smzsmzsmzさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

この映画は観る人で色んな感想があるんだろうなと思う。

映画のタッチはすごくpopで見やすいし、過度な汚い部分や醜い部分はあまり見せずふんわりそれを感じさせる描き方で、見る側がその先の本当の日本の現実
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ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

3.9

ハムレットの机の上は何もない無機質な時の方が似合う

灰皿とウイスキーだけ、それが妙に似合う

男性はみんなオールバックで、やっぱり男はおでこ見せるとカッコよくみえるね

毒入りの瓶や厚切りのハムが日
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母を恋はずや(1934年製作の映画)

4.5

小津安二郎のサイレント映画。

お手伝いさんと一緒にタバコを吸うシーン

お手伝いさんにタバコを勧めて、マッチで火をつける。

そこで言われる一言。

身に染みるね、過去の日本人の言い回しや言葉遣いに
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

なんか本当に好みな作品を見た後の、この外出て深呼吸してしまう気持ちは毎回言葉にしづらい。
でも映画館に入る前の自分と映画館を出たときの自分はまるで別人かのようで、自分のカチッとハマる映画を見たときは大
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

大人になるにつれてチャリを二人乗りってしなくなっていってる。
ママチャリで二人乗りするって、大人になっても、若い頃のあのなんかわからん初々しい気持ちを蘇らせてくれるとんでもない行為な気がしてて。
それ
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.5

久々に感想を書く。

彼は一貫してピュアだ、好きな人を想う気持ちは小さい頃から大人になっても変わらずにピュアなままだ。
彼を取り巻く環境が変わり、また新しい大切な人に出会っても一度好きになった人への気
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

5.0

狙われるものより狙う方が強いんじゃ。
日本のヤクザ映画を見たかったらまずはこれを見とけば間違いないんじゃ。
出てくる俳優が全員ど渋いけぇ覚悟しんさいや。わしは梅宮辰夫が好きじゃ、辰ニィの漬物屋行きとう
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釣りバカ日誌(1988年製作の映画)

5.0

小さい頃から金曜ロードショーでハマちゃん、スーさんの掛け合いはなんとなくみていた、ホントになんとなくこの映画を知った気になっていた。
大人になって改めてこの映画を見てみた。
自分はなんとなくでしか見れ
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

この世に存在する事柄はとても多面的で一方向からみたら正義で、でもそれは違う方向から見たら悪で、それを嘘や誤魔化しで包めば、事実なんてもんはもうこの世の中に無いも同然で、それをしっかり判断するのは難しく>>続きを読む

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

4.6

作品の内容がどうこうよりも、見終わってまず思ったのが、どヤバイ映画見たなーって気持ちだった。
爆音でみれたのもすごいよかった。
あの世界観はなんか心にくるものがある、でも理解はできないことも多い、でも
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ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

夏の暑い暑い時期に新文芸坐に大人が汗かきながら映画をみたいと順番待ちして並んでる光景って、ヤクザがひと夏を沖縄の海でキャッキャいいながら遊んでる光景と同じくらい、胸がジュンってなるものあったよ。
あれ
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.0

どこだろうが夏に旅行にいったらなんかわからないけど麦わら帽子があったらみちゃうし、かぶりたくなっちゃうよね。
お土産屋さんにサラッと置いてある大きい麦わら帽子がなんか欲しいなーって思っても普段かぶらな
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馬喰一代(1951年製作の映画)

4.4

女性に好かれてても全く気付かず、困った下駄屋さんがいたらそいつの持ってる下駄を全て買取、稼いだお金は博打で全部使う。そんな男は荒くれ者だ。
でも最終的にすくすく育った旅立つ息子の乗ってる電車を馬に乗っ
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結婚のすべて(1958年製作の映画)

5.0

おしゃれでユニークで、革新的で音楽も昭和ブギウギで、こんな要素詰め込まれたら好きじゃないほうが難しい。てか大好き。
好きなセリフで「あなた次第で私のベルは鳴らせるのに」って、もう完全にakiko wa
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

アルパチーノの目の印象が、目の説得力が、目力が、作中常に世の中、自分以外の人間にキレキレで啖呵切ってるあの目っちゅーのは、ヒキでも強いなーと思ったのに、カメラ寄られちゃったら、そりゃラッツ&スターなん>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

今年の次の春の髪型はジョントラボルタか、ユマサーマンで決まり!もうキマリすぎ!あのダンスしたすぎ!ダサイ短パンTシャツに革靴で、ダイナーで朝飯食べたあとに、床屋に行こ。
聖書片手にお財布にはバッドマザ
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.8

孤独で寡黙で、この男不器用につき。
って感じの主人公、タバコばっかり吸ってたし、女の子口説けないし、好意にされた相手には冷たくするし、終盤にかけてはもう完膚なきまでに天に見放されて、ついてないのに頑固
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

