みやおさんの映画レビュー・感想・評価

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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

血中アルコール濃度を常に0.05%に保つと仕事もプライベートも上手くいくという仮説を冴えない4人の教師が実行する…という始まり。
ただ、案の定エスカレートしてしまうよね。
ただ、わたしも大のお酒好きと
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.6

「これは少年期に見た光景に取りつかれた男の話である」から始まる……
モノクロのスチール画とナレーションで構成された映画。一瞬、瞬きをする映像が流れたときにハッとする。

「ずっと後になって見覚えがある
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ヒポクラテスたち(1980年製作の映画)

4.4

京都府立医科大学出身の監督が画く、医学部生の青春群像激。
阿藤快、伊藤蘭、内藤剛、柄本明…そしてふらっと原田芳雄、鈴木清順、手塚治虫が登場。俳優陣が豪華すぎる。昭和の京都の街並み。当時の事件や問題。ス
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渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

4.4

同級生男子の吉田を好きな岡田義徳演じる伊藤。そしてある過去を持った転校生の相原(浜崎あゆみ)の3人を中心としたストーリー。
長回しのシーンが多くなんだかぎこちない雰囲気が高校生の青春をリアルに映し出し
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マーターズ(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オープニングから不穏で痛々しい。初めからストーリーが飛ばし過ぎでどういう展開になるの?と不安になるが、そのままのスピード感で話が展開していく。ホラーというより精神的な病の話。
痛いし怖いけど面白かった
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ガキ帝国(1981年製作の映画)

3.1

終始セリフが聞き取りづらく…ストーリーもこれといって特に。
島田紳助と昭和の大阪を観る映画。

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.8

思ってたんと違った。辛い。
「こちら、あみ子。応答せよ。」
わたしは応答出来るだろうか…応答したいけれど。自分のキャパを超えちゃうと無理かもしれない。
ただ、あの丸坊主の男の子のようにありたい、と思う
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.9

ラジオドラマの生放送中のドタバタ劇。
脚本が変わる変わる。
満足のいく作品ってなかなか出来ないもんってストーリー。
喜劇でちょいと哀しいがハッピーエンド。
号泣する渡辺謙と、エンディング布施明が歌う千
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インセプション(2010年製作の映画)

4.2

夢の中の夢の中の夢に入り込み、インセプションを埋め込むという難解な映画。しかも夢が3層になっていて、深く潜れば潜るほど、時間も長くなる……という時間軸も重なり、複雑だがかなり面白い。2時間半あるが、退>>続きを読む

邪願霊(1988年製作の映画)

3.0

フェイクドキュメンタリーホラー。
竹中直人あんまり出てこないがラスト変顔で出てくる。
アイドルを売り込むキャンペーンの取材という設定。そのアイドルが歌う曲が呪われている。

聖女伝説(1985年製作の映画)

3.5

郷ひろみがサイコパス並に怖い映画……。
酒を片手にフラフラと踊りながら、郷ひろみに話す岩下志麻が印象的。

宵待草(1974年製作の映画)

3.4

身体を重ねようとすると酷い頭痛に見舞われる男。でんぐり返りするのが面白かったが、途中で睡魔が襲ってきて最後まで観れず。映画の作りが大林監督のような肌触りがした。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

だいぶ前に話題になっていた映画をやっと鑑賞。
うわぁぁぁ、難解。でも逆行と順行を同時に観れる映画。
映像と音楽だけで楽しめる。ただ内容は理解出来ない。だから面白い。熟考が必要。

Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.0

可愛くてPVみたいな映画。言いたいことはわかったけど、面白くは無かったかなぁ。

話の話(1979年製作の映画)

4.0

ノルシュテインの子供の頃の記憶を断片的に表現したアニメーション。
内容は難解だが、悪夢やなんとも不思議な夢とかを上手く表現しているように思う。

確かに、自分もこどもの頃にえも知れぬ不気味でちょっと怖
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霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

4.2

友達の小熊と丸太に座って星を数えるために霧の中を彷徨うハリネズミのヨージック。
霧の表現が不穏で不思議で神聖で美しい。
あの霧はどうやって撮っているのだろう。

アオサギとツル(1974年製作の映画)

4.2

ユーリー・ノルシュテイン傑作選。

結婚を申し込み合いながらもすれ違うツルとアオサギのカップル。
もどかしく愛らしい。
線が美しいアニメーションでわたし好みのタッチ。

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ユーリー・ノルシュテイン傑作選。

好きな作品!
紙芝居のようなアニメーション。
樹皮で出来た家をキツネに乗っ取られてオオカミ、クマ、ウシに助けられながらも奪い返せないウサギの話。
最後、ニワトリが煙
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ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

