じゅぺさんの映画レビュー・感想・評価

じゅぺ

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※①〜で箇条書きで並べてある文章はすべてツイッターからの再投下です。一から書いた文章や、加筆した部分に関してはナンバリングしないのでわかると思います。

好きなジャンルはヒューマンドラマ。最近見た中だと「アデル、ブルーは熱い色」がいちばん好きです。

映画(656)
ドラマ(0)

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

5.0

ダウン・バイ・ロー、最高。ひとつの独房に集まった3人の男たちの、友情というほどでもない緩やかな連帯感と親しみ。この気だるさが楽しい。ずっと浸っていたい。細かいカット割りがないからこその緊張感。そして">>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

5.0

ストレンジャー・ザン・パラダイス、超絶大傑作。何者でもない若者の日常を淡々としたスケッチで描く。固定カメラでじっくりと捉える白黒の映像が生み出すふしぎな緊張感、他愛もない会話の心地よい脱力感と倦怠感に>>続きを読む

情事(1960年製作の映画)

3.4

情事、みた。失踪した友人を探すはずが旅の中で結ばれてしまったふたり。身勝手で弱い大人の男女の恋愛。モニカ・ヴィッティはアンニュイで疲れ感のある美しさ。波打ち寄せる孤島、青い空を望む教会の屋上、夜更けの>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.8

パーマネント・バケーション、みた。ジャームッシュ処女作。ふらふらとニューヨークの廃墟を歩き回る少年。彼がふれあうのは、ちょっとおかしな大人たち。"ドップラー効果"で大爆笑する中年、病院に隔離された母、>>続きを読む

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.8

30年後の同窓会、みた。リンクレイター新境地。人生も後半、鏡に映る顔は皺だらけ。ベトナム戦争で戦った3人が過去と向き合う。後悔や恥を語りながらも、互いの心の傷を癒しあう旧友たち。過去を主題にしながら、>>続きを読む

羊と鋼の森(2018年製作の映画)

4.3

羊と鋼の森、大傑作。ピアノとは?音とは?演奏者でもなく、観客でもなく、調律師にしかわからない、生み出せない音と世界の調和。内向的な青年がピアノを通して外とつながっていく。一人ひとりが孤独と向き合いなが>>続きを読む

青春残酷物語(1960年製作の映画)

3.8

青春残酷物語、大傑作。無軌道に生きる若者の行く末は。戦後民主主義の希望と、安保闘争の混乱。イラついたら人を殴り、女を抱き、酒を飲み、また人を殴り。どうかしてんじゃないかという熱量。現代と違ってだいぶ元>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.5

50回目のファーストキス、みた。原作のエッセンスは残しつつ、しっかり福田雄一ワールド。ムロツヨシと佐藤二朗は画面の端にいるだけで笑えてくる。脇役も輝いてる。個人的にグッとくるのは、スマホの中の"デート>>続きを読む

おしゃれ泥棒(1966年製作の映画)

3.8

おしゃれ泥棒、傑作。「ローマの休日」ウィリアム・ワイラーとオードリー・ヘップバーンのタッグ。話がコロコロと転がりあれよあれよと綺麗なところに収まっちゃう感じ、まさしくこの頃のハリウッド。ただ流れに身を>>続きを読む

太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

3.4

太陽はひとりぼっち、みた。いきなり始まる冒頭の別れ話のじっとりした不快感、人の死より株価が気になるエリート、新興住宅地の味気なさ。その中で絡み合う男女もまた空疎。「明日も明後日も」再会すると誓いながら>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

5.0

レディ・バード、青春映画オールタイムベスト。なぜか途中から涙が止まらず。親が恥ずかしい、鬱陶しい。しょっちゅう心はすれ違う。けど「愛されてる」としっかり感じたい。自らてんとう虫を名乗る少女は、様々なも>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.2

デッドプール2、大傑作。もうとにかく笑いました。ポストクレジットのジョークまで最高すぎる。ストーリーもヒーローものとしてクラシカルな部分を抑えつつ、二転三転する展開、無茶苦茶っぷりは前作からパワーアッ>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

万引き家族、素晴らしかった。金や打算で集う"偽り"の家族。しかし、共に笑い築いてきた幸せな時間は"偽り"なのか。ふとした瞬間に愛おしいと感じるあの気持ちは"本物"じゃないんだろうか。それは彼らにしかわ>>続きを読む

OVER DRIVE(2018年製作の映画)

3.8

OVER DRIVE、熱い!エンディングではWANIMAが流れる。完璧な暑苦しさ。「すぐ直してやるから」、この一言を信じ、じぶんの全てを預けてレースに挑む。一度は"クラッシュ"してしまった兄弟の絆を、>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

3.7

ブルックリン、みた。エイリシュは母国を離れて単身NYへ。彼女は今ごろ孫もいるおばあちゃん?人生は、選択と決断の連続。それはほかの可能性を捨てるということ。誰かを傷つけることだってある。だから自分の選ん>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

3.4

男はつらいよ 寅次郎恋歌、みた。夫を支え続け、じぶんの夢を諦めたまま死んでいった母を想い、切なくなる。家族がいることのしがらみと幸せ。それでも感じる孤独。どこか遠くへ行きたいという"旅人"への憧れ。ふ>>続きを読む

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

4.0

店長もそんな彼女のアピールを受けて困惑し、正しい方へ導こうと悩んでいるうちに、自分の人生についても考えはじめる。置いてきた青春にふたたび向き合う。雨が止み、晴れた空がとっても広い。タイトルの通り、この>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.2

