しろうさんの映画レビュー・感想・評価

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ヘッド・オブ・ステイト(2025年製作の映画)

4.0

イドリス・エルバ&ジョン・シナの首相と大統領がどっかんどっかんアクションする楽しーやつ

監督はPOV映画ハードコアやMrノーバディのイルヤ・ナイシュラー。テンポのいいアクションの連続と、コミカルなキ
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Birth/Rebirth(原題)(2023年製作の映画)

3.6

(肉体的な)「死」とは。
死者蘇生と、倫理だけにフォーカス。
そして女性の出産にまつわるエトセトラ。

ゴア要素は解剖シーンだが、記録映像や研究資料のように描写する為、切開された人間の中身より、それを
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13人の命(2022年製作の映画)

4.0

実際に起きたタムルアン洞窟の遭難事故に基づいた映画。
ロン・ハワードの骨太演出が光る。

洞窟ダイバーの視点を中心に描いていて非常に没入感を感じる作りなっている。また洞窟内や水中シーンはかなりリアル、
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Flow(2024年製作の映画)

2.7

美しい自然と水の表現、生き物の躍動
しかし違和感が拭えず…

背景の自然、水の表現をリアルに見せ
耐えられるギリギリまで動物たちのテクスチャを下げる、という手法。つまり動物をキャラクター化させている訳
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スマイル2(2024年製作の映画)

3.7

不協和音、不快な笑み、逃げ場なし
ナオミスコット(可愛い)がひたすら嫌がらせを食らってしまう。

「当事者以外には分かってもらえない」設定でありこれは前作からの周到。ホラーではありがちではあるが、この
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

3.8

「静」の映画 、「怖い」の質が他と違う
新しいことにチャレンジしてる。

監督は、テレ東の「イシナガキクエを探しています」の演出を手がけた近藤亮太さん。今作も同様のフェイクドキュメンタリー調かと思いき
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

宮崎駿監督の走馬灯
マザーコンプレックスとその解放
冒頭家事のシーンは超圧巻

母親を亡くす、若い姿の母と会う、母と別れ現世に戻る、この映画の中心に「母」の存在があり、会いたくて会いたくて仕方がないと
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DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

3.5

コロナ禍の迷惑系配信者アニーが、超常現象に酷い目に合うやつ。不思議とスカッとしない…

「半ばフィクション化された自分自身」を演じたというアニーハーディ、なんてウザい奴なんだろう、迷惑系配信者てこんな
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.4

ワンシチュエーションの会話劇
韓国映画らしさ満載のサスペンス

くたびれたオッサンがキリッとしたキャスターに変身する様がいい。役者をダサくもイケメンにもできるのは韓国映画のいい所だと思う。

テロ犯と
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REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.4

セクシーとゴアの絶妙なバランスは
女性監督ならではか。

サブスタンス鑑賞後にコラリー・ファルジャ監督が気になりこちらを鑑賞。2つの共通点はこの監督の特徴と思っていいだろうか…
登場人物が少なく、場面
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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.3

デミ・ムーアの女優魂☆阿鼻叫喚!
ザ・フライ以降ボディホラーNo.1

過去の栄光や若さ美貌を取り戻したくて、ヤバいものに手を出しちゃうホラーとしては、永遠に美しく、整形水など。傾向としては永遠に〜が
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マインクラフト/ザ・ムービー(2025年製作の映画)

3.1

大人気積み木ゲームの映画化
変なベクトルの不気味の谷だった

これcast順だとジェイソンモモアが主役なのね、ジャック・ブラックかと思ってた。どちらもクセが強すぎる。

マイクラあるあるネタは楽しいが
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

円井わんがいい味出してる
マキタスポーツの昭和

広告代理店の最悪な一週間がループする、なんとかしてループから脱出しなければ!どうやらその鍵は部長にあるのだー!という設定。
円井わんのオフィスウーマン
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.7

墓を移す、という新たなお祓いホラー
シリアスでCGに頼らない描写で怖い

悪魔を払うエクソシスト、日本では陰陽師や僧侶といったものがありますが、お墓が良くない、お墓を移す、という発想は新しく、その世界
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.9

アンディ・ウィアーの火星の人
SFの金字塔をリドリースコットが映画化

火星で置き去りにされた男のサバイバル。SFとは言えかなりリアルに描いており知的興奮が凄い。
それには火星や居住ハブやビデオログ、
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リビング・デッド サバイバー(2018年製作の映画)

3.6

フランス×ゾンビ 映画
孤独に焦点をあてたゾンビ映画

陰キャがゾンビ世界で生き残ったらこうなる、几帳面で危険を冒さない男、淡々と独りで生き続ける。最も危険なことは孤独であること。

ゾンビの世界(終
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PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

3.2

三者三様の青春
チームプレイて難しいよね

それぞれの家庭の事情があって、それぞれの悩みがあって、成り行きでチームを組んだ3人が友情というか、仲間というか、友達になっていく話。

車でサッカーするゲー
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.7

トムホのスパイディからの脱却
ファミリー向け冒険活劇

動くトムホはどう見てもスパイダーマン、脱却できず。しかしマーク・ウォールバーグとバンデラスがしっかり脇を固めてくれて安心。ストーリーも安心。
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プレデターズ(2010年製作の映画)

