しおまねきさんの映画レビュー・感想・評価

しおまねき

しおまねき

エンド・オブ・トンネル(2016年製作の映画)

4.0

ほぼ室内劇に近い作りだが、外部のシチュエーションを一本のトンネルでつなぐことで、それを感じさせないスケールがあって面白い。作品のテーマをはっきりと打ち出して終わるラストカットも印象的。
ただ、ヒロイン
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ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)

2.5

クライマックスまで長い導入と設定の羅列を延々見せられた感じ。
クライマックスの三つ巴バトルもそれ自体は良いのだが、決着の付け方が……。

新仁義なき戦い 組長最後の日(1976年製作の映画)

2.8

松原智恵子を生かすのが遅すぎる。
主人公たちの堅気には理解できない使命感や倫理で動いている様は面白くなりそうなのだが、群像劇としてのまとまりに欠け、イマイチ盛り上がらない。

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

1.5

設定のための設定が重なって、ご都合主義のカタマリ。
階段に一本だけ真下から打ち込まれている釘の存在が一番の謎。

新仁義なき戦い(1974年製作の映画)

4.0

主人公すら信用できない人間不信と全編に漂う不穏な空気。一作目には及ばないにしても別種の面白さがある。
菅原文太と若山富三郎が対峙するシーンはどれも緊張感と迫力に満ちていて良い。
クライマックスの襲撃シ
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ハロウィン4 ブギーマン復活(1988年製作の映画)

2.0

ホラーとしてはヌルすぎるが、派手なシーンが多いのとあのテーマ曲でなんとなく観ていられる。ブギーマン狩りをする街の住人たちのエピソードをもっと膨らませて欲しかった。
オチは……。

BLEACH(2018年製作の映画)

1.8

映像の貧弱さと説得力の無さ。
日常描写はそれとして機能しておらず、出てくるだけの主要キャラは邪魔なだけ。
アクションも主人公が活躍しているように見えないのでスカッとしないし、クライマックスの何度も立ち
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緯度0大作戦(1969年製作の映画)

3.8

最初は『海底二万哩』っぽいが、話が進むにつれ、『007 ドクター・ノオ』とか『ドクター・モローの島』とか色々混ざってきて、ついには『浦島太郎』?って感じのカオスな内容。しかし、それを破綻させることなく>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

恐竜やデカイナゴが暴れる様は楽しいけど、やってることはいつもと同じ。パークとワールドの共演も単なるファンサービス。
新キャラの女性パイロットがなぜ主人公たちに手を貸すのか最後までよくわからないのとサン
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ある会社員(2012年製作の映画)

3.5

裏で殺しを請け負っている一般企業のサラリーマンを主人公にしているので、「およげ!たいやきくん」みたいな話だなと思ったが、そこまで風刺されているわけではなく、設定だけで終わっているのが残念。
機械的な動
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

2.8

地下室でいろんなアイテムをゲットして、脱出のため試行錯誤するゲーム性は面白いが、それが繋がっていくクライマックスはそんなにうまくない。妹のパートもしかり。
オープニングタイトルはカッコよかった。

賞金首 一瞬八人斬り(1972年製作の映画)

2.0

殺陣がなぜか座頭市みたいな逆手斬り。
一作目のスパイ映画要素と二作目の反権力テーマを足したら、ゴチャゴチャしているだけになってしまった。
主人公が馬で走り回る様を気の抜けたBGMとともに延々と見せるク
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脅迫(おどし)(1966年製作の映画)

2.8

テレビの刑事ドラマぐらいの尺だとちょうどいい感じになりそう。
西村晃は本当に憎たらしい演技をするなぁ。

ジャコ萬と鉄(1964年製作の映画)

2.8

もっと荒っぽい映画になりそうなのに清潔感ありすぎ。
クライマックスからラストのたたみかけは見ているこっちも笑顔になる。

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.0

アクションも笑いも面白さもそこそこの映画。アンガーリー・ライスの魅力のみ突き抜けている。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.0

「概念を奪う」という設定がたまらない。映画はオフビートなシチュエーション・コメディで面白いのだが、どんな概念を奪うか、奪わせないかのバトルや駆け引きをもっと観たかった。しょぼいアクションシーンもないほ>>続きを読む

伏 鉄砲娘の捕物帳(2012年製作の映画)

