海さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

音楽に愛された者は美しい

音楽に魅せられた者も同様に、彼らの手によって紡がれた世界を通して、その美しい世界を共に知ることができる

-世界が鳴っている
-あなたが世界を鳴らすのよ

音楽を愛する人た
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.2

雨のパリが同じように好きな人とは理屈じゃなくて、感覚で合うんだろうな

今が一番なんだ、黄金時代なんて結局は偶像崇拝。急いで追いかけるだけ急いで逃げていくものなんだ、と気づくためにしてはずいぶん長くて
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.0

どれだけ光が差さない日々が続いても夜はあけて朝がやってくる
そう、朝は必ず夜が明けるとやってくる

誇りをもって生きること
一度間違えたら終わりなんて言わないで
どれだけ小さくなったとしてもあなたの中
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はちどり(2018年製作の映画)

2.9

全員が全員いいって言ってることに違和感を覚える
ストーリーももちろんいいけど、すごく映画の雰囲気自体に感覚へ伝える力があって、心情が映像になってるなと感じた

私は非常に幸せな家に生まれたし、いろんな
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

こういうアメリカカジュアル女子、西海岸かわいすぎる

みんな最高に素敵だよ
大学いってもダサくならないでね

全ての評価高くつけすぎて、小数点での差の付け合いになってるのでもうすこしばらけさそう…

死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.8

不倫映画だ、って書かれてるレビューが多いし、死ぬって分かったら1分でも、1秒でも愛している人と過ごす時間を増やした方が良いっていうのはすごくわかる
けど、まだ23歳で知ってる世界なんか夫と娘と母と、夜
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街の上で(2019年製作の映画)

3.8

描写がすごく丁寧なのに、絶妙に非日常なところもあって、映画というより舞台みがつよい

下北沢っていうちょっとだけファンタジーな地域は、今私が住んでる地域に似ている
もしかしたらアオはわたしかもしれない
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

-

悪い意味で、こういう映画が1番幸せってものがわからなくなる

ひょっとしてこれは失恋なのではないかと思う
自分で自分を慰め、早起きしても何もせずに自らをいろんな状態で傷つけることと、タバコを吸うことを
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.8

新しいウディアレン世代
新しいニューヨークの恋

金髪でおバカな田舎娘
ホットパンツから綺麗な足が伸びる意地悪なブルネット
のしのし歩く下がり眉でアンニュイな男の子
雨のニューヨーク
いい意味で地に足
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.7

突然ウラシマ状態で、友達同士が戦ってて、信頼してた人に冷たく扱われて、荒廃した土地は自分のせいだって言われて、いつになったら目覚めるの、というひどいひどい悪夢みたい

でもシンジの子供っぽさに怒るアス
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AWAKE(2019年製作の映画)

3.8

人類対AI
実話が元になっているが、結末が事実と異なるところに最も人間らしさを感じた

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.7

わざとらしさ、なんて
伝えたいことがあるならそんなに気にならないと思った

クラスで1番人気の可愛い子が、イケメンな根暗の男の子を実は好きで彼女は…
みたいなのは枠組みでしかないと思う

いついなくな
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

3.8

じんわりくる映画だった

小学校5年生の自分を連れてきてしまい、色々考えて、過去と決別することで次のステップに自分から飛び込んだ。最後にみんなが着いてこずにバスの周りでたえこを見送るけど、それが現して
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5

ルーニーマーラじゃない版

サイコな姉貴との最後はシリーズものの映画の感じがした

マザーウォーター(2010年製作の映画)

3.6

あまり何も細かい描写がなくて、言葉の1つ1つが詩みたいで、どの言葉も私に向かって言ってるのかな、ちがうかなとかポヤポヤする感じの映画だった
こういうゆったりとした部分が日常ではなくても、心にでもなくち
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

今年の映画見納めかなぁ

感動や、心の動きが昔と変わったなと思う時、私はいつも茨木のり子の自分の感受性くらい、という詩を思い出す

大人になってかつてとは違い簡単じゃない世の中で、心の機微やひだなんか
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.7

AKIRAを観た時も感じたが、すごく先進的なことをしていた昔のものというのは今見ても全く違和感がない。というよりむしろ、何にも気づかず退屈と言ってしまってもいいかもしれない。
町山さんの解説を見てから
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.7

目覚めて束の間の朝があったが、また眠りについた

この世だっていつが目覚めていて、いつが眠っているのかわからない

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.6

マッドデイモンに似てるな

ハンサムな女はいつでもかっこいい

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.7

トムホランドかっこよすぎかな

戦争のすぐ後は死はすぐそこにあるような、そんな距離感だったのかもしれない
隣のあいつが俺を殺してくる

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.8

エノーラがとってもクレバーでキュート

ホームズが真人間で人に思いやりのある紳士として描かれているのだけが不満

侯爵もクレバーでキュート

ヘレナボナムカーターはイギリス映画だとどこにでも登場する