ぴぴぴさんの映画レビュー・感想・評価

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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.8

フランスのアニメはホントに色彩のセンスが抜群
プチ・ニコラとは雰囲気がかなり違うし、登場人物が色んな色してるし、みんな自分勝手だけど、なんかお人好し
おもいっきりドタバタだけど、最後はみんな仲良し
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

オッペンハイマーの戦前、戦中、戦後がパラレルで進行していくが、登場人物にあまり変化がないので、多少混乱
難しい用語も溢れて、ものすごく一生懸命見て、脳が疲れた
それにしてめ、米国の共産主義アレルギーは
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ブリックレイヤー(2023年製作の映画)

3.6

予告編も見ていないけど、映画館のホームページで、久々のアーロン・エッカート主演を見つけ、即鑑賞
リーアム・ニーソン張りの強さでビックリ!
物語としては特に目新しくもなかったけど、単純に面白かった
欧州
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変な家(2024年製作の映画)

3.6

原作の小説は、ほとんどが会話で進行していくので、どう映像化するんだろうと思っていたけれど、ホラーとして脚色されてた。
だから、一族の行っていた恐ろしい行為は変わっていないけれど、登場人物が直接的に行動
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

法廷で、夫婦の関係や、妻の一面が暴露されていき、11歳の息子はそれを知ることになるのだが…
決定的な物証も、自白もないこの出来事は、結局夫の自殺と判断されたのか
才能のある妻と、息子の事故への後ろめた
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「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

3.9

さすがに公開1ヶ月の平日昼間なので、観客は少なかったけれど、テレビ放送開始まで頑張るのかな
やはり、戦闘場面はでっかいスクリーンで見るのがいちばん
善逸と猪之助は相変わらずやかましいけれど、遊郭編の時
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

3.8

デュ・バリー夫人はルイ15世の公妾だったんだな。
ベルばら読んでたけどち、ょっと勘違い。ポンバドール夫人然り。
そりゃそうだな、正妻との間に11人も子供がいて、妾も山ほどいて、狩りと女の人がホントに好
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

原題「Poor Things」は、かわいそうに、気の毒にっていう意味だそうだけど、ベラではなく、登場する男どものことか?皮肉を込めて。
架空の世界だけど、時代的には19世紀の終わり頃かな。
でも、ベラ
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.0

19世紀末のフランスの美食家と料理人。
冒頭から屋敷の広い厨房で嵐のように、フレンチをものすごい手際で作っていく料理人。
しかもほとんど一人で。
正直、自分はあのソースだらけのフレンチはあまり得意では
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

映画が始まってすぐに、「朝日のあたる家」が流れてきて、「あっ、この映画きっと好きだ」って思った。
主人公がなぜああいう生活をするに至ったかは、謎のままだけれど、由緒ある、地方の旧家の長男で、60~70
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栗の森のものがたり(2019年製作の映画)

3.6

現実離れした、スロベニアの貧しい村の、老夫婦に起きた死別と、若い、栗を採って生活の糧としている女性。
彼女は海外へ移住したいが、渡航費が足らず、その代金を老夫婦の夫が出すと申し出る。
何故?
物語性が
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

鬼太郎が誕生したのは昭和31年なのか…
物語の背景は、横溝正史の犬神家の一族、八つ墓村のよう。
沙代ちゃんは、八つ墓村の美也子だな。
敗戦の影響も色濃く残っていて、日本はまだまだ貧しかった。
悪賢い人
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.7

フランス革命後の王妃のギロチン処刑から始まる、ナポレオンの物語。
妻、ジョセフィーヌに対する純情過ぎる想いは、ちょっと重すぎるかも。離婚してからも手紙を送り続けてるなんて。
戦闘シーンの、ハイスピード
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.6

イタリア映画でよく見る、わちゃわちゃした大家族や、仲間とのやり取りがあまり好きじゃないので、前半はちょっとめんどくさかった。
後半、親たちの過剰な反応から衝撃の結末まではあっという間。
1980年代で
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(2023年製作の映画)

3.9

全員ろくでなしの悪人なのはアウトレイジと同じだけど、コメディ感満載。
たけしより、キム兄目線で話が進んでいたような気がする。
けっこう笑えて面白かったけど、アウトレイジみたいなヒリヒリ感も欲しかったな
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

今回の登場人物達の、水への偏愛は、フェティシズムとは異なるのだろう。性愛には結びついてはいないから。
後半、このことが、一人の写真と供述だけで、検察の取り調べまでいってしまうのは、ちょっと乱暴では。
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.9

リチャード三世の遺骨発見と、名誉の回復については全く知らず、事実に基づいた物語と知り、前半は、彼に取り憑かれた、難病でもある、離婚したシングルマザーがいったいどうするんだ、と思ってた。
そこからの彼女
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L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.3

事実に基づいた作品、ということだけど、内容が複雑過ぎ、しかも未解決。
ストーリーにもう少しメリハリを持たせて欲しかった。
しかも、1997年事件当時と、18年経ったジョニー・デップが、お腹が出た以外あ
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