3.0

ヒロインは魅力的だが、その兄がまったく好きになれない。ヒロインが走り回ってるだけのクライマックスも「それだけ?」と思ってしまった。

五人の賞金稼ぎ(1969年製作の映画)

3.5

マカロニウエスタン感が一気にアップ。クライマックスに至ってはウエスタンを通り越して、戦争映画に変貌。死屍累々の虚無感が良い。
『五人の~』とあるが若山富三郎以外の個性は薄い。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

老人が思っていた以上にヤベェ奴なのが良かった。
襲われる方もクズなので見やすい反面、サスペンスは減っているように思える。

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.8

前半で「スロースターターだなぁ」と思っていると、後半のどんでん返しで一気に転調し、驚かされる。
ヒロインの無双ぶりも気持ち良い。

電撃戦隊チェンジマン(1985年製作の映画)

3.0

整合性を無視して、ひたすらアクション。走る貨物列車から人がバンバン落ちる物凄いスタントをサラッと流しているのがイカれてる。

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.5

舞台となる街のいろんなものをグチャっと凝縮した雰囲気とその表と裏を見せてくれる作りが楽しい。
敵の悪行に対して、もう少し罰が欲しかった。

悪人伝(2018年製作の映画)

3.3

もっと面白くなりそう。設定の面白さに映画が追いついていないように思えた。
ラストシーンは良い。

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

2.5

刑事ドラマ要素が薄く、設定以外は普通のハイスクールコメディって感じ。ジェネレーションギャップを描くシーンは多いが、社会人と学生のギャップはあまり描かれないし。
笑えるところもあるが、あまり好みじゃなか
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賞金稼ぎ(1969年製作の映画)

3.5

賞金稼ぎっていうよりスパイ映画みたいな感じで、テレビ版ほどのウエスタン感はないが、若山富三郎のギミックマシマシな殺陣がいっぱい見られるので楽しい。兄弟とはいえ、座頭市のモノマネ上手すぎ。

映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!(2021年製作の映画)

3.0

途中までは良い感じなんだけど、クライマックスの一番盛り上がるシーンが棒立ち、口パクなのはどうかと思った。

えりか、かわいい。

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

2.8

一人称アクションは「凄いことやってるなぁ」と思うけど、物語や構成がややこしいので、なにもかもが入り組んでいる面倒くささを感じてしまった。

アウト&アウト(2018年製作の映画)

2.4

ぬるい。アクションってほどのアクションはなく、主人公がピンチにならないからサスペンスも乏しく、ミステリーっていうほどの大した真相はなく、ハードボイルドにしては半熟状態。

鬼検事(1963年製作の映画)

3.5

鬼検事の父とヤクザの息子。父が殺され、息子がその事件を同じように追っていく、血は争えないってお話。
サスペンス映画だが、クライマックスにはカーチェイスが展開。まさかのラストにびっくり。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

1.8

説明ばかりでつまらない。黒幕が2時間サスペンスの犯人ばりに真相をダラダラと語り始めるシーンとかうんざりさせられた。
印象に残ったのは「ヒーロー」が流れる中でのアクションシーンぐらいかなぁ。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

2.5

ビジュアルが凄いのだから、それだけで十分伝わるのに台詞量が多くてハマれない。

百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊(2001年製作の映画)

3.0

名場面集要素が強いけど、過去作が見たくなってくる。
ライブマンの主題歌をバックにしたアクションシーンがカッコいい。
エンディング曲が水木一郎と堀江美都子なのは驚いた。

レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー(2016年製作の映画)

2.8

意外性のある展開とメカ描写が冴えるアクションで飽きさせないが、なんかノリ切れない。レゴの映画に言うのもなんだけど、浮世離れしすぎているのだと思う。リアルから程遠い世界に見えても説得力は必要ってことかな>>続きを読む

ピンク・レディーの 活動大写真(1978年製作の映画)

2.0

ピンク・レディーが主演しただけでなく、彼女たちの曲をストーリーの中にムリヤリ放り込んだ闇鍋映画。その内容はまさに混乱の極み。
「モンスター」、「UFO」、「透明人間」をブチ込んだSFの2話目と田中邦衛
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インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)

3.5

話が進むにつれ、ミステリー要素が濃くなり、真相が明らかになっていくあたりは意外性があって楽しめた。悪魔のデザインも良い。

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