はくあさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(2003年製作の映画)

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実家のテレビで流れてるのをながら見しただけですが、この映画をもう一度まじめに見ることはないと思うので記録。

カリガリ博士(1920年製作の映画)

4.0

 夢野久作が「ドグラ・マグラ」の着想をここから得たというのも頷ける。奇妙に歪んだセット(最初はおかしいと思わなかったけどオチを見たら意図がわかった)、絞りを多用した撮影がお見事。かな〜り古い映画(19>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

 ヒリヒリしますね。村の儀式がヤバいのはまあ文化は相対的だから……の一点張りで乗り切れなくもないんだけど(そうか? )、主人公一行のヒリつきはリアルだなと思った。挙げていくといろいろあるけども、男グル>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

4.6

ヒッチコックはじめて見たんですけど、この人、観客を2時間画面に釘付けにしておく能力にかけては人類一なのではないか。終わってみるとストーリーは明快なのに見ている最中は常に不安になる。最初のほうの警官のね>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.3

タイムリーな話題なので視聴。派手なアクションがないぶん名俳優揃いでいいですね。ローレンスフィッシュバーンとか。ネットで反ワクチン情報をばらまいてるブロガーが公園で追いかけられるシーンがあるんだけど、イ>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.3

途中までブラックパワーを叫ぶのもホワイトパワーを叫ぶのも並列だと感じていたんだけど最後のシーンでよくわからなくなってしまった。ヒロインもヒロインに見えて分断を煽るようなところもあるし。
黒人とユダヤ人
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

 いや〜さすが伝説のクソ映画ですね。なんかところどころ意欲を感じる部分はある(最初と最後に語り部を入れてメタな感じを出してる、新婚初夜に夫を殺したとか女の人の設定が凝ってる)んだけど全体としてはどうし>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

や〜いい映画ですね! タイトル通り半地下に住む貧乏人一家が金持ちの家に寄生する映画なんですが、金持ちは騙されやすく惚れやすく、これはなんか裏があって騙されたフリをしているのかと思うぐらい。どうやら金持>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.5

DEATHのほうの感想。まあ総集編ですね。何についてかはわからないが理解は深まった気がします。やっぱり弐号機ってカッコいいよなあ……。戦闘シーンはもちろん、初登場で被せてある布をローブみたいに纏ってる>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.7

・やっぱり弐号機ってめちゃくちゃカッコいいよね
・戦自の描写に力が入っててふつうにワクワクしてしまう
・最近のガイナックス騒動でも出てきた「シンジくん = 庵野、エヴァ(機体)= エヴァという作品その
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シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

4.3

 狂人が軸の話なのに心温まる仕上がりになっているのがすごい。会話さえろくにしないような郵便局員の男が娘のためと言って何かに取り憑かれたように「宮殿」を作りはじめるという……。圧倒的な信念以外に何ももた>>続きを読む

サバイビング・デザイアー(1991年製作の映画)

3.6

ぼくはハルハートリーについてあまり多くを知らないんですが、どうも台詞に意味を詰め込みすぎる癖がある人なのかな?全体的に作り方が嘘っぽいというか、いやまあ映画だからフィクションなんだけど……。まあところ>>続きを読む

オペラNo.1(1994年製作の映画)

3.8

これはけっこう好き。神が定命の人間をくっつけようとするんだけど全然うまくいかないというね。ハルハートリーとミュージカルは相性いいかも。

アンビション(1991年製作の映画)

3.2

なんかテツガクっぽいこと言うとるなという感じ。ハルハートリーは台詞で語りすぎるところがありますね。

セオリー・オブ・アチーヴメント(1991年製作の映画)

3.5

ブルックリン・ウィリアムズバーグが舞台という以外は特筆すべき点なし。ソーホーは家賃高すぎて芸術家の街じゃないとかこの頃から言われてるんですね……。みんながテツガクっぽいこと言ってるなあという印象。

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.9

女たちと音楽がいいのでいい映画です。顔を見せないチャーリーに憧れる。徹底的に間違った日本も見どころ。

ザ・セル(2000年製作の映画)

3.9

 逮捕された異常殺人者の夢の中に入って、まだ犯人の手によって行方不明の女性の居場所の手がかりをつかむという感じのストーリー。いや〜映像はバツグンだけどストーリー面が……現実世界の話の運びがちょっとあり>>続きを読む

マルコムX(1992年製作の映画)

4.7

 マルコムXの自伝映画。人生が劇的なのでとうぜん映画も劇的なものになる。黒人の家庭に生まれ、環境から犯罪に手を染め、ぶち込まれた刑務所でイスラームへの回心を果たし、活動へ、そして教祖への幻滅、最後は演>>続きを読む

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975年製作の映画)

3.6

混沌としていて体感2時間半くらいあった。「最高行政権は大衆の委任によって生まれるもんだ」のところ好き。演技面ではアイドルとペイリンが頑張ってた。ぼくはわりとファンなのでいいんですけどパイソンズ入門には>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.2

