上旬さんの映画レビュー・感想・評価

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映画(600)
ドラマ(7)

雪の轍(2014年製作の映画)

3.2

2014のパルムドール受賞作にして3時間20分の大作。結論から言うとイマイチ。

『読まれなかった小説』がなかなか好きだったから期待して臨んだけど、イマイチのりきれなかった。

画面は美しいし、会話も
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

5.0

『シンプル・フェイバー』のポール・フェイグ新作ということで楽しみにしてました。

エミリア・クラークとヘンリー・ゴールディングは今年のベストカップル決定!笑った顔がなんとなく似てるんだよね。宇多丸さん
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ビクラムの正体 ヨガ、教祖、プレデター(2019年製作の映画)

3.3

カリスマヨガ講師…が化けの皮を剥がされていく様を描く。つまり経歴からなにまで嘘だったと。

セクハラ、レイプまでしながら未だにビクラムヨガの団体は続き、アメリカ国外で講習まで開講。被害者にはお金は一銭
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イルマ・ヴェップ(1996年製作の映画)

4.0

初アサイヤス!おもしろかった!

周りの映画関係者たちは不平不満批判ばかり。そんな中マギーは監督に理解を示すのがおもしろい。本当に分かるんだろうな。

最初の試写の映像よりもマギーの夢の中の現代版イル
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読まれなかった小説(2018年製作の映画)

3.7

長い作品だけど、飽きずに見ることができたし、これまで一番ムカつく主人公だった。

「オレは親父とは違うんだ」というプライド、文学にたいしての理想を振りかざす様が滑稽というよりムカムカした。ただ、後半の
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KIN/キン(2018年製作の映画)

3.6

ポスターのサイバーなイメージで観ると正直地味な話だった。未知の武器のデザインはいいのになかなか戦ってくれない。など残念に感じてしまった。

ただ、話の大きな骨格として「失いかけていた家族の絆を取り戻す
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

ホラーというかスリラー。良くも悪くもマイク・フラナガン監督の作家性が強い作品。フラナガン監督はそもそも非常に上品で上質なホラーをつくる方で、かなり高度な技術を持っている。ネトフリのドラマ『ホーンティン>>続きを読む

ニーナ・ウー(2019年製作の映画)

4.0

好みでした。ワインスタイン問題、Metooから着想を得た作品で、今年のカンヌで大評判になった作品。

劇中劇やその役柄と現実が錯綜していくストーリーがすごく面白い。本当にどれが現実なのか全く分からなく
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熱帯雨(2019年製作の映画)

5.0

傑作でした。今年ベスト級。エンドロールで涙があふれてきて、ボロボロ泣いた。

デビュー作である前作『イロイロ ぬくもりの記憶』が数々の賞を受賞し、そのプレッシャーのなかの5年ぶりの新作という。しかも前
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ある女優の不在(2018年製作の映画)

3.8

カンヌ出品時点では自宅軟禁状態に置かれていたパナヒ監督が本作ではそのままパナヒ監督として出演し、現実と虚構の境目が分からなくなりそう。

現在の国民的女優、「芸人」なんかなるなと田舎で居場所がない女優
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

前作の方が好きだけど楽しかった!それにしてもリトルロックちょっと太りすぎじゃ…

あの四人が堪らなく愛しいし、新キャラもなかなか強烈でよい。何か突き抜けてるものはないけどキャストが良すぎる。ビル・マー
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.5

ドルビー字幕で。まず前作はリアルタイムでみてはおらず、特に熱烈なファンというわけではない。DVDでみて「ああ、普通に面白い!」くらいのスタンス。

で、個人的には映像の美しさは素晴らしい。でも前作の方
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.8

大好きです!この四人、永遠に見ていたい!展開も早くて笑いありラブありで楽しかった~短いのもいいね!

それぞれ何かを背負いながら生きていた四人が本当に家族になる。ゾンビものなんとなくみてなかったけど色
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マーダー・ミー・モンスター(2018年製作の映画)

4.2

愛欲を描いた作品と読み取った。その姿、そして尾先は完全にペニス、そして最後クルスは尻にその尾を差し込まれる。開いた口は女性器。恐らくモンスターは押さえ付けられた性欲をあらわしているのでは。

クルスの
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.5

普通に楽しめた!一本の映画としてみると盛り上がりに欠けるけど、続編への導入だと思ってみるとちょうどよい。続編があるかどうかは別にして。希望としてはつくってほしい。

ラストの納屋でのシークエンスは最高
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罪の手ざわり(2013年製作の映画)

3.9

中国作品でありながら中国では未だ公開されていない問題作。

ジャ・ジャンクー作品はなぜこんなに惹き付けられるのだろうか。いわゆる群像劇で、下層で生きる庶民が暴力という罪に触れる瞬間までを描く。

実際
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

4.3

中国の一人っ子政策の裏側、というか実情を描くドキュメンタリー。衝撃的。中絶や避妊を強制され、二人目を産めば家を取り壊される。

中絶を強制した計画生育委員と呼ばれる助産師の女性は罪の意識を感じ、今は不
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ディアスキン 鹿革の殺人鬼(2019年製作の映画)

3.9

鹿皮のジャケットから「世界で唯一のジャケットになりたい」と指令を受ける(わからない)

だからジャケット脱いでもらって二度と着ないと誓わせる(わからない)

殺せばいいと指令を受けて問答無用で殺す
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.9

好きではないが、巨匠がエンタメ性とか興行とか無視して好きに作った映画として貴重な作品だと感じた。けっこうコメディ風味だから見易い!

