ちったんさんの映画レビュー・感想・評価

ちったん

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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

ダニエルクレイグの登場シーンが最高
ピアノをポーンって何だこいつは?笑

古典的な舞台設定なんだけど所々で現代感もミックスされていて、新しいタイプの探偵物が生まれた印象

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

登場人物があまり多くを語らないことで、その背景が掴みづらいのですが
人生ってのは長く続く一本道で、その時々に素晴らしい出会いや心揺さぶられる体験はあっても、それらは決して同時進行で交わり続けるものでは
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.8

2人の主人公は老いていくにつれて
失うことを嘆くばかりの日々の中

始まりは偶然だったかもしれないけれど
最後には自分の意思で行動を起こすことで
「心を開いて」、目を閉じることが出来た

幾つになって
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

「まるで誌面から音が聞こえる」と評された傑作漫画を実際に音源有りでやったらどうなるんだろう?
見始める前はこんな興味本位が勝っていましたが、気付いた頃には「音楽っていいなー」しか感想が出て来なくなるく
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

何気ない日々の中に輝きがあったことを
ふとした時に思い出す

時間の流れの中で
変わってしまったものと
変わらない部分

静かに心揺さぶられる映画です
見終わった後すぐにもう一度見たくなる

単調にな
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カリートの道(1993年製作の映画)

3.5

仁義を通す
服役中に時代が変わっても
カタギの生活を目指しても
マフィア時代の栄光がほっといてくれない
し、本人もこの生き様が抜けなかったんだな

もう少しまともな仲間が側にいたらなあ〜

マグノリア(1999年製作の映画)

3.1

ちょうど寝落ちしそうになった頃に来たんだよな。
ヤツが。
一気に目が覚めた。
もう一回見なければ。

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.0

「不屈の男」と評される、スパイよりも強靭な精神力と行動力を持つ弁護士のお話です。
まず持って主人公の弁護士とソ連人スパイの関係性が魅力的だ
お互い感情を爆発させるようなことはしないが、細かなやり取りか
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.5

退屈な毎日も、上手くいかないと不貞腐れた日々も、自分の捉え方次第で全てが大切な掛け替えの無い1日となる

大荒れの天気の中の結婚式のシーンが大好き

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.3

タイトルだけだと単なる実話ベースの英雄譚かと思うが、実際は法廷ものを彷彿させる緊張感とヒューマニティに溢れた作品です

どれだけ科学や技術が進歩しても
人間だけが持つ
悩み、逡巡する感覚や
人間だけが
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アフタースクール(2008年製作の映画)

3.5

二度見必至の傑作

とても練られた脚本と演出に「やられたな〜」となるだけでなく
タイトル通り、過ぎてしまった青春時代へのケリの付け方がテーマになっていて
単なるハッピーエンドに止まらない絶妙な後味を残
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

なんというかもう
この作品にあれこれ感情を揺さぶられるには時が立ち過ぎたのでしょうか
割と最後まで落ち着いて鑑賞していました

訳分からん所も沢山あるけど、それも含めてエヴァだよなぁって、懐かしい気持
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.8

失礼ながら2000年代のこの時代に
マスメディアの方がこれほど正義感と信念を持って仕事に取り組んでいたという事実に驚きました。
地元に根強く残る悪しき体質を、他所から来た新任局長がイニシアティブを取っ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

ビートルズが解散してから既に半世紀も経つんですね、彼らが成し遂げた「Pop Musicの革命」を知らない世代が増えてきているのも納得です。
そんな現代に、彼らの偉大な功績を「もしもビートルズがいなかっ
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

3.0

映画に出てきたハンコを使ってこの映画を評価すると「よくできました」のその下「もう少しです」かな。
ミステリー、エンターテイメント、青春、友情、色々な要素を詰め込みすぎて
所々染みるシーンがあるんだけど
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

大国アメリカの知られざる暗部を描いた
重く、衝撃的な映画です

物語の中で事件はひとまずエンディングへと辿り着くが、何も解決などしていないし、この生活はこれからもまだ続いて行くことだけがはっきりと分か
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.4

