ShojiIkuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ShojiIkura

ShojiIkura

映画(524)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

 アニメを見ずに見た人です。ので、まず思春期症候群というやつが何?と思ってしまったが、まあそれありきで物語が進むので受け入れよう。
 選択を誤るとバッドエンドを迎えるのはゲーム的だけど、ゲームのように
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

 60に近づく僕が、20代の頃の恋愛を思い出さずにいられなかったリアルな恋愛物語。恋愛未経験だと今で言うリア充に憧れて、理想の美男美女となんかの間違えで結ばれないかと男でも思ってたりする(麦君も絹と出>>続きを読む

名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

 物語は現在と過去を行き来しながらエンディングに向けて伏線回収の緊迫感を増していく良くできたストーリーだが、死をもっての決着は僕は好まない。残されたがんちゃんが切なすぎる。

おもいで写眞(2021年製作の映画)

3.6

 主演の深川さんの演技があまりはっきりしたものでなく、高齢者の扱いもこんなんでいいの?と思ってしまうところも散見するが、高齢者の写真を捕るうちに人として成長していくのとリンクしているようにも見え、強す>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.6

 なぜこの町には無数の煙突が立ち並んでいるのか、なぜ雲におおわれ星が見えないのか、そして星が見たいというだけで嘲笑われ、追われる身となるのか、そうした様々なクェッションのつく設定が解き明かされるうちに>>続きを読む

おかあさんの木(2015年製作の映画)

3.4

愛する人との間に養子を含めて7人もの子宝に恵まれ、何もなかったら幸せの絶頂だったのに、夫の急死以降は次々と出征、戦死していく息子たちに無事を祈って植樹した木だけが増えていく。切ない、あまりに切ない話。>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

3.5

 原作の億万長者のようなポジションは日本の社長では難しいと思うし、ももクロライブは必要だったかなぁ?と思ったりもしたが、核となる「生きているうちに言いたいことを言う」というメッセージは主演者2人から伝>>続きを読む

STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

3.4

 ところどころ、あれ?っと気になるシーンが紛れ込んで、それが後々回収されて、そうか、すでにこの時点で解決済みだったか。とわかる構成はなかなか楽しめた。のび太の成人してからも変わらないヘタレぶりは、大人>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.6

 サイコなサスペンスは名作が多いけど好きな分野ではない。でも、重苦しくも全容がなかなか見えなかったのが複数の無惨な遺体が見つかって一気に戦慄が走り、犯行なすりつけのカラクリを見破って浮かび上がる真犯人>>続きを読む

天外者(2020年製作の映画)

3.4

 幕末~明治初頭にこんな人物もいた、ということにスポットを当て、かつ俳優・三浦春馬の遺作となった映画。友厚が異端児だったにせよ、薩摩藩内でも長崎でも、追いかけ回されるほど狙われた理由がよくわからない。>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.4

 楽しい話、やりとげた達成感などはほぼ無い。終始重苦しい雰囲気で、その雰囲気が晴れぬまま終わる。特に、あのエンディングをどうとらえるか?それをどう思うか鑑賞者に委ねられたような気がする。実話がもとでは>>続きを読む

インシテミル 7日間のデス・ゲーム(2010年製作の映画)

3.0

 主人公の俳優として藤原竜也はうってつけだと思うが、そのキャスティングに頼ってしまったのか、主人公のキャラクターは他のゲーム参加者に比べてゲームに参加する動機が弱くて、なんとなくまともな人を一人入れた>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.8

 福田監督の最近の映画のなかでは明らかに不出来。崩しすぎ、遊びすぎだと思う。もう少しマジな部分を混在させないと、役者が感覚だけで演じているように見え、映画に本気度が伝わらなくなってしまうと思う。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.8

 新劇場版の中で観ていなかったQの上映(新作に向けたプロモーションかねてんのかな?)があったので、8年前の作品を初鑑賞した。この8年間に様々なアニメが生まれたが、8年前のアニメとは全く感じない緊迫感溢>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.5

 面白かった。その面白さの大部分が、深津さんと西田さんのやりとりで占められていた。「戦国武将」で基本その言葉遣いであり、武士の魂を持っているのに、ニュースなとを見てきて今の人とライトなやりとりも出きる>>続きを読む

