Sho3さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

クズとブスとゲス(2014年製作の映画)

1.5

色々なクズによる群像劇。

演技がくさすぎて見てられず2倍速でも最後まで見ることが難しい作品。
ちゃんと売れているプロの俳優って凄いんだと改めて実感。

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.0

ワンマン社長が亡くなった後のサラリーマンの縄張り争いを描く。

半沢直樹などもそうだがこういった社内での出世や縄張り争いの話って現代にはそぐわないのであまり感情移入できない。
昭和の時代の近歴史ものと
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

2.0

ダウン症の若者が施設から飛び出し大冒険。

いわゆる24時間テレビ系の感動ポルノ。
リアリティがないところは映画なので良いのだがにしても何を伝えたい作品なのかよくわからない。
健常者からみたむしろ差別
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.5

デリヘルの待機所での人間模様を描く。

鬱屈とした世界観は嫌いではないが、登場人物みんな飛んでて感情移入はまるでできないしリアリティは皆無。
伊藤沙莉と般若はいい味出している。

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.0

麻薬をさばき小金持ちになったバイカー2人が自由度の高いカリフォルニアから超保守のアメリカ南部を旅する様を描く。

アメリカは一つの国じゃなく、州ごとに本当に違う国なのだと実感できる映画。
LSDのトリ
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

マトリックス3の後の世界がどうなったかというところから再度物語がはじまる。

映像は相変わらずキレッキレで絵だけですごく楽しめる。が、物語のつまらなさも相変わらず笑
設定自体は面白いのに毎度のことなが
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怒りの葡萄(1940年製作の映画)

4.0

資本家と貧困農家の差を描き、資本主義の負の面をあぶり出す。

時代的に共産主義が流行り始めている頃、確かにこの文脈で見ると共産主義が素晴らしくうつる。
資本主義は欠陥が多いが今のところベターな選択肢で
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.0

不倫相手との子を堕したことにより子供が産めなくなった女が正妻との間に産まれた子を誘拐する。

登場人物の多くが身勝手で勝手にやってれば?と論理的に見てしまうとすごい冷めた目で見てしまいあまり面白くない
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

かけると宇宙人が判別できるようになるサングラスをゲットした男の顛末。

知らなければ良かったのにの極み。
しかしそこには悲壮感は何もなくなんともアメリカ人らしい映画。

シリアスマン(2009年製作の映画)

4.0

ある日を境に善良な教員にこれでもかと不幸がふってくる、果たして彼は善良な心を守り続けることができるのか?

オチも何もないのになぜな最後まで見てしまう。見た後に解説を読んで内容について初めて理解できた
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

元ヤクザの超短気な男が数十年ぶりにシャバに出て一般人として暮らそうと頑張るが…。

少し見ただけで最後まで見ずにはいられないすごい吸引力がある。世間でやっていくのはどんな人でも難しいが正直であればある
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獣道(2017年製作の映画)

4.0

幸の薄い愛を好きになった男目線で、愛の半生を描く。

すごくチープな描写が逆にクセになりいつのまにかこの世界観にしっくりきてしまう。
どんなところでも居場所が必要である人間という生き物の悲しさと滑稽さ
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

2.5

太宰治が人間失格を書き入水自殺をするまで。

恵まれた題材とキャストがありながら非常に退屈。心理の陰影がまるでなく彼の深みにまるで入り込めていない。

蜷川実花はヘルタースケルターのようなビジュアル全
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EXIT(2019年製作の映画)

4.0

触ると即死の猛毒が撒かれた大都会で、生き残りをかけて毒から逃げまくる。

始まりの10分程度でこれからの流れとオチまで大体予想できるのだが、それでも面白いからすごい。
コメディながらアクションも感動も
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パラドクス(2014年製作の映画)

3.4

急に発生した大爆発の音とともに逃げ場のない空間に閉じ込められる、果たしてこの空間から逃れることはできるのか。

すごく面白いアイデアなのだがいかんせん長くてだれる。カットひとつひとつの説明がくどい。
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ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007年製作の映画)

3.0

POVのゾンビ映画。

ロメロのゾンビ映画は好きで全て見ているがこの作品はあまり面白くない。
ストーリーの前に結構酔うのであまり集中できない。
RECは大好きでPOV耐性はあるかと思ったがこれはダメだ
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.2

目が覚めると見知らぬおじさんと2人きりの密室にいる。

やるつくしたかにに見えた密室サスペンスの新たなフォーマットに感心させられた。密室という非常に限られたシチュエーションにおいて多くのメタファーを詰
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七つの会議(2018年製作の映画)

2.7

日本のサラリーマン社会で生きるために悪に手を染める人間を描く。

営業の詰め方などは私も体験したことがある世界観まんまで笑う。しかし今の社会ではこのような大それたことをやる前に普通会社辞めるよね笑
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新聞記者(2019年製作の映画)