主人公が感情がない、というか自分というものがない存在として一貫して
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(2019年製作の映画)

4.0

掛け値なしにおもしろい!サンダンスで受賞、アカデミー賞コロンビア代表、ロンドンでグランプリと今乗りに乗っている映画なので期待していったが、期待値を軽く超えてきた!アカデミー賞、少なくともショートリスト>>続きを読む

野いちご(1957年製作の映画)

5.0

人生振り返りものの原点にして最高傑作!

デ・キリコのような誰もいない街、人生の裁判など抽象的で奇妙なシーンが挟み込まれ、「自分の人生には何もないのではないか」と思い始める。

今までみたベルイマン作
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グレタ GRETA(2018年製作の映画)

2.9

期待外れでした。よくあるサイコパススリラー…以下です。

演出が大仰すぎないかこれ。監督の作風と言ったらそれまでだけど、なんにでもデカい音をつけたがるのが本当にダルい。てかダサい。

そもそもフランシ
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スリ(掏摸)(1960年製作の映画)

3.8

初ロベール・ブレッソン。なるほどこれは面白い。華麗なスリの手口にキレのある演出が素晴らしい。

過度にドラマ的にならず、でも人の葛藤やコンプレックス、愛情を描き出すのがすばらしい。76分でサクッとみら
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ワウンズ: 呪われたメッセージ(2019年製作の映画)

3.5

『アンダー・ザ・シャドウ』のババク・アンバリ監督新作ということで楽しみにしてました。確かカンヌに出品されたんだよね?

ラストはよく分からんけど全体としては気持ち悪くてよかった!

ダコタ・ジョンソン
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.3

白石監督の作品は初です。それを後悔するほどによかった。今年の邦画ではベスト級。

鮮やかな伏線回収に確かな演出力、キャストの演技に痺れた。

ただ、指摘されてる方もいるけど、佐々木蔵之介のパートはちょ
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少女は夜明けに夢をみる/ 夜明けの夢(2016年製作の映画)

4.3

「なんで僕に娘がいると言ったとき悲しい目をしたの?」「私はゴミの中で育てられたのにあなたの娘は愛されて育ったのだと思ったから」という会話でもう耐えられなかった。

更正施設にいる少女たちを追うことで、
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神の愛(2019年製作の映画)

3.3

退屈はしなかったが、期待していたほど美しくもなく、日本人には縁遠い救世主待望論を押し付けられた感じ…

メシアの再来を待ちわびるだけの社会と台詞ではいうが、それが一般人にどういう影響をもたらしているか
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8月のエバ(2019年製作の映画)

4.0

とにかく主演の女優さんがいい。『旅のおわり~』の前田敦子みたいにどこか不満げに街をさまよう。

8/1~13までの、女優をやっていたけど辞めて自分探し中らしい33歳のエバの日記という風に進んでいく。撮
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青雲 ~投げ出した人生の拾い方~(2019年製作の映画)

2.8

レビューしようと思ったらFilmarksになかった。ので、追加してもらいました。

良くも悪くもいわゆる大衆向け感動作ではなかった。

演出はいいなと思ったところがたくさんあるし、撮影も画面映えする。
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.9

前編より断然面白かった!まさしく全シーンがクライマックス!90年版ではペニーワイズの正体がは?って感じだったのでこれはかなり頑張ってはいた。

でも先住民の下りはちょっと唐突だし、全体のトーンと合って
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.3

最高最悪のトリップムービー!未だに精神がおかしい。まさに見る地獄。

初のギャスパー・ノエ作品で、途中まではそこまで残虐ではないじゃん?と思ってたが妊娠した女性が蹴られるあたりからもうポカーンと口を開
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ディスコ(2019年製作の映画)

3.3

『ブラックスワン』か、または『ある少年の告白』みたいな話?と思ってたらどっちでもなかった。

まともな人が全く登場しなくて、段々どうでもよくなってきて正直終盤覚えてない。こういうキリスト教の闇というか
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動物だけが知っている(2019年製作の映画)

3.8

観客賞そして最優秀女優賞おめでとうございます!文句なしに面白い作品でした!後味の悪さ、というか気持ち悪さがドミニク・モル監督だなーという感じ。

非常によくできた人物パズルで、負の連鎖がドミノ倒しのよ
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湖上のリンゴ(2019年製作の映画)

3.2

悪くない!美しい、どこか謎めいてもいる初恋の物語。

何故か15分くらい眠ってしまった…

いいシーンも沢山ある。木を燃やす場面や冒頭の氷の上のリンゴなど。でも少年の幻想での女性とのシーンがなんか安っ
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ファイアー・ウィル・カム(2019年製作の映画)

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中盤ほぼ寝てしまって話が分からなかった。悔しい。楽しみにしてたのに。連日四本観てた疲れがまわってきたか…

日本公開お願いします…

バグノルド家の夏休み(2019年製作の映画)

5.0

去年の『レディ・バード』枠だな。この母子が本当に愛しかった。ただ母と息子が夏休みを過ごすだけなのになんでこんなに面白いんだろう。

ベルセバというバンドの曲を使っているということで注目度も高くて2回の
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