しゅんさんの映画レビュー・感想・評価

しゅん

しゅん

2016.1.1〜
一回観ただけで採点する度胸も能力もないので、点がついてるのは複数回観た映画です。(途中から新作もつけることにしました)
家で映画を観るのが苦手で劇場で観ることが多いです。名画座好きです。
もっともらしいことを言ったりします。昔は映画苦手でした。

映画(754)
ドラマ(0)

愛がなんだ(2018年製作の映画)

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生きることの「終わりのなさ」を描いているところに極私的にグッとくる。食べること(食事シーンの過剰さ!)の繰り返しから我々が逃れられないように、自分と他人との不可解な関係からも逃れられない。故に、コップ>>続きを読む

わるい仲間(1963年製作の映画)

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電気グルーヴをフランス人にしたような風貌の二人組のダッシュ💨みんな金がない。スクーター二人乗りで見る夜の街と朝のふざけたやりとりで、全てがOKになる。
「こう見るとおれっていい顔してるよな?」に「後頭
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サンタクロースの眼は青い(1965年製作の映画)

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建物の中にいるジャン=ピエール・レオーを、カメラが建物の外から映すときの距離感に掴まれる。
「89」という数字が二回登場し、ナンパはことごとく失敗し、ダッフルコートはなんの役にも立たなかった。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

1.5

ガクトとピーナッツの話だった。

movixさいたまで観たのはよかったのか悪かったのか。元東京都民、現埼玉県民として引き裂かれる。まぁ八王子なのでどちらにせよアレですが…

アリックスの写真(1980年製作の映画)

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写真と声がどんどん重なったまま分離してゆく気持ち悪さがすごくて、くしゃっとなった二足のブーツの写真に「この二人は友達なの」といってるところでハッとする。分裂がさも自然に、何事もなかったかのように導入さ>>続きを読む

不愉快な話(1977年製作の映画)

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何故のぞき穴からはっきり女性器が見えるのかはよくわからないが、ロンズデールのシャツの間からは肌色の肉がよく見えた。

フィクションとドキュメントで、あまりに俳優の感じが違う。ドキュメントの方が演技がか
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ギターはもう聞こえない(1991年製作の映画)

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直前にみた都写美の志賀理江子展が強烈だったのでボケーっと観てしまったのですが、ヤン・コレットの窪んだ(おそらく見えていない)左目とお風呂出てから体を拭かずに服を着るブノワ・レジャンと髪をバンドでアップ>>続きを読む

無花果の葉(1926年製作の映画)

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現存する一番古いハワード・ホークスだが、コメディの素地はできてる。アップの頻度が多かった気がするのと交通事故シーンの激しい合成具合が気になる。
オリーブボーデンの顔がちょっと苦手。メインストーリーとは
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ヒット・パレード(1948年製作の映画)

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都合のいい筋書き自体がこの映画の音楽の魅力とリンクしてて最高!「七人の不器用な天使たち」に泣く。カラーで動くグッドマンとサッチモとライオネル・ハンプトン。素敵。

家に帰ってきたときに仏像あった気がす
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イメージの本(2018年製作の映画)

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西洋芸術史(主に美術、文学、映画)の強い教養をはっきりと要求している感じがあるので、僕みたいな半端な人間が言えることは限られていますが、それでもサラウンド音声を馬鹿っぽく使う威勢の良さと暗転を多様させ>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

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エンドゲーム観た後で。

楽しさの重層化(バカなアクションとして楽しめる、シリーズ全体のエピソード込みで楽しめる、現代国際政治のカリカチュアとして楽しめる)が達成されていて、優れた作品(群)だなぁと素
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

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とりあえず、みました。アメコミヒーロー不感症の私だけど、三時間あっという間で楽しかった。最後のスウィングジャズを聴くと、第二次大戦がベースにある感じがしてくる。It's been a long,lon>>続きを読む

お家に帰りたい(1989年製作の映画)

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シネマテークのやつ。

コミックをネタにコミックを登場させながらコミックみたいな映画を作ってる。最初の飛行機のあからさまな作り物感からもうコミックで、今まで観たレネの映画全て忘れてしまいそうなほどあっ
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ワイルドツアー(2018年製作の映画)

3.5

三宅唱映画の音楽の確かさはまちがいなくて、今回もHi Specによるテーマが主役級によい。素朴な跳ねる音にメロディが加わり、やがて感情の綾を作っていく。それに引っぱられていくように中学生たちの憧れが加>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.8

酒の入ったグラスにショッキングピンクの胃薬液が落ちていく。混ぜてはいけないものを混ぜるイーサン・ホーク。暗い画面の連続の中で時々挟まれる光が鮮やか。髪の毛が顔にかかる瞬間がエロサスペンスで「ふわぁ〜!>>続きを読む

多十郎殉愛記(2019年製作の映画)

3.5

充実。動機のもやもやや戦闘シーンの重さに退屈を感じる人がいるのもわかるところあるのだけど、僕にとってはもやもやが観た後に腹にくる。説明のつけられないカッコ悪さにグッとくる。高良健吾はまり役では。重心移>>続きを読む

