じゅぺさんの映画レビュー・感想・評価

じゅぺ

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※①〜で箇条書きで並べてある文章はすべてツイッターからの再投下です。一から書いた文章や、加筆した部分に関してはナンバリングしないのでわかると思います。

好きなジャンルはヒューマンドラマ。最近見た中だと「アデル、ブルーは熱い色」がいちばん好きです。

映画(637)
ドラマ(0)

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

5.0

ブンミおじさんの森、超絶大傑作。死期を悟ったブンミのもとに集う死者や精霊たち。虫や鳥が鳴き、風が木々を揺らす森の音、そして、いつもの生活の音。輪廻転生の死生観をベースに、過去と未来、現在すら並行して存>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.3

犬ヶ島、超絶大傑作。緊張感漂う和太鼓のリズムが犬の世界へ誘う。サムライ、日本軍、そして福島。随所に黒澤明監督の影響。どこか見覚えがあるけど、すべてが不思議と新しいセンスオブワンダーなファンタジー。あえ>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.8

そして父になる、みた。6年間育てた息子が、じつは血の繋がっていない子だったとしたら。父として、男として、そしてまた父に反発するひとりの息子として、千々に乱れる野々宮の葛藤が見どころ。これは彼にとって「>>続きを読む

(1954年製作の映画)

4.5

フェリーニの「道」をみた。芸で日銭を稼ぎ、社会の端っこのギリギリのところで踏ん張ってるふたり。小石だって何かの役には立つ。だけど、それに気づくのが、"いま"だとは限らない。ジェルソミーナへの気持ちを、>>続きを読む

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

2.5

GODZILLA 決戦機動増殖都市、みた。退屈のあまり爆睡してしまった。冒頭5分の状況整理をぜんぶハルオくんの独り言で済ませるあたり、演出は全然機能してないと思う。とはいえ、人びとの思惑が交錯し、ハル>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

4.0

ピーターラビット、みた。大傑作。人間vsウサギの大戦争。ドーナル・グリーソンがひたすらウサギにいじめられるのが情けなさすぎて大爆笑。そして、「謝る」ことの難しさ。自分が嫌われるかもしれない。でも自分で>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.6

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法、みた。ディズニーランド近くのモーテルに住む母と娘。愛情は注ぐがすべてに無責任な親、つねにまわりでは犯罪が起きている住環境。彼らの境遇を思うと胸が締め付けられるが、決>>続きを読む

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

4.2

名探偵コナン ゼロの執行人、大傑作。これまでシリーズをスルーしてたのが悔しくなる面白さ!さすが相棒のメインライター、櫻井脚本らしさ全開。権力に踏みにじられる者たちの悲哀。「私で選択した」、強い言葉でし>>続きを読む

サイコキネシス 念力(2017年製作の映画)

3.2

サイコキネシス -念力-、みた。超能力を得た冴えない親父が、窮地の娘を救う。コミカルだが、描かれているのは虐げられる弱者たち。エグみもある。おっさんがソウルの空を飛び回る爽快感はいぬやしき。しかし、予>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

5.0

夜は短し歩けよ乙女、オールタイムベスト級アニメ。めちゃくちゃ笑った。そして、絵が動くよろこびに浸る。疾風怒濤の学生生活を象徴する、悪夢のように次々襲いかかる圧倒的カオス。人と人をつなぐ縁と時間。とんで>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

5.0

不思議惑星キン・ザ・ザ、超絶大傑作。旧ソ連で大ヒットした脱力系SF、ちょっとルックで舐めてました。ハンパなく面白い。きびしい身分制度や腐敗した役人、ゆるゆる世界観の中には鋭い体制批判。そして最後には国>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

5.0

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル、今年ベスト級。超絶エグい。出てくる人間みんなクソ。どれだけ貧困を抜け出したい、認められたい、幸せになりたいともがいても運命がトーニャを冷たく突き放す。この映画>>続きを読む

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.5

ラプラスの魔女、みた。未来予測で殺人は可能か?そして役割や未来を定められた人間はどう生きるのか?謎解き中心ではないが、自然現象を使ったトリックは壮大で見応えあり。しかし、櫻井翔、芝居もヘタだし「そんな>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.3

リズと青い鳥、傑作。みぞれと希美、オーボエとフルート、リズと青い鳥。ふたりの密だけどちょっとスキマの空いた関係。細やかな感情の揺れと変化を三層構造のストーリーで描く。近づく足音、水槽のフグ、図書館の本>>続きを読む

スーパーシチズン 超級大国民(1995年製作の映画)

3.8

スーパーシチズン 超級大国民、傑作。政治犯として投獄された老人の追憶と自責。ことばや音楽、景色など、日常に散りばめられたパーツから記憶が想起され、彼の人生の全容が浮かび上がっていく。理想を追い続け、無>>続きを読む

ジンジャーとフレッド(1985年製作の映画)

3.4

ジンジャーとフレッド、みた。年老いた二人のパフォーマー、テレビステージでは電飾がグロテスクに輝き、フリークスを照らす。人生も終わりに近づいた男女の枯れた身体と熟れた思い出。彼らの姿はある意味残酷で悲し>>続きを読む

ストロボ・エッジ(2015年製作の映画)

3.2

ストロボ・エッジ、みた。このジャンルはOPの掴みが命かも。PV風に前提を組み立てていく演出がおもしろい。あまりに奥手で素直すぎるヒロインも有村架純の清涼感ゆえの説得力!福士蒼汰も顔の造形ですべてを説明>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

