いしがさんの映画レビュー・感想・評価

いしが

いしが

映画(650)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ライフ(2017年製作の映画)

3.5

とにかくラストの裏切りが素晴らしい。
ここまでやられるともう天晴れ胸糞って感じで、思わず笑ってしまった。
欲を言うなら変に焦らさずにもっとシームレスにいって欲しかったけど。

そしてそこに至るまでの不
>>続きを読む

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.5

あの如何にも今回の舞台ですよ的な街で話が進むかと思いきや、割と序盤で前作と同じような砂漠に追放されて唐突に謎の民族の子ども達が出てくるのというフロムダスクティルドーンばりの場面転換。
サブタイトルのサ
>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.0

前作の映画史上に残るあの素晴らし過ぎる映像美と比べるとあまりにも地味。
これはこれで悪くはないけど、思っていたのと違った。

前作のメインヴィジュアルであるネオン街+酸性雨。単純にこれの現代版を期待し
>>続きを読む

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

5.0

最高。
前半はいつものタランティーノ節で、後半一気にやりたいこと爆発っていう塩梅が素晴らしい。

ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

5.0

マッドマックス×ダークナイト×シュール

面白過ぎる。とにかく演出が決まりすぎている。ノーランが好きなのも頷ける。
バキバキに決まりきった構図とカット割でこんなんされたら笑うしかない。
この映画でしか
>>続きを読む

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.5

トムをはじめとした前作までの名キャラクターがいない分、そこはスケールダウンしているが、前作までブイブイ言わせていたマイケルが心身ともに老いていく様にはグッとくるものがある。
途中のカジノの銃撃シーンが
>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.5

1と同じぐらいの面白さがありながら、二段構成でさらに飽きさせない。
1で味方だった兄を殺して終わるというのが構成として綺麗過ぎる。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.5

話が難しいので、見る度に理解が進み面白くなっていく。
静謐を長い間漂わせて、キメるべきところで一気に畳み掛ける。
そしてこれぞラストシーンを絵に描いたようなラスト。
長いけどそんなの気にならないぐらい
>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.5

愛のむきだしは好き勝手やってる感じが突き抜けた青臭さを生んでてそこが愛おしかったんだけど、これはこうやっとけばお前ら喜ぶんだろ?っていう常に観客の反応を伺うような演出ばかりで鼻につく。

血の風呂場の
>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.5

キューブリック作品、というかこのあたりの年代の洋画全般に通ずるある種のうさん臭さというか、気持ち悪さというか、そういうのが一番出てる。

特に登場人物全員の顔面の憎たらしさ。
どいつもこいつもぶん殴り
>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

設定の割に地味過ぎるけど何故かそれが良いと思えちゃう。
良い意味で雑味がないというか。
意外とそういう映画ってないような気がする。

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

4.0

アニメであることを遺憾なく発揮できる設定だなと思ったけどしっかりその期待に応えてくれた。
最後が投げやり気味だったのが残念。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

風呂敷のたたみっぷりがあまりにも豪快で爽快で気持ち良過ぎる。
まごころ〜の行き切った熱量も内包されつつ、映像も綺麗で、わかりやすいスペクタクルもあって、全てが丁度良い。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.0

内容、画面のカオスさには圧倒させられざるを得なかったけど、流石に開幕から飛ばし過ぎてるように感じた。

ひたすら意味不明なまま、熱量だけで最後まで突っ切っていく様は型破りだし、確かにある種の凄みを生ん
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

現実の生活をそのまま切り取ったような映像と音で五感は惹き込まれたけど、気持ちがついていかなかった。
ひたすら突き放されてる感じで、途中からこっちもどうでも良くなってくる。

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.0

やりたいことはわかるし、実際だいぶ圧倒されたけど、緩・急の緩が流石に緩過ぎ長過ぎた。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.0

話がベタに面白く、状況が二転三転して飽きない。
ただ最後の幽霊のところが蛇足過ぎる。

ピッチブラック(2000年製作の映画)

