03さんの映画レビュー・感想・評価

03

03

映画(121)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ジェラール・フィリップ 最後の冬(2022年製作の映画)

4.7

容姿の美しさだけでは
語られない尊さがあった。

多彩に魅了した
表現者ジェラールフィリップの、
才能を信じた奥様の
先見性あるプロデュースごと。

俳優としての名声を、
誰かのために使い果たす覚悟、
>>続きを読む

海難1890(2015年製作の映画)

5.0

イオンシネマさんのチャリティー上映会にて。

配信で観るのと、
劇場の大スクリーンで観るのは、
やはり没入感が 違った。

こんなにも感情が揺さぶられるのだと。

誰かを助けたいという思いは
時空を超
>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.6

船酔いしそうな撮影テクニックが
とても気になりましたw

人間が、きっと抱いてしまうだろう
ブラックな思考が満載…

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.6

切り替わり速く、
妄想ぶっ飛んでるし
わかりやすさは目指してないと
想像するのだけど。。。

マルチバース的カオスなお話に、
込められているメッセージは、
きっと
とてもシンプルなのだと思う。

なか
>>続きを読む

マリッジカウンセラー(2021年製作の映画)

4.9

縁結びには相応しいと思えない
セクハラ炸裂な昭和オヤジ・赤羽(渡辺いっけいさん)にイライラモヤモヤして始まるけれど…

仲人として
精一杯相談者に寄り添う結衣(松本若菜さん)も然り。

誰もが心に鍵か
>>続きを読む

ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~(2022年製作の映画)

4.7

「おかえり、お母さん」

信友監督がお母様へ
優しく掛ける言葉に
愛しさ溢れる眼差しに心打たれる。


木漏れ日差し込むリビングで
夫婦語らう時間。

なんてことない日常の、尊さ。
映像で心に刻まれま
>>続きを読む

近江商人、走る!(2022年製作の映画)

4.2

物を売り儲けるには。
人の心を動かすには。

笑えて、泣けて、
スカッとお見事🏳🤓🫶

学びも人情も、
近江商人、カッコいい!

私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

4.2

熱さと若さで勢い立って
福岡から東京へ自転車で
走り出した女子高生4人。

偶然にも
新海監督の最新作を観た後の鑑賞だった。

ざっくりロードムービー繋がりで。

ドキドキ、ヒリヒリ、
胸ギュッと心に
>>続きを読む

ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

4.2

遊ぶことだけが子育てと
無邪気な旦那さん。
自己中な世界観で恋人の生き方を
なにもかも決めつけてる彼氏。

しれっと無自覚に地雷踏んでる男たちが
普通に蔓延る世の中だけど、
女の選択肢も、幸せのカタチ
>>続きを読む

街の灯(1931年製作の映画)

5.0

思わず、笑ってしまう。
優しい気持ちで包んでくれる。

最高の表現者です、チャップリン。

魅力全て詰まってる作品の一つ。

スクリーンで観られる機会に感謝です🙏

タンポポ(1985年製作の映画)

5.0

ラーメン作りで映画一本。 
時代も、世代も、国境も、ボーダレスで 
今観返しても、楽しく味わえる名作。

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

4.5

その風貌で築いてきたもの、
失くしたもの。
時を重ねて語られる
光と影絡まるその事実は、
観ていてとても苦しすぎたけれど、
惹きつけずにいられないほどの
唯一の物語だった。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.9

子供を
一人の個性ある人として対峙できる、
気持ちに余裕持てる大人でありたい。
この作品から学んだ。

瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと(2022年製作の映画)

5.0

“大切なものは目に見えない"
"生きるとは愛すること"
"亡くなっても、
愛する人のことが気になって
魂は毎日きっとそばに来てます"
"嘆き悲しまず元気を出して。
魂が守ってくれてます"
"今日が最後
>>続きを読む

アキハバラ@DEEP(2006年製作の映画)

4.2

ネットの海の自由を守るため
アキハバラ@DEEP 5人全員の
大奮闘にスカッとしました。

若き、幼ささえ感じる春馬くん。
特異なキャラが、
よりエレガントに感じるのは
春馬くんが持って生まれ
奇跡的
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.6

次から次へ、
課せられる仕事…
しかも、なぜか終わらない。
想像するだけで地獄💦

限られた場面設定で
起こるloopのおかしさに
ハラハラさせられる展開。
 
鳩のポーズで仕事仲間を
説得する夢まで
>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.8

映画「阪急電車」で出会った
お二人が観たくて。

『大事なものを大事にする』
『人って 思ってもみないふうに
なるものだからね』

宮本信子さん扮する雪さんの
何気なく紡いだ言葉は、
大切に生きた証の
>>続きを読む

千夜、一夜(2022年製作の映画)

