カプカさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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スクランブル(2017年製作の映画)

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ワイスピに出演したスコット・イーストウッドを主役に、マフィアの抗争に板挟みになりながらアンティークカーを盗む話
オーシャンズのような計画はあるのですが94分と短いので作戦内容やチーム感も雑ですが、美男
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

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台湾映画「1秒先の彼女」を山下敦弘監督、宮藤官九郎脚本でのリメイク作。
元の内容から男女逆転させて岡田将生さんの残念イケメンっぷりが楽しい。思ったより原作と近い展開ながら舞台を京都にして地元ネタを入れ
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オンマ/呪縛(2022年製作の映画)

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韓国からアメリカに移住し暮らす母と娘そして叔母の物語。
アメリカの地で電気を使用しないで生活し、母の虐待のトラウマとそれを引き継いでしまうのかというホラーなのはわかるのですが、話がストレートすぎるのと
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OUT(2023年製作の映画)

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品川ヒロシ監督作のヤンキー映画。
年少上がりで次ケンカをしたらアウトな主人公が暴走族のケンカに巻き込まれ我慢を強いられる古めな話ですが。吉本プロデュースのJO1のメンバーが結構ハマっていて、品川さんの
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ザ・リチュアル いけにえの儀式(2017年製作の映画)

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Netflix配信のホラー 森で迷いながら怪しい小屋に泊まり悪夢的なビジョンに悩まされケンカする親友達、得体のしれない巨大なものが森のどこかにいて狙われているという感覚、クリーチャーのデザインがとにか>>続きを読む

スペースマン(2024年製作の映画)

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Netflix配信された宇宙の紫のモヤを調査するため一人孤独にそこへ向かう宇宙飛行士のSF映画。
宇宙船に巨大蜘蛛が現れ男の過去を読みながら、妻を置いて宇宙に行ってしまった心情という心の内宇宙を探索し
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PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

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eスポーツを題材に田舎でくすぶっている高校生が「本気で遊ぶ」ため熱中していくという話なのはわかりますが、家庭内の重い問題は放置するならいらなかったり、スポコンとしても中途半端な印象で、もっとやりたいこ>>続きを読む

ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男(2023年製作の映画)

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Netflix配信のキング牧師の演説で有名な「ワシントン大行進」を共に裏方として準備してきた男の物語
黒人同士でも一枚岩ではなかった状況で、当時は煙たがられてた同性愛者のラスティンが間に入って調整して
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

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Netflix配信のウェス・アンダーソン監督の短編映画。
多層的な入れ子構造。本を朗読する形式なのでひたすら喋る。舞台劇的に映すためセットをその場で変えまくる。相変わらずのシンメトリーと、フェティッシ
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フレーミングホット!チートス物語(2023年製作の映画)

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メキシコ系で学歴もなくようやく清掃員なれた男から始まるサクセスストーリー
向上心を持ち働きアイディアを重役に出す勇気に、宣伝と工夫、自分のルーツをアイディアにのせ成功話ですが、その下地となる自己肯定感
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伯爵(2023年製作の映画)

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Netflix配信のチリ映画
チリの独裁政権時代の大統領が吸血鬼だったという風刺作品で、自分の悪行は全く反省しないが死にたがってる伯爵と遺産のありかを探す家族達のやり取りや展開がシュールで楽しい。独裁
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ドラえもん のび太と竜の騎士(1987年製作の映画)

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お馴染みの恐竜題材ながら、現代を舞台に開拓されてない未開の場所の地底を秘密基地にしていく過程。恐竜人間がいる世界を子供達で冒険していくワクワク。そして恐竜人間の不思議な関係と、異種族との対立をこれまで>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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杉咲花さんの辛い思いを抱えながらも透明感ある存在感とそれを彩る撮影が素晴らしい。数多く出る社会問題の掘り下げ不足は感じるものの原作の話を絞り、苦しい想いの声が届かない者達が自分の新しい名前と人生を見つ>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

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音楽をテーマに日常で音楽がどう大切かを描き、ドラえもんらしい異種族との出会いと交流、SF作品として広がっていく物語の面白さ、音を映像で表現するアニメがすごかった
道具の使い方も見事で、音楽が苦手なのび
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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売れないインテリ作家がジョークで貧困黒人小説を書いたら人気が出るコメディ
商業主義的に求められる悲惨な黒人像や、書いた本人がどう望もうが黒人小説となることをグチりながら乗っかってしまう主人公が面白く、
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アラジン(2019年製作の映画)

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アニメ版をなぞりながらも、ジャファーをアラジンの裏側として貧困層出身という設定にし、女性が指導者になれないとテーマで歌われる「Speechless」が素晴らしい。
力で従わせる王か、仕える側が選ぶ王と
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アラジン(1992年製作の映画)

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怪しくも美しいアラビアンナイトの世界で、貧しい青年と王女の境遇は違えど結婚相手も選べず外の世界を夢見て自由を求める若者達。願いを叶える力を持つ魔人も囚われの身という自由を求める3人の物語が大好きで、メ>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

