Jさんの映画レビュー・感想・評価

J

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

40年前とは思えないほどにクオリティが高い。

謎の生物に寄生されると外見はそのままで中身がモンスターになるって設定が秀逸。

誰が寄生されてるか分からない緊張感と、本性を出した時のグロテスクさ。静と
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

4.0

火星人が地球にやってきた。
訪れるのは平和か戦争か。

今回が初見だったけど、無駄に豪華なキャスト陣に驚き。根っからのB級映画かと思っていたけど、実は大金かけていたのね。(結果としてはティムバートン史
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おくりびと(2008年製作の映画)

3.5

死を考えることはすなわち生を考えること。
死んで伝えられることは、生きているうちに伝えられる。

本木雅弘の豊かな表現力と山崎努のドシっとした安心感。

ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.5

地球上の生物が突然変異によって巨大化。
人間は追いやられ地下での生活を始める。
そんな中、主人公ジョエルの生き別れた恋人が遠いシェルターで生きていることが判明。
ジョエルは意を決して危険な地上に踏み入
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.5

人間の不完全さと家族であることの重みを描く。

妙にリアルな演技、台詞、シチュエーションがいい意味で怖さすらをも感じさせる。

主演の阿部寛が劇中でこう呟く。

「人生はいつも間に合わない。後になって
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(ハル)(1996年製作の映画)

4.0

映画フォーラムと呼ばれるチャット(掲示板?)で接点をもった「(ハル)」と「(ほし)」。パソコン通信でのやり取りをきっかけに、顔も本名も知らない相手に徐々に心を開いていく…。

2人の日常を映像でおさめ
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.5

「諜報機関にスパイが潜り込んでいるので探して出してください」

英国諜報機関サーカスを引退したスマイリーに極秘のミッションが下される。

果たして裏切り者は誰なのか。国家の運命を背負った究極の捜索が始
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

ロックストックも見てなければスナッチも記憶曖昧なので、自分の中でガイリッチーといえばシャーロックホームズやコードネームアンクル。
スマートな頭脳戦と熱苦しい肉体戦の融合。シチュエーションを細かく説明す
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スピード(1994年製作の映画)

4.0

"80km以上出さなければならないバス"
という訳ありな状況下での人質救出劇。

常にステージ(バス)が移動していることから、時間の流れや緊張感が分かりやすく、飽き飽きしない。

最後までおかわりをく
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.5

デヴィッドリンチ的愛の逃避行劇。

テンポが良くて個人的には好き。
所々で挟まれる古めかしいフィルムの演出もいい意味で心に引っかかった。

リンチ流グロテスクも健在。

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.5

時空を超えた夢と愛情の物語ですね。
めちゃくちゃベタな感想だけど。

天からの声が聞こえて、生活の柱であるトウモロコシ畑を野球場に変えると死んだはずの名プレーヤーたちが現れる。

あまりにもバカげてる
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.5

4K(2K上映)での鑑賞。

内容は決して派手ではないが、人と人が接点を持つ際の摩擦をうまく描いていると思う。

そして、当時世界との交流を加速させていた日本に対する大島渚監督からのメッセージが込めら
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

なんでこんなにダラダラ会話してるだけなのに面白いんだろうな。

しかも、字幕で見てる日本人がそう感じるんだから英語を全て理解して聞いたら尚面白いのだろう。

そしてタランティーノは人を描くのが上手い。
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

一度罪を犯すと、それを誤魔化すためにまた新たな罪を上塗りするしかない。

次から次へと罪から罪へ。

犯罪の自転車操業。

動機の分からない気持ち悪さの演出は流石コーエン兄弟といったところ。

一見な
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未知への飛行(1964年製作の映画)

4.5

いったい人は戦争を通じて何と戦っているのか。

冷戦真っ只中のアメリカとソ連。

機械の誤作動によって水爆を積んだアメリカの爆撃機がモスクワに向かってしまう。
通信手段も妨害され、このままでは世界を巻
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.5

東西に分断されたドイツの東側のお話。

熱烈な社会主義支持者の母親は心臓発作で意識不明に。
その間に冷戦は終わりベルリンの壁も崩される。

8ヶ月の時が経ち意識の戻った母親だったが、ほんの少しでもショ
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.0

ホラー出身監督だけあってトーンや雰囲気は好き。

一見オカルト的な要素が強いが、意外にも人生観を問う正統派なメッセージがある。

あんまりハマらなかったのは原作を読んでないからかも。

原作への興味に
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

自由とは何かを問う。

この映画の原作(本)タイトルが「ノマド:漂流する高齢者労働者たち」とあることから、おそらくメッセージの受け手としては20代である自分は対象外かもしれない。

しかし、日本でもノ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

映画というモノづくりの本質を見た。

約7年の月日を費やしたストップモーション。
特撮とはまた一味違った創作感と細やかさ。

ややカクついた、コマ送りのような動きが特徴的ではあるが、意外にも違和感は無
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.5

