ツキジさんの映画レビュー・感想・評価

ツキジ

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

最後に全てを回収して終わるのかと思いきや事実だけを明らかにして全てを説明しない、濃く余韻を残すタイプの作品。

お母さんと弁護士のなんだか怪しい関係や言動から個人的にはなんとなく掻い潜った目線で見てし
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

不朽の名作と呼ばれる映画シリーズを今更鑑賞。

終盤であれ、もしかしたら…という考えがよぎり、最後まで見ながら前半を振り返るとピースがハマっていくような気持ちがいい体験をした。

これを見せる為に意外
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.6

重低音体感で見たが、迫力が増して最高に面白かった。映画館で見るべきヤツ。

戦後のぼろぼろの中でゴジラがやってくるという状況最悪なストーリー。

まず、とにかく表現がスゴイ。海上での描写が多いのだが水
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.9

次々に起こる怪殺人の真実に迫る、ホラーとサスペンスがいい具合に混じった名作。

ホラー系は途中でなんとなく予想がついてしまうのだが、マリグナントは予想を裏切る斬新な設定と展開で面白かった。最後に結末が
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アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

2.5

よくある感じの遊びに来た若者がやられる映画。

もっと激しく沢山死ぬのものかと思っていたが、冒頭が長すぎて恐怖シーンはほとんど無かった。経営陣のイザコザ的なものを入れるにしても長すぎて間延びしてた感が
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渇水(2023年製作の映画)

3.5

乾き切ったまちの水道局員と困窮者の話。
水を主軸に展開が綺麗にまとまっていて良い。

物理的にも精神的にも乾き切った人やまちが、些細な反逆で再び蘇っていくような。そんな希望を抱くことができるような展開
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告白(2010年製作の映画)

3.9

娘を失った教師の復讐劇。(端的すぎる言い回しだけど…)

重要人物の独白で話が進んでいく、あまり無いタイプの映画で、断片的に映るシーンが徐々に結び付いていく展開が非常に面白く、かつ恐ろしかった。

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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.6

テレビで一度は聞いたことがあるハドソン川の奇跡。その様子を映画化したものと思っていたが少し様子が違った。

自分のした事が本当に正しかったのか、パイロットという責任の重さと偉大さがよく分かる。

エン
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

こういう映画のような、他人の人生を追陞することができるのが映画の魅力の一つだと感じる。

身寄りに先立たれ1人残された男が周りに翻弄されながら道を見出していく、世界の人間がみんなこんな関係を築ければと
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

ai化する社会と親の愛に焦点を当てた、単なる人形ホラーではなかった所が良かった。

高度な技術によるaiの人形という、もう目の前に迫っている世界で入り込みながら見れる。
暴走していく人形の狂気的な動き
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.3

君たちはどう生きるか

タイトルの意味をずっと考えながら見たが、あまりそれを見出せずに終わった。

主人公の眞人は序盤では新しい環境に心を閉ざし、悪意で向き合っていた中で、裏の世界へ行き、出会いの中で
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ビデオドローム 4K ディレクターズカット版(1982年製作の映画)

3.8

映像の魔力に取り込まれる映画

映画館って真っ暗な空間に自分と映像だけが存在する場所だからこの映画のように、映像に魔力があるのはすごい分かる。
それが独特でグロテスクな表現に表れていて、現実をどんどん
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.6

昨年のxの前日譚であり、老婆の若い頃が描かれた映画で結構満足できた。

相変わらずどことなく明るい世界観から始まる狂気が魅力的で、ここでしか摂取できないゾクゾク感が良かった。

ミアゴスの表情がかなり
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

誰にでも言いたくない、言えないことってある。そんなことからおこるすれ違いの話。

一つの話が各登場人物の視点に切り替わっていく。初めに見た視点から異なる見え方に切り替わり、ナニが真相なのか分からなくな
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.0

疲れている時に見たせいかシンプルに分からなかった。

勿論グロテスクさはしっかりしているので、そこは期待通りだったがそれ以上でもそれ以下でもないという感じ。

序盤から出てくる意味ありげなcmもよく分
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.2

アマプラで終わりそうだった為なんとなく視聴。

無敵の人に目をつけられ永遠に追いかけられる映画。

展開はあんまりダレずにスピーディーに進んでいくからストレスなく楽しめた。
とにかく色んな人が可哀想で
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

4.0

滑り込みで映画館で視聴出来たが、非常に良かった!振り切り具合が最高。

とにかくゴア表現が凄まじいしバリエーション豊富で飽きない。だらけるとこなく最後まで超速で駆け抜けるような映画だった。

また、お
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

映画館で見ようと思っていて結局は見てなかったやつ。ちょうどアマプラに来たので視聴。

終始漂う怪しい空気は大好物だったが、かなり違和感が付き纏い続けながらそのまま終わってしまった。

物語に重要になり
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

スーパーマリオブラザーズがいい感じに映画になってた。

マリオのアクションが3dになり、色々な角度から場面が展開されていて迫力があり楽しかった!