5.0

アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー、めっちゃくちゃ面白かった。MCU最高傑作。各ヒーローの能力が生かされた連携アクション、積み上げてきたシリーズの重みをかんじる複雑でエモーショナルなドラマ。圧>>続きを読む

ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.6

ベニスに死す、傑作。老作曲家がタッジオに抱く想い。それは彼の失った若さ、そして少年の時期にしか持ち得ない輝きと漲る無垢な輝き、瑞々しさと気品、究極的には生命の放つ美。ないものねだりではない。本質的な美>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.5

ザ・スクエア 思いやりの聖域、大傑作。あってはならないもの、見たくないものがそこにあるとき、ひとは無視し、平静を装い、ときに笑って誤魔化す。社会を分断する他者への無関心、自分だけの安全圏を守るちっぽけ>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

君の名前で僕を呼んで、超絶大傑作。まだ自分が何者かも定かでない17歳の夏。あの人と一緒にいたい、いや、あの人になりたいとすら想い、恋い焦がれる気持ちに寄り添うやさしい言葉、"君の名前で僕を呼んで"。か>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.6

レディ・プレイヤー1、大傑作。なかなか現実に希望を持てないこの時代に、"エンタメ映画の巨匠"スピルバーグ監督が最高にワクワクする夢を見せてくれる!80年代から90年代のサブカルへのリスペクトに溢れる。>>続きを読む

グラディエーター(2000年製作の映画)

3.5

グラディエーター、みた。見てて楽しい。これに尽きる。ことし春にローマ行ったので、コロッセオの復元された姿に感動。古代ローマの華々しい時代に想いを馳せつつ、泥すすって血みどろになりながら闘うマキシマスの>>続きを読む

男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

5.0

男はつらいよ 奮闘篇、超絶大傑作。寅さんが旅先で出会った知的障害の女の子、花子。故郷に帰りたくても帰れない、"足りない者"扱いされる。ふたりの境遇はふしぎと似ている。寅さんの純粋なやさしさと、彼の待ち>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.0

イット・フォローズ、見た。ゆっくりと、しかし確実に迫ってくる恐怖。一度気づいたら、常に自分につきまとう。プール、セックス、青白い顔をした"それ"。繰り返される表象から見えてくる、青春の終わりと大人の始>>続きを読む

イースター・パレード(1948年製作の映画)

5.0

イースター・パレード、超絶大傑作。最高。ジュディ・ガーランドの魅力が詰まってる。弾けるような笑顔、困ってるときも、怒ってるときも可愛い。まさに銀幕の中で輝くべき存在。美しい光が圧倒的に作品を包む。アー>>続きを読む

オオカミ少女と黒王子(2016年製作の映画)

3.4

オオカミ少女と黒王子、みた。山崎賢人の王子様はマンガ的だけど時折見せる不器用さがチャーミング。ヘタ上手いハマり役。二階堂ふみの振り回されっぷりも一歩間違えれば悲惨だけどコミカルに。演出も冒頭の長回しだ>>続きを読む

サボテン・ブラザース(1986年製作の映画)

3.2

サボテン・ブラザース、みた。ホンモノのカウボーイと勘違いされた映画スター"スリー・アミーゴス"の珍道中を描く。「午後ロードで拾えたら当たり」といった規模感。キャラも世界観ものんきでキュート。しかしこの>>続きを読む

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.2

シュガー・ラッシュ、大傑作。ヒーローになりたいと願う悪役ラルフ。ひとり仲間外れのヴァネロペ。ラルフの違和感や葛藤は誰だって直面しうるもの。FixとWreckの対比が面白い。安易に"誰でもヒーロー"にし>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.4

パシフィック・リム アップライジング、みた。無難に面白いけど、前作で魅了されたケレン味やテンポ感は失われた。音楽も薄い。良くも悪くも新世代にフォーカス。「ここ好き!」ってなるような場面もなく…髪おろし>>続きを読む

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(2014年製作の映画)

4.3

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂想曲、みた。飼い主と引き離された犬が、苛烈な仕打ちを受け、やがて獰猛な本性を見せていく。犬は人の言葉を喋らない。けど、叩かれれば痛いし、死に対する恐怖もある。弱い立場に置>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

コーヒー&シガレッツ、大傑作。テーブルを挟んで展開される会話、起伏も連続性もない11の短編。どこかかみ合わず、気まずい空気を繋ぐのは、コーヒーとタバコ。カップの持ち方や目線の交わり、会話の間の一つひと>>続きを読む

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

4.4

ギャラクシー・クエスト、大傑作。かつての伝説的ドラマが宇宙の向こうでバイブルになっていた…前半はファンダムを皮肉っぽく描き、終盤はオタク大よろこびの展開。虚構が現実になる、いや、現実に"していく"その>>続きを読む

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.6

マンマ・ミーア!、みた。バージンロードを歩く3人の父親候補と、遅れてやってきた過去に心乱されるドナ。青春への懐古とちょっとの後悔は、地中海の乾いた空気とABBAの懐メロがカラッと流してくれる。もうみん>>続きを読む

ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.3

ザ・マスター、みた。面白いけど、なかなか難解。新興宗教とPTSD。ランカスターとフレディの擬似親子的な、師弟関係的な、そして、同性愛的な関係。狂気と暴力に満ちた男が、いかに宗教に頼り、どのようにして心>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.0

日本で一番悪い奴ら、みた。ヤクザと手を組む悪徳警官、諸星要一の栄華と没落を描く。徐々に汚れきった空気に染まっていく姿が恐ろしい。組織人としての逞しさ、弱さ、苦しさ。なにより青春映画として面白い。「あの>>続きを読む

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