 パンクスの皮を被ったオールドSFという感じ?全体的にはちゃめちゃなんだけど、ビジュアルがよく、やりたいことも伝わってくるのでぼくは好き。謎CGとかも好きなんですよね……冒頭、配給会社側の映像かと思っ>>続きを読む

Wristcutters: A Love Story(原題)(2006年製作の映画)

4.8

 自殺者だけがゆく死後の世界でのロードムービーというキナ臭い設定だが、なんとも心が暖かくなるいい映画。自殺者どうしが死後の世界で恋に落ちるという展開には、シンプルながら心を揺さぶられるものがある。ラス>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

 ぼくはバットマン未履修なので語るようなこともそんなにないんですが……。全体的に狂気の手触りがリアリティを持って描かれているなと思った。苦しみ、それを解決してくれそうなストーリー(父親の話とか)にすが>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.7

タランティーノ作品のなかではかなり穏やかな映画に仕上がっている本作だが、非常に価値がある……見ていて映画っていいなと感じられる……そんな映画だった。

シャロン・テート殺害事件がストーリーの背景となっ
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オースティン・パワーズ(1997年製作の映画)

4.0

くだらないことをこの密度で本気でやり続けられるのがすごい。好きです。
笑いの質としては志村けんのバカ殿様にめちゃくちゃ近い。これは因果関係が逆なのかもしれず、志村けんの笑いがかなり欧米チックだというこ
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トム・オブ・フィンランド(2017年製作の映画)

3.8

実在した画家、トウコ・ラークソネンの話。逞しいゲイのイラストを描く男が迫害を受けつつも有名になっていくんですが、有名になったところで「世間」の人々からの評価は得られず(まあそれが必要かというところもあ>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.6

いや〜〜、ね、いいですよこれは。
この映画を評論するなんていう無粋なことはしたくないので断片的な感想にとどめますが、

・2人が強すぎてもはやイドリスエルバがかわいそう。なんでトランスヒューマンになっ
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デビルマン(2004年製作の映画)

1.4

まあまあ、クソ映画界に燦然と輝く金字塔ですのでぼくがコメントを付け加えるまでのこともないとは思いますが……。まずいシーン・展開はそりゃもうたくさんあるんですが、特に気になるのは「世界」と「所帯」の>>続きを読む

BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

4.3

漫画版をちゃんと読みたいな〜と思った!最小存続個体数を明らかに割ってそうな村に無口な霧亥おじさんがやってきて重力子放射線射出装置を撃ちまくる。アバンタイトルでの霧亥登場シーンとか完全に西部劇じゃなかっ>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.6

いろいろな狂人がいまして、怪獣をつかって地球環境をリセットしようとする人とか、怪獣の中でも特にゴジラが好きすぎる人とか、とにかく人類が滅亡すればなんでもいいやつとか、微妙に狂気のタイプが違うんですが、>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.2

ポケモンがそばにいる世界っていいですね〜〜!!
ストーリーはどうということはないが、ポケモンが自然に存在する世界を描くことに対する執念を感じた。コダック、ドダイトス、メタモンあたりの扱いが好きでした。

シービースト(1966年製作の映画)

1.2

箸にも棒にもかからないカス映画(褒め言葉)。主人公夫婦のうち妻が魔女にとりつかれるのでヴァンヘルシング教授といっしょに悪魔祓いをする。ストーリーに全く脈絡がないが、さいごの早回しカーチェイスがおもしろ>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

4.3

いや〜〜お祭りですねえ!山奥で一人一人殺されて……という何の変哲もない話かと思いきや、それらがすべて"組織"的なものに仕組まれていることがかなり序盤から明かされる。楽屋オチ的な感じでぼくはけっこう好き>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.7

主人公(良心的徴兵拒否者・無職)が自宅のマットにしょんべんを引っかけられたことをきっかけに事件に巻き込まれていく。
主人公もたいがい変な人なのだが他の登場人物はもっと変な人(すぐベトナムの話をするユダ
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.2

いや〜おもしろかった。何もない男が殺しとヤクで成り上がるも破滅するというなんのことはないストーリーなのになんでこんなにおもしろいんでしょうか。
交渉力もとい恫喝力を生かして成り上がっていく序盤〜中盤は
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バイバイマン(2016年製作の映画)

3.7

名前を知るだけでアウト!の怪物なんて映画になるのかと思ったらちゃんと映画になっていた。名前を知った時点で物理的にブチ殺しにくるわけではなく幻覚とかの搦め手で攻めてくる感じだった。会話や画面からどことな>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.1

ロシアンマフィアのイキリ息子がちょっかいをかけた相手がスゴ腕の殺し屋だったのでとんでもないことになってしまう話。みんなも人の犬を殺すのはやめよう!

ジョン・ウィックはちゃんとリロードをするタイプの人
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