上旬さんの映画レビュー・感想・評価

上旬

上旬

つぐない(2007年製作の映画)

3.8

【第80回アカデミー賞 作曲賞受賞】
『プライドと偏見』『アンナ・カレーニナ』などのジョー・ライト監督がイアン・マキューアンの『贖罪』を映画化した文芸大作。第80回アカデミー賞では作品賞他全7部門にノ
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太陽の下で 真実の北朝鮮(2015年製作の映画)

3.6

当初はロシアと北朝鮮の共同制作という形で始まったものの、マンスキー監督は密かに北朝鮮側の「演出」を含め全てを撮影することを決意したという。

あそこで司会をしていた子が後に北朝鮮の独特のあのアナウンサ
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試合(2020年製作の映画)

3.8

これはなかなか素晴らしい。サッカー選手ではなく主審に焦点をあてるという意外な視点もいいし、撮り方も極めてスタイリッシュ。

試合をみているときって確かに審判の判断に一喜一憂してるんだよな。特にサッカー
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テンペスト(2010年製作の映画)

3.0

【第83回アカデミー賞 衣装デザイン賞ノミネート】
『女王陛下のお気に入り』『恋におちたシェイクスピア』など時代ものの名手サンディ・パウエルが手掛けた黒を基調とした独特の衣装はまあ見事。

監督は『タ
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ホテルアンバサダーへようこそ(2017年製作の映画)

3.3

ド直球のドタバタコメディ。本筋とは何の関係もないベルボーイの男の子の言動が一番面白かった。

階段(2019年製作の映画)

3.4

日本で映画制作を学んだモンゴルの女性監督の作品。

ほんのちょっとの工夫と善意でバリアフリーな世の中はできる。

ほっこりできるいい作品。車椅子の彼は本当に障がい者の方だったりするのだろうか。

来客用駐車スペース(2015年製作の映画)

3.0

内容とは全く関係ないんだけど主演の彼がどタイプだった…

監督は名前から察するに中東系の出自を持つ方だろうか。

よく分からなかったんだけど、中からは開かないようになってるの?だとするとどうやって車は
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不思議な仕事(2016年製作の映画)

3.3

カナダの女性監督による作品。

終盤はまさかの展開、ではあるのだが、それなら娘が写真みせられてあんなに動揺する意味が分からない。

ひっかかる部分はあるが映画としての質は高いと思う。

さぁ、動こう! / Let’s move!(2021年製作の映画)

3.0

短編ドキュメンタリーとしてはナレーションベースで説明される語り口といい撮り方といい何の工夫もなくどうかとは思うが、パキスタンの現状を知るという意味では意義ある一作かと。

途切れない電話/Call Waiting(2020年製作の映画)

3.5

テレワーク推進の世の中になってるけど、子育て中の女性だとここまで精神を削られるものなのか。

命に関わる途切れない緊急通報、大人しくしてくれない子供たち…

コロナ渦の今だからこそ労働環境を見直さなけ
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ポッポー!(2019年製作の映画)

3.6

テンポもよくなかなかハラハラドキドキさせられるコメディ短編。

日常的にみるよくあるものももしかしたら小人さんが働いてくれてるのかも?

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.3

こんなにも心躍らないMCU作品は初めてだったかもしれない。

もちろんアジア人ヒーローの誕生は喜ばしいとは思うし、アクションもアジアらしくていいとは思うんだけど、全てこの後の展開が予想できてしまった。
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フィアー・ストリート Part 3: 1666(2021年製作の映画)

3.7

Netflixで公開されたホラー三部作の完結編。前半はいわゆる魔女裁判もので苦しかったのだが、後半からは怒涛の伏線回収と反撃が続き超楽しい。

映画としてはムダが多くどこかわちゃわちゃした演出で上手い
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アイム・ノット・ゼア(2007年製作の映画)

3.7

【第80回アカデミー賞 助演女優賞ノミネート】
『キャロル』『エデンより彼方に』のトッド・ヘインズ監督がボブ・ディランの生涯にインスパイアされて描いた作品。その意味では『ベルベット・ゴールドマイン』に
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風の中の子供(1937年製作の映画)

3.5

【1937年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
子どもたちの世界をリアルに描いた秀作。フレームの切り取り方がとても端正ですっきりとしたストーリーテリングが気持ち良い。

屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)

3.8

【第44回アカデミー賞 撮影賞他全3部門受賞】
1964年初演のブロードウェイミュージカルの映画化作品。監督は『夜の大捜査線』『月の輝く夜に』のノーマン・ジュイソン、主人公テヴィエ役は舞台版でも同役を
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四畳半襖の裏張り(1973年製作の映画)

3.6

【1973年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
日活ロマンポルノの代表作。

永井荷風の原作を基に、短いながらも耽美的で、しかも不穏な時代感も感じさせるような端正な演出に舌を巻いた。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.0

