上旬さんの映画レビュー・感想・評価

上旬

上旬

映画(1020)
ドラマ(9)

テス(1979年製作の映画)

3.7

【第53回アカデミー賞 美術賞他3部門受賞】
ロマン・ポランスキーが手掛けた文芸作品。その美しさ故に招いた女性の悲劇…

とてつもなく理不尽な話で、ストーリーだけ見ると『ダンサー・イン・ザ・ダーク』く
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.7

【第77回ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)受賞】
本業はラッパーで、最近は『クレイジー・リッチ』『オーシャンズ8』など女優業にも進出しているオークワフィナの初単独主演作。
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歌え!ロレッタ愛のために(1980年製作の映画)

3.5

【第53回アカデミー賞 主演女優賞受賞】
実在のカントリー歌手、ロレッタ・リンの半生を映画化した作品。『キャリー』で一気に注目を集めたシシー・スペイセクが主演を務めオスカーを獲得した。

オーソドック
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TENET テネット(2020年製作の映画)

2.9

話が難解で凝っている割には画面作りや衣装・美術に新鮮さがなく印象に残らなかった。

ノーランは前から苦手だけど、これはその極みのような作品。自分の考えた凝った話を映像化する、というのが主目的で、それ以
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鳥(仮)(2016年製作の映画)

3.5

『淵に立つ』などの深田晃司監督の短編。

しょーもな!でも面白い笑

その場を逃れようと変なことを言って、それがエスカレートしてどんどんおかしなことになっていく感じとか深田晃司節だなぁー

糸とアーモンド(2019年製作の映画)

2.8

いやいや、待って待って。いい話っぽくまとめてるけど普通に窃盗だろそれ。

悪い意味でどんでん返しされてしまった…

メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

3.5

マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロスなどを輩出したモータウン・レコーズの裏側を描いた作品。

流れる曲にとにかく酔いしれる最高の時間だった。映画としても構成はしっかりしているし、
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マーティン・エデン(2019年製作の映画)

3.4

【第76回ヴェネツィア映画祭 男優賞】
『ジョーカー』を抑えて男優賞を獲得した作品。19世紀が舞台のジャック・ロンドンの小説を20世紀のイタリアに置き換え映画化した。

とっても素敵な作品だと思う。で
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ヴィタリナ(2019年製作の映画)

3.2

【第72回ロカルノ映画祭 金豹賞&女優賞】
僕にはまだ早かったな…こんなに長い130分初めてってくらい退屈で眠かった…

暗闇を基調としたシャープな画面作りや主演女優さんの佇まい、そして神父の演技は凄
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Blue(2018年製作の映画)

3.7

『ブンミおじさんの森』などのアジア映画の巨匠、タイのアピチャッポン・ウィーラセタクンの短編作品。
パリ・オペラ座とのコラボ企画で生まれた作品…ではあるが紛うことなきアピチャッポン作品。

横たわる女性
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足枷(2019年製作の映画)

3.2

短編ならではの王道ホラー。オランダの作品。

説明不足な要素がプラスになっているところとマイナスになっているところがある気がする。

あの正体は何なのか(誰がどこから持ち込んだかは分かるけど正体は分か
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スティック(2019年製作の映画)

3.5

フィンランドの短編作品。
犬を飼いたい女の子はお父さんに木の枝を渡され、3日間欠かさず1日3回これを散歩できたら飼ってもいいと言われる。

女の子のセリフがちょっと直接的すぎるのが気になったけど、オチ
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スタア誕生(1937年製作の映画)

4.8

【第10回アカデミー賞 原案賞受賞】
『民衆の敵』『牛泥棒』などのウィリアム・A・ウェルマン監督がジョージ・キューカー監督『栄光のハリウッド』を下敷きに製作した作品。『第七天国』などのジャネット・ゲイ
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恋愛社会学のススメ(2009年製作の映画)

3.3

【第59回ベルリン映画祭 審査員グランプリ・女優賞受賞】
『ありがとう、トニ・エルドマン』で全世界に注目されたドイツの女性監督マーレン・アーデの作品。

突発的に何か変なことをする感じや、それぞれの視
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.8

知られざる映画音響の仕事についてのドキュメンタリー。

『トップガン』『ブレイブハート』『地獄の黙示録』『スター・ウォーズ』などの本編映像を挟みながら映画音響の歴史を学べるのはとても面白かったし、それ
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

5.0

さわりだけ観ようと思ったらいつのまにか全部観てしまった。すっごい好き。町山智浩さんの解説を聞いて全てが腑に落ちた。てかこれ最低でも『オクラホマ!』というミュージカルを知らないと理解できないね。特に終盤>>続きを読む

怪談(1965年製作の映画)

4.5

【第38回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
小林正樹監督が小泉八雲『怪談』の「黒髪」「雪女」「耳なし芳一」「茶碗の中」を映画化した作品。

静的で美しい画面づくりや不気味な語り口がとても好みの作
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レニ(1993年製作の映画)

4.1

「私の罪は何ですか?」

『オリンピア』そして『意志の勝利』というドキュメンタリー映画の先駆でありナチスのプロパガンダ映画をつくった女性監督レニ・リーフェンシュタール。

90歳近くになったレニへのイ
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.0

今ミッドウェイ海戦を映像化する意味とは…?