それだけでなく、2dスクロール的な固定された場面もち
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スタング 人喰い巨大蜂の襲来(2015年製作の映画)

3.0

お酒のおつまみ映画。人に卵を産みつけてくる巨大バチ!孵化もクソ早い!

蜂の造形がかなり生々しくて非常に良い。人の体内から出てきた後のグチャッとした感じも鮮明でGOODだった。

序盤にあった目に針を
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パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.4

一作目から一年後のパージの話。と言っても登場人物が変わるだけで繋がりはほとんど無かった。

前半は主人公の元警察官がひたすら強くてかっこいい構図で、後半は分かりやすい善と悪の対立構造がワクワクした。そ
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パージ(2013年製作の映画)

3.4

無法の12時間が始まるパージにおける第一作目

登場人物のほとんどが倫理観が終わっている世界でとにかく狂気。終始ハラハラさせる展開でホラーとしてはとても良かった。映画の性質上当然かもしれないが、もちろ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

平成ライダーしか知らない人間だが、シンシリーズな為視聴。

僕の記憶とは異なるような、かなりダークな雰囲気の仮面ライダーだったが庵野作品と考えると妙に納得できる。
仮面ライダーが敵を潰しながら戦う姿は
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

4.0

9.11の遺族への補償基金を分配する為に奮闘する弁護士の話。9.11の裏話的な立ち位置かと思ったが非常に内容が濃くデリカシーな映画だった。

命に値段をつけるなんて不可能な事を理解していながら、それを
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.6

アバターの新作をようやく3dで鑑賞。

まず、全てがかなり美しく3時間ずっと引き込まれてしまった。特に水の表現がかなり細かくパンドラの星の美しさが本当にあるかのように感じられる。3dで見てよかったと思
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パージ:エクスペリメント(2018年製作の映画)

3.0

パージシリーズ初視聴で、時系列的に1番最初となるパージ:エクスペリメントを視聴。

後作品のパージ法が始まる前の、社会実験的な立ち位置で行われたパージの映画らしい。

全体的にひりひりとした緊張感があ
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呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

3.0

前作を見てないからか、内容は正直よく分からなかった。ずっと得体の知れない何かにモヤモヤし続けながら終わった。
ただ、全体を通して暗くハッキリと見えないシーンが多くそこの強弱はなかなか怖くて良かった。
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.0

狂気的な内容だが、まさに会議のカタチで淡々と事が進行していく。当時は迫害が当たり前で非常に一般的なことがよく伝わった。もうちょっと当時の情勢を理解していれば別の視点がありそうだが、知識がなかった…。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.3

母親の狂気的な愛が恐ろしい映画だった。
車椅子の主人公の独特な低い目線でのシーンが斬新で、要所の恐怖感が増した感じがした。
サイコスリラーで段々真相が判明していく感じも不安を煽りよい。
お母さんはミュ
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セッション(2014年製作の映画)

4.8

もうとにかく全てがかっこいい。
楽器、汗、光、顔全ての見せ方が完璧すぎて終始息を呑む。
主人公・指揮者の音楽人としての意地、狂気もかっこいい。全てを表現しきり全てを見せつける姿が圧巻。こんな魅せる人間
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

震災の記憶が薄れていた中で、その悲痛さを再度認識できた。
フィルターが掛かっているにしろ、ニュースや本だけでは伝わりきらないものをこうやって思い出して噛み締めることが出来たから、一つのメディアとしてい
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

「可哀想」って言葉がこちら側の押し付けになってることを再認識出来た映画だった。

本人からすればそれが自分の人生だし、あえて特別扱いすることが違和感ある。こっちの勝手な妄想を押しつけて接するのは勘違い
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貞子DX(2022年製作の映画)

2.2

it followsに近いものを感じたが、音で驚かせる演出以外全然怖く無く残念だった。幾つかよく分からない所でコメディ的なシーンがあり、そこでも冷めてしまった。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.2

セリフがほとんど無く、アートを見ている感じだった。
因果応報的なテーマなのかと思ったけど、意味ありげなシーンが多く散りばめられており、解釈も沢山出来る。
映像美と様々な解釈がこの映画の面白さ。

オールド(2021年製作の映画)

3.2

映画という短い時間で体感したからか、老いって潜在的な怖さがあるものだと感じた。
最後に意味や目的が明かされるのでモヤモヤ感はあまり無く終えた。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.4

途中から何となく展開が分かってくるものの、終始じっとりした雰囲気に感情が揺さぶられた。
見終わった後もじっとりと残る不気味さと救われなさが重い。
面白かった。

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