silverchipsさんの映画レビュー・感想・評価

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5.0 年間ベスト級、4.0 おすすめ 、3.0 まあまあ、2.5 少なくとも褒めたいところあり、2.0 如実に欠点が良いところを上回る、1.0 許し難い駄作

映画(268)
ドラマ(0)

スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989年製作の映画)

5.0

超弩級の傑作!怪奇ものでここまで泣かされるとは思わなかった…。

核シェルターの実験に携わった夫婦が、突然人体から火を吹き死亡。その子供にもその症状は遺伝していて…、という話。反核映画だが、あくまで個
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

5.0

フリードキン、どうかしてる…。

オープニングから事件、事件の連続。群像劇で全編クライマックスかと思うくらいだったが、主要人物が揃ってからの本編は気狂いの先の先、人智を越えた映像が繰り広げられるのだっ
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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.5

引きこもりの息子を自殺で亡くした母親が記憶をなくして、死んだことを打ち明けられない家族が奔走する話だが、この事件が実際に起こってしまった場合を考えると、いたたまれない。各々が自分のせいかと疑いつつ皆が>>続きを読む

サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.0

名作と言われるだけあってほんとに面白い。

死んだ人がどうやって死んだか自分で語るって形式と、その死に様の不可解さだけで先が気になって仕方ない。

大女優金持ちオバハンのチャップリンとか隙間の遊び部分
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オルフェ(1949年製作の映画)

4.0

時代を考えるとこの映像はとんでもないな。水と鏡、スクリーンプロセスだけでここまで出来る。アナログ文化凄い。

まさに映画という技術を活かして作られた物語。鏡の中の異世界を用いて虚実入り乱れてどっちかど
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へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.5

全然乗れなかった。3時間くらいに感じた。

画面のヤバいって感じた場所以外のところからビビらせるのもちょっと反則気味だし、最初の鳥が後の首切りのきっかけというのは弱い。母親の狂いも中途半端に感じる。あ
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青い春(2001年製作の映画)

2.0

超文化系のおじさんには理解不能。

ウンコ掴んでウォー!ってそんなんで面白い?スローの使い方も全くダメ。ミッシェルガンエレファントの音楽も過剰。昔好きだったけどね…。

アウト&アウト(2018年製作の映画)

2.0

こりゃ厳しい。

終始状況説明のセリフに、顔のアップばかり。段取りだけで終わっていく。エピソードを見せる順番もダメで、省略もない。ラストの歯切れも悪く小説的。回想シーン、どん臭い…。特に中西学の金庫の
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カミュなんて知らない(2005年製作の映画)

3.5

難解…。

冒頭の長廻しで度肝抜かれてたら、その1カットの終わりのほうで相米の長廻しが何分で…、という会話が出て来る。ちょっと青臭くて恥ずかしい感じもするが、その後、大学生の映画製作を舞台にした映画と
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鉄と鉛 STEEL & LEAD(1997年製作の映画)

4.0

撮影 仙元誠三を心の底から堪能。世界一の暗闇撮影。もうこういうのは今じゃ無理なんかな…。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

ラストのライブシーンに尽きる。ウィー アー ザ チャンピオンにはもうひれ伏すしかなかった。鳥肌。

正直クイーンは暑苦しいイメージで今まで敬遠していたが、ほんとにすみませんでした。フレディ マーキュリ
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走れ! T校バスケット部(2018年製作の映画)

5.0

楽しいし、泣ける。ベタを突き詰めた傑作。

スポ根ものには目がないし、光を使って平然と映画の嘘をついてくれるんだから最高。画作りも照明もバキバキほどでもないんだが確かなものでちょうど良い。地面の映る面
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.5

なかなか面白かった。

PCの画面上だけで進む話で、不安の方が高かったが、意外にいけた。正直、ずっとPC画面である必然性は大して感じなかったけど、まあ話題性もあるから仕方ないか。

顎のケガと、隠しカ
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モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~(2017年製作の映画)

3.5

恥ずかしかった…。

ブラーの2ndアルバムタイトルがそのまま冠されてるということでブリットポップ好きとしては観ない訳にはいかなかったのだが、レコードマニアの自分からしたら、やってはいけない行動ばかり
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エースをねらえ!(1979年製作の映画)

5.0

途方もない面白さ。

ほぼ全くの素人が才能を見いだされて開花するまでの話だが、スポ根で見たい場面が全部詰まっている。主人公が才能を見せる瞬間、特訓、挫折、奮起、白熱の試合、コーチのしごきと裏にある優し
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秋津温泉(1962年製作の映画)

3.5

初吉田喜重だが、撮影の贅沢さに唖然。

ロケ地、旅館の中がエグいくらいの贅沢照明と横移動で撮影されている。暗めのトーンで明るさは極力抑えられて、シネスコ非対称奥行き重視の画面がバッキバキに決まっている
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氷菓(2017年製作の映画)

2.5

うーむ、これは厳しい…。

ミステリー小説がそもそも映画に向いていないのに割とそのまま映像化していてセリフの不自然さが目立つ。しかもオチが、まさかそれじゃないよね?ってヤツで、想定中の想定範囲で恥ずか
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映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年(2015年製作の映画)

4.0

留学生が学校に来て自国に戻るまでの出逢いと別れ、世代を越えた絆の手渡し。シンプルな話だが、無茶苦茶泣ける。

こんな小さい話がどうなっていくのかと思ったが、別れを意識する中盤からの展開から目が離せなく
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池袋ヤンキー戦争(2010年製作の映画)