3.8

登場するお客さまは、絶滅したり、危惧されている動物たち。
でも、百貨店こそ絶滅危惧種かもしれない。
連載が青年誌だし、大人への物語だろう。
子どもの頃、百貨店に連れて行ってもらった時のワクワクした気持
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

評価はイマイチだけど、面白いじゃん!
原題そのままだと、耳慣れない言葉で、もっと??になりそう。
でも、なぜドミノという言葉がこの映画のキーとして使われたんだろう?
以前、テネットを見た時も、ツッコミ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.9

面白い!
フィンランドにこんなスゴいオヤジがいたなんて。
往年のランボーも真っ青な、尋常じゃない強さ。
残酷な殺戮なのに、ニヤッとしてしまう。爽快ですらあった。
最後まで殆ど喋らない主人公の、ラストシ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

3時間半はさすがに長い!
後半、捜査官が登場してから面白くなってきた。
フーバー長官の名前が出てくる辺りからリアルさが増した。
前半もう少しテンポ良く進めばなぁ。
第一次世界大戦のあとのアメリカでの白
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春画先生(2023年製作の映画)

3.5

春画先生がメインかと思いきや、バイプレイヤーズのジャスミンちゃんがメインだった。
喫茶店のウェイトレスの彼女が、なぜいきなり春画の、というか、先生のとりこになったのか、やや強引な感じ。
もっと、春画中
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.6

特にチェックもしてなかったけど、誘われて鑑賞。
真木よう子の台詞回しが、以前から棒読みのようで、乗り気ではなかったけれど、内容は意外と面白かった。
リリーフランキーがいい味を出していたなあ。ストーリー
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.6

久々のジョシュ・ハートネットが見たくて鑑賞。
あの、一見ヘタレなんだけど、いざとなるたイケてる感じ、けっこう好き。
MI6というより、ザ・アメリカのアクション。ピンチらしい場面もほとんどなく、チーム強
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.5

池松壮亮くんは一人二役だけど、あまりにも似た雰囲気なので、ちょっと紛らわしかった。
結末もなんだかなぁ。
いちばん良かったのは、デモテープを録音した、みんなでのセッション。
1988年って、バブル真っ
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.5

鑑賞者の評価はけっこう高いけれど、自分には響かなかった。
思春期の女子と男子、2つ年上の女子に振り回される、あまり自己主張できない男子。
お互い、淡い恋心を抱いていながらどうすることもできず、大人びた
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ヒンターラント(2021年製作の映画)

3.6

映画の題名ヒンターラントは、ドイツ語で「後背地」。
欧州の植民地主義の言語、とのことだけれど、結びつきはよくわからない。
第一次大戦の頃の欧州、ソ連、イスラム圏の関係は複雑で、昨日の友は今日の敵だ。
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.7

原作も読んでないし、ドラマも見てないけど、誘われて鑑賞。
フジテレビでこれでもか!というくらい宣伝してるし、ミステリーだし、予習は不要だった。
前半でなんとなく犯人は予測できたけれど、巻き毛の鬼って…
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.8

ケネス・ブラナー主演、監督のポアロシリーズは、3本とも列車、客船、古い屋敷、とすべてが密室で起きる事件。
しかも今回は、一晩のうちに事件発生~解決してしまうから、まあ画面がずーっと暗い暗い。
亡霊、呪
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キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

3.7

ウクライナ、ポーランド、ソ連、ドイツ、そしてユダヤ人。
さまざまな家族の関わりが、戦争によって破壊され続け、絶望へ向かっていく。
それは、戦争が終わっても、理不尽な勝者の理屈で破壊は続く。
第二次大戦
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

評価の落差があまりにも大きいので、自分はどうだろうと確かめてきた。
天空の城ラピュタが今まででいちばん好きなので、この作品も好みだった。
ただ、ジブリの後半の映画にあるように、有名どころの俳優を使い過
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソンの作品との出会いは「ムーンライダーズ・キングダム」で、以来公開されると見てきた。
作品を覆っている色彩が好き。
ストーリー性を求めても意味ないし、彼の作る作品の世界に浸れればいい。
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.5

フィクションだし、どこまで史実と異なるかは、脚本次第だけど、原題「コルセット」から解放されたかった彼女の、あのエンディングはちょっと気に入らない。
政略結婚が当たり前の、中世~近代の王族の人間。
その
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.2

映像技術は秀逸だと思うけれど、全体的に汚い床や、やたら登場する便器が気になって、あんまり面白くなかった。
ストーリーもインパクトないし。
高い評価がなぜ多いのか理解できず。

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

舞台となっているのは1960年代くらいだろうか。モロッコはイスラム教の国であるが、位置的にも欧州、アジア、アフリカの文化も影響している複雑な国でもある。
しっかり者で気の強い妻と、シャイで職人気質の夫
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