恋は雨上がりのように、大傑作。部活を離れた女子高生と、さえない中年店長。挫折を経験したふたりのしばしの"雨宿り"。少女は目の前しか見えないからこそ苦しみ、店長はたくさん経験を積んだからこそ、限界を知り>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.7

ゲティ家の身代金、みた。C・プラマーの声、顔中のシワ、歩き。すべてに世界一の大富豪としての飽くなき欲望、孤独、憎らしさが凝縮されてる。色調を落とした映像、引きの画、重厚感ある音楽が、人間の禍々しさと良>>続きを読む

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

5.0

ブンミおじさんの森、超絶大傑作。死期を悟ったブンミのもとに集う死者や精霊たち。虫や鳥が鳴き、風が木々を揺らす森の音、そして、いつもの生活の音。輪廻転生の死生観をベースに、過去と未来、現在すら並行して存>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.3

犬ヶ島、超絶大傑作。緊張感漂う和太鼓のリズムが犬の世界へ誘う。サムライ、日本軍、そして福島。随所に黒澤明監督の影響。どこか見覚えがあるけど、すべてが不思議と新しいセンスオブワンダーなファンタジー。あえ>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.8

そして父になる、みた。6年間育てた息子が、じつは血の繋がっていない子だったとしたら。父として、男として、そしてまた父に反発するひとりの息子として、千々に乱れる野々宮の葛藤が見どころ。これは彼にとって「>>続きを読む

(1954年製作の映画)

4.5

フェリーニの「道」をみた。芸で日銭を稼ぎ、社会の端っこのギリギリのところで踏ん張ってるふたり。小石だって何かの役には立つ。だけど、それに気づくのが、"いま"だとは限らない。ジェルソミーナへの気持ちを、>>続きを読む

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

2.5

GODZILLA 決戦機動増殖都市、みた。退屈のあまり爆睡してしまった。冒頭5分の状況整理をぜんぶハルオくんの独り言で済ませるあたり、演出は全然機能してないと思う。とはいえ、人びとの思惑が交錯し、ハル>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

4.0

ピーターラビット、みた。大傑作。人間vsウサギの大戦争。ドーナル・グリーソンがひたすらウサギにいじめられるのが情けなさすぎて大爆笑。そして、「謝る」ことの難しさ。自分が嫌われるかもしれない。でも自分で>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.6

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法、みた。ディズニーランド近くのモーテルに住む母と娘。愛情は注ぐがすべてに無責任な親、つねにまわりでは犯罪が起きている住環境。彼らの境遇を思うと胸が締め付けられるが、決>>続きを読む

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

4.2

名探偵コナン ゼロの執行人、大傑作。これまでシリーズをスルーしてたのが悔しくなる面白さ!さすが相棒のメインライター、櫻井脚本らしさ全開。権力に踏みにじられる者たちの悲哀。「私で選択した」、強い言葉でし>>続きを読む

サイコキネシス 念力(2017年製作の映画)

3.2

サイコキネシス -念力-、みた。超能力を得た冴えない親父が、窮地の娘を救う。コミカルだが、描かれているのは虐げられる弱者たち。エグみもある。おっさんがソウルの空を飛び回る爽快感はいぬやしき。しかし、予>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

5.0

夜は短し歩けよ乙女、オールタイムベスト級アニメ。めちゃくちゃ笑った。そして、絵が動くよろこびに浸る。疾風怒濤の学生生活を象徴する、悪夢のように次々襲いかかる圧倒的カオス。人と人をつなぐ縁と時間。とんで>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

5.0

不思議惑星キン・ザ・ザ、超絶大傑作。旧ソ連で大ヒットした脱力系SF、ちょっとルックで舐めてました。ハンパなく面白い。きびしい身分制度や腐敗した役人、ゆるゆる世界観の中には鋭い体制批判。そして最後には国>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

5.0

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル、今年ベスト級。超絶エグい。出てくる人間みんなクソ。どれだけ貧困を抜け出したい、認められたい、幸せになりたいともがいても運命がトーニャを冷たく突き放す。この映画>>続きを読む

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.5

ラプラスの魔女、みた。未来予測で殺人は可能か?そして役割や未来を定められた人間はどう生きるのか?謎解き中心ではないが、自然現象を使ったトリックは壮大で見応えあり。しかし、櫻井翔、芝居もヘタだし「そんな>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.3

リズと青い鳥、傑作。みぞれと希美、オーボエとフルート、リズと青い鳥。ふたりの密だけどちょっとスキマの空いた関係。細やかな感情の揺れと変化を三層構造のストーリーで描く。近づく足音、水槽のフグ、図書館の本>>続きを読む

スーパーシチズン 超級大国民(1995年製作の映画)

3.8

スーパーシチズン 超級大国民、傑作。政治犯として投獄された老人の追憶と自責。ことばや音楽、景色など、日常に散りばめられたパーツから記憶が想起され、彼の人生の全容が浮かび上がっていく。理想を追い続け、無>>続きを読む

ジンジャーとフレッド(1985年製作の映画)

3.4

ジンジャーとフレッド、みた。年老いた二人のパフォーマー、テレビステージでは電飾がグロテスクに輝き、フリークスを照らす。人生も終わりに近づいた男女の枯れた身体と熟れた思い出。彼らの姿はある意味残酷で悲し>>続きを読む

ストロボ・エッジ(2015年製作の映画)

3.2

ストロボ・エッジ、みた。このジャンルはOPの掴みが命かも。PV風に前提を組み立てていく演出がおもしろい。あまりに奥手で素直すぎるヒロインも有村架純の清涼感ゆえの説得力!福士蒼汰も顔の造形ですべてを説明>>続きを読む

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