3.6

ユーリー・ノルシュテイン傑作選。

フレスコ画をアニメーションにするなんて……!フレスコ画独特の手触りを感じる作品。

25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.5

ユーリー・ノルシュテイン傑作選。

ロシア革命については知識なく……
ただ、この映画がプロパガンダ作品であることはよく解る。
内容はともかく、アニメーションとして切り絵を重ねる表現や絵のタッチが良かっ
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

1968年の映画……?CGも無しであの映像……。スゴすぎる。
まず、冒頭真っ暗の中不穏な音が聴こえてくるシーンから世界観に入り込める。
宇宙船の中のクルクル回る空間を思い付いた発想も凄いし、どうやって
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クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち(2011年製作の映画)

3.8

女性の美しい身体とダンス。
いやらしさは無い、美、美、美。
ライティングや衣装も素晴らしい。
クレイジーホース行ってみたい。

「性転換者はダメだ。」とオーディションでの言葉は気になるが。

チョコレートな人々(2022年製作の映画)

4.7

非常に素晴らしいドキュメンタリー。
多様な人々が最低賃金を貰って働ける場所、久遠チョコレート。

凸凹な人々が働ける場所を作る……理想で口では必要性を言えても実行に起こせる夏目さん。自分の仕事柄、もど
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ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

2.3

いきなり全国津々浦々とデートするシーンが長かった。
何も得ない映画だった。

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.5

色々と展開を予想しながら鑑賞出来て楽しかった。そんなに怖くはない。
崖の上の豪邸は本物なのかな?

ファーザー・クリスマス(1991年製作の映画)

3.9

- ̗̀ 🤍𝑀𝑒𝑟𝑟𝑦 𝐶ℎ𝑟𝑖𝑠𝑡𝑚𝑎𝑠𓈒𓂂 ̖́-

クリスマスイヴにぴったりな映画。
寒いのが苦手で豪快で優しいサンタクロース。サンタさんもゆっくり休んでいい夢見てね!

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

観終わった今、胸がぐぅ〜っと締め付けられる。漫画をアニメを観ていたあの頃に戻った気持ち。
3DCG違和感あるかなと思っていたが全くの杞憂。井上雄彦のあのタッチのあの絵がそのまま動いている感触。井上雄彦
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

離婚し親権を争う夫婦の間で振り回されるメイジー。文句ひとつ言わず良い子のメイジー。彼女の瞳から見た大人たちって。
単純に観たら夫婦が最悪過ぎると取れるけど、夫婦も継母継父となった彼らも同じようにメイジ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.8

好きな映画ではないけど、楽しめた。というか胸糞悪くて……
何度もこれラスト?と思うがいやいやまだまだ続く展開。ラストも嫌な終わり方。

リボルバー(1988年製作の映画)

3.8

ドジな警官ジュリーが拳銃を奪われることから始まるストーリー。
ジュリーが主役ということで観始めたが、それより尾美としのりと柄本明の競輪コンビがほっこりしていて良かった。
ジュリーの彼女、手塚理美がラス
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レベッカ(1940年製作の映画)

3.9

すごい…
前半ロマンスと思いきや何だか怪しげな影が潜んでおり、後半はサスペンス、なんならホラー…
ストーリーがどんどん展開していき全く予想がつかなかった。ラストも気になる終わり方…とても楽しめた!

ラストレター(2020年製作の映画)

4.3

嫌味なく、綺麗すぎる映画。
ストーリーが進むにつれて「はぁ…!」とため息が出る……
岩井俊二すごい……
ワンピース姿で犬と走る広瀬すずと森七菜のシーン、2人並んでビニール傘をさしてこちらを見ているシー
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誰がための日々(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

母の介護をきっかけに躁うつ病になった息子が主人公。父は現実から逃げていた(しかし彼なりの理由がある)が、精神病院から退院する息子を引き取り…というスタート。
息子は婚約者と別れていたが再開するもキリス
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死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

3.9

ナチス、ハイドリヒ副総督が暗殺された事件をきっかけに話が進む。
チェコ人の絶対に降伏なんかしない、という強い意思、愛国心を感じる。
事件の翌年に制作されているのでこの事件がモチーフだが、フィクションで
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ルージュ(1987年製作の映画)

3.5

1930年代、遊郭で芸妓をするユーファと問屋のおぼっちゃま十二少の恋愛。十二少の両親に結婚を認められずに心中を図る。1980年代に時代が変わりユーファが幽霊となって現れ十二少を探すも……。

そんな終
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メメント(2000年製作の映画)

3.7

短期記憶障害の男が主人公。
時系列がブツっブツっと逆行していく作りは難解で見終わったあともまだ理解が追いつかない。

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