Eamonさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Eamon

Eamon

映画(442)
ドラマ(0)
アニメ(0)

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.9

“ Have a nice day. “

ポートランドで男娼として暮らすマイクとスコット。親友である2人だが、生い立ちや人柄全てが正反対。
ある日突然マイクは幼い頃に生き別れた母を探しに行くことを決
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

観終わった時、自分は今まで何をそんなに守ってばかりいたんだろう、と突然ふと思った。悲しくなった。時の流れたるや。

高校の卒業式前日、生徒会長のモリーは見下していたクラスの不良集団が自分と同等、むしろ
>>続きを読む

Flipped(2010年製作の映画)

4.2

“How could she sit there and laugh and look so beautiful?”

空気が読めず猪突猛進で変わり者のジュリーと、彼女に追い回されてうんざりしているブ
>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.6

全てがパソコンの画面で展開される設定がまず斬新で、観てる側をしっかりと翻弄する作り込まれたストーリー展開だった。

結局は全て色んな愛が複雑に作用し合って起こった結果なのかも。誰も悪くない、愛がそうさ
>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

“ この番組に作り物は一切ない。操作されてるだけだ “

産声を上げたその瞬間から身の回りの一切が人為的に作られた偽の世界の中で育ったトゥルーマン
彼の行動全てがリアリティ番組として24時間世界中に放
>>続きを読む

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.4

1000000000年振りの邦画はゆるさ全開でもどかしさフルスウィングだった。だがとても嫌いにはなれない。

思いがけぬ事件により前科者となってしまった鈴子は、その一件から実家に居辛くなり、家を出るこ
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.7

“ 一見穴の塞がったドーナツ。だが近づいて見るとその穴を塞ぐドーナツの真ん中にも、穴が空いている “

巨大な出版社の創設者ハーランの突然の死をめぐり、一流探偵ブランが第一容疑者である彼の家族からの証
>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

“ あなたが普通じゃないから 世界はこんなに素晴らしい “

第二次世界大戦下、ナチスドイツが用いた暗号機エニグマ。解読不可能とされたその暗号の解読に成功した実在する男アラン・チューリングの実話

>>続きを読む

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

4.1

家族と友達とラブと音楽とリゾート
なんて幸せな組み合わせなの!
ギリシャ行きたい!船乗りたい!海で泳ぎたい!

私は前作より好きでした。
ドナの若かりし頃のお話がメインで、前作がいかに遠回りしてたどり
>>続きを読む

サムサッカー(2005年製作の映画)

3.7

“ 自分が正解だと思うな。大切なのは答えなしに生きる力だ。”

自分だけが苦しい、自分だけしか分からない、他人のことは自分勝手に色々決めつけるのに自分は干渉されたくない、でもわかってほしい…

そんな
>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

3.9

雨、耳鳴りのような不気味な不協和音、暗闇、連続猟奇殺人…

終始不穏。でもずっと目が離せず、面白かった。

七つの大罪を題材にしたこの映画
殉教者を名乗る犯人が、それぞれの罪に見合う人を次々と殺してい
>>続きを読む

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.8

ありきたりで随分聞き飽きた言葉だけど『そのままの君がいい!』の一言に尽きる映画

自己肯定感の低い主人公が頭打って自分がスタイル抜群の絶世の美女だと勘違いする話

外見へのコンプレックスから美人に固執
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.7

“ 正しいことか親切なことを選ぶなら、親切を選べ “

この映画を低評価になんてできるわけがない。こんなに温かくて優しさに満ちているのに。

さまざまな困難でオギーがくじけそうになった時は必ず支えてく
>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.4

“ 善か悪、どちらかの人間なんていない “

この映画の魅力をネタバレなく話すのは本当に難しい。
少年が最後に明かす真実に、どれだけ泣かされたか。いや、泣くなんてチープな言葉では表現したくない。本当に
>>続きを読む

星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.6

名作オブ名作
ここまでタイトルで全て言い切ってるのも素晴らしい(笑)

