編集がうますぎる
ベストバウトは夏子さんの「お腹すいたー」
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周囲の絶賛にやや置いていかれている。濱口竜介の映画は、映画に対する高いリテラシーを求められる印象だが、やはり自分にはそのリテラシーが足りないのかも。
他の濱口映画によく見られるような、氾濫寸前の膨大>>続きを読む
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書きかけの文が消えるという憂き目にあったので、後半さらりとなってしまった。いつか書き直すかも
監督が「音にこだわった」という本作は、しっかりとした映画館で観るにふさわしい、音の質感だけでなく、音>>続きを読む
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水の映画だ、と感じた。
印象に残る水のあるカットを列挙する。
ファーストシーンのプール。とら男さんの洗顔、無頼飯のバックで蛇口から落ちる水。女子大生が足を取られたぬかるみ。おでん。様々な場所に出てく>>続きを読む
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冒頭の事件から、最初の階段までのシークエンスが百点満点。特に、絵画が出現するシーンが秀逸。(個人的にはここまでが映画のS#1かなと思っている)
真っ白な壁と、漏れ出る光。これも白。つまりあの空間は大>>続きを読む
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カロリーの高い映画。映画的忘却と陶酔の力をもってしても疲労感が先立つ。理由はこの映画の残酷さにあると思った。
手持ちのカメラでひたすらに顔、顔、顔。顔を撮るために寄るし、引くし、追うし、揺れる。どう>>続きを読む
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映画に登場する「SAAB 900 turbo」はスウェーデンにかつてあったメーカーの自動車で、スウェーデンといえば、北欧のイメージに違わず、雪。この時点で登場人物の「足」と北海道の親和性が示唆されてい>>続きを読む
あんまり書くつもりなかったけど暇だからレビュー。
最後の例のアレは除いて考えてみる。
こんな映画つくられたら、もう日本は勝てるわけないんだよなって切実に思った。
なにで勝つんだ?どうやって勝つんだ?>>続きを読む
はじめのうち、キャストの顔も役名もほかいろんなことが不明瞭なうちから、何者も恐れないような編集でごちゃごちゃにしていくのは、「鍋にすっから野菜の切り方とかテキトーでええわな」っていうのと似てる気がした>>続きを読む
安易に戦争風刺、現代風刺として観るのは簡単だが、どうも映画以上に映画的破滅を迎えている現実に生きる身としては、もっと違うものに見える。
監督が、ひとりの個人、あるいは現実世界に生きる市民として、映画に>>続きを読む
ゴリゴリにうちの大学出てて笑った
事前情報一切なし。ふらっと立ち寄った映画館で、タイトルだけで多分嫌いそうだと思いながら観た。より嫌いな映画しかなかったから
ハイライトは森七菜。知り合いに刮目せよ>>続きを読む
基本固定で撮られている映像が好きで、それだけでこの作品も好きになれるかと思って観てて、わりかし好きな作品ではあったんだけど、フィックスがホラー的なトリックを生む装置としてしか使われてなくて、そこは悲し>>続きを読む
自主というべきかよくわからない映画
しっかり作ってある。PRムービーだから仕方ないけど、"田舎"への観察が足りない気がする
いやこれはすごい作品なんじゃないか?
少なくとも、宮崎吾朗という作家をはかる上で、ひとつのマイルストーンじゃないけど、指標にはなるのではないか。
どうしてもジブリの宮崎父子は比較されがちで、今回のカル>>続きを読む
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心意気
とだけ書いていたけど追記。ちゃんと意見言いたい。
一番評価したいのはファーストカット。最近の自主映画にありがちな、目を閉じていても開いていても同じことが伝わってくるような"聞かせる映画"(>>続きを読む
いかにも大人が考えた子供の台詞。登場する子どもたちは何歳なのだろうか。仮に年齢が決まっていたとして、監督さんはどのくらいその子どもを観察したのだろうか。
作品を追うごとに演出がわざとらしくなるなこの監督。
フィックスできちんと撮るのは好感が持てるけど、魅力がそれだけになってきた感がある
俯瞰ショットがやはり秀逸な監督さん
最近こういうくだらない映画が好き
ウィスキー好きで有名なアメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイが、「命とウィスキーの親和性」を別に説いてないけどまあやっぱウィスキーっていいもんだな俺あんまり好きじゃ>>続きを読む
プジョーがベンツに勝っちゃう時点でフィクションであることがわかる映画
ポルシェ映したれや!ワーゲンとアウディとベンツ映ってんやから!笑
そもそもありもしない「カン」を取り戻すために久々に何か観ようと思いこの作品を選んだ
前作より好き。このくらいの気持ち悪さなら許容できる
"きれい"という形容語句は嫌いで、そういう語句を用いて賞揚される映画も嫌いなんだけど、この映画はそんな嫌いでもない。
ユートピア的な世界のなかで学術の世界の話が悪くないアクセントだった。ギリシャ・ロー>>続きを読む
朝六時に観る映画ではない
ぬるーっと動くカメラってあんまり好きじゃないんだけど、この作品は内容もさることながら総じて好きになれそうにない。
不気味さの演出はたしかにおもしろいが、それで終わってる。別>>続きを読む