廃店間際のレンタルビデオ屋でたまたま見つけた。自分の浅い知識で考えるヌーベルバーグ純度が一番バランス良く高い作品。
人間がどれだけ地球にとって有害かを饒舌に語るドキュメンタリー。貴重な映像集だったので、撮影クルーはロックダウン中も外出してるんじゃ…という点には目を瞑ろう
再解釈もなく現代版でもなくまんまマクベス、との巷の評。時間もコンパクトだし、モノクロのほどよい重厚感もあってシェイクスピア門外漢の自分にも見やすい
マルチバースを巻き込んだ親子三世代に渡る家族喧嘩。とんでもなくマクロな世界観で語るのはいたってミクロかつ切実なメッセージ。トンデモ設計のバースジャンプがふざけ倒してて単純に楽しい
捜査という名の逢引デートは直接的なエロがなくても極上の官能。随所にパクチャヌクの変態性が滲み出ているのも嬉しい。
人間が本能的にもつ抗いがたい好奇心をくすぐる。にしても当時のマンハッタンってこんなに無防備にブラインド開け放つもん?
映画愛と汚物に塗れた狂乱の3時間。子供には見せられない下品で破廉恥な乱痴気騒ぎはぜひ強めのお酒飲みながら眺めたかった
ノワールには欠かせないファムファタールが3人もいて三者三様。中でもマースーチュンが驚愕の童顔。あとジンボーランがDJ松永に似てた。
わざとらしいドラマ性をとことん排除して描くのはマイノリティにして普遍的な悩みや葛藤。鉄道橋の光の明滅はまるで映写の根源のよう。
ドライにもウェットにも振りすぎない程よい温度感。ゴダールもこんな心持ちだったのかしら
先日のW杯もしかり、スポーツの熱気で悪しき習慣に風穴を空けていってほしい
触れるという行為が見ることに直結する視覚障害者にとって、ソーシャルディスタンスが遠ざける距離は健常者の比ではないのだろうなと想像する
犯罪撲滅にも一役買いそうな、なんの憧れも生み出さないしょぼい犯罪逃走劇
『新しき世界』の続編のような。日本アクション映画界にとって岡田准一の存在は心強い。
小さな島で繰り広げられるクセつよ選手権。大雨が降っても地は固まらない本土内戦の悲しい縮図。
触れ込みほど共感するには5年は見るのが遅かったが、単純に映画として面白い。わかりやすい起承転結には割り切れないのが人生。
軽い気持ちでタブレットの再生ボタンを押したが、ワンカット目でこれは襟を正して鑑賞せねばと考え直してホームシアターにスイッチした。モノクロが基本のなか作品内で上映する映画をカラーで見せる演出が大好き
大女優の面目躍如の悪女っぷりニコールキッドマン。屍となってもなお存在感を放つウィレムデフォー。前情報なしで気付く人いるのかビョーク。
世界三大映画音楽巨匠の1人、エンニオモリコーネ(あとの2人はジョンウィリアムズとハンスジマーで異論ないかと)。キャッチーさは他の2人に譲るとして、映画に寄り添いつつ、何かが起こりそうな予感が漂う旋律は>>続きを読む
相変わらず華があるアルゴラン班とそれに引き換え最後まで何度も闇堕ちしかけるフロド。その度に健気に支えるサムの友情に泣ける。
三手に別れた仲間たちの戦力と華の差がエグい。チートな上に不死身なガンダルフ。
記憶喪失かと思うくらい内容覚えてなかった。原作通りと言われればそれまでだが、せっかくの大長編、ひとりひとりが仲間になる過程をもっとドラマティックに物語ってくれてもよかった。
ウディアレンの映画と言われても信じてしまいそうな上流階級の色恋沙汰ドタバタコメディ