たかしさんの映画レビュー・感想・評価

たかし

たかし

2017年ベストテン

1.ELLE エル
2.パーティで女の子に話しかけるには
3.ベイビー・ドライバー
4.花筐 HANAGATAMI
5.バーフバリ 伝説誕生/王の凱旋
6.ドッグ・イート・ドッグ
7.ノクターナル・アニマルズ
8.レゴバットマン ザ・ムービー
9.お嬢さん
10.トッド・ソロンズの子犬物語

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ドラマ(0)

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

2.5

女優陣のチーム感の多幸感や豪華絢爛さ、うまくいっているところもあるにはあるが、ストーリーに引っかかりがなさ過ぎるというオーシャンズシリーズ全体に通じる特徴がやはり合わない。かなり見ていてぼーっとした。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.0

前作のクライマックスを思わせるアバンタイトルからのタイトルが最高にアガる。クラブシーン・トイレファイトのアクション・照明・カメラ構図など好きな所もある。
しかし「映画においてのアクション」という所を本
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

4.0

あるスランプの作家が新たなる物を作り出す間の強迫観念と苦悩がおぞましい。
映画において突発的にキレまくるキャラは素晴らしく映えるが、本作のエヴァグリーンはそれを見事に体現していて、そこだけでも元が取れ
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

5.0

言葉も出ない衝撃。正視しかねるような惨い処刑映像、身内の処刑・暗殺という正気ではいられなくなる状況下でISを告発する彼らは言葉にできないほどだし、またこんな命懸けの映画を撮った作り手には本当に頭が下が>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

銃撃戦演出が素晴らしい。周りに隠れる所が何もなく、撃って撃たれるしかないという状況とタイミングの突発性が映画的なケレンとはまた違う面白味と恐怖があり、そこからのスナイパーの銃撃という映画的ケレンが同時>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

これはもう実験映画だと思う。中庭にて出現するかなり狂った映像の連打が個人的にかなりツボ。雛人形をしまうパートとかも何ちゅう話だと結構笑ってしまった。いつも通り生活描写や動きなどの演出からくるアニメーシ>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

マ・ドンソクの圧倒的なチャームさとスター性が映画の面白味をグンと引き上げている。あそこまで好感がもてるキャラクターもなかなかいないと思う。
素晴らしいのが朝鮮族のヤクザで、彼らがキレまくるシーンはすべ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.5

色彩鮮やかなモーテル・街並みの美しさ、子供目線の世界観の豊かさと躍動感とは裏腹に実生活はどんどん追い込まれていくという展開がキツイ。何とか生活し続けていた母子がいよいよ取り返しのつかない事態となり、そ>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.5

ポールという人間、あるいはここに至る育ちなどをほのめかすという効果も含め、素晴らしく引き込まれるオープニングが凄く好き。
全体的には非常に面白く見たが、やっぱりケヴィンスペイシーの降板を踏まえるとどう
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

5.0

いかに好きであっても、対他者であるという壁は常に立ち上がってくる。「好き」という形の変化の話であり、それを本当に繊細すぎる行動・視線・場面の切り取り方で微かな、しかし確実に起こっている「ズレ」を語って>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

異空間を思わせるほどのロケーションと撮影がとにかく素晴らしい。一夏の淡い恋と少年の成長物語として秀逸だが、個人的にかなりグッときたのが親子描写。子供の意思を受け止め、さらに価値観を広げて背中を押すあの>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

良くも悪くも無難な方向で収束したという映画ではあるものの、スターウォーズへの期待が皆無になった身としては、思いの外楽しめた。冒頭のチェイスからクライマックスに至るまで割とサクサク進んで行く為、ダレる事>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.5

素晴らしかった!
都会に憧れる尖った感じは自分を見ているようで見ていて物凄くむず痒いが、そんな時期も肯定してくれる。
登場人物が実際に生きている人のような実在感であり、「アイツらにまた会いたい」と思え
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.0

前半、島でのシーンは正直予告以上の事は起こらないが、後半でまさかのお屋敷ホラー。そこは「永遠のこどもたち」を撮ったJAバヨナなだけあり、恐竜を幽霊のように撮っており、暗闇演出も相まって面白い。アクショ>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

4.5

前半丹念に人物描写を描き込んだ結果、中盤に情けない主人公のなけなしの勇気を振り絞った決断に泣かされる。
同じく今そこにある不条理を描いた「デトロイト」は徹底的に恐怖を描いたが、今作はエンタメ要素と目も
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パティ・ケイク$(2017年製作の映画)

4.5

背負わされた現状や鬱屈したものをついに自分の言葉で表現するクライマックスは鳥肌もの。辛い現実に対抗する手段としての想像力・音楽の多幸感に満ち溢れている点で、音楽映画としての純度が相当高いものになってい>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

是枝監督の過去作の場面やテーマを全部のせしているいわゆる決定版的作品であるのは間違いないと思う。
家族という関係性の脆さや危うさをあぶりつつ、それでもそれを欲さずにはいられないという見ていてかなりキツ
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.0

