Shogoさんの映画レビュー・感想・評価

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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

ホラーというより脱出劇で、細かい説明等はないけどそれが丁度よく、そこそこしっかり作られていた。引っかかる部分はあるけど、この手の作品では完璧さが重要ではないので気にならず楽しめたとも。ただ、イーサン・>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

前作同様に映像が圧倒的。サウンド面の迫力もすごい。壮大で作り込まれ世界、完成度の高さに今回も驚いた。けど、物語の盛り上がりのわりに引き込まれなかった。雑さはないのに何故か退屈に感じるところも。2作目と>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

おバカさや下品さは全くなく、風刺と温かさのあるコメディドラマだった。こういう作品が見たかった。苦難な状況で戦う黒人作品が求められがちな世の中、作り手からするとアホらしい物語が世間には大ウケする世の中を>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5

若干長く感じるものの、脚本が素晴らしい。斬新さや娯楽的要素はないものの、とにかく惹き込まれる。かなり練られたと思う。主演女優ザンドラ・ヒュラーのパフォーマンスもかなりのもの。謎解きとせず人間を描き、か>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

ランティモスの独創的な世界観と、エマ・ストーンのパワフルなパフォーマンスに圧倒される。ラファロとデフォーのパフォーマンス、画のレベルも高い。ただ、普通なら満足な出来だけど、過激な性描写が多いのがきつい>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

長く感じるところもあるけど、退屈しないアクションで今回も満足の出来だった。単に人の動きを見せるだけじゃなく、色彩のこだわりもある。視覚効果頼りとならず、画の美しさも感じられるアクション主体の作品は少な>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.6

個人的には、悪くはないけど素晴らしくもなかった。クリストファー・プラマーのパフォーマンスを中心に作品に惹き込まれるようなところもあるけど、退屈に感じるところも。全体的にゲティという人物に負け、深く描い>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.0

1作目がヒットしたからとりあえず続編・・・のレベルではなく、前作を超えるレベルだった。ファミリー映画でここまでのクオリティはあまりないと思う。ウェス・アンダーソンの意識を前作より感じる。ヒュー・グラン>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

3.8

気軽に見れる作品で大人が見ても楽しめ、よく出来ている。ウェス・アンダーソンみたいとまでいかないけど、可愛らしい。サリー・ホーキンス、ニコール・キッドマンも出演していて作品にチープさもなかった。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

パッと見、中身も見応えもない類と同じように見えるけど、そうではなかった。そこそこよく出来た娯楽作品だった。完璧とまではいかないけど、軽い気持ちで楽しく見れた。キャストもあっていたと思う。

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.0

"天使と悪魔"と違って原作は読んでないけど、原作の面白さを全く引き出せていないと思うような出来。かなり雑で慌ただしく、このシリーズで大事な歴史の魅力も乏しく、ロケ地だけ気合い入れた感。これまで含め映画>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.3

MR.ROBOTと同じで惹き込まれるところはあるけど、一流とは呼べない演出・脚本で、それっぽい撮り方・編集・セリフを並べて結局大したことは描いていないと感じる。必要以上にやかましいキャラ、意味不明な行>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

2.7

厨二すぎた。途中で見るのをやめるほど酷くはなかったけど、飽きた。マイケル・ベイが監督だから自然にそうなったのか、プロの脚本家が真剣に考えて書いた脚本とは思えなかった。脚本と演出がダメなおかげで役者陣が>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.1

最高なニコラス・ケイジが見れた。B級映画で暴れまわるケイジではなく、静かで美しい作品の中で素晴らしい演技を見せてくれた。説明的になることなく、丁寧に人の心を描き、心に響くような作品だった。それもニコラ>>続きを読む

オブリビオン(2013年製作の映画)

3.3

中途半端な作品に仕上がっている。ミステリー要素のある物語に惹き込まれることもなく、アクション描写に興奮することもなく、トム・クルーズと映像の無駄使いに感じる。トム・クルーズだからなんとか見れた。モーガ>>続きを読む

パージ(2013年製作の映画)

2.8

人間という生き物や社会を表現したかったのか、何かを表現したかったのだろうか、しょうもない中身で終わる。シュールとは呼べないありえない世界で、イーサン・ホークがいなければ見る価値は全くなかったと思う。低>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.6

40年前のリドリー・スコットのエイリアンと大差ない物語で何かしらの捻りもなかったけど、そこそこ楽しめた。真似をしただけのB級映画とならず、ギレンホールとファーガソンの力もあってチープさは全くなかった。>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

ほどよく楽しめる。ブラッド・ピットも張り切りすぎないパフォーマンス。コメディでもあり退屈しのぎにはなる。物語やアクションは全く最高ではなく、ブラッド・ピットを楽しむという感覚だった。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.3