3.7

細けーことはいいんだよ
狩るか狩られるかのサバイバルアクション

ロバート・ロドリゲスが監督と思ったら違った、でも如実に彼のキャスティングと思われる。それでもエイドリアン・ブロディはびっくりで困り眉毛
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異端者の家(2024年製作の映画)

3.8

ロマンティック・コメディの帝王 闇堕ち
脱出ゲームでは無く舌戦交えた会話劇

事前知識を入れなかったのが功を奏して、完全に没入できたことが映画体験として大満足。喉カラッカラよ。

甘いマスクのHグラン
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アビゲイル(2024年製作の映画)

3.6

ナメてた奴が実は殺人マシンでした系映画ヴァンパイア少女バージョン。ミーガンぽいかと思いきや根底にレディオアノット

予告編で既に明かされていたが、誘拐した少女はヴァンパイアでしたー!だけのワンアイデア
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.7

エミリア・クラークの笑顔(眉毛)最高。
テーマは重いがラブコメとしての落とし込みは見事。

最強のふたりやプリティウーマン的な設定。ゲーム・オブ・スローンズ、ターガリエン ドラゴンの母 エミリア・クラ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.6

ゲーマーがレーサーになった実話を映画化
2人の父性の話でもある

よくあるゲームの映画化と思っていたら、グランツーリスモという超リアル志向レースゲームのプレイヤーがプロレーサーになった実話を元にしてい
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.7

過去1クローンの心情に寄せた映画
クローン作成と使い方のディテールやロバート・パティンソンの強弱演技が見所

ポン・ジュノと雪原の組み合わせはスノーピアサーを思い出す。スノーピアサーを思い出すとティル
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ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

3.8

シュワちゃんセルフパロディ
第4の壁ぶち破りコメディ

映画の世界と現実世界でのシリアスとコメディのバランスが面白いと対比が面白い。パロディに至っては自身をこれでもかとイジる。80年代映画自体もパロデ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.1

ドラッグ的な憑依の代償
ティーンネイジャーの幼さと霊の狡猾さ
見せる/見せないの緩急が素晴らしいリアル志向ホラー

「手」で思い出したのは「猿の手」でしたが願いを叶える訳ではなく、霊を憑依させる為のア
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ロングレッグス(2024年製作の映画)

3.6

叫び声の届かない
曇天の まとわりつく湿気のような怖さ

10の一家惨殺事件の共通点はロングレッグスからの手紙、しかしロングレッグスが侵入した痕跡が無い。FBIはロングレッグスの探すのだが…という話な
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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

3.7

銃乱射事件に遭遇したら
Run(逃げて) Hide(隠れて) 最後の手段はFight(戦って)
戦闘のプロではないし、犯人を挑発するくらい子供、ケガはするし、怖気ずくし、サバイバル学んだとはいえ女子高
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悪い夏(2025年製作の映画)

3.8

生活保護の闇を描いた熱量感じる映画
河合優美の 心の演技を賞賛したい

北村匠海くんの大人しく真面目な公務員から正義感の公務員、闇堕ち公務員へと表情や姿勢が変わっていく、なにより白目が印象に残った。最
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関心領域(2023年製作の映画)

3.3

一点透視図法 定点カメラで覗き見
主題を観せないことで主題を考えさせる

まるで動物園や水族館でガラスの向こうの動物を見ているような感覚。俗に言う「映画の世界に入ったような没入感」の逆で、観客と映画を
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コンティニュー(2021年製作の映画)

3.6

タイムリープは言い変えれば死にゲー
コメディ調とテンポの良さがウリ

トム・クルーズの死にゲー映画All You Need Is Kill より「ゲームぽさ」があってライトに楽しめる、ホットスタートす
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ソウX(2023年製作の映画)

3.4

ソウシリーズの1と2の間
ジョンクレイマー目線のストーリー

前半部分はシリーズの長ジョンクレイマーが癌に侵され詐欺にあうまでを丁寧に描いている、ここは予告編の段階で騙されることは分かっているので今回
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ミッドナイト・マーダー・ライブ(2022年製作の映画)

3.3

オヤジラジオDJ vs 元軍人サイコ野郎
会話劇から犯人探し展開へ

ラジオ生放送中に人気DJの奥さんと娘に危害をくわえようとするサイコ野郎から番組に電話が入る、という導入

この犯人の喋りはかなりム
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ポルターガイスト(2015年製作の映画)

3.5

サム・ライミ制作版、トビー・フーパーの方は記憶が曖昧なので比較はおいおい。

血が出ないギリ家族で観れるホラー
サム・ロックウェルのパパ像が良い

アナザヘヴン(2000年製作の映画)

3.8

Dの食卓 飯田譲治の傑作
豪華俳優陣によるSFスリラー
市川実和子かわいい

自分では珍しく原作を読んだ作品。原作も監督も脚本も飯田譲治なので、原作の雰囲気はかなり表現されている。
少しエッチでけっこ
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