何が悪で、何が正義なのか。
自分にとってすばらしき世界って、何をもってすばらしき世界なのか。
答えはみんながそれぞれ持っているんだろうけどスーツのまま子供たちとサッカーしたり、雨の中コスモス握りしめて
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マルサの女(1987年製作の映画)

4.0

あのパチンコ屋いいキャラしてたなー、そういえば最近伊藤四郎を見かけなくなったな、タフマンのcmすら最近見ないことを思い出して時代の流れの物悲しさを感じた、これすなわち一言で言うならニン!ってことなのか>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

今の子達はオーサムシティクラブや羊文学をきいて、ゴールデンカムイを読んでいるのか。
私はゆらゆら帝国やミッシェルガンエレファントを聞いて、あだち充を読んでいたのだ。
ただ本のしおりを映画の半券にしてい
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東京暮色(1957年製作の映画)

4.0

背中で語るという言葉が日本にはあるが、この映画に出てくる方々の背中で語る姿は背中というもので人はこんなにも感情を表すことができるのかと思い知らされる。

悲しみの果てに何があるかなんて俺は知らない見た
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.5

生きているという手応えがあればなんでもない。楽しいこと辛いことはその手応えさえあればなんでもないのだ。
日本のアニメーションは美しいのだ。
それでいいのだ。

小早川家の秋(1961年製作の映画)

4.0

もういいかい?まーだだよって言いながら愛人のとこにそそくさ出かけるお父さんの笑顔はいい顔してたなー。
暑い日に家族が団扇をパタパタしてる風景、トイレ行く時にその団扇は首元にさしてトイレ行く姿、競輪場で
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東京の合唱(コーラス)(1931年製作の映画)

4.0

サイレント映画を映画館でみるのは初めてだった。映画館にお客さんのクスクスとした笑い声だけが聞こえる時間って贅沢だ。
コロナで仕事が無いと言われる今と戦後の仕事が無い時代がなんか重なって、時代は繰り返す
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

途中ドキュメンタリー映画を見てるような気にさせられるくらいリアルで、でてる俳優さん達がいい意味で普通で、街にいる僕らの生活の中にいても馴染んでしまうくらい、なんかそれってすごいなーと思う。
お話は想像
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.5

田中裕子が食べるご飯は全部美味しそうに見えた、目玉焼きの黄身が割ったら2個だった経験ってまだないけど、そんなことが起こる日が来るのならばそれは日常の中の非日常のサプライズだよ。
沖田さん最近おばさん、
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麦秋(1951年製作の映画)

4.5

家族写真を撮るシーンが一番好きなシーンだった、他にもたくさんいいシーンだらけなんだけど、家族で集まっての家族写真っていいな。
関係ないけどハイロウズのサンダーロードって歌で出てくる写真の歌詞も好きで、
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花様年華(2000年製作の映画)

4.5

2人でご飯食べながらのお互いの視線、とあのやりとりでもうこっちはお腹いっぱいス!!

何もしてない、してるとこをみせないからこその官能さというのか、だからこそ少し手が触れ合うだけでもうたまんねーってい
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.5

帰れと言って帰るようなやつは、帰れ。って言いながら背中を叩く。

好きな人に対してのこの言葉ってただ好きって言うよりもものすごくピュアでそれでいてオブラートに包まれてて、包まれてるけどもう伝えたい中身
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.5

何にも考えずただただ楽しんで映画を見た、そんな映画だった、柄本明は若いときから説得力があるなー、ふんどしじゃなくてまわしをきつく締めてしこんふんじゃいたい

はちどり(2018年製作の映画)

4.0

世界は不思議で美しい、これからは指切りげんまんするときは韓国式のやり方をしてみよう、親指もちゃんと使って、いつもの小指だけよりしっかり固めの約束だって思えるだろうな。
プレゼントにカセットテープを送る
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.7

戦前戦時中あの時代の女性の襟はなんであんなに丸っこくて可愛らしいのだろう。
和服に下駄を履くという文化はどこから洋服に様変わりなくなっていったのだろう、金庫をあける指がとても綺麗だった、チェスを知って
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

言葉いらないくらい最高
これからの人生でまた何度でもみることを約束する映画

インセプション(2010年製作の映画)

4.0

いいですねー、想像力やイメージってほんと限りないからいいですよねー。
見終わって机で身のまわりの回せそうなもの探して、100円玉を弾いて回してみた、すぐに回転はとまってぱたっと倒れた。
そのコインを自
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.0

気持ちは言葉にしなきゃ伝わらないってのはすごい思うけど、言葉にしなくても伝わる気持ちもあって、自分のパピコをあの子に半分あげるのは言葉なんていらない愛情表現だし、言葉がない方がいい時もある。
人間の心
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