abcさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

七つの会議(2018年製作の映画)

3.9

気が付いたら池井戸潤作品が心から楽しめる年齢になってしまった。サラリーマンとして組織で働く人であればなお面白い。
社会に出て学んだことそれは疑問を持たないこと。心を殺せばサービス残業も嘘の報告も談合も
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天気の子(2019年製作の映画)

3.3

この少年に殆ど感情移入できない。設定が腑に落ちないことが多く、話の詰めが甘い印象。
しかし映像と音楽で”なんかすごい、感動した”感を出すのが上手い。
フットサル場のベンチで恋愛アドバイスを子どもから貰
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

汚いけど綺麗って人間のあらゆる感情を肯定してくれる優しい言葉。だけど人を傷付けて綺麗なことなんてない。やっぱ汚いと思うよ、それ。

感情本能だけで動けばそれは人間じゃなく怪物だ。最終的に戻ってきたとし
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.3

人に勧められない映画。描写がきつ過ぎると前評判を見ていたが、確かにグロめの海外映画に慣れてない人には相当辛いと思う。園子温監督作品は見るだけで体力削られる。ある意味すごい。

娚の一生(2015年製作の映画)

3.7

海江田がつぐみを好きになった経緯が端折られてるのが?ポイントだが、
無駄な音楽も流れず田舎の風景と海江田の静かな色気が良い。
安藤サクラはどの作品でも馴染む素晴らしい女優だと思った。

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.0

フジファ歌ってるシーンは耐えれず飛ばしました。
昔は良かった、戻りたいと思わないことは今の自分を受け入れて前に進むこと。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

映画としては扱うテーマも対比表現も役者もいい。最後のカメラが突然変わった意図が気になった。
だけど終始あの親子については一線を引いて見るを得なかった。確かに娘に対して暴力も暴言も浴びせないしご飯だって
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.8

心地いい。自分らの人生にはなんのメッセージ性もない。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

ジョンレノンが生きていたところは胸が熱くなった。良い意味で大衆向けに撮られていて皆ハッピーでいい気分にさせてくれる映画。最初独特なカメラの撮り方するなと思っていたら監督がダニーボイルで納得した。

愛の渦(2013年製作の映画)

2.9

予想以上に浅い。池松壮亮の作品は当たり外れの振れ幅がでかすぎる。

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.2

悲しい音楽をかけたりしない映画。だから余計に悲しくなる。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.1

久しぶりに親の愛を思い出した。特にぶつかった記憶はないけれど、本当に辛い時母だけが頼りで私を肯定してくれた。死んでも忘れないと思う。
就職で家を出る時、いつもはそんなことしないのに玄関まで見送ってくれ
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

近年の色んな作品に見られる自立した強い女性像を既存キャラクターに投影させる動きがトイストーリーにも。
時代の流れなんだなぁ。

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.4

平手友梨奈ががっちり世界観を固めて演技していたのに反してあのハーフの子だけ文化祭の劇を観てるようで各所で現実に引き戻された。

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.8

結局被害を被るのは最終消費者である自分らであるのにそこを考えている人などいない。組織が巨大であればあるほど放っておけば腐っていくのが分かる。
結局皺寄せは中小にいく世の中は最悪だ。最悪なんだが、現実だ
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ハウスメイド(2010年製作の映画)

3.1

復讐ってそういうこと?
全ての元凶は御曹司なのに誰も彼を諭せる女性はいない。女性下位の王宮は現代も相変わらず形を変えて存在している。