テンポが良いし、ラストのどんでん返しも痛快。娯楽映画として存分に楽しめる。
サイコサスペンスの金字塔。アンソニー・ホプキンスが素晴らしいの一言に尽きる。
日本映画のクラシックとしての金字塔。「雨月物語」「山椒大夫」と並ぶ溝口傑作の三部作。
「アメリ」好きなら観るべし。「アメリ」を観ていなければ、あえて本作を先に観るべし。ヌーヴェルヴァーグ感満載の技法で創り上げられたスラップスティックコメディ!
原作読むのとは別の楽しみ方で。映像から醸し出されるノワール感が新宿の風景とうまく絡み合っている。
ヒッチコックスリラーの要素はそのままに、コミカルなタッチが光るヒッチの遺作。
南仏ロケも相まって、ヒッチにしては珍しい、ギミカルな演出よりも壮大なスケール感が主体の映画。手放しで楽しめる。
ボーダーレスに繋がっていく展開が面白い。愛や相互理解といった重いテーマの提示に、菊地凛子の演技力も一役買っている。
この下らなさはアメリカンコメディでは出し切れないものがある。とにかく笑いたいときに観たい。
低予算ながら、ホラー作品としての完成度は高いと思われる。何度も見返したいとは思わないが、一度は観ておくべき作品。
実際観てみるとアクション主体というよりも、作風はノワールというかサイコスリラーというか。登場人物の設定は全てが伏線になってるし、最後まで引き込まれる。
北野映画の原点であり、深作欣二から譲り受けたフォーマット。後の作品で開花する絵画的な美しさや、漂う空虚感は薄いが、それを予感させる作品。
この映画で描かれるのは、武士としての生き様や浪漫といったものではなく、参勤交代という当時のヒエラルキーをコミカルかつ巧妙な視点で捉えたもの。そこのギャップこそが本作品の醍醐味となっている。
風刺でもなく、平和賛美でもなく、浪漫的な描写。フラー作品ならではの潔さやB級ぶりも顕在。
短命で燃え尽きたジョイ・ディヴィジョン。稀代のロックンローラーであるイアン・カーティスに対する作り手の愛が存分に感じられる作品。
初期のビートルズの魅力が存分に分かる映画。若かりし頃のレノン、最高。
チャップリンは1940年の時点でここまでクリティカルな目線で映画を撮っていた。ゴダールの「映画史」においてもエイゼンシュタインや溝口と肩を並べる存在であるし、殊にその批評性に関しては当時の作品としては>>続きを読む
黒澤の戯曲としての最高傑作。原作はゴーリキイ。マルチカムによる撮影技法も秀逸。駄作という評もあるが、それで観ていないという方は非常に勿体無い。一見の価値有り。
心地よいストーリーテリングは娯楽映画としての邦画のポテンシャルを改めて認識させられる。良作です。
「ツィゴイネルワイゼン」が現実世界の写実的作品であるのに比して、本作は浮世離れしていてトリップ感満載の絢爛たる映像美に溢れている。清順作品を語る上で避けて通れない金字塔。
清順の美的センスが凝縮され尽くした作品。浪漫三部作の中でも最高傑作。
近年の007とは似て非なるB級スパイ映画の金字塔。「燃えよドラゴン」にもつながる系譜。
アメリ的なブラックコメディ感が全開。何度も繰り返し観たいとは思わないが、アメリカ映画に飽きたときに観ると絶妙に理解できる。
フランス独特のユニークさ満載なシュールコメディ。これは絶対にアメリカ人には創れない映画。