シュンティさんの映画レビュー・感想・評価

シュンティ

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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

とても楽しみにしてた本作。

ストーリーを書かず、観て感じたことを列挙していく。

傷を抱えていない人なんていなくって、大なり小なり傷は心や体にある。

ただ、その傷は他人からすれば見えないこともある
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一作目から見続けているジョン・ウィックシリーズ。

正直、3作目でパターンも見えてきた感があり、4作目はさほど期待していなかった。

その低い期待を軽々と超え、場外ホームランを打たれた気分。

まず、
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃から、もう何十回と見ているけど、一向に飽きない。

話の筋は完全に覚えている(バルス以外の呪文も口ずさめるほどに)のだけど、
久石譲の劇中音楽や、物語の構成がすごくいいので、何度でもワクワクさせ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

うーん、やっぱりなぁ…。

予告で「子供時代のイスが動く」とことか、「猫を模したキャラクター」が出てるとこを見たとき、イヤな予感がしたんだよな。

段々と、僕が求める新海誠作品から遠のいていってる感覚
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

何かが足りない。

ガリレオシリーズはドラマや映画はすべて見ていて、原作小説もところどころは読んでいる。

湯川、内海、草薙の3人が揃った映画としては「容疑者Xの献身」以来となるそうだ。14年前。あれ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「シン」の真の意味。

空想特撮映画、と題された本作。

特撮で「シン」を冠した映画といえば「シン・ゴジラ」。庵野秀明が関わっている特撮もの、という共通点があることもあり、本作にも「シン・ゴジラ」らし
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百花(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

母親との関係性で見え方が変わる映画。

残念ながら、僕には響かなかった。

なぜ子供を置いていったのか、その理由があまりにも身勝手だったからでもあるし、過去に僕が置いていかれたことがあったから、なおの
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

予備知識をほぼ入れずに見た。

ハサウェイがブライトさんの息子だということすら知らずに。

それがまずかったのか、人間関係や組織の構図なんかがごちゃごちゃして見え、あまり楽しめなかった。

原作小説ま
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余命10年(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

「余命が10年もあれば色んなことが出来るのに、主人公はやらなかった。そこに感情移入できなかった。」

本作のとあるレビュー。

このレビューを見た時、本作は未見だった。

だけど、見当違いであることは
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ガンダムが好きな友人がいる。

その影響で多少はガンダム作品を観てはいるけど、いわゆる「ファーストガンダム」は劇場版の三部作しか観ていない。

今作はそんなファーストガンダムのテレビ放映版から1話を取
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

-

るろうに剣心の映画を観ると、なんだか釈然としない。

アクション、なんだよね。殺陣じゃなくて。

時代劇を謳ってるものの、刀を使ったシーンがもれなくアクション(ワイヤーとかも使う)なので、緊迫感のある
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

細田守の作品は、映像が綺麗という視点で語られることが多い。

確かにその時点での映像表現ではトップクラスにいいものを作る。

ただ、僕の中では「ただ映像が綺麗な人が作った作品」になりつつある。

仮想
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静かな雨(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

人と人、それぞれに世界があって、それぞれは交わることはあっても全くの同一になることはない。
人生を生きていると、その事を痛感する出来事が結構ある。
自分の価値観だけで相手のことを判断してしまったり、「
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

人と話すことが苦手だ。

誤解がないように付け加えると、人は好きだ。

ただ、自分のことを相手に話すことが、どうにも慣れないというか、怖いというか。

それゆえ、友人の数はそんなに多くないけれど、友人
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

925秒予告など目を惹くプロモーションが僕の周りでも話題になっていて、その予告を見て本作を是非映画化で見たい、と思い有給を使い1時間半かけて映画館に赴きました。今、映画館で見なきゃダメな映画だ、と直感>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.6

この映画ほどエンドロールの重要性を感じたことはない。

エンドロール自体が意味を持つわけではなく、作品を振り返る時間が必要だったから。

3時間があっという間だった。どのシーンにも意味があるように感じ
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

あの「この世界の片隅に」が、またスクリーンで観られる。そう期待して、映画館に足を運んだ。

(さらにいくつもの)とタイトルに追加されているように、初回では省かれていた原作シーンを大幅に追加している。
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あらすじとタイトルを見て「こんな感じのストーリーなのかな?」と予想するとその中に何重にも張り巡らされた伏線に驚かされる。

9人も翻訳家が出てくるけど、人物像の深掘りは大筋には関係ないため浅め。

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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

それはもう、楽しみにしていた本作。新海誠の作品は「ほしのこえ」から「君の名は。」まで(全てリアルタイムというわけではないけれど)観ている。

今回の特報が発表された時、楽しみに楽しみにそれを見た。
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未来のミライ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

前作「バケモノの子」を観た時に、次作が楽しみだと残していたのだけど、本作はそんな期待を裏切る出来だった。

主人公の一人であるくんちゃんに、全く感情移入できないのだ。

子どもに大人が感情移入できるか
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

特に面白い話の筋があるわけでもないし、ロマンチックでも感動的でもない。なのに、この映画を劇場で観た時、自然と涙が出てきた。

多分、邦画の持つ力を感じたから。

邦画らしさ、というのは人それぞれあるだ
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