この一連のウェス短編では映像的挑戦が一番面白い。ネズミを喋らせたりネズミ役が変わったり。ホラー的な演出もあってなかなか好みだった。
こちらもロアルド・ダール原作の短編。ヘンリー・シュガーよりこっちの方が好きかも。少しダークな雰囲気がある。やっていることはいつものウェス・アンダーソンなんだけど。
ヴェネツィア映画祭でプレミアされたウェス・アンダーソンの短編。
ベネディクト・カンバーバッチはウェス作品と相性がいいのかも。とはいえ「いつものウェス・アンダーソンだな」という感想しか思いつかず。
【1976年キネマ旬報外国映画ベストテン 第7位】
フランソワ・トリュフォー監督作品。全米批評家協会賞ではイザベル・アジャーニが主演女優賞を受賞、アカデミー賞でも主演女優賞にノミネートされた。
これ>>続きを読む
【2012年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『スープとイデオロギー』が話題になったヤン・ヨンヒ監督作品。ベルリン映画祭フォーラム部門国際批評家連盟賞を受賞、国内でもキネ旬1位を始めとし、数々の>>続きを読む
ドキュメンタリーの巨匠クリス・マルケルの短編。
やや中国を美化しすぎな部分はあるが、色鮮やかな当時の北京の様子が生き生きと捉えられている。
【1996年キネマ旬報日本映画ベストテン 第5位】
『サード』東陽一監督作品。田島征三の自伝的エッセイ集を映画化したもので、ベルリン映画祭コンペに出品され、銀熊賞を受賞した。
ほっこりするいい映画。>>続きを読む
【第58回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
『サラーム・ボンベイ!』のミーラー・ナイール監督のインド映画。ヴェネツィア映画祭に出品され最高賞を獲得、ゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞の外国語映画賞に>>続きを読む
【シッチェス映画祭2018 ニュー・ヴィジョン部門】
ブラジルのカニバリズム映画。シッチェス映画祭に出品された。
普通に楽しめる王道カニバリズムホラーでよかった。ブラジルの階級社会の風刺ともとれる、>>続きを読む
【第75回カンヌ映画祭 コンペティション部門】
『人間の値打ち』などで知られるベテラン女優テデスキの監督作品。主演のナディア・テレスキウィッツはセザール賞で新人賞を受賞した。
テデスキは女優としては>>続きを読む
【第42回ロカルノ映画祭 エルネスト・オルタリア賞】
ミヒャエル・ハネケの監督デビュー作。ロカルノ映画祭のコンペに出品され、アカデミー外国語映画賞オーストリア代表にも選ばれた。
これがデビュー作って>>続きを読む
【1995年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
『つぐみ』市川準監督作品。主演は緒形直人と新人の粟田麗。
どうしよう、市川準監督めちゃくちゃ好きかも。これまで観てきたどの市川作品よりずっと淡々と>>続きを読む
【第78回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
トロント映画祭でプレミアされ、山形国際ドキュメンタリー映画祭でも審査員特別賞を受賞した。
これもまたフェアじゃない。監督の偏った主張が>>続きを読む
【第80回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門出品】
『NO』などのチリの名匠パブロ・ラライン監督作品。独裁者ピノチェトを吸血鬼として描くという奇妙な設定。
どうしてもララインは合わない。スタイ>>続きを読む
【山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 アジア千波万波部門小川紳介賞】
シリアのパレスチナ人難民キャンプ内で撮影されたドキュメンタリー。各国のドキュメンタリー映画祭で受賞している作品。
これは監督>>続きを読む
【第28回アカデミー賞 歌曲賞他全3部門受賞】
ベルギー人と中国人の血を引く女性医師ハン・スーインの同名の自伝的小説を映画化した作品。監督は『聖処女』ヘンリー・キング、主演も『聖処女』でアカデミー主演>>続きを読む
【第40回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
ゴダールのまだストーリーがあったころの作品。『気狂いピエロ』と『イメージの本』の間という印象。言わずとしれた古典小説『カルメン』が原作で、当初はイザベル・アジ>>続きを読む
【山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 山形市長賞】
スペインのバレンシア地方、タイガーナッツの農場での一年を追った作品。
農業をひたすら追った一見地味なだけの作品に思えるが、観ていくうちに農場を>>続きを読む