全体的にはオフビートでありながらも、意外なほどノリノリなミュージカルシーンがあったりと設定も含めてオリジナリティに溢れた快作だと思う。かなり切ない恋話に収束していくあたりもダークなおとぎ話として見応え>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.5

歪んだ欲求が題材でありながら、全体を通してかなり全うな青春映画で少し意外だった。思春期から大人になる過程の自身への嫌悪感や鬱屈したものが中盤の人肉を食べるシーン以降徐々にスパークしていくが(ここでの音>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.5

小松菜奈の圧倒的な吸引力にかけた作り手の勝利だと思う。彼女の一挙手一投足の捉え方がどれも素晴らしく、スクリーンでマジックが起きまくっていた。
彼女が走り出す、立ち止まるというアクションが凄くエモーショ
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娼年(2018年製作の映画)

3.0

濡れ場シーンがかなり責めているという映画はそれだけで満足できる。でも今作は濡れ場シーンの音に違和感が多く、かなりノイズになっているのがもったいない。
主人公の成長物としても正直分かりづらい。セックスを
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素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5

過去パートのロケーションの気持ち悪さ、Jホラー的な演出が素晴らしく、開幕からグイグイ引き込まれた。
エロ本が普及していき、終焉を迎えるという一連の時代と人間を切り取る辺りにスコセッシ映画を思わせる。そ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.0

全然ダメ!話にならない。
登場人物の心情を描くことをミュージカルシーンのみに託すが、アップテンポな音楽でごまかしてるだけで何も伝わらない。「THIS IS ME」以外は選曲も上手くいっていないと思う
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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.0

原作が大長編小説というわけで、どうしてもダイジェスト感は否めない。特に前半中間世界に行くまでとそこでのローランドとのロードムービー的展開は描きこみも浅く退屈。 しかし、クライマックスでのガンアクション>>続きを読む

ベルリン・シンドローム(2017年製作の映画)

3.5

ポスター文句から定型的な監禁物を想像するが、登場人物の行動や感情が一筋縄ではいかず、複雑に揺れ動く心理や先の見えない展開が面白い。ただ、ラストからオチにかけて多少力技で持って行った感があった。

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.5

まず、東映ヤクザ映画を今の時代で観れたという段階でかなりの満足度はある。キャストも素晴らしく残酷描写もあり、基本的には凄く楽しい。なかでも水死体描写のエグさは素晴らしかったと思う。ただ前作の「彼女がそ>>続きを読む

苦い銭(2016年製作の映画)

4.0

ワン・ビン初鑑賞。凄く面白かった。
中国の出稼ぎ事情事態はわずかの希望も見出せないほどの暗黒だが。それと同時に密着する人物がかなり赤裸々というか間抜けというか、それぞれの人間の内面をもあぶり出していて
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

毎度毎度だけど狂おしいほどの可愛さ。画面のデザインもいちいちキマっていて本当に眼福でニヤけてくる。今回は特に音楽が凄く印象的でカッコよかった。
ただストーリー的には結構あっさり味で収まるとこに収まった
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.0

既存のキャラクターが集合するクライマックスは確かに見た目に豪壮さがあるにはあるが、それを操る登場人物の描きこみ、あるいは魅力があまりにない為、盛り上がりに欠ける。それでも基本的には楽しく見たが、人間の>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

5.0

完全にやられた。大傑作だった。
物語軸に太一を据えることにより、実は「上の句」から一貫して「持たざる者」である太一のお話だった事が明白になり、そこに向き合い、あるいは自分のスタイルを確立するという流れ
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

2.5

前作にあったロボットの重み・パンチの重みが無く戦闘シーンの迫力に欠ける。
お話・あらゆるガジェットを含めてデル・トロの隙のなさを逆説的に感じるような続編だった。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.0

それぞれの若者になりきる演技が、突き抜けたノリノリ具合によってマジックが起きている。ゲーム内の展開にそれほど意外性がなくても、4人を見ているだけでニヤけてくるシーンの連べ打ち。そして最後にはほろ苦く、>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.0

クライマックスのリメンバミーは確かに涙腺を刺激されるが、後から思い返すとそこに向けて集約されていくあまり、かなり記号的にキャラクターを操作している点が気になってきた。
死者の国のビジュアルはやっぱり素
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

4.5

計算され尽くしたであろう画面全体の構図がとにかく素晴らしくて、ロケーションも美しい。音使いの気持ち悪さと独特のアゲ感はいつも通り凄い。
グッタリするほどのイジメ描写とフレッシュなバイオレンスシーンが復
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

怪物・松岡茉優がとにかく素晴らしい。愛くるしくて可愛いけど、痛々しくてムカつく。絶妙の実在感とセリフ回しでグイグイ進行する、まさしく独壇場。
序盤想像力や妄想が生活を彩るが、その限界を容赦なく突きつけ
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.0

主演二人の圧倒的なチャームさに尽きる。二人の絡みや鈍臭いアクションを見てるだけでも充分の楽しさ。画面全体のカラフルさやドラッギーな映像も良いし、ラストで唐突に愛を語ってくるあたりも可愛い。
リュック・
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