

2.3

映像は綺麗で、エル・ファニングも合っている。けど、もっと「フランケンシュタイン」の物語ができるまでを深掘りしてほしかった。NHKの「100分de名著」で取り上げられていたが、そっちの方がメアリーという>>続きを読む

オフィーリア 奪われた王国(2018年製作の映画)

1.3

ぼんやりと知っているハムレットの内容とは異なる、強い乙女、オフィーリアの物語。主人公があまり可愛くないのと、ハムレットがイケメンじゃないので、テンション下がり気味で鑑賞。原作と異なりオフィーリアに個性>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.8

メリル・ストリープは魅せるなぁ。
男社会の中で翻弄されながらも、実は芯のある女性を見事に演じていた。
ペンタゴン・ペーパーズといい、ウォーターゲートといい、ニクソンてとんでもねぇ野郎だったんだな。「俺
>>続きを読む

おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

1.7

偏屈男と毒舌女の会話劇。よく喋る2人だけど、会話はウィットに富んでいなく、ただの悪口の応酬。カリフォルニアのリゾート地の風景もそこまで美しくない。セックスシーンもわざとだろうけど、色気なし。
「こんな
>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

久々の鑑賞。
何度観ても良くできた映画だなぁ。

稲穂と青空の冒頭シーン。
酷い死体だけれど、グロにはいかないポン・ジュノのセンス。
熱血馬鹿刑事、暴力馬鹿刑事、都会から来た頭のいい刑事、課長のバラン
>>続きを読む

マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.3

さすがフランス。リアルでシニカル。
身分がバレたメイドをスルーするラストへのフリ、そこから思いがけないハッピーエンドの予感、なのに最後まで見せない、など、後半の展開が全体の話のバランスをしっかり受け止
>>続きを読む

狗神(2001年製作の映画)

2.8

閉塞感ある村、狗神に憑かれた一族、近親相姦…。美しい田舎の自然と、日本の土着的ななんだか恐ろしいもの。要素はめちゃくちゃよいが、深みが足りないのは映画にキュッと縮めたからなのかな? 小説で読んでみたい>>続きを読む

弟切草(2000年製作の映画)

1.6

ハサミを持った男が…のゲームを思い出す映像。変に切り替わる見にくいアングルなど、懐かしかった。ホラーゲームのように映像を作ってみる、という試み自体はいいと思ったけど、内容がなくて残念。未回収の謎も多い>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

2.5

何が七つの会議だったか分からず。
ステレオタイプの嫌な(悪人役)会社人ばかり出てきて、野村萬斎は居眠りばかりしているが実は正義の人。ラストに斬りまくる。萬斎のねちっこい演技で入り込みづらかったけど、時
>>続きを読む

運命の女(2002年製作の映画)

2.3

「危険な情事」の監督による不倫もの、妻バージョン。ダイアン・レインが強風に吹かれ、ふとももまで露わになったり、髪が乱れた様子は美しかった。でも、若い男とのセックスを思い出しては電車で笑ったり恍惚とした>>続きを読む

ナポリ、熟れた情事(2017年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます

ひと目でお互い恋に落ち、一夜を過ごした熟女と若い男。が、翌日のデートの待ち合わせ場所に男は現れず、仕事に向かった彼女が見たのは惨殺された彼の死体!(彼女の職業は実は検死官だった)。
ここまでは面白そう
>>続きを読む

トリプル・リベンジ(2018年製作の映画)

1.0

地味なサスペンス。地味でも良い作品はあるけど、びっくりするほど見どころなし。悪役の女の人物像の薄っぺらさにもまたびっくり。

バスキア(1996年製作の映画)

2.2

絵と名前は知っていたけど、くらいだったので人となりや時代背景が分かって良かった、くらいの内容。映画としては、んー。
人物伝としては、物足りない。
冒頭の冠のシーン(ラストに繋がるのだが)でセンスのなさ
>>続きを読む

イルマーレ(2006年製作の映画)

1.6

ん? 2年後の彼を探し出すんじゃダメなの? モヤッとしたラブストーリーだった。キアヌはいいとして、サンドラ・ブロックじゃなぁ…。メグ・ライアン的なキュートさのあるヒロインの方がしっくりくる話だった。>>続きを読む

危険な情事(1987年製作の映画)

3.0

幼少期に家族で観て、気まずかったことを思い出しながら再見。ホラーだと思っていたけど、今観たらリアルな話。記憶に残っていた名場面(?)、今観てもやはりインパクトあった。
ウサギがグツグツ!
浴槽からの復
>>続きを読む

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

3.1

犯人か否か、助けられるか否か、要所要所で騙された〜。

マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)