【1969年キネマ旬報外国映画ベストテン 第9位】
『ドレッサー』ピーター・イェーツ監督のラブストーリー。主演はダスティン・ホフマンとミア・ファロー。英国アカデミー賞ではダスティン・ホフマンが本作と『>>続きを読む
【第74回カンヌ映画祭 ある視点部門勇気賞】
メキシコのテオドラ・ミハイ監督長編デビュー作。カンヌ映画祭でプレミアされ、東京国際映画祭では特別審査員賞を受賞した。メキシコ・アカデミー賞であるアリエル賞>>続きを読む
【山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 アジア千波万波奨励賞】
イランの作品で、夫の家業である羊の放牧と、妻の夢であるメークアップ・アーティストのための進学の間で揺れる女性を描いている。
とても胸>>続きを読む
【山形国際ドキュメンタリー映画祭2019 山形市長賞】
チリで1973年に起こった製紙会社組合員の大量殺人事件に関するドキュメンタリー。19人の工場労働者が警察によって虐殺された。
言葉がない。こん>>続きを読む
【第59回アカデミー賞 主演女優賞受賞】
『コーダ あいのうた』マーリー・マトリンが21歳と史上最年少でアカデミー主演女優賞を受賞した作品。マーク・メドフによるトニー賞受賞の舞台作品『ちいさき神の、作>>続きを読む
【シッチェス映画祭2014 グランプリ】
『アナザープラネット』マイク・ケイヒル監督作品。シッチェスで最高賞をとり、サンダンス映画祭でも受賞した。主人公の同僚役で『ミナリ』スティーヴン・ユアンが出演し>>続きを読む
【第75回カンヌ映画祭 批評家週間特別上映作品】
現代アーティストでもあるクレモン・コジトール監督作品。カンヌ映画祭批評家週間に出品された。
インチキ霊媒師の逃避行を淡々と描いている。一点だけ謎な部>>続きを読む
【第95回アカデミー賞 美術賞他全3部門ノミネート】
『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督がサイレントからトーキーに移り変わる映画界を豪華絢爛に描いている。作曲賞や美術賞はいくつかの批評家賞では>>続きを読む
『女神の継承』が話題になったのバンジョン・ピサンタナクーンが、『心霊写真』のパークプム・ウォンプムと共に監督したタイホラー。
最近タイホラーがアツい!『フォービア2』もよかったし、期待していたけど、>>続きを読む
【1976年キネマ旬報外国映画ベストテン 第3位】
トリュフォー監督作品。ベルリン映画祭コンペに出品されOCIC賞他全2冠を達成、NBRやゴールデングローブ賞などアメリカの賞でも外国語映画賞にノミネー>>続きを読む
【1963年キネマ旬報日本映画ベストテン 第8位】
新藤兼人監督作品。題字は岡本太郎が書いている。文字を分解したような背景で出てくるクレジットがスタイリッシュ。
幼い息子に脳腫瘍が見つかり、急場しの>>続きを読む
【第2回ベルリン映画祭 金熊賞】
スウェーデンのアルネ・マットソン監督作品。ベルリン映画祭金熊賞だけでなく、カンヌ映画祭にも出品され音楽賞を受賞しているという珍しい作品。
正統派によくできたロマンス>>続きを読む
【1959年キネマ旬報外国映画ベストテン 第8位】
アカデミー賞にもノミネートされた『イタリア式離婚狂想曲』のピエトロ・ジェルミ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品された。
ピエトロ・ジェルミ監督作品>>続きを読む
【第41回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
『コンスタンス』などポーランドのクシシュトフ・ザヌーシ監督作品。ヴェネツィア映画祭に出品され、金獅子賞を受賞した。
ザヌーシ監督は初鑑賞。というか日本で現状>>続きを読む
【第75回カンヌ映画祭 監督週間出品】
『約束の宇宙』アリス・ウィンクール監督作品。カンヌ映画祭監督週間でプレミアされ、トロント映画祭にも出品された。
テロで生き残った女性が記憶を取り戻し、そのとき>>続きを読む
【第62回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
デンマーク代表としてアカデミー賞に出品、ノミネートされた作品。
なんともいえない。いい悪いではなく言うことがない。引退生活を送る老夫婦が昔を振り返る>>続きを読む
【第70回カンヌ映画祭 オープニング作品】
『キングス&クイーン』アルノー・デプレシャン監督作品。カンヌ映画祭オープニング作品として上映された。
傑作。過去、現在、映画内映画という三つの時間軸を軽や>>続きを読む
ぴあフィルムフェスティバル2023
面白いかと言われると疑問だが、不思議と見入ってしまう魅力がある作品だった。
常に受け身であるのが気になるところではあるが、一人の人物に語り手を担わせるという試み>>続きを読む