最高にスタイリッシュ。今回も撮影と編集に圧倒される。かなりシンプルな物語で、パニック・ルームの系統で、より洗練された作品。主演はマイケル・ファスベンダー以外考えられないぐらいあっている。フィンチャーフ>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.1

今年度オスカーの主役になる可能性がある評判通りの出来で、完成度が高く3時間26分の長さとは感じなかった。社会派でも難しくなく面白い。ただ、個人的にはアイリッシュマンより良かったけど、より過去作と比べる>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.5

なかなか良さそうなミステリーだと思ってたら、その期待を超えることなく平凡なまま解決に至った。役柄の旨味もないのに何故クリスチャン・ベールは出演したのかと思ってたら、最後に捻りがあって、これがあるから出>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.9

物語に驚く捻りがあるわけではないけど、独特な世界観で中途半端なモノで終わらず、見てよかったと思える作品だった。役者陣も浮いている人はいなかった。音楽もとても良かったと思う。ただ、パーフェクトとまでは少>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

シリーズ最高傑作とまでいかなかったけど、今回もエンターテイメント作品としてとてもレベルが高く、見応えがあった。ここまで長いともう一度みようとなかなかならないけど、また見たいと思える。物語が少し複雑でス>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.8

ほどよく楽しめる作品だった。ニコラス・ケイジのメタ的な要素がファンとしてはとても良い。ペドロ・パスカルもプラスとなって、陳腐とは程遠い。全体的に張り切りすぎていないところも良かった。

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

2.9

アポカリプスより面白くなかった。ネタ切れ感がある。作る必要がなかったぐらい雑で、なぜジェシカ・チャステインが出演したのかよくわからない。

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.2

長いけど、中身がなくキャラクターの深みもなく。スピンオフを除くX-MENシリーズで一番面白くなかったかも。あの姿で大真面目なオスカー・アイザックが滑稽だった。

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.0

ジョン・ウィックの真似をしたかったゲームみたいなモノになっている。見るのが苦痛ではなかったけど、面白くもなかった。前作が何の話だったか全く覚えておらず、今作も近いうちに忘れそう。ルッソ兄弟が脚本担当の>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

途中までは父娘が遊んでいる様子を眺めるだけになってしまうけど、父が何かを抱えている様子があることでとても繊細な作品だと気付く。語らずにそれとなく感じさせるので少し難しかったけど、それこそが実際の視点で>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

2.8

アンチャーテッドというタイトルを借りていくつかの真似事をした残念な作品に仕上がってる。お宝探しなのにここまでワクワクしないのは珍しい。狭い世界でそこら辺を探してる感がある。20代の小柄なトム・ホランド>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.3

前作には遠く及ばない。あまり中身がなかった。巨大ロボと怪獣がひたすらビルを倒しまくる状態で、とりあえず東京をめちゃくちゃにすればいいというのを感じた。もはやトランスフォーマー。ギレルモ・デル・トロが監>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

エンターテイメント作品としてよく出来ていると思う。映画の題材としては若干弱く感じるけど、スター俳優・80s音楽も手伝って最後まで面白く魅せていた。手堅い。ただ、個人的には大絶賛とまでいかないのと、マネ>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

全く完璧ではないけど、思っていたより面白い作品だった。個人的にはシン・ゴジラと同じぐらい。古臭いところもあるけど、それを出しすぎず悪くなかったと思う。ただ、構図が気になる。やりすぎと思うぐらい変な角度>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

ダーレン・アロノフスキーにしてはあまり捻りがなく、「レスラー」のような出来でもなかった。少しくどいと感じてしまう。ただ、ブレンダン・フレイザーとホン・チャウの演技は素晴らしく、見て損はなかった。「ハム>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

カオス。全然賞向きではないこの作品がアカデミー作品賞とりそうというのが驚き。個人的に一番素晴らしいと思ったのはキャストの演技。キャストの演技がとても可笑しく愛のある作品にしたと思う。全員受賞してもおか>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.3

「フレンチアルプスで起きたこと」のような衝撃はなかったものの、オストルンド監督の人間観察力とユーモアでとても面白い作品。社会学的なエンタメとして過去作より比較的見やすいつくりだと思う。今回も人間はこう>>続きを読む

2ガンズ(2013年製作の映画)

3.3

酷くはないけど面白さに繋がっていない物語。ワシントンとウォールバーグに頼ったライトなアクションとしたからか、それが物語とあっていない。ただわかりにくく中途半端だったという印象。ウォールバーグは相変わら>>続きを読む

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