shuさんの映画レビュー・感想・評価

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真西へ(2019年製作の映画)

3.7

登場人物がみんな美しい。

見られることを意識した瞬間、
違いを感じた瞬間、
景色が変わって見える瞬間。

急に恥ずかしくなったり意識してしまったり、関係性が変わっていくのはこの時期特有かもしれない。
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沈黙/ある沈黙(2016年製作の映画)

3.3

妊娠した女性たちが入居する施設。
入居というより、隔離が正しいか。
不安と、苦しみと、生まれくる我が子への愛情。
或いは、この先どう生きていいか分からない人生で、すがる対象としての我が子。

女性同士
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.6

フォースの覚醒で気になってしまったカイロ・レンの小物感も、完全なるダークサイドではなく揺れ動く善悪、という立場におけば逆に葛藤が感じられて良い。
終盤のルークは渋くて良い。
ところどころ、良くも悪くも
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トータル・リコール(2012年製作の映画)

3.7

何が現実なのか分からなくなる、という意味ではインセプション辺りにも通ずるものがある。
この手の心理的に錯綜する類は好物。
サイバーパンクな映像と、アクションもかっこいい。
シュワちゃんver.もそのう
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.8

今では考えられない、お祭り騒ぎしながらの映画鑑賞。
でも娯楽も限られる時代に、そうやって老若男女問わずみんなで楽しめるって、素敵だ。
過去に想いを馳せてノスタルジーに浸るのではなく、今を生きろ、やりた
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

映像美。
カット割りやカメラワークが冴える。

テンポも良く、シュールでコミカル。
ほろ苦い後味も残しつつ、そうとは感じさせないくらいさらっと終わる。
伝聞の伝聞、という構成も面白い。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

ビートルズの良さ、音楽の良さを再確認できる作品。
にとどまらず、テンポは良いし、感動する要素もあるし、笑えるシーンもあって、重過ぎなくて、後味が良い。
ハートフルな良作。

第七の封印(1956年製作の映画)

3.5

死はいつだって側にいる。
漂う終末感。
疫病が蔓延し、願いを聞き入れてくれる神は一向に現れない。
死神と取引をし、チェスをすることで延命を図る。
その間に出会う人々。
滑稽にも映る、男女の問題で悩みも
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めまい(1958年製作の映画)

3.8

比較的展開が分かりやすい。
古くささもかえって良い。
サイケなエフェクト、偏執的な精神の異常、二転三転する展開。
終わり方の唐突さも含めて強烈な余韻が残る。

愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景vol.1(2019年製作の映画)

3.3

歪な愛。喪失。
きっとみんな少しずつ欠けていて、少しずつ異常で、けれどそれは案外ありふれたことだったりする。私にもあなたにもある歪さ。
主演の瀬戸かほの吸い込まれるような虚ろな表情が魅力。
言葉以上に
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.7

メンフィスの安ホテルを利用する三組の物語。
それぞれの物語は大げさに交わることもなく、一瞬掠めて過ぎ去って行く。
話の緩急のつけ方もまるで違う三つの物語だが、雰囲気を楽しみながらずっと観ていられる。
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.8

「巻き込まれても、どんな困難が来ても良いからずっと一緒に」
というタイプの愛もあるとは思うけれど、そっと幸せを願うような愛の形もまた美しい。
ニキータは、美しくなるのと人間らしくなるのが比例していて、
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.8

死に対する憧れと畏怖は幼さ故か?
自分の死も、他者の死も、先に好奇心が来る。
恐れを抱くのは、物理的に身の危険を感じた時にやっと。
ガラス製の巣箱。炎。
その揺らめきに目を奪われたら、その囁きに耳を傾
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.5

ジェダイとシスのフォース、ライトセーバー、それぞれの思惑。
そういった点に焦点が当たりやすいナンバリングタイトルに対し、特殊な力を持つわけでもない、人知れず歴史の闇に消えていった、知られざる英雄譚、と
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.6

行き場のない退屈、やり場のない孤独、居場所のない二人。
言語や文化の違いに振り回され、疲弊していた二人が異国の地で出会って、打ち解けるまでにそう時間はかからなかった。

挿入される音楽と、ボケ感のある
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

純粋にエンターテイメントとして楽しめる人、過剰に感じ入ってしまう人、様々いそう。

後にジョーカーとなるアーサーを、常識の通用しない狂気の男と見るのも、凄惨な過去を持つ悲劇の男と見るのも簡単だが、
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春なれや(2016年製作の映画)

3.5

とても静かで、穏やかで、優しい春の温もりを感じる作品。

老人ホームの閉塞感と、死を待つ日々、という運命の残酷さ。
年老いて、ただでさえ生きるモチベーションを保てないところにこの環境は実際のところ相当
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