4.7

最愛の人が突如失踪。

何十年も待ち続ける。
数年経ち立ち止まる。

信じがたい状況に
正解の区切りをつける。
なんて難しい選択なんだろう。

苦悩の積み重ねを淡々と見せる
田中裕子さんも。
もがき方
>>続きを読む

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

4.5

選んだ人生と
選ばなかった人生。

パラレルワールドを理解し
行き来できることが
幸せに繋がるとは限らない。

それでも、巡る出会いは
それぞれの世界で
全てが必然的で奇跡的で。
希望を感じるもので、
>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

4.9

「恋とはなんぞや」
丁寧に時間を重ねて、
独自の視点で、
本質に迫ってゆく4人の大学生。

刹那的で
浮き足だったイメージになりそうな
恋のキラキラ感✨を
こんな風に言葉尽くして説得力を持って
届けて
>>続きを読む

雪道(2015年製作の映画)

5.0

傷を抉り倒して
見せつけられるような
描き方ではなく。

俳優陣の繊細な表現や、
厳しさ漂う風景、時代の交差…
余白から感じ取ることで
忌々しい歴史の残酷さに遭遇する。

止まらない涙も、
受けた過去
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

音楽流れた途端
トップガンの世界に
即ロックオン。

特別音響上映だったこともあり、
ずっとドキドキの臨場感。
手に汗握ったぁぁぁ。

映画館でこそ、
味わえた興奮。
繰り返し体験したくなるのが
わか
>>続きを読む

長崎の郵便配達(2021年製作の映画)

5.0

長崎で起こった、
あの日の出来事を未来へ。
そして親から子へ
意志をも継ぐような
多くの人に届いてほしい作品。

三姉妹(2020年製作の映画)

4.3

長女の自信のなさ。
次女の威圧感。
三女のだらしなさ。

なにかバランス悪く
寄りかかるような三姉妹の
背景が見えてくると
苛つきが苦しみに変わった。

子供の未来を育むのに
家庭環境という根っこを
>>続きを読む

恋空(2007年製作の映画)

5.0

スクリーンで、しかも
フィルム上映で見つめる
ヒロ(三浦春馬)と美嘉(新垣結衣)は、
想像以上に、
輝き放って素晴らしかった。

観終わって、
見上げた空の青さが愛しくて
また泣いた。

流浪の月(2022年製作の映画)

4.8

許されない出会いって、
誰に許されなきゃいけないのだろう。

更紗と文が出会ったことは、
真実か、事実か。
騒がれない彼方の場所で
救いとなって煌めいている。

松坂桃李さん、広瀬すずさん、
横浜流星
>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.3

どこへ向かうか見えない、恐ろしさ。

「友人」「家族」全員の、狂気。

すさまじい、後味の悪さ。

悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.6

謎多き出来事は、
偶然の転がりから。

まっさらな状態で観た方が
より楽しめる作品。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「私はこんなもんじゃない」と、
心のままに生きてられるって、
なによりの贅沢だよなぁと、
自分の中の「最悪」な声も漏れつつ。

間違えちゃうことや、
眉を顰められることや、
選んでしまう綻びに
ドキッ
>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

5.0

自分で決める寿命って?
国を挙げて成立する?

そもそも…って言葉が
何度も駆け巡った。

無謀なPLANに首傾げながらも、
描かれるリアリティに
ありえなくもない事態に思えてきて没入。

初めから終
>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

5.0

守りたい未来のために
悪人になる覚悟を決めた二人。

何度もこの二人に会いたくなる
未来が浮かぶ。

鬼が笑う(2021年製作の映画)

4.7

笑えない地獄を生きるために
希望となった、家族、友。
そんな微かな光さえ、
抗えない力で遮られ…

突き刺さる辛さが容赦なくて。

トドメ刺すラストは
鳥肌立つほど切なく震えました。

海辺の彼女たち(2020年製作の映画)

4.4

観てる間も観終わってからも、
ずっと祈り続けている。
閉ざされ搾取される彼女たちが
少しでも幸せな時間を
重ねられますように。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

舘ひろしさんも、綾野剛くんも
素晴らしかったけど、
観るたびに期待値上回ってくる
磯村くん、痺れました。

くれなずめ(2021年製作の映画)

5.0

6人の、移りゆく時間に
くれなずみながら。

命を超えた存在を、
抱きしめて生きる。

たどり着いた。
それが答えだ。

>|