地下からきましたさんの映画レビュー・感想・評価

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

圧巻の映像と重厚音が織り成す分厚いマリアージュ。
登場人物の衣装が奇抜ながら、美しいduneの世界観を表現している。

序盤の、ジェシカが苦しむ表情や、ポールの雄叫びなど、俳優の真に迫った演技が大画面
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告白(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

直くんと修哉の独白が交錯していたり、逆行時計を利用した爆破シーンなどの演出が原作にはない見せ方で面白かった。
松たか子迫真の名台詞も生み出した。
私にも聞こえましたよ、大切な物が消える音が。パチン…
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まさかの完結ならずで映画になってないのはかなり残念
だが、割りと早い未来で映画館でこの世界を観に行けるのが確定してるのは吉報

映像表現のオンパレード

ガタカ(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

sfと見せかけた胸熱バディ映画。

肉体に優れた科学の子と運命を精神で覆した神の子という対比。
ヴィンセントの夢を彼と同じくらい叶えたいと願うユージーン。彼らはユージーンであり、ヴィンセントでもあった
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悪の教典(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

生徒役の俳優陣が今観ると豪華。
伊藤英明が蓮実をやっているだけで原作ファンとしては観ざるを得ない。

原作は登場人物が多い上、分厚いので2時間で収めたのは素晴らしい。とは言え、駆け足なのは否めない。
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

限られた空間と時間の中でそれぞれのキャラの魅力を最大限かつ余裕を持って発揮している。
銀行強盗中の派手なシーンは描かないのに、ブロンドがガソリンを抱えて倉庫に持っていくだけのシーンはノーカット。

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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

当時映画館で観たとき、感じたのは
「濃密な黒」という感想と「コリンファレル誰やねん」だった。

アンミカよろしく何百色の黒が画面を覆い隠す。
暗い映画館の中で微妙に濃淡の違う黒を見分ける作業に加え、登
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

子どもの頃何度も観たが、物語の流れが分からなかった。
それでも楽しいから観ていた。
心に残る情景をうっとり眺めたり、登場人物の今まで注目していなかった仕草を新たに発見できたりしただけで楽しかった。
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

独特な間とシーンごとの人物の立ち位置の間がとても芸術的でシュール。
色彩が鮮やかで登場人物たちはほとんど物理的にも動かないので、絵になるコマが多く、美術館で絵を眺めている感覚に近い。

ブレンダの前半
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メッセージ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

言語は武器であり、概念を生み出すものである。
未来や過去は三次元でのみ存在し、時間という空間は四次元にとっては往来できるものである。
それを映像で表現したのがスゴい。

広大な美しい草原にデカイばかう
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦時日本帝国主義のアンチテーゼであり、主人公vsゴジラの因縁の対決物語でもある。
ゴジラという脅威を客観的かつ主観的に見せられる構図はスゴい。

本来怪獣映画はモンスターが街を壊すシーンが
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

役所広司のシーンごとに変わる喋り方や仕草が迫真。普段レッドカーペットを歩き回ってる姿からは想像できない、元ヤクザを演じきった。

周囲の手厚い愛あるサポートを受けてもなお、カタギになりきれなかった三上
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さかなのこ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

のんの綺麗な瞳と個性的な雰囲気がミー坊にぴったり

ほっこりした笑いと余裕のある間を使いながらも、尺の長さもあって途中少し飽きる

男か女かはどっちでもいいという文章は少し安直だと思いながらも、そうい
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

被写体としてレ○プされる主人公の苦悩と成長(自己の確立)を描いた話。
サイコスリラーとしても最高の作品。

それぞれの登場人物が『同じミマの偶像』の暴走に翻弄されるが、本人含めそれぞれが『違うミマの偶
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ライブ音響上映という爆音の環境下の中、点火するエンジンや爆速低空飛行が聞けて良かった!
崖を上昇飛行で駆け昇るシーンは役者の表情と重低音が相まって、音圧のGを感じ、素晴らしい映画体験だった。
Gから解
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ゴジラ(1954年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

突如山から顔だけ出すシーンで鳥肌が立った。
当時戦後間もない観客の映画体験はどれほど凄まじかったのだろうか。
燃える街をどう見たのだろうか。

「ナガサキ」や「疎開」が日常会話に出てくるリアルさ。
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トップガン(1986年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

滑走路から飛び立つF-14と走り抜けるトムのバイク!

鍛え上げた肉体のビーチバレー!