タランティーノ作品はハマるものとハマらないものの差が激しい。『ジャンゴ 繋がれざる者』『デス・プルーフ』は好きだけど『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は全くハマらなかった。今作もそこまで>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.4

前作『ミスター・ガラス』はシャマランの最高傑作と言ってもいいくらい大好きな作品で、本作も期待してみたが個人的にはイマイチだった。

メキシコの大スターガエル・ガルシア・ベルナル、『ヘレディタリー』『ジ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

【第74回カンヌ映画祭 脚本賞】
『寝ても覚めても』が全くハマらなかった濱口竜介監督作品だが、本作はすっかりノックアウトされてしまった。3時間が全く苦にならない傑作。

車を運転すること、してもらうこ
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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

3.7

【第93回アカデミー賞 助演男優賞・歌曲賞受賞】
アカデミー賞受賞作品にも関わらず劇場公開されなかった作品。『ゲット・アウト』のダニエル・カルーヤとラキース・スタンフィールドがWノミネートされダニエル
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

【第93回アカデミー賞 国際長編映画賞受賞】
初トマス・ヴィンターベア作品。マッツもグリンデルバルドの代役っていうくらいの印象ぐらいで思い入れも特にあるわけでもない。とりあえず今の評価としてはこのくら
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.5

『死霊館』のようなアクション系ホラーが好きな人には物足りないかも。

オーストラリアの新鋭女性監督による家族ものホラー。

孤独と迫りくる死、加齢とともに失いゆくものをじっくりと描いた作品。

迫りく
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

少し冗長に感じてしまった。アクションシーンやグロシーン、音楽の使い方は流石『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン!楽しかったしユーモアもあってよかった。

しかしながらそれぞれのキャ
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.5

ホラーとしてはそんなに怖くない、学校ものとしても中途半端、ではあるんだがなんだかんだ退屈する暇なく楽しめた。

ホラーゲームが元ということでNetflixのドラマ版もあるけど、言論統制を上手くホラーに
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フィアー・ストリート Part 2: 1978(2021年製作の映画)

3.8

よくあるキャンプ場ホラーにシスターフッドを持ち込み、今作られるべき作品になっている。個人的には1994より好きかも。

テンポのいい編集に容赦のないゴア描写も引き続きいい感じ。及第点以上はある良作ホラ
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フィアー・ストリート Part 1: 1994(2021年製作の映画)

3.7

リアルタイムでは描けなかったけど絶対にあったはずのレズビアンの二人をヒロインとした学園ホラー。

しっかりとツボを押さえたゴア描写にテンポのいい編集、総じて良作ホラーになっていた。殺人鬼大結集の舞台と
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ローズ(1979年製作の映画)

3.9

【第52回アカデミー賞 主演女優賞他全4部門ノミネート】
母に薦められて鑑賞。ベット・ミドラーがジャニス・ジョプリンをモデルにした歌手を熱演している。とにかく曲がいい。

母はサントラ買ったと言ってい
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夢の航海(2016年製作の映画)

3.3

ありがちではあるけどCGのクオリティはなかなかじゃないでしょうか。少女側の説明がもう少しほしかった。

ヨシの精肉店(2016年製作の映画)

3.5

ユダヤ人?アラブ人?腕が良ければ関係なし!人種問題を扱いながらも善人しかいないハッピーな短編。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.5

大傑作。前作『ブルックリンの片隅で』も良作だったが今作はレベルが数段上がっている。

原題の『Never Rarely Sometimes Always』というのがこんな使われ方をするとは…絶句するし
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ソルジャー・ストーリー(1984年製作の映画)

3.5

【第57回アカデミー賞 作品賞他全3部門ノミネート】
『夜の大捜査線』『月の輝く夜に』のノーマン・ジュイソン監督の殺人ミステリー✕黒人差別問題という作品。若き日のデンゼル・ワシントンも見物。

アカデ
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システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

4.0

EUフィルムデイズにて
ベルリン映画祭で2冠、ヨーロッパ映画賞では作曲賞を受賞した衝撃作。噂通り物凄いパワーの作品だった。

幼い頃のトラウマから顔を触られると制御できないほどキレてしまう少女がどんど
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若草物語(1933年製作の映画)

3.9

【第6回アカデミー賞 脚色賞受賞】
キャサリン・ヘプバーンがジョーを演じた最初の若草物語。監督は名匠ジョージ・キューカー。

グレタ・ガーウィグ版の次に好きな作品かも。ジョーがローリーのことを振り返っ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

【第93回アカデミー賞 脚本賞受賞】
『17歳の肖像』のキャリー・マリガンが主演しアカデミー賞では作品賞、監督賞にノミネートされた作品。監督は『ザ・クラウン』でカミラ夫人を演じたエメラルド・フェネル。
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.5

まずMCUは一通り観た、という程度の立場から言わせてもらうと、アクションとキャラは最高なのにそれを活かしきれていないと感じた。

まあマーベルなのでCGが素晴らしいのは当たり前だとして、女性の体躯を活
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