世間知らずのアフリカの王子が、政略結婚に嫌気がさして親に嘘をつき自由の国アメリカにお嫁探しに行く話

コメディ版のリアル美女と野
>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.9

恐ろしくカッコよく男性のようなたくましさを持つ、鋼のロビイストが腐敗した世を”毒”を以て成敗する話

この手の政治が絡む内容は、学のない自分には本当に理解困難で、途中何度も置いてけぼりになりましたが、
>>続きを読む

あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.6

ずっと観たくて、やっと。

この時期(撮影時期)はちょうどドラマでもタイムスリップものが流行ってた時期かな…

韓国は、ファンタジーに現実味を帯びさせるのがひたすらに上手い。視聴者に馬鹿馬鹿しいと思わ
>>続きを読む

ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

3.5

今世紀最大の酷評映画”the room”を題材とした今作

私自身フランコ兄弟目当てで観るに至ったわけだけど、兄貴の演技力というか憑依ぶりには毎回驚かされる。

ジェームズフランコ自身がこの原作を愛し
>>続きを読む

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.6

やっと観れた!
ずっと観たかったけど、いつも別の作品と比べると優先度低くて選ばれず何年も経ってしまった。

ラブストーリーとコメディがきっちり半々、何なら3:7でコメディ要素強めのTHEラブコメ映画
>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.5

世界で一番有名な「夢の国」のお隣にあるのは
全く別世界の「マジックキャッスル」

驚くほどに可愛くてワクワクするような色遣いと、中の人達の荒んだ生活の対比が凄まじい。

人格成形していく上で1番多感な
>>続きを読む

インターンシップ(2013年製作の映画)

4.2

亀の甲より、年の功

おっさん2人がGoogle社のインターンになってミッションを乗り越えて正社員の座を狙う話

個人的にこういうの大好きなんですよね。
ゲテモノの余り物ばかりが集まったチームが次第に
>>続きを読む

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.0

切なかった。
結局人生においては、全てが自分の思い通りになんていかないということ。

タイムトラベルの能力を持った主人公エヴァンは、愛するケイリーや仲間達との辛い思い出をハッピーエンドに変えるべく、タ
>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

4.3

2作目の方が面白い作品自体少ないけど
これは2作目こそが本編であるかのような完璧な映画だった。最高。

前作の紅一点アイラフィッシャーが妊娠中だったということもあって、リジーキャプテンにその座が引き継
>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.4

今までずっとハルクのおいちゃんだったのに
自分が歳を重ねるたびマークラファロがセクシーな色男に見える魔法にかかっている。

“考えるな、騙されろ。”

めちゃくちゃエンターテインメント強くて、なにしろ
>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.3

おとぎ話のようで実話のような、少しウソが混ざってる夢のような本当のお噺

この作品には短く簡潔な説明なんて似合わない。
だらだらと本質が掴めないくどい言い回しがすごく似合うと思う。

ティムバートンの
>>続きを読む

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.1

内容は壮絶。ただただ壮絶。
なのにテンポがよくて何より曲がいい、色がいい。

ヘドウィグは、まともな愛情を注がれたことがない、愛に飢えた東ドイツ出身のトランスジェンダー

彼女の真っ直ぐな気持ちや経験
>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.5

拗らせてる!最高に拗らせている!!!
そして気怠い、ゆるい、お洒落
部屋暗くしてプロジェクターで壁に映したらそれだけでお洒落度アップしそう。

高校卒業して色んなことにモヤモヤしてるイーニドが1人だけ
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.6

終始両手の拳ぎゅーってしながら観た。
バイオレンス系は苦手だけど、どんでん返しというワードとブラピ見たさに鑑賞。

途中サブリミナル入ってるのに気付いて
何度もコマ送りしたけど、その意図には気づけず心
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.8

大変なことになった。
2020年幕開けすぐに5本の指に入るほど好きな作品に出会ってしまった。

最初こそレトロなコメディタッチで陽気に展開されるんだけど、少しずつ戦争、人種差別、愛の本質にフォーカスが
>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.2

エピソード4が公開されてから42年
9部作の集大成ともあって、圧巻の最後でした。
JJ.エイブラムス、ありがとう。お疲れさま。

JJお得意のスターウォーズファンへのこれでもかというオマージュのプレゼ
>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.3

人民に力を、権力にノーを。

森で生活する7人家族
サバイバル生活で培った生命力だけじゃなく
毎日大人が読むような難しい本を読む天才キッズ達が、パパとともにママのお葬式に参列すべく街に出る話。

>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.1

永い永い、冬の話。

過去に負った深い傷
少しずついいことが重なって、少しずつ前を向いて