4.0

ストーリーは古臭いけど、撮り方とか演出がいちいちかっこよすぎる。

シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

細部の作り込みが面白いんだけど、それが詰め込まれすぎていて見ていて途中から疲れてくる。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

どこまでいってもスラムダンクという完成された物語のアナザーストーリーという感じでどうしても宮城主人公は無理があると思わざるをえない。

あの過去エピソードもいらなかった。
あれのせいで一気に陳腐なもの
>>続きを読む

サクリファイス(1986年製作の映画)

4.5

テレビのシーンとか他の作品と比べても特にやり過ぎてる感じがするけど、凄いもんは凄い。結局見入っちゃう。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

先の読めるプロットだが設定が面白く、発想も新しい。映像も徹底されていてまさに新時代のホラーという印象。
ただ、まさにその計算されている感が鼻につく。
ホラーでここまで完璧な表現を追求し過ぎてしまうと「
>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

意外なキャラが活躍したり、ワンピースファンとしては当然楽しめる要素はあったけどそれだけ。
熱さではZ、オマツリ感ではスタンピードに劣り中途半端。

とにかくウタが薄っぺらい。なんでもありな能力もそうだ
>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.5

よくあるジムキャリー的コメディの起承転結の雛形にイエスマンという題材を落とし込んだという感じで見応えは正直ない。
ただ、その題材自体が自己啓発として興味深いのとオチでほんの少しだけ裏切ってくれたのは良
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

今までのキャラ大集合に頼り過ぎてストーリーが無茶苦茶。

あまりにも馬鹿馬鹿しい展開で事が進んでいくもんだから、ああ今回はお祭り的な、みんなでワイワイハチャメチャコメディな感じでいくのねと思いきや、い
>>続きを読む

スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.5

最初から最後までアクセル全開という感じで、特に初っ端のハリーとの空中戦が素晴らしすぎる。
これより前の映画はもちろん、以降のMCUとかも含めてこのシーンを超えるアクションってあるのか?

色々と詰め込
>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.5

サムライミの妙にホラーチックな映像と演出が、スパイダーマンの微妙に王道から外れたイメージと合っている。
ところどころにあるギャグシーンとかも普通に笑えるし、グリーンゴブリンのこれまたなんとも言えないデ
>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.5

アクション、映像はマジで良い。
劇場版のスパイダーマンとしてはこれ以上ないぐらい映像栄えする敵。
だからもうずっと戦ってればいいんだよな。
そこ以外は全部いらないから。
前作もそうだけどアメイジングは
>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

2.5

スパイダーマンになるまでが異様に長く、待ちに待って出てきた敵も地味過ぎる。
キャラクターもストーリーも映像も全てが地味。
わざわざリブートしといてこのあり様は2で打ち切られるのもわかるわ。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

前作では物足りなかったアクションや映像面を存分に楽しめる。
MCUがもともと持つキャッチーさと合わさって、歴代スパイダーマンの中でもかなり見やすく、プラス見応えもある。
ただ不満があるとすれば、敵のキ
>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

アニメーションが期待したほどではなかった。
原作に則らなきゃいけないってのもわかるんだけど、演出面で領域展開とか東堂の能力とか映画栄えしそうなものがことごとくスルーされてたのが残念。
他の脇役の活躍と
>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

他の細かいことが気にならないぐらい作画と演出がずば抜けてた。
あと、原作未読勢からすると結末がかなり意外だった。

プロメア(2019年製作の映画)

4.5

オープニング〜最初の戦闘の勢いで一気に掴まれてそれで押し切られた感じ。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

そもそもの設定に加えて序盤の曲に沿った演出とかBTTF的な展開とかワクワクしっぱなしだったけど、肝心の曲の披露がぶつ切りが多くてがっかりしたのと人間ドラマが安っぽくて見ていられなかった。
ジョンのシー
>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.5

もはや古典とか教養のレベルだと思う。
今見ると詰め込み感というかちょっとしんどいところがある。

【始】夜、看板の上に梟
【終】汽車

>|