Siosさんの映画レビュー・感想・評価

Sios

Sios

ホラーをはじめとしていろいろ見たい! どうやらシンプルなテーマが伝わってくる映画を好きな傾向があるようです。
以前に比べて映画に費やす時間が減ったため多くのレビューは書けませんが、最近見た映画を中心に、気の向くまま昔見た映画も見直して感じたことを記録していきます。

映画(452)
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.8

エレガンスの世界に投じられた野性の一石。
ガサツもひとつの魅力。ちょっとわかる。

完璧な静けさの中にいると、意外性を欲してしまうのかも。
二人だけの趣味嗜好。狂気のにらめっこが笑える。

お姉さんの
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.6

彼の存在は穏やかな目線で人間の心を映し出す。
鏡は持ち込まないで。

ストレートなだけにより考えさせられるような、他のリンチ作品とアプローチが違っていて逆に新鮮。
近い境遇のマイノリティ同士で力を合わ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9

いかにもな実録風エンタメが面白い!

時代設定も面白いし、期待通りにちゃんとそうなる展開。
強者刑事は一人だけなの?とか、広大出のマヌケぶりとか、変なところも込みで笑えるシーンも多い。豚小屋の臭いがし
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モーリス(1987年製作の映画)

4.0

ジェームズウィルビーの恋に落ち、苦悩悶絶する演技が熱い。

ヒュー登場の瞬間には参ってしまう。
倒れちゃうくだりなんか最高だし、ラストも素晴らしい。

衝撃的なだけでなく、ため息が出るほど美しい屋敷か
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マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)

3.9

若きマルクスとエンゲルスの情熱が感じられて良い。

二人の出会いや労働運動にしていく過程を楽しめる。
二人とそれぞれの妻の境遇と葛藤が表現されているところも面白い。引っ張る妻と後押しする妻、どちらもか
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レザーフェイス―悪魔のいけにえ(2017年製作の映画)

3.4

闇に育まれた者が、光に弄ばれて、闇に還る。

最低な家庭環境、英才教育、実践教育、矯正…と一応いろいろ盛り込みながら、聖地を巡り、変なオマージュも。
雰囲気は嫌いじゃないし、ラスト好き。

じいサマの
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.1

なりたい自分になる!
アイアンジャイアントが動くだけで感動。

スピルバーグの世界づくりは、皆の元気の源ですね。
少しメジャー寄りな気もするけど、シャイニング愛も、性悪な敵のラスボスのチョイスも最高だ
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心と体と(2017年製作の映画)

4.5

シンプルなラブストーリーだけれど、牛肉工場が舞台だし、鹿ファンタジーだし、雪の森は美しいし、で好き。
ヒロインのマーリアのおかげで、鹿顔への苦手意識は克服できた。

食肉処理場に赴任した検査員のマーリ
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アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

2.8

ノオミラパスがCIAの尋問スペシャリストってことで、とにかく全力応援しちゃう。
マルコヴィッチもいかにもノリノリで楽しい。

テロを阻止できなかった過去を引きずり一線から退いていたが、緊急召還されてア
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.5

人が悪い。
現代アートを絡めて見る、大人の生態。

要領第一、拡散第一。
自分を棚に上げて、率直な意見にはしつこいぞと対応。
モンキーとの関わりは御免だと。

現代人の人生の費やし方が馬鹿らしくなって
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.7

やんちゃ系姐さんのキッとした目に浮かぶ涙はパンチがある。
ずっと最高にイケてるママでいてほしかった。

家族を失った事実と、あたたかい思い出のギャップが辛い。事件現場での姿は悲痛。
移民への差別を制御
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.3

ISがラッカで行った殺戮は、改めてショックで血の気が引く。見終わってフラフラに。
あの地獄に長期間置かれた人々の苦痛は想像を絶する。

この蛮行を人間が行ったこと、行うに至ったということ。映画という形
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ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

愛の居場所に別の何かを充満させている親たち。
いつでも都合良くそこに愛を戻せると思っているのか、腹立たしい。
とても空虚な気持ちになった。

父と母それぞれが求める新たな幸せの構想から息子は外れている
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.4

陽気な死者の国も魅力的!
骨さえあれば、メキシカンなハットと音楽でやっていける。

生前の格差を引きずるの切ないし、最後の死宣告ってダメージでかい。
でもご先祖様から子孫まで親族の愛情にホロリ。

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ベルリン・シンドローム(2017年製作の映画)

3.2

行き過ぎた束縛の先に、何らか超越した感情は芽生えてくるのか?
答えは監禁アルバムの中に。

きっちり体を磨き上げてからドイツ旅行に来たと思われるテリーサパーマー。人恋しさから罠に嵌まり、密室に閉じ込め
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

3.6

逆転必殺技を決める顔が最高!