2.5

内閣による情報隠蔽を暴く新聞記者の勇姿を描く。

森加計問題をモチーフに製作された本作。恐ろしく左寄りの本作を国会議事堂の目の前で撮影できることが日本が平和である証左ではないか。

作品としては恐ろし
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ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

4.6

街の不良がスケボーでスーパースターになるまで。

アメリカの良いところと悪いところが詰まってる。本当にこんな生活送ってみたいと思える最高にカラッとしたカリフォルニア感満載の映画。

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.1

猿の惑星新三部作の第三部。

猿と人間の全面戦争により疲弊した猿と人間、果たして勝つのはどちらなのか。
アメリカ映画に似合わずボスとの闘いの顛末は非常に皮肉が効いていて良い!
涙あり笑いあり感動ありで
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

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猿の惑星新三部作の第二部。

知能がある猿と人間が戦争を行うに至るまでの軌跡を描く。
前回のドラマ部分が良かっただけに今作は戦いが多く少し退屈。
次の第三部に繋ぐブリッジとしては非常に重要な役割。

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.2

猿の惑星新三部作の第一部。

人より賢い猿が生まれて地球に反映するまでの過程を描く。
主人公側の登場人物全員がいい人なのに、うまく歯車が合わなくなってくる展開が非常に切ない。
人間のできる限界、超えて
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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

4.0

ADHD気味の少年が夏の間田舎の叔父の家に預けられ、ひと夏の変え難い思い出を作る。

子供の頃はほんとなんとなしのきっかけで友達ができて、なんとなしのきっかけで夢中になるものができる。
大人になりメリ
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.8

引っ越した先で出会った河崎という謎の男と共にする不思議な日々についての物語。

原作読了済みでもなかなか楽しめる本作。
原作ではどんでん返し色がもっと強かったが、映画ではそれは中盤にわかりあとは人間ド
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グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

3.5

自己顕示欲強めのYouTuberと怪しい噂に事欠かない隣人のおじいさんとのドッキリ対決。

序盤でオチまで見えてしまう構成でワクワクはないが、逆にどこまでやってしまうのかというドキドキ感はある。
最後
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

4.0

幼馴染で親友としてずっと一緒にいた2人の恋愛についての物語。

序盤はかなり退屈そうな世界観と思ったが、後半に連れてなかなか人生をとらえている秀作だとわかる。

無軌道で無分別なティーンの時代や、それ
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博士の愛した数式(2005年製作の映画)

3.2

事故で記憶が80分しかもたない数学博士とそこでお手伝いをすることになった家政婦の物語。

敢えて80分と区切ったからにはそこに何かあるのかと思ったら特に何もなく終わる設定がよくわからない物語。80分で
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.6

少女に扮した18才以上の女優が囮捜査的に性犯罪者の生態を暴く。

グロテスクな世界観に非常に不快な気分になる。
日本で同じことをやってもこんなに性犯罪者が釣れるものなのか…やらせを疑いたくなるような恐
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友罪(2017年製作の映画)

3.5

工場で出会った友達が、最悪の少年犯罪を犯した犯人だった。

一度罪を犯したものは救われるべきではないのかという難しいテーマを扱う本作。
演技がすごく上手いので引き込まれるが尺が足りていないのかダイジェ
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望み(2020年製作の映画)

4.1

息子が人を殺したかもしくは殺されたかのいずれかであるという究極の状況に置かれた家族を描く。

最後まで真相がわからない手に汗握る展開と、父と母、妹のそれぞれ異なる心理そして彼らはどちらであることを願う
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悲しき天使(2020年製作の映画)

1.5

風俗で働く女性とその女性に恋した男の物語。

もう少し深い闇的なものを期待して見たが、人間洞察が浅すぎてメロドラマにもならない。
30分見た後2倍速で見たがそれでも最後まで見るのがかなりきつい作品。
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ロックンロール・ストリップ(2020年製作の映画)

3.2

映画監督を目指す青年がひょんなことからストリップ劇場で前座をやることになる。

舞台がストリップ劇場である必然性がなさすぎて何を伝えたいのかよくわからない作品。
ただ脳みそ空っぽにぼーっと見るならそれ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.3

引退レベルの怪我を負った高校生レスラーの主人公。非常にスパルタな父親と過保護気味の母親という苦しい家庭環境を相まり次第に人生を転げ落ちていく。

会話を極力減らした上で、音楽と表情、カメラワーク、色調
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.2

志願兵としてベトナム戦争に向かった陽気な三人がベトナムで地獄を味わいそれぞれの戦後を過ごすことに。

戦闘シーンなどはほぼない珍しい種類の戦争映画だが、非常に有名なロシアンルーレットのシーンなど人が壊
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.2

三作目にして今回は西部劇時代の過去に飛ぶ。

相変わらずエンターテインメントとしての完成度が非常に高く、ハラハラドキドキ、笑い、涙など全ての要素が絶妙なバランスで調和している。

最後はなんだかんだで
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