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アフガニスタンで共に戦う通訳との間での契約が信頼と恩義により大切な約束となる過程、いつもの軽やかなガイリッチー監督作と違い、孤立し戦う状況を地に足が付きながらもハードに見せる演出が見事で、アメリカ軍の>>続きを読む

ザ・マスター(2012年製作の映画)

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戦争でPTDSを抱え家族が無い男がサイエントロジーの教祖と出会う物語。
自分を制御できない男が治療という名目で、父や家族を求め、一心不乱に怪しい新興宗教の謎の実験に協力する様子と、誰に否定されても信じ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

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やる気がなく本屋で働く男と女性の同僚、その男の同居人と男女3人の不思議な関係性の話。大半が飲んで遊んで喋ってるだけなのですが、自然体な姿で演じられる懐かしい空間が心地よい。そして夜が青く輝く撮影で綺麗>>続きを読む

アダプテーション(2002年製作の映画)

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チャーリー・カウフマン本人が映画化に向かない原作本をどう脚色するかのコメディ。
山場が無い原作とカウフマン自身もハリウッド的な話にしたくない変わった人でそれに悩む状況と、理想の双子の弟を出しながら、自
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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真実がわからなくても結論を出さなければならない裁判という場で、各々が思い描いた物語が語られ、事実として作られていくスリリングさ
夫婦、親子、作家とそれぞれの顔が切り取られ、現実とフィクションが入り混じ
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

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昔のアメコミ映画的なゆるい所があったり、アクションを期待するとガッカリするとは思いますが個人的に楽しかったです
戦闘能力は無いが大いなる責任を背負い予知能力に目覚めるヒーローの誕生と女性スパイダーマン
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

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小さな村のみんなでお金を出し合い共同馬主となり、一丸となって推しの馬を応援するという状況が良すぎました。
夢を買い成長する推しが新しい生活の糧となり誇りを取り戻していく村の人、そんな推しのため何が一番
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愛欲のセラピー(2019年製作の映画)

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精神科医の女性が患者の秘密を小説に書いてしまい、患者であるは女優妊娠してるが彼氏は監督と付き合っていてとヤバい設定が重なり、そして主人公も撮影に巻き込まれと、ドンドン泥沼になっていく状況がとにかくすご>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

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チャーリー・カウフマン脚本の恋愛SF映画
恋人を忘れるため記憶を消すという設定から頭の中の思い出を巡っていく描写が楽しい。彼女との嫌だった思い出と良かった思い出を見つめ直す過程、欠点すらも愛おしいもの
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オリオンと暗闇(2024年製作の映画)

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ドリームワークス・アニメーション制作のNetflix配信作品。
極端に臆病な子供と暗闇達の交友の物語ながら、脚本がチャーリー・カウフマンなのでかなり変わった設定が面白く、頭の中で考えたことをつぎ足し多
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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自分の身体なのに思うようにいかない苦しさ、その状況で仕事とどう向き合うか、障がいを抱えた人やそうじゃない人それぞれが支え合うことを丁寧に描いた優しい映画でした。
星座のように離れていながらも繋がる想い
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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強迫観念の男のが起こって欲しくないの不安が具現化した世界のコメディ。巡るめく変わる場面で主人公と同じく混乱し続けられる状況に放り込まれながら。
母という神に翻弄され彷徨い続け、お腹の中でもがき続ける男
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黄龍の村(2021年製作の映画)

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白石晃士作品な因習村モノというジャンルを、自分のフィールドに変えて映画を撮る阪元裕吾監督らしさが楽しい。
マンガのようなキャラとシチュをやりきる軽いポップさと対照的に見せ場はしっかりやりきる面白さは健
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

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28分と短編で低予算映画ながら、写真映像をそのまま映しナレーションによってSF作品として見せるアイディアの面白さと、後年の様々な作品に影響与えた設定やビジュアルの良さ。
崩壊した未来から幻のような存在
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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悪魔少女の物語と始まりながらジャンルが移り変わっていく面白さ。
恐ろしい悲劇と我が子を愛せない母との居たたまれない家族での食事。
本人もコントロールできない気持ちが運命によって仕組まれていたということ
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ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

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Netflixで配信された実写版
テレビアニメが良いので比べてしまい、テーマが多少散漫ながら変更を入れ1本の映画としてまとまっていたとは思いますが、夕方放送の地上波のアニメよりゴア描写が無いのは残念で
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

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3年間という契約で月でミッションをこなし事故を起こすとどうやらもう一人自分がいるいうワンシュチュレーションSF。
ほぼ部屋の中だけでサム・ロックウェル一人で演じた切迫した状況と小さい話ながら展開の見せ
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カラーパープル(2023年製作の映画)

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虐げられ過酷な状況の中苦しむ黒人女性の辛い物語をパワフルな歌と躍動的なダンスで跳ね飛ばすかのような力強いミュージカルがすごかったです。
現状に逆らえない中で力強い女性達と出会い、別れた妹のため自身に宿
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

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不当な空売りを見つけネットで祭りとなり盛り上がっていく過程と猫ミームでyoutubeをやる男。
消えていく小売店、コロナ禍、貧富の格差と様々な理由が重なり巨大ヘッジファンドと個人投資家の対決。
株がわ
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