インドの村のレスリング姉妹は、子供時代も成長してもとってもキュート。応援したくなる。
口だけのいとこは、特に大人になってキモいい奴。

無茶なオヤジの暴走が微笑ましいア
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.7

勇気の要る決断。
戦争を始める、続ける、やめる。
報道する、しない。
政治は責任ある決断を、というメッセージかな。

文書持ち出した人がまず凄いし、報道の自由と役割は守られるか、いざという時に誰が理解
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blank13(2017年製作の映画)

3.5

家族として恨むほど失格だったとしても、死ぬまでは生きている。
シンプルだけど噛みごたえがある。

葬儀にきた人たちのおかしな話を聞いていると、いい話みたいになってきちゃうのはわだかまり残りつつの微妙な
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馬を放つ(2017年製作の映画)

3.8

大自然の中にあった失われた何かに思いを馳せる、無邪気なケンタウロスおじさん。
受けにくい作風かもしれないけれど、なんだかたまらなく好き。

草原が美しいキルギスの村。金持ちの競走馬が浮かび上がらせるの
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.5

隅々まで優しい画面と絵。
モードの生きる世界が、彼女の絵のオリジナリティーの源泉になっているのがよくわかる。

リウマチで苦労しながら時折強気になる、モードのキャラクターが憎めなくて可愛らしい。
彼女
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

うしろめたさがオカルトの説得力を高める。
過失の結果に対してあなたが差し出すことになる代償はコレね、なんて囁かれたら変な汗が出そう。

コリンファレルと少年との不思議な関係。この少年が一際異様。
よく
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おだやかな革命(2017年製作の映画)

3.6

都市と地方の新しい関係を考える。
都市生活を効率良く過ごすために、地方から安く仕入れて搾取する関係はもう古い!

原発事故を機に、大地を失う恐怖を感じて太陽光発電を立ち上げた会津電力、被害を受けた飯舘
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.1

彼女の感性の真っ直ぐさが迫ってくる。

サンティアゴのとある年の差カップルの片方がいなくなり、そのショックがきっかけとなって関係者の感情が剥き出しに。
訳知り顔の警察のマニュアル対応なんかも含めて、辛
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妖婆 死棺の呪い(1967年製作の映画)

2.9

激しい棺のアタック!
クライマックスは化け物ウジャウジヤしてて凄いことに。

ロシアのボンクラ神学生がほのぼの道中で老婆に出会う。妖婆が魔女っ娘になったり、美少女になったりして楽しい。

ヴィーちゃん
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.7

このシチュエーションに飛び込んだ時点でホラーだった、
という示唆に富んでる。
自信を含んだような顔が憐れ。

南部の寄宿女学校で介抱され、北軍の伍長は愛想を振りまく。
エルファニングの小娘ぶりがハマっ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

主役の彼の愛らしいこと!
ダグジョーンズ素晴らしい!ちょっと妖怪人間。

彼が気の利いた場所に立ち、音楽に聞き入り、心通わせようとするその所作の美しさが堪らない。

レトロな仕掛けも、こってり感も含め
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.8

アメリカの宇宙規模の一人相撲。
恥ずかしげなく世界をパニックに巻き込む潔さ。
Vivaメヒコ!

2019年にあっさりこれだけのシステム作っちゃうの凄いし、なぜ一人だけ送り込むのか不自然すぎるし…でも
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ショートウェーブ(2016年製作の映画)

2.7

思わせ振りな未知のシグナル。
興味が削がれるか踏みとどまるかのギリギリの線を攻めてくる。

娘を失い絶望の真っ只中にいるイザベル。田舎に引っ込むが、夫の短波無線研究の発見が彼女に作用して、奇妙な幻に蝕
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花咲くころ(2013年製作の映画)

4.1

タイプの違うエカとナティアの美少女ぶりが突出。
独立後の混乱の合間。魅力的な場面の数々を眺めながら、人々の落ち着かない心境を想像。女性に辛い因習・境遇も。

娘だらけの溜まり場やらパンの列。年期の入っ
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

現実離れしてると思ってしまう現実に驚く。

いきなり破裂寸前の鬱積状態から始まる。敵対関係が常態化して端から見れば異常でも、その場にいるとどうしようもできない。
緊迫感の中、ラリーのしなやかな美声が対
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.0

まさか、の実践。
動物と人を同じに扱わねば、という獣医としての少女の矜持が熱い。
でも、こんな獣医学校はイヤ。

母の躾、姉の涙、妹の鼻血、父の愛。愛犬のドラマチックな運命。
親の脛をかじるなと、巣立
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.8

絵が語る。医師とその娘がそれぞれに真実について口を開くシーンは、画面の訴える力が格段に強くなったように感じた。

ゴッホの絵が動き出すと、アニメとの相性の良さに気づく。色のあるシーンがやっぱり魅力的。
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

オープニングの画と曲のマッチングが素晴らしく好み。異質な二者が同じ目線に立つまで。
アメリカよ、対峙でなく融和せよ。

娘を殺した犯人の捜査は手詰まり。母親が出した警察についての広告をきっかけに、目に
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プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(2016年製作の映画)

3.3

モーツァルトを敵視するサロカ男爵が徹底して暗い。
オペラの役を若い娘に与えて、じっくり目をかけてからパクっといくのが男爵の唯一の楽しみ。娘が恋する天才に大嫉妬して気色悪い。

極上のプラハの街並みを舞
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黒い箱のアリス(2017年製作の映画)

3.4

犬と会話できる装置おもろい。
白いロボットアームと素足の取り合わせもなかなか。

森の中に建つ山荘の内部が凝っている。そこに住む訳ありの父と片腕の娘。森で、娘は巨大な黒い立方体を、父は負傷した姉弟を見
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

恋に落ちるシーンはついつい笑ってしまう。いつかマスターしたい主人公のキメ笑顔。
もちろんぶっ飛ぶアクションも満喫。

骨肉の王位争いに加えて噴出する、誓い乱発&奴隷の誓い重すぎ問題に、アヴァンティカも
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