Siosさんの映画レビュー・感想・評価

Sios

Sios

ホラーをはじめとしていろいろ見たい! どうやらシンプルなテーマが伝わってくる映画を好きな傾向があるようです。
以前に比べて映画に費やす時間が減ったため多くのレビューは書けませんが、最近見た映画を中心に、気の向くまま昔見た映画も見直して感じたことを記録していきます。

映画(438)
ドラマ(0)

ベルリン・シンドローム(2017年製作の映画)

3.2

行き過ぎた束縛の先に、何らか超越した感情は芽生えてくるのか?
答えは監禁アルバムの中に。

きっちり体を磨き上げてからドイツ旅行に来たと思われるテリーサパーマー。人恋しさから罠に嵌まり、密室に閉じ込め
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

3.6

逆転必殺技を決める顔が最高!

インドの村のレスリング姉妹は、子供時代も成長してもとってもキュート。応援したくなる。
口だけのいとこは、特に大人になってキモいい奴。

無茶なオヤジの暴走が微笑ましいア
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.7

勇気の要る決断。
戦争を始める、続ける、やめる。
報道する、しない。
政治は責任ある決断を、というメッセージかな。

文書持ち出した人がまず凄いし、報道の自由と役割は守られるか、いざという時に誰が理解
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blank13(2017年製作の映画)

3.5

家族として恨むほど失格だったとしても、死ぬまでは生きている。
シンプルだけど噛みごたえがある。

葬儀にきた人たちのおかしな話を聞いていると、いい話みたいになってきちゃうのはわだかまり残りつつの微妙な
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馬を放つ(2017年製作の映画)

3.8

大自然の中にあった失われた何かに思いを馳せる、無邪気なケンタウロスおじさん。
受けにくい作風かもしれないけれど、なんだかたまらなく好き。

草原が美しいキルギスの村。金持ちの競走馬が浮かび上がらせるの
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.5

隅々まで優しい画面と絵。
モードの生きる世界が、彼女の絵のオリジナリティーの源泉になっているのがよくわかる。

リウマチで苦労しながら時折強気になる、モードのキャラクターが憎めなくて可愛らしい。
彼女
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

うしろめたさがオカルトの説得力を高める。
過失の結果に対してあなたが差し出すことになる代償はコレね、なんて囁かれたら変な汗が出そう。

コリンファレルと少年との不思議な関係。この少年が一際異様。
よく
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おだやかな革命(2017年製作の映画)

3.6

都市と地方の新しい関係を考える。
都市生活を効率良く過ごすために、地方から安く仕入れて搾取する関係はもう古い!

原発事故を機に、大地を失う恐怖を感じて太陽光発電を立ち上げた会津電力、被害を受けた飯舘
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.1

彼女の感性の真っ直ぐさが迫ってくる。

サンティアゴのとある年の差カップルの片方がいなくなり、そのショックがきっかけとなって関係者の感情が剥き出しに。
訳知り顔の警察のマニュアル対応なんかも含めて、辛
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妖婆 死棺の呪い(1967年製作の映画)

2.9

激しい棺のアタック!
クライマックスは化け物ウジャウジヤしてて凄いことに。

ロシアのボンクラ神学生がほのぼの道中で老婆に出会う。妖婆が魔女っ娘になったり、美少女になったりして楽しい。

ヴィーちゃん
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.7

このシチュエーションに飛び込んだ時点でホラーだった、
という示唆に富んでる。
自信を含んだような顔が憐れ。

南部の寄宿女学校で介抱され、北軍の伍長は愛想を振りまく。
エルファニングの小娘ぶりがハマっ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

主役の彼の愛らしいこと!
ダグジョーンズ素晴らしい!ちょっと妖怪人間。

彼が気の利いた場所に立ち、音楽に聞き入り、心通わせようとするその所作の美しさが堪らない。

レトロな仕掛けも、こってり感も含め
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.8

アメリカの宇宙規模の一人相撲。
恥ずかしげなく世界をパニックに巻き込む潔さ。
Vivaメヒコ!

2019年にあっさりこれだけのシステム作っちゃうの凄いし、なぜ一人だけ送り込むのか不自然すぎるし…でも
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ショートウェーブ(2016年製作の映画)

2.7

思わせ振りな未知のシグナル。
興味が削がれるか踏みとどまるかのギリギリの線を攻めてくる。

娘を失い絶望の真っ只中にいるイザベル。田舎に引っ込むが、夫の短波無線研究の発見が彼女に作用して、奇妙な幻に蝕
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花咲くころ(2013年製作の映画)

4.1

タイプの違うエカとナティアの美少女ぶりが突出。
独立後の混乱の合間。魅力的な場面の数々を眺めながら、人々の落ち着かない心境を想像。女性に辛い因習・境遇も。

娘だらけの溜まり場やらパンの列。年期の入っ
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

現実離れしてると思ってしまう現実に驚く。

いきなり破裂寸前の鬱積状態から始まる。敵対関係が常態化して端から見れば異常でも、その場にいるとどうしようもできない。
緊迫感の中、ラリーのしなやかな美声が対
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.0

まさか、の実践。
動物と人を同じに扱わねば、という獣医としての少女の矜持が熱い。
でも、こんな獣医学校はイヤ。

母の躾、姉の涙、妹の鼻血、父の愛。愛犬のドラマチックな運命。
親の脛をかじるなと、巣立
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.8

絵が語る。医師とその娘がそれぞれに真実について口を開くシーンは、画面の訴える力が格段に強くなったように感じた。

ゴッホの絵が動き出すと、アニメとの相性の良さに気づく。色のあるシーンがやっぱり魅力的。
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