クズ男と賢者の石

主人公ハワードはお金に対する倫理観がだいぶズレている。

借金を返さないといけない→逃げる→人から時計を借りる→人から借りた時計を質屋にいれる→そのお金でギャンブルをする

これが
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.5

リマスター版を鑑賞。

密閉された空間での殺人_鬼ごっこ。

日常と非日常のコントラストが素晴らしい。
黒沢監督のヌルっとした恐怖が既に確立されている。

女性蔑視の描き方も強烈。
今のご時世では描け
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REDLINE(2010年製作の映画)

3.0

キムタクは何してもキムタク。

レッドラインと呼ばれる最高峰のレースに挑むレーサーたちを描いた作品。

SFスペースカーアクションとでも名付けるかな。

感想としては、映像がとても素晴らしい。
映像を
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

黒人殺しで捕まったデレク。

もともと白人至上主義団体のリーダーを務めていたが、3年の刑期を経て出所すると一転して組織を脱退したいと言い出す。

彼を尊敬する弟や仲間たちからは批判されるが、それでもデ
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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.5

ブレイキングバッドを一気見した後に鑑賞。

本作を観るとドラマ版がいかに壮絶なストーリーだったのかを思い知る。

ドラマ版のような激しさは無いが、物語の締めくくりとして上手く位置付けられていると思う。
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人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

3.5

テーマ、ストーリー、人物描写、どれをとってもアニメの枠に収まらないクオリティ。

人狼という名の如く、誰を信じれば良いのか分からなくなるほどに複雑な相関関係と繊細な人物描写。

時代背景が荒廃した社会
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.5

あゝギャスパーノエ。
これぞギャスパーノエ。


上映前に注意喚起が流される。

鑑賞前に目にしたレビューで、目がやばい!観る麻薬だ!などのコメントもあったので自然と肩に力が入る。

だが、いざ始まる
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.5

無性に、卒業以来会っていない地元の友人に会いたいと思った

無性に、愛する人を全力で愛したいと思った

無性に、自分のやりたいことをやってみたいと思った

同時に、出会えば必ず別れが訪れる寂しさを感じ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

ヤクザ映画なのに共感を求めてくる。


正直、観ている最中の作品に対する評価はあまり良く無かった。

もちろん俳優陣の演技力は申し分ない。

しかし、キャラクターが悪いのか、もしくは演出が悪いのか、作
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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.5

一作目で描かれた戦争への怒りとは裏腹に、あっけなく戦場へと舞い戻るランボー。
一作目の想いはどこへ行ったんだ、、と思いつつもこの時代の米兵は自分の未来を選択する余地が無かったのかもしれない。

メイン
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

耐死仕様(デス・プルーフ)のシボレー・ノヴァ(後半はダッジ・チャージャー)に乗り悪態を繰り返す"スタントマンマイク"と、不幸にも彼の標的となってしまった女性たちのやりとりを描く。

「グラインドハウス
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フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

4.0

人生の大切な3箇条

生命を尊ぶこと
毎日の快適な便通と紺ブレ
ボールから目を離さないこと

現実と向き合うことの困難さと必要性を描いた作品。

自分に何らかの悲劇が降りかかったとき、現実から目を背け
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氷の微笑(1992年製作の映画)

3.5

犯人と刑事というシンプルな構図かと思っていたが、終盤に向かうにつれて人物の相関関係が複雑に入り混じっていて見応えがあった。

ただニックのだらし無さにどうしても気が滅入る。もちろんシャロンストーン演じ
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ランボー(1982年製作の映画)

4.0

最後のセリフに全てが詰まっていた。

終わらない戦争に取り残されるランボー。
しかし世界は変わり続ける。
彼が命をかけて守ったものはなんだったのだろう。

戦争を描かずとも、戦争の悲惨さが伝わってくる
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ヒート(1995年製作の映画)

4.5

かの有名な銃撃シーンが印象的な本作。
ロサンゼルスの道路が封鎖され、一瞬にして戦場へと変わる姿は圧巻だ。

何故だろう、今まで大通りで銃撃戦なんて勿論やったことないんだけど、ものすごく「分かるわぁ」っ
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.5

紛争ダイヤモンドとは、内戦地域で産出されるもののうち、紛争の資金源となっているダイヤモンドのこと。
そして、そのダイヤモンドを遠い国の富裕層たちが購入し、彼らは知らず知らずのうちに戦争の加担者となって
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