実機を使ったリアルな戦闘!

Highway to the Danger Zone!

カッコいいを浴びる映画

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作の表面上をなぞり、微妙なテンポの会話と派手なアクションが入り交じり、ごちゃごちゃした印象の映画に。

シックス・センス(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

鑑賞中と観賞後で主要な登場人物全員の印象が180º反転する超どんでん返し。

様々な形で描かれる『孤独』の形。
存在、共感、理解、喪失…

脚本の巧さがあるとはいえ、ハーレイ・ジョエル・オスメントのあ
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ロマンチックがカンストしていたノア。
アリーは大げさな数字(365通の手紙、100回電話した)に弱く、激情型な性格なのでノアを選ぶのは納得できるようになっている。
浮気という多くの観客が嫌悪する展開で
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

寄生と格差社会

半地下は上流階級の生活に寄生し、
上流階級は半地下の労働に寄生する。

それぞれにキャラが立っていて素敵な家族なのに、寄生しあいすぎた結果、階級の摩擦により悲惨な結末となったのが悲し
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

圧倒的な世界観がゆったりと力強く流れる映画
隙あらば“間”が入ってくるが、その演出がこの作品の雄大さと緊張感と迫力シーンのメリハリに繋がっている

シールドを通すために銃ではなく剣を使用していたり、遅
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

小さい頃観て、細かい内容は覚えてないけどずっと記憶の中に異様に残っていた映画
電話ボックスという“個室”に焦点を当てる斬新さと、子どもが見ても分かる低予算な感じが変に印象に残ったのかもしれない。

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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

色彩とテンポとシュールモリモリで味付けした、ホイップたっぷりホールケーキムービー

画面の構図やスピードが一流パティシエみたく計算されていて、豪華なキャスト陣を適材適所に配置している。
キャストで言え
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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原作と「失われたものたちの本」を閲読して、また観賞しに行く。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

見るもの、見られるもの、撮る者、撮られるもの、見ない者、見られなかった者
ufo映像や昔の動物コント番組と組み合わせてテーマを揶揄させてる構造が巧いなと思った。

Gジャンが頭上を通るたびに、消化され
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

荒れ狂う波から始まり、臨場感迫る銃声音、常にブレブレの主観カメラ、画面のどこかで飛び交う予測のつかない弾丸、臓器を飛び出し苦しむ兵士や吹き飛ぶ兵士、全てが戦場の重さと緊張感を演出している。
全体的に色
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

〈超ネタバレ注意〉



良くも悪くも行動を起こして体験することが、自分の人生をいい方向に導くのだと思った。よくある話だけど、今の自分を勇気付けてくれた。

犯罪はしないけど。


しかし、色々調べて
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マリオの序章
おもちゃ箱に珠玉の宝石がいっぱい詰まっている映画。宝石はただの石だが、キラキラしてると楽しいよねっていう。

3Dアニメの最新技術の質感と色彩の鮮やかさで、マリオの世界を面白おかしく見せ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

・映画の役柄と現実のキャストを重ね合わせる采配
・長回し風に撮る演出(これは映画の舞台であり、テーマのひとつである「劇場」も表現していると思った)
・過去の栄光に捕らわれ、想像の世界でひとり遊びの主人
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

開拓時代の過酷な状況下、フィッツジェラルドのような卑怯な生き方も悪いとは思わない。ブリッジャーや隊長など優しさを持っている人物の方がこの時代では危うい生き方と言える。

瀕死でも復讐のため生き抜こうと
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

対話をちょろっとすることよりも、この世をハチャメチャに破壊する方が簡単なのはとても共感できる。

全ての登場人物が赦されるラストは、この壮大な物語の終幕に相応しい。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

戦争のある日常を体現した体験映画
きっと当時の多くの人がこんな生活だったのかなというリアリティがあった。

ほっこりした作画から、急に強烈な光や音が飛んでくる演出は戦争の恐ろしさを巧く表現している。
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

徹底的に現実をリアルに描いているので、災害または福島原子力発電のメタファーであるゴジラがものすごく怖い。

自衛隊の攻撃シーン
何段階もの認証を経て、一度中断があったりしながらの満を持しての登場で、段
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ドクターが潔癖で真面目なのは威厳で彼の肌の色を覆い隠してきたから。その代償として自身が何者なのか分からなくなるくらい孤独になってしまった。
トニーは教養がなく、お喋りと腕っぷしで生きてきた。その代償と
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