流石戦闘シーンは立体的な音響や迫力のある映像のおかげで退屈しなかった。

しかし結局はアメリカ側も日本側も安易なヒロイズムに陥ってしまっている。

また日
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.5

僕はLGBTQ当事者で、日本の映画やドラマのゲイ描写は遅れている、という印象だったのだが、知名度のある監督や役者、この規模で公開される映画としては万々歳!と思える良い出来だったと思う。

かなり期待し
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我が道を往く(1944年製作の映画)

3.1

【第17回アカデミー賞 作品賞】
『邂逅』『新婚珍道中』などの名匠レオ・マッケリー監督作品。老神父を演じたバリー・フィッツジェラルドは主演男優賞と助演男優賞の両方にノミネートされるという異例の事態にな
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.8

【第91回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞ノミネート】
中国系、黒人、白人のスケボー仲間3人の過去と現在を映した作品。

それぞれ抱える問題はそれぞれ異なるけど、「親との不和」「貧困」という共通点
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失われた週末(1945年製作の映画)

2.9

【第18回アカデミー賞 作品賞】
名匠ビリー・ワイルダーの作品で、アカデミー賞では作品賞と監督賞を獲得、主演のレイ・ミランドは主演男優賞を獲得した。

アル中に苦しむ元作家の男の話。とにかく酒のためな
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.8

『ヘルプ 心がつなぐストーリー』のテイト・テイラー監督がオクタヴィア・スペンサーを主演に据えて撮ったサイコホラー。

マギー役の子、最近見たよなー、と思ってたら、『ブックスマート』でエイミーといい仲に
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ローズ・イン・タイドランド(2005年製作の映画)

3.3

テリー・ギリアムが『ブラザーズ・グリム』の製作が滞っているときに低予算で撮った作品で、原作はミッチ・カリンの小説『タイドランド』。原題のTidelandは干潟、低い海岸地帯の意味で、お婆さんの家のある>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

5.0

【第70回アカデミー賞 作品賞】
言わずとしれた名作ですが、観たことなかった。長いしラブストーリー苦手で…アカデミー賞では史上最多の14ノミネートで11部門受賞した(ノミネート数では『イヴの総て』『ラ
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劇場(2020年製作の映画)

3.8

松岡茉優が上手すぎる。この役ってすごく微妙なバランスで、下手な人が演じると何考えてるか分からない人になりがちなところをすごく上手く演じている。

山崎賢人は思ったよりよかったかな。松岡茉優と比べてしま
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シリアにて(2017年製作の映画)

4.0

【第67回ベルリン映画祭 パノラマ部門観客賞】

「あなたは強い女性だから」
「誰もがそうよ」

『37セカンズ』と同じパノラマ部門の最高賞を獲った作品。シリアの内戦下で生きる一家を生きる。

一家と
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

いやー、やられたー…

大音量で流れる音楽、突然切れて訪れる沈黙と緊張、言葉のない沈黙…音の使い方が抜群に上手い。

一人の少年の成長物語のように始まるものの、辛いのは自分だけではないと気付かされる中
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呪われの橋(2020年製作の映画)

3.6

なかなか面白かった。

話は王道だし、展開は途中で予想できてしまうのだけど、髪の毛や水といったJホラーっぽい要素も取り込みホラー演出はなかなかよい。

CGもかなり頑張っている方なのでは。

ただラス
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断崖(1941年製作の映画)

2.9

【第14回アカデミー賞 主演女優賞受賞】
ヒッチコック作品で、主演のジョーン・フォンテインはオスカーを獲得。またケイリー・グラントはこれがヒッチコック作品初参加。

影の使い方や終盤の夫が殺そうとして
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喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

3.3

Filmarksオンライン試写にて。

『百円の恋』の脚本を手掛けた足立紳さんの監督作品で、去年の東京国際映画祭では脚本賞を受賞した。

さすが脚本家さんだけあり展開のさせ方が無理がなく上手い。水川あ
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クロノス(1992年製作の映画)

3.5

『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロの長編デビュー作。

クロノスの内部のこだわりよう、異形なものへの愛は後々の作品へと確かに通じるものがある。ラストの終わり方は『パンズ・ラビリンス』
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サーカス・オブ・ブックス(2019年製作の映画)

3.4

アメリカゲイ界で最も有名なポルノ書店である「サーカス・オブ・ブックス」を経営する夫婦を撮ったドキュメンタリー。

保守派によるポルノの弾圧、エイズの流行とその偏見と厳しい時代を「傍観者」として眺めてき
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愛と希望の街(1959年製作の映画)

4.7

大島渚の長編デビュー作。これは素晴らしい。

大島渚にしてはちゃんとした日本映画なのだが、確かに大島渚らしさはある。

同じ鳩を何度も売るという行為、そんなに悪いかな、と思って心が離れかけたその瞬間に
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四川のうた(2008年製作の映画)

3.0

第61回カンヌ映画祭のコンペに出品された作品。ドキュメンタリーの形をとった映画で、壊されゆく工場とそこに関わる労働者の人生が並行して語られてゆく。

うーん、ジャ・ジャンクーの作品としては初めて何の感
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