4.5

マチルダ、美しい‼︎ 胸ポロしながらのバレエ。皇帝同様、ズキュンときた。どっかで観たなと思ったら、「ゆれる人魚」の女優さんでした。小松菜奈にも似てる。

英仏の宮廷ものとはまた一味違う、ロシアの厳か
>>続きを読む

ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)

2.5

悪気はない鈍感な男、というのがよく描けてる。都合のいいように自分の中で書き換えていた過去と向き合うことになった老人の暗くて静かな話。
老人の一人住まいの家がやたらセンスよし。

フェイク(1997年製作の映画)

3.6

アルパチーノが素晴らしい。ウダツの上がらないマフィアの下っ端の哀愁がグッとくる。潜入捜査官・ジョニデとの友情、信頼が深まっていく様子も丁寧に追っていて良い。ラストの時計や指輪を外して家を出るアルパチー>>続きを読む

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

3.2

地味だけど、骨太なサスペンス。
脚本も良いし、シリーズものにしては安定した質の良さ。

シャッター 写ると最期(2018年製作の映画)

1.7

ツッコミどころ満載のホラー。なんじゃそりゃ、で笑えた。なぜ、蜘蛛で死ぬ…。この手の映画はヒロインが可愛くないと観ていてつらい。

名前(2018年製作の映画)

2.5

色々抱えてる中年男とJKが色々乗り越えて成長する話。悪くはないけど、いいと言いきれるほどでもない。前半は二人の掛け合いが自然で津田寛治のダメな大人ぶりもいい。後半はまとめよう感が出てきて、んー…。

正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2009年製作の映画)

3.3

不法移民を巡る群像劇。悪い奴もいい奴もいて、絶望も希望もある。まさに、アメリカ。考えさせられる映画。

はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

2.0

こんな感じかな、という想定の域(話も映像も)を全く出なかった作品。ある意味びっくり。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.0

宮中ドロドロ権力争いもの。空間装飾も見応えあり。衣装は白黒モノトーン、幾何学的な模様が多く、モダンな印象。
一風変わったダンスシーン(奇妙な踊り)良かった。そこから女王の表情だけで気持ちが変化していく
>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.8

映像はちゃんとしてるし、思ったより良かった。サスペンスよりは、ホテルマンと刑事のそれぞれがプライドを持ちながら反発したり認め合ったり、というところがメイン。それなりに楽しめた。
難はキムタクと小日向の
>>続きを読む

陪審員(1996年製作の映画)

2.9

母は強し。タイトルから法廷サスペンスものを想像していたら、どんどん違う方向へ。思いがけない展開と、まさかのグアテマラ決着! あらぬ方向感の連続が面白かった。
女医の乳も美しかった…。

悦楽の貴婦人(1977年製作の映画)

3.2

妻の自立に不実な夫がオロオロする話。想定外に面白かった。銃声シーンではまんまと騙された〜! 主題歌が笑えるくらいループ。観終わっても頭で鳴ってる。 

めし(1951年製作の映画)

3.5

女の幸せはそこにある…って。時代だなぁ&男目線だなぁ、というラスト。
男の理想の妻像というか。
長いノロケというか。

でも、ぐいっと観せられちゃう。
意外と登場人物多いけど、それぞれ背景を感じる奥行
>>続きを読む

浮雲(1955年製作の映画)

4.5

面白かった〜!
どうしようもない、男と女。

病に伏せって、男に置いて行かれるのではないか、という不安の顔。その後に見せる笑顔が美しい!

この男も女もしょーもないな、と思いながら見終わる頃には二人の
>>続きを読む

乱れる(1964年製作の映画)

3.0

電車まで追いかけてきて、でもしばらく隣に座ることなく…ってリアル。

銀山温泉の風景が、不幸な逃避行にぴったり。

ぬ!そうなるか!
そしてここで終わり⁉︎
というラストも衝撃。

ワイルドリング 変身する少女(2018年製作の映画)

2.5

なんじゃコリャ、だけど楽しめる。
ツッコミ所は満載だけど、ライトノベルのようなワクワク感。

パパがアナの子を取り出そうと…のところで、まさか、ループもの⁉︎と思ったら違った。笑

放浪記(1962年製作の映画)

4.5

素晴らしい。
高峰秀子も絵も話も全てよい。

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

2.6

貧乏で口が悪くて、自分を曲げない強さを持った女性が、仕事で成功していく…。いいんだけど、ちょっと長すぎ。

たまたま「放浪記」を立て続けにみて、貧乏でちょっとスレてる感、そして実話というのが似ていると
>>続きを読む