ある闘いの記述(1960年製作の映画)

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シーニュ(しるし)の話。聖書図書館。マーケットでたかる蝿。下り坂。飛行機。

ドキュメンタリーではなくエッセイなんだな。

シベリアからの手紙(1958年製作の映画)

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風景画と擬似CMと想像力でできた可愛らしい〝手紙〟。

ゲンズブールみたいな歌を歌ってるのはゲンズブールだろうか。マンモスアニメは衝撃。

私の20世紀(1989年製作の映画)

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『心と体と』の精緻さにやられた身としては、この映画の軽薄な狂騒にちょっと肩透かしを喰らった感。ショットもあまり印象を残さないし。共通してたのは女性に対するユーモアだったな。

クストリッツァのごとく私
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これがロシヤだ/カメラを持った男(1929年製作の映画)

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昔動画で観た記憶あったんだけど、こんなに可笑しくて楽しげな映画だったけか?

映画を撮る・映すことをドキュメントしながら再加工していく。役者や筋といったものを排除することで映画のみに表現できるものを探
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.0

KKKのメンバーに『アイ、トーニャ』のあいつがいたところが一番テンション上がる。

「州で最初のブラック系の警察官 」ってもっと緊張感あると想像してたのだけどどうなんだろう。全編にほのかに感じられるユ
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THE DEPTHS(2010年製作の映画)

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死体のまばたきを欠点ではなく美点だと感じる俺の感性は何に由来するのだろう。

一つ欠けた風船、Uターン道の反復、離れていく線路と道路。アップショットをぶち破る鏡破壊シーンの快感!

最後の手紙(2001年製作の映画)

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ワイズマン唯一の劇映画。といっても一人の女優の独白劇を映し続ける作品を「劇」と名指すのがふさわしいか心許ないけど。カットが意外と多い。そしてカトリーヌ・サミーの動きに対するカメラの移動が鮮やかで、やは>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.2

凄まじい。クリント・イーストウッド演じる運び屋は実在の人物であり、当然監督本人の戯画でもあるけれど、なにより資本力を駆使する人たらしから想起されるのはドナルド・トランプだ。これは身勝手な老人の回心の物>>続きを読む

上海から来た女(1947年製作の映画)

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スッゲェ良い。『市民ケーン』よりこっち。吸えないタバコを包む(その後のシーン以降吸いまくる)リタ・ヘイワース、甲高い声で笑うグレン・アンダース、全ての言動がクセになるオーソンウェルズ。全員変でおもしろ>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

ランティモス作品で一番好きだ。法の残酷さと人間の独善性を主題に置きがちな人にとって英国宮廷劇は御誂え向きの題材だったんじゃないか。多用される魚眼レンズがどこまで効果的だったかはよくわからないが、長い廊>>続きを読む

ルシファー・ライジング(1972年製作の映画)

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どろっどろの溶岩がいい。二つの映像のクロスさせるところの自然さがいい。象が蛇を潰すところがいい。ボーソレイユ(フランス語で「美しい太陽」って名前かっこよすぎじゃないですか?)の音楽がいい。殺人犯ですが>>続きを読む

Kustom Kar Kommandos(原題)(1970年製作の映画)

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ピンクのふわふわの肌触りが視覚から伝わるんだなぁ。車整備してるだけの映画。すごく好き。ケーケーケー。

Invocation of My Demon Brother(1969年製作の映画)

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テープループで作られたサウンドトラックはミックジャガーが作った曲の中で一番カッコいい。

スコピオ・ライジング(1964年製作の映画)

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2002年にDeath in Vegasという人たちが出したScorpio Risingというアルバムをよく聴いていて、それでこの映画の存在を知ったのだけど、ようやく観ることが叶った。早稲田松竹ありが>>続きを読む

快楽殿の創造(1954年製作の映画)

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オーバーラップが目にうるさい。人が多い。悪魔儀式的なマークの使い方は「ラビットムーン」の方が活きてたような。ミルクっぽい液体から湯気が立ってたのが気になる。
勝手に抱いてたケネスアンガーのイメージはこ
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人造の水(1953年製作の映画)

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水きれい。噴水は男根メタファーなのかもしれないけど、それ以上に青白い色彩に惹かれる。早稲田松竹五本立てで観たやつの中だとこれが一番好きかも。

ラビットズ・ムーン(原題)(1950年製作の映画)

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Dells/Oh What a nightなどのドゥー=ワップに乗せて、月とピエロのダンスが続く。月がアップになって明らかに電灯だってわかるとこと、二人目のピエロ(?)が現れるときの体さばきで笑いまし>>続きを読む

Puce Moment(原題)(1949年製作の映画)

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色とりどりの布が現れるところやつがタモリ倶楽部のオープニングを想起させた。音楽が60年代のサイケフォークっぽかったんだけど、49年の音楽なのかな?だとしたらとてもモダンで驚くのだけど。

Fireworks(原題)(1947年製作の映画)

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好き。保守的だったであろう時代の同性愛(愛というか欲望か)表現。ベッドの膨らみが像。マッチョポーズの(腹筋と背筋それぞれの)アップ。

全体的になんかモリッシー。

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