若い頃から一貫して
使命感に生きた人なんだなぁ
あの時代の女性にそれが出来たことは
本当に尊敬します

一方で、積み重なった苦悩が押し寄せた
孤独な引退生活の描写は沁みます

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.0

ジェニファーローレンスの熱演含めとてもよく出来たスパイ映画だと思います。
唸ってしまうほど見事なラスト。

ロシアが徹底して時代遅れの勘違い国みたいに描かれていて同情しちゃいましたが。

途中まで「ニ
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

-

ISがニュースを騒がせるまで
シリアにあるラッカという町のことは何も知らなかった。
そして恥ずかしながら、ISがラッカの人々の中から生まれた過激派組織なのだと誤解していた。
このドキュメンタリーを見る
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

これはパロディなんだと思う
日本映画の
ゾンビ映画の
そして映画作りに携わる若い才能達のパロディ

ただし斜め上からの目線ではなくて
暑苦しいくらいの愛情を注いで
作られている

だからつい眉を八の字
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.0

ゴーストプロトコルあたりから
このシリーズはトム君にとっての
ミッション・インポッシブル
イコール
積もる年齢というハンディを乗り越えて
スタント無しのアクションを何処まで完遂出来るのかを見守るドキュ
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.8

これは障害者に限った話ではない

努力だけでは補い切れない
自分の弱点を認めて、晒す勇気
素直に仲間達の助けを求めたことで
壁を乗り越えることができる

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.8

主人公は決して商才があったわけでもないし、お客様目線を持ち合わせない冷徹なビジネスマンでもなかったと思う。
本人が語る通り「情熱」と「粘り強さ」があって、そこにタイミング良く勝機が巡って来たのだと思う
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

話題になっていることは知っていましたが、なんか不謹慎のような感覚があって躊躇しておりました。
友人宅で半ば強引に鑑賞笑

あまりにも既視感のある場面の連続に驚き
エンディングも劇的な一発逆転というより
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

単なる年の差恋愛のドタバタ劇ではなくて
少女のひと夏の成長を描いた青春ストーリーでした。
なんて青春ってキラキラしてるんだ!
とてもオジサンには近寄れない!
でも離れた所から応援していたい!
そんな気
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.7

アメリカ南部の閉鎖した田舎町
変化を好まざる住民達は
特に幸福でもないが不満もなく生きている
そこに異質な物が放り込まれると
町自体が混乱し歪んでいく
スリービルボードがその象徴だろう

実際にはあっ
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

2.8

これは、新しい形の映画だなぁと思いつつも、違和感がずっと残りました

言ってみりゃストーカー行為ですね

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

2.5

夫婦の価値観は違ってあたりまえ
すり合わせていく事が大切なんだな

ちょっと分かりにくかったけど

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

半地下に暮らす家族が
文字通り底辺からの脱出を試みる
ブラックコメディ。

飄飄とした家族の振る舞いは悲壮感など全く感じさせず、見ていて清々しい。

ただ、金持ちの生活に取り憑いて、その先に何を目論ん
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

2.0

事前情報全くなかったので
「Z」ってそういう意味だったのか〜笑

フェアレディZ
とか
Zガンダムとかを勝手に連想してました

それにしても凄いね奴は
まるで蟻んこの大群みたいにゾロゾロと

しかしな
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.5

めくるめく万華鏡のような物語

フワフワと地に足のつかない高揚感が心地よい

登場人物の背景とか、物語の整合性などは気にせず、ちょっぴりレトロな空気感を楽しむ作品なんですね

原作は小説らしいですが、
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

観ていると
カサついた心の中が潤いを取り戻す
そんな映画です

上手くいかなくてイライラしている時も
逆に調子に乗っている時にも
自分の立ち位置を振り返ることが出来て
おススメです

主人公のベンがと
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岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.0

夫を失った現実が実感できない妻の前に死んだ夫が現れて、「別れ」を受け止める為の旅をする

再び一緒に暮らし始めた二人は
穏やかな日々を送るのだが
随所にヒンヤリとした
恐ろしさが描かれていて
こんなこ
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マン・ダウン 戦士の約束(2015年製作の映画)

3.0

前情報が何も無いまま鑑賞したので、最初はSFものなのかと思った

少しずつ話が繋がっていくと、それまで目にしていた景色が一変する
シャッターアイランドやビューティフルマインドと似た手法ですね

戦地に
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