merciさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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満月の夜(1984年製作の映画)

3.7

大昔、公開された時に映画館で観て、主人公の部屋のインテリアに憧れて憧れて自分の部屋を天井も壁も床も灰色トーンにリフォームしたことがあったw
80年代のその個人的な思い出とコケテッシュで妖精のような主人
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あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

-

ご夫婦愛は素晴らしいのだが…
演出の過剰な「美しさ」についてゆけなかった
…すみません(-。-;

最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

3.0

他のヨーロッパ諸国同様、アラブ系、アフリカ系、ユダヤ系、アジア系… 今や多民族共生社会となったフランスを反映した風刺と笑いの家族コメディ

美しき結婚(1981年製作の映画)

3.5

数十年ぶりにロメール作品を観直してみた

ロメールお得意の会話劇は相変わらず面白いのだけれど、この主人公の女性のキャラが痛すぎて痛すぎて… 1番苦手なタイプ。勘弁してよ〜という感じになってしまったw
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.9

去年観た記録。

じわじわと控え目に刺さる粋なオムニバス映画。 
監督のサミュエル・ベンシェトリってバネッサ・パラディの現夫だと最近知った。
センスの冴え。なるほどお似合い。

ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.4

ヴァネッサ・パラディがキュート。
昔のミア・ファローにどことなく雰囲気が似ている…
ウディアレンの好みのミューズ像は昔から変わらないのかも(生活を共にできるかはともかく)

… と思ったら監督はウディ
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ホリデイ(2006年製作の映画)

4.0

久しぶりに観てみた

クリスマス前に気分を盛り上げてくれる幸せな映画。この頃のジュード・ロウ、セクシーでイケメンすぎて辛い♡

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

岩井俊二ワールド健在… というか岩井俊二にしか作れない世界

黒木華、綾野剛…
演技であることを忘れるほど適役だった

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.3

良かった、とても。

時代描写と普遍性が同居する静かな佳品。好きな日本映画に久々に出会った。
岨手由貴子監督。お名前覚えておくことにする

逃げた女(2019年製作の映画)

3.9

今まで観たホンサンス映画の中でもっともシンプル、シンプル故に解り難い映画だった… (ビデオを巻き戻してもう一度観た)
タイトルも直裁的なのでそのまま受け取ってよいものなのかどうか迷った…
が、たぶん
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はちどり(2018年製作の映画)

4.3

14歳の少女の目に映るこの理不尽な世界、
未来の重さ、そして彼女に降り注ぐ微光

先生役のキムセビョクがとても良い

鬼火(1963年製作の映画)

4.7

20代の頃、1番好きだった映画
ルイ•マルの洗練にやられてた
魅惑的で危険な大人(と当時は思えた)の虚無の正体を知りたかったのだと思う

名画座にかかる度に細部まで繰り返し観た。
モーリスロネのクロー
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めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

4.9

過去鑑賞記録

「花は私が買ってくるわ」…
Virginia Woolf 『ダロウェイ夫人』の始まりの一行が大好きなので

小説の素晴らしさに引けをとらないひりひりするような美と痛みの映画。
花屋を
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ヨーゼフ・ボイスは挑発する(2017年製作の映画)

2.8

挑発されなかった
おっきなジャガーや毛皮のコートにアレっ?

時代と前衛…
美がない前衛は色褪せる運命なのか
流れる時間の強靭さよ

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.5

大物チョンチョンコンビ目当てで観てみた。
ウソンって正統派イケメンの代表だと思うけれど中年になった顔の良い(顔だけ)男ゆえのやさぐれ感がよく似合う
血をみるのが苦手な人にはちょっとキツイ

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.0

初めてのマレーシア映画
多民族、多宗教の国

今この時も世界中のどこかで愛や優しさが交わされてる… と映画が教えてくれる

アジアって いいね

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

4.1

心と脳と身体がそれぞれ別々に正直になったらこういうこともあるのだろうな
原題は『新しい女友達』…

すてきな終わり方だった

三姉妹 〜雲南の子(2012年製作の映画)

4.7

2010年の中国雲南省、海抜3200mの全戸80戸の貧しい村で20日間カメラを回して撮られたドキュメンタリー

あまりの赤貧ぶりに暫し茫然 言葉を失った
なぜか自分が恥ずかしくなった

長女インインの
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.6

ホンサンスのキムミニ初起用作品
キムミニも良いけれどチョンジェヨンの演技もとても良い

今まで観たホンサンス映画に必ず登場する情けないインテリ男たちの中ではこの男はわりと好き。どうしようもなく情けない
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いつか家族に(2014年製作の映画)

3.9

これは笑えない喜劇なのか幸福な悲劇なのか

軽快で明るい前半から一転、後半はガラッと様相が変わり余りの重苦しさにしばし面くらい唖然としながら観ていた
韓国の1950年代から60年代ってまだこんな時代だ
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エルミタージュ美術館 美を守る宮殿(2014年製作の映画)

4.3

コロナが始まる前の初冬、念願のロシアを旅して旅の最後にこの美術館をゆっくり観て回れたのは今となっては夢のように思える。
生まれてこのかたロシアを堅苦しく恐ろしい社会主義国とずーっと思っていたけれどその
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.1

題名に期待しすぎた

翻訳家がなめられてる感が不快
言葉に対する愛がない映画
小道具に使われていたプルーストが憐れ

We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

4.7

最高

姿の見えないマルジェラも
ひりひりするような痛みを伴うこのドキュメンタリーも

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.4

実話に基づいているとは知らなかった

精神の病を抱えなら偉業を成し遂げられたのは研究環境におけるアメリカという国の懐の深さもあるのだろうなぁ…と思った

夫婦の出会いの場面(教室の窓)、喫茶室の万年筆
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スーヴェニア 私たちが愛した時間/ザ・スーベニア 魅せられて(2019年製作の映画)

4.0

好きなティルダ・スウィントンの娘役(主役)を演じたのはティルダの実の娘だと後から知った

娘は平凡だし凄い美人ではないしティルダには似ていないけれどそこはかとない気品があって無垢な表情に惹きつけられた
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

4.1

今まで観たオゾンの映画の中では1番好き

マリーヌ•ヴァクトがとにかく美しい
初めから終わりまでずっと魅入っていた

ジャクリーン•ヴィゼットも母親役で登場。堂々と美しく老いていて嬉しかったな。
オゾ
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バンクシー・ダズ・ニューヨーク(2014年製作の映画)

2.3

バンクシーという「社会現象」を描いたドキュメンタリー。ドキュメンタリーとしての作品性は低い。