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

3.3

 佐藤浩市さんとか、シリアスで渋い役が多い俳優が、間抜けな役柄を演じ続けるのが新鮮に感じた。あと綾瀬はるかちゃんが完全な脇役で、最後妻夫木くんと結ばれるのかなとの勝手な予想も外れて、豪華俳優陣の使いっ>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.6

 当たり前のことだけど、観客動員数や興行収入と感動の大きさはイコールではない。感動するアニメではあるけど、その前に見た「ヴァイオレット・エバーガーデン」と比べて興行収入ほどの大差はない。人気につられて>>続きを読む

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

3.4

 いい意味で三谷幸喜感満載の作品。ホテルという、一つの舞台で沢山の人間が行き交う場所だからこそこのわちゃわちゃ群像劇が成り立つし、そのまま舞台公演にも出来るのでは、というのが三谷作品の特徴だと思う。三>>続きを読む

みんなのいえ(2001年製作の映画)

3.5

 家を建てる際の揉めるあるあるがややデフォルメされながらもあちこちにちりばめられていた。ただ、ココリコ田中君が究極の八方美人で、夫婦仲までは崩れなかった。そこは逆にリアリティーがなかったかも…。
 八
>>続きを読む

おみおくり(2018年製作の映画)

3.4

 演技として、たどたどしさを感じる場面も少なくなかったのだが、色々な人の死と直面し、それを穏やかなものへとサポートするというストーリーがすでに感動必至となっている。
 私の母の死の際、臨終した時の顔と
>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.5

 ロードムービーであり、バディ(3人旅だが)ムービーであり、タイトル曲を始めとしたミュージック・ムービーでもある。このツアーでの解散を決めたユニットの「ラスト・ツアー」を追いかける形。まるでドキュメン>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.8

 息子娘3人が「鬼滅の刃」よりも観たいとそれぞれで観に行っていて、気になって「映画の日」のタイミングに観に行ったアニメ映画。まず「京アニ」の映像美が圧倒的!風に舞う手紙が、架空世界の美しい風景に誘い、>>続きを読む

小さな恋のうた(2019年製作の映画)

3.2

 高校でバンドやって音楽の楽しみを知る、という軽い流れから、沖縄ならではの米軍基地問題という重い問題が絡み、平坦には観られない青春映画になった。ライブ出来てよかった、では終わらず、ひき逃げの件はどうな>>続きを読む

アウト&アウト(2018年製作の映画)

3.4

 強面元ヤクザ幹部の探偵と、純朴な少女の組み合わせで、裏社会オンリーのハードボイルドにちょっと花を添えるありがちな設定。有名な役者を多数使っているのにB級感が漂ってしまっているのが少し残念だ。

ゆずりは(2017年製作の映画)

3.6

 僕の母が亡くなった時、喪主として葬儀社の担当者と打ち合わせをした際、故人の思い出を聞かれた。僕は喪主として自らの挨拶が控えていたのでその印象は薄いが、そう言えば住職の入場前に、葬儀社の方が僕から聞い>>続きを読む

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

3.6

 食事か話の柱となる作品は基本好きだ。もろもろの問題も美味しそうな食事があるだけで幸福感をもたらしてくれる。この作品で言えば社会情勢、家族の問題というものがあるわけだが、レシピ作りのワクワク感が全てを>>続きを読む

なくもんか(2009年製作の映画)

3.4

 張り付いた笑顔で八方美人になってしまった主人公が、子どもの頃に悔いのある家族を自分も持つことになって、イメージできない幸せを作っていこうとする物語。何かに取りつかれたかのような特化した拘りを持つキャ>>続きを読む

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.3

 そもそも恐らくだけどDJか気分を上げるの「上げ」と、トンカツを揚げるの「揚げ」をかけてるんだろうな。語呂合わせを元に全く違う職業を掛け持ちさせるというコミックのネームがナイスアイデアなんだと思う。>>続きを読む

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.4

 セカチューと呼ばれて平井堅の曲と共に大ヒットし、ものすごく感動するんだろうな思ってハードルを上げすぎていたかもしれない(大ヒットしたのにリアルタイムで観なかった映画は大体そう)。思ったほどの感動は得>>続きを読む

武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)

3.4

 ちょっと「宮本から君へ」をおもいだした。無謀な復讐に挑むという点で。

 ほぼ盲目のまま、敵討ちに挑む殺陣は、見たことがないリアルさで、スマートなアクションしか見たことがなかったキムタクに、新たな演
>>続きを読む