5.0

シリアス系城定極上の一本。

他作品よりも撮影、画面構図的に頭一つ抜けている。アパート部屋シーンの手前と奥の使い方、噴水の全景と人の位置。池袋の夜の繁華街で静かに一人佇むシーンなんかいつ撮れたんだろう
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たそがれ酒場(1955年製作の映画)

4.5

何だこれは!居酒屋という建物の魅力が凄すぎる。広い広間に高低差がたくさんあって、見せ物ステージが真ん中じゃなくて端にあるのが後に効いて来るし。

居酒屋の開店前から閉店後までの一夜に串刺しにされるエピ
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

3.5

前半、後半で同じシチュエーション、結果が違うというコメディ。いわゆるifものかと思ったら、そうでもない。大した分岐点はないが、少しの違いが違う結果を生むよって程度。にも関わらず、面白いから不思議。>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

2.0

つまらん…。止められるよ、これなら。

撮影、物語、役者の魅力、全部いまいち。当時の風俗や小道具の再現、ロケーションもいい加減。本当にがっかり。

若松孝二の映画を一本も観ていなくて申し訳ないのだが、
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ヤンキーヘルパー(2011年製作の映画)

3.0

オープニング、まさかの「ションベンライダー」オマージュ。こうなると「女の犯罪史」はやはり「魚影の群れ」オマージュなのか…。

「任侠ヘルパー」便乗企画と思われるが、当然全く関係ない話。

城定作品にし
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18倫 アイドルを探せ!(2009年製作の映画)

3.5

一作目の熱さは消え、コメディに目一杯振っている。

とにかく持田茜さんのコメディエンヌぶりに尽きる。マジでこの人天才じゃないか。苦手なはずの超ハイテンション芸が、全然くどくない。貝殻水着シーン、動いて
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実写版 18倫(2009年製作の映画)

4.5

ピンクコメディだが、職人ものとしてもたまらない。

お金持ちのお嬢様が親の会社の倒産で一家離散になり、働き口の無さからAV制作会社に勤める羽目に…、という話。

主人公がとにかく真面目で、ポジティブに
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ヤンキーアイドル(2012年製作の映画)

4.0

ピンクコメディの超怪作。でも無茶苦茶面白い。

裁縫が得意な女ヤンキーが、アイドルにスカウトされて…、という話。

AKBのパロディとか、寝起きドッキリとか、ラストのド下品下ネタオチとかがアホ過ぎて最
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女の犯罪史(2012年製作の映画)

4.5

城定版本格ロマンポルノ。

コメディ多めの城定監督だが、これは直球の傑作。

最低最悪の男と見合い結婚をした田舎の女性が、東京から来た男と不倫してから転落へ…、という話。

とにかく弁当の使い方が素晴
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

5.0

超弩級の大傑作!涙が止まらない…。人生ベスト級。

徹底的に感傷から逃げることでエモーションが飛躍的に増大する。クライマックスの一点に賭ける心意気に拍手するしかない。私が幽霊ものに弱いというのもあるに
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ラスト・ラン/殺しの一匹狼(1971年製作の映画)

4.0

ストイック…。

冒頭の車のチューニングシーンの細やかさと照明で痺れる。耳で確認する作業。車に関しては尋常じゃない凄腕感が伝わる。そこからのドライビングシーンカッコいい。カーブが二重に見える最高のロケ
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ワンダとダイヤと優しい奴ら(1988年製作の映画)

5.0

超面白い!あまりにもバカらしくて最高だった。窓と扉でどんだけ笑わしてくれるんだよ…。

4人でダイヤを強盗するが、一人が警察に捕まりつつも、各自がダイヤをどうにか一人占めしようとする話。一応2チームに
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

5.0

私にも分かるジャームッシュというか、設定、脚本上退屈なシーンが全く退屈にならない。とにかく画面で魅せる。

撮影が本当に素晴らしい。朝方と真夜中の色味と艶、昼に差し込む光。部屋やクラブの狭い空間から外
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.5

前半カメラが近すぎて、正直あんまり好きじゃなかった。ただ、船の上であんまりカメラが揺れないのはどうやってるんだろうと思ったけど。

そうこうしてるうちに、事件が起こってからの後半は面白かった。ただ当時
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.0

面白かった!

何も考えなくとも主人公の魅力だけで引っ張れる映画。ある意味スター映画の系譜。地味は暴力でカバー出来るようだ。
ただ平手友梨奈は現在のイメージに当て書きのようなぶっきらぼう感で、今回はい
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ローリング・サンダー(1977年製作の映画)

5.0

超傑作。人生ベスト級。

ベトナム戦争で捕虜になった男が帰還してから始まる物語。情けなさを経験した男ならではの話。静かに熱い。

かなりスロー展開ながら、一個一個のシーンがさりげなくも重い。

冒頭で
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火花(2017年製作の映画)

2.0

甘えてるね。

原作はそこそこ好きだったけど、先輩後輩の馴れ合いが映像化することで痛々しく見えてしまう。

ダメ人間でも全然構わないんだが、芸人という職業に甘えてるとしか思えない描き方。売れない、自分
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

5.0

最高!視覚の幸福に溢れてる。

路面が常に濡れてて最高、ネオンの色味最高、大雨最高、車の光り方最高。

物語は大したものじゃないけど、光の操り方が凄すぎる。ライブシーンの光と闇のコントラストがエグい。
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