オープニングの画と曲のマッチングが素晴らしく好み。異質な二者が同じ目線に立つまで。
アメリカよ、対峙でなく融和せよ。

娘を殺した犯人の捜査は手詰まり。母親が出した警察についての広告をきっかけに、目に
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プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(2016年製作の映画)

3.3

モーツァルトを敵視するサロカ男爵が徹底して暗い。
オペラの役を若い娘に与えて、じっくり目をかけてからパクっといくのが男爵の唯一の楽しみ。娘が恋する天才に大嫉妬して気色悪い。

極上のプラハの街並みを舞
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黒い箱のアリス(2017年製作の映画)

3.4

犬と会話できる装置おもろい。
白いロボットアームと素足の取り合わせもなかなか。

森の中に建つ山荘の内部が凝っている。そこに住む訳ありの父と片腕の娘。森で、娘は巨大な黒い立方体を、父は負傷した姉弟を見
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

恋に落ちるシーンはついつい笑ってしまう。いつかマスターしたい主人公のキメ笑顔。
もちろんぶっ飛ぶアクションも満喫。

骨肉の王位争いに加えて噴出する、誓い乱発&奴隷の誓い重すぎ問題に、アヴァンティカも
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.2

インドの美とエンタメとアクションが疾走してる!
あんなにかわいい赤子が、滝行でしつこく水を切るヒゲのオジサン(25歳)に一瞬で成長。インド馬車やら渋い奴隷剣士、女帝シヴァガミ様に衝撃展開と最高。

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ザ・ヴォイド(2016年製作の映画)

3.3

目が、目がぁ~!ってなるシーンずっと見ていたい。

道端で倒れた若者を連れていった田舎の病院で、保安官が巻き込まれる信じ難い出来事。
グチャグチャの異形を眺め続け、何も残らない楽しさあり。

いろんな
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ブリムストーン(2016年製作の映画)

3.3

女性への責め苦が画面を塗り潰していて、べったりと重い。

口のきけない美女リズは、村に来た牧師から睨まれる。
偏執牧師ガイピアースは体ムキムキ、目の粘着質なこと。人間離れしてる。

終盤に意図が見えな
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.1

完全脱力できちゃう上に、人生の再スタートが切れそうなフレッシュな気持ちになれる。御利益ありそう。

茶トラ一匹で、ヤク漬けから全て好転。
適度な猫主観と、ロンドンの街にゆるめの唄が心地よい。

ジョア
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婚約者の友人(2016年製作の映画)

4.0

アンナに悩みが降りかかる度に、美しさに磨きがかかるように感じてしまう。

フランスとの戦争で婚約者を亡くしたドイツ人のアンナと家族の前に、現れる一人のフランス人。静かに展開して好み。
ドイツにもフラン
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

4.0

突如張られた結界に、はしゃぐ大人たちが醜い。
そこから出たいのか出たくないのか。迷宮の謎。

屋敷に集まる上流層、立ち去る使用人に、動物、警察、見物人。この映画を見ている観客まで引っくるめて、全てをか
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.4

満を持して出たマークストロングの正装!
あっぷあっぷなコリンファースも見られて満足。

麻薬使用人口多いなー。
さらには何でもありの豪華キャスト。飼い犬を従えたジュリアンムーアの笑顔が怖すぎるし、全部
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

凶悪思想の明るい悪役サミュエルが斬新。ウィルス説から安易に飛躍。
シニカル&ポップなボンッ。秀逸。

シックなヒーローに憧れるエグジーの高揚感が伝わってきて楽しい。
そして一番のお気に入りは超クールな
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.1

一時の欲や夢は儚い。
乱世では特に、浮き世とあの世が近いのかも。

戦国時代。羽柴と柴田が火花を散らす琵琶湖界隈。
京マチ子の艶かしさ、田中絹子の素朴な魅力、水戸光子の馬鹿野郎。老婆含めて女優陣の熱演
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フラットライナーズ(2017年製作の映画)

3.3

蘇生できるかどうかがスリル。
臨死乱発!

臨死実験とともに能力獲得する医学生だが、フル活用するでもない。臨死の危険は犯すが、罪悪感に怯える。なぜか終盤は妙に爽やかに。
ハラハラ楽しみつつ不思議な感覚
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ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978年製作の映画)

4.2

ゾンビと戯れる世界が出現!
いい意味で世も末。

SWATの2人はじめ特徴ある人物が魅力的。リビングデッドと接して、何かが壊れて人間の内面が見えてくるのが素晴らしい。
アルジェント監修版もノリノリなバ
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.8

ロック化した毒蛇の鉄拳は電撃的。
豪快な燃料補給に惚れた。

性と詩を謳歌する第二章。
従兄弟からの問い、アート仲間の創作熱、男の酒場、父の辿った道…

諸々を経てラストの変化に胸が締め付けられる。

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.5

ドギツい彩りで散りばめられる学びと無常。
映像美の連続により解放される悦び。

奇人の伝記。ベルカントなオペラママの存在だけで幸せ。消防団長だとか愛馬の件あたりも好みです。

兎にも角にもぎらぎら親父
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謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス(2016年製作の映画)

3.7

観音扉が開かれて『快楽の園』が現れるところを見てみたい。

敬虔なボスの宗教観と豊かな知識と想像力の産物に皆ずっと夢中。私も大好き。
有識者たちの講釈をバックに、印象的なディテールが繰り返し映し出され
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