sketchさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.3

PCのスクリーンだけでサスペンスを展開する意欲的な作品。そのまま演出してしまってはキャストの顔もほとんど映らないため、Facetimeが多用されるところなどツッコミどころがないわけではないけれども、こ>>続きを読む

スモールフット(2018年製作の映画)

4.0

ビッグフットやイエティと呼ばれる怪物と人間との邂逅もの。ほとんど宣伝が目に入ることのない本作ですが、大人も楽しめる良作3Dアニメ。
ビッグフットのデザインに好き嫌いはあると思いますが、冬の雪山が舞台な
>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.3

映画好き界隈で評判が良かったので鑑賞。タイトルや絵柄から評判がなければ見てませんでしたが、見てよかったです。
主人公が若おかみになってから、複数のお客さんと交流するどのエピソードも簡潔にまとまっていな
>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.0

貧乏な母子家庭で育ったが、今は若くしてNY大でゲーム理論の教授をしている主人公が、シンガポールにある彼氏の実家に連れて行かれるととんでもない大富豪で、というお話。
序盤はお金持ちのイケイケなパーティー
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2

父子家庭で育った天才女子高生が私立高校に転入し、同級生のお金持ちの子を相手にカンニングビジネスをはじめてしまうというクライムムービー。軽い気持ちではじめてしまったカンニングからどんどんと犯罪性を増して>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.0

理解しやすい設定とその設定を120%活用したホラー描写、家族を軸にしたコンパクトだけれど感動的なストーリーと言うことなしの良作ホラー映画でした。それほどグロくもないので、ほとんどホラー映画見ない人にも>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.8

好きで様々なゾンビ映画を見てきましたが、ゾンビというジャンルを1段階昇華させたような傑作でした。それ故に邦題が惜しい。
昨今の邦題の問題はあまり目くじらを立てる程でもないと思っていますが、今回に関して
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

例えどこかに悪い点があったとしてもそんなもの見えないくらいに、初めから終わりまで文字通り「痺れて」しまった。

皆が言っているように音楽が良いのは当然として、キャラクターが素晴らしい。中でも主人公が2
>>続きを読む

バイバイマン(2016年製作の映画)

3.6

タイトルはこんな感じですがブギーマンを意識した、口に出してはいけない『バイバイマン』のお話。
なかなかいじらしい演出が人によっては合わないかもしれませんが、個人的にら楽しませてもらいました。
rott
>>続きを読む

ハートストーン(2016年製作の映画)

3.5

アイスランドの小さな漁村を舞台にした思春期男子の青春とLGBTもの。

田舎の閉塞感や親との関係性、0か1かで判断してしまうこの年頃の苦しさと性の悩み、それらを全く意に介さないアイスランドの過酷な大自
>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

後味も良くはなく例えるならば救いのない『パラノーマン』ですが、中々上質なホラー映画。今くらいの時期に涼みに見たいですね。

想像以上にグロテスクで、久々に映画を見て気持ち悪くなりました。

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.9

予告編から『LEON』やTVゲームの傑作『The last of us』に似た物語だろうと期待を重ねた本作ですが、期待以上というかこれ以外考えられない程に仕上がっていました。

この映画全体の雰囲気や
>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

『プリズナーズ』『灼熱の魂』のドゥニ・ヴィルヌーブ監督作品。今秋に『ブレードランナー2049』なんかも控えていて、今最も期待されている監督の1人です。画の作りとしては光と陰を効果的に用いている印象で、>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.8

オープニングテロップの登場から傑作を確信した前作から早3年。見る前には少し緊張してしまいました。

そんな中本作の出来はというと、個人的に映画に求めるあらゆる要素が詰めに詰め込まれた前作を越える大傑作
>>続きを読む

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

4.0

海上油田施設の大火災という「人災」を取り扱ったディザスタームービー。
実際の映像と比較すると爆発の威力は相当脚色されていますが、実際に体感したものは映画以上のものであったのかもしれません。
災害が発生
>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.8

見るまではアイデアが勝利しただけの作品なのかと思っていましたが、アイデアだけでなくそれに沿った描写や舞台、小道具に至るまでが非常に丁寧に作られている点が本当に素晴らしく内容がスッと入ってきてしまいます>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.8

アニメ『四畳半神話大系』『ピンポン THE ANIMATION』の湯浅政明監督の長編映画作品。恥ずかしながらこの映画と見る順序は逆となってしまいましたが、GWでまとめて見た上の2作は共に大傑作でありラ>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

3.9

キャラクターの可愛らしさに重きをおき、ストーリーには少し難ありといった作品を作ってきたイルミネーションスタジオですが、(可愛らしさは少し犠牲に…)今回はストーリーも楽しめる作品となっていました。

>>続きを読む

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

4.0

車に興味もなく、騒々しい音楽も好きではないので基本的にはこういう作品には合わないタイプなのですが、このシリーズだけは不思議と楽しめます。5作目あたりからファンタジーに片足を突っ込んだようなハチャメチャ>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

恥ずかしながらケン・ローチ監督を全く知らず初めての作品になります。
予告編ではおじいちゃんがパソコンの基本的な操作も分からず右往左往するようなシーンを挟み込みハートウォーミングな作品なのかと思いきや、
>>続きを読む

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.5

ほとんどの劇場で上映が終わってしまっていると思いますが、全体的に昔のバディものへのオマージュや不謹慎ネタも含めたギャグまで大好物な映画でした。3割程の客入りでも、こぞって同じ箇所で笑ったりと良い劇場体>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

4.2

開始20分で惹き込まれてしまいました。
全体的に暖かな色彩が物語と重なり、終始ほっこりとします。

樹木希林さんの演技やキャラクターとしての徳江さんが非常にマッチしていて素晴らしかったです。

全体を
>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.2

『もののけ姫』meets『マッドマックス』といった内容の映画。パロディ部分は流石に笑いましたが。

ジョン・ラセターが加入してからのディズニーは本当にハズレがない。というよりも名作・傑作な作品ばかりで
>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2回見ました。

初見時の正直な感想としては、オープニング後の15分と中盤の切なさとかは良かったですが、全体としては微妙といった感想でした。
打って変わって2回目の鑑賞では、そういった物語だと割り切っ
>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.8

シャーロックのS4が不振みたいで楽しみにしてただけに残念なのですが、こちらは期待以上に面白かったです。


特筆すべきは、予告編でも見られた超次元的とでも言うべき映像技術と、それをギミックとして活かし
>>続きを読む

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

卒論の息抜きにと思い、終映日が今週末だったこともあり鑑賞。ほっこりした息抜きに丁度良い映画でした。

昨日、外国語映画賞でアカデミー賞にノミネートされたスウェーデンの映画で、北欧らしく全体的に暖色系の
>>続きを読む

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.8

『ローグワン』のドニー・イェン目当てで鑑賞。ブルース・リーの師匠であったイップ・マンの伝記的な映画。相当脚色は加えられているでしょうが。

やはりカンフーアクションが格好良くて、それに尽きます。最新作
>>続きを読む

葛城事件(2016年製作の映画)

3.8

家族の静かな崩壊を描いた作品。

現実にあった事件を基にしたシナリオと演技が良かったためか、ありふれた家族から次男が無差別殺人事件を犯してしまうまでの経緯が妙にリアルで、そこがやはり恐ろしいですね。
>>続きを読む

クルードさんちのはじめての冒険(2013年製作の映画)

4.0

原始人というテーマとメインビジュアルの華の無さで敬遠してしまっていた作品。続編制作中止を嘆いていたレビューを見て鑑賞してみると、思っていた以上に良い作品でした。

『GotG』の三つ巴でオーブを取り合
>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

4.0

アマゾンのレビューがやけに高評価だったのでプライムビデオで鑑賞。邦題で損してますね。

鹿ゾンビ、ストリッパーゾンビ、ビーストモードゾンビなどなど多種多様なアイデアが満載の映画で、これやりたかっただけ
>>続きを読む

バッドママ(2016年製作の映画)

4.0

Netflixにて。

ママ版ハング・オーバーとも言われてる本作ともあり、下品で汚い部分もありますが、それ込みで結構笑って見れました。不満を溜め込んだ母親達のパーティーシーンは笑いました。
打って変わ
>>続きを読む

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.6

年末に現役高校生の弟と鑑賞、2人して笑ったりでのんびり楽しめました。

川辺の小さい公園で友達と駄弁るだけの青春。自分も完全にコッチ側ですね。
漫画も気が向いたら読もう。

スモーク(1995年製作の映画)

3.7

今年初の映画館は、シネ・リーブル梅田にて『この世界の片隅に』と本作のデジタルリマスター版を見ました。『この世界の片隅に』は満席で良かったです、公開2日目に行った時の方がお客さんの反応は大きかったですが>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.6

今年最後の劇場での鑑賞になりましたが、贅沢にも公開当日にエキスポシティのIMAXで見ました。

一部分を切り抜くと物凄く良い所もあるのですが、全体としてみると期待以上のものではなかったなぁという印象で
>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

タランティーノ映画が劇場で見れるというだけでもう最高の体験でしたね。美術が抜群に良かったです。

まさかオープニングのキャストテロップにネタバレをくらうとは思いもしませんでした。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.3

当時はよくわからなかったサブ・プライムローン問題の時の物語で、華麗な逆転劇などは全くなく、モヤモヤとした怒りとこんな世の中でいいのかという切なさが残ります。

スティーブ・カレルの怒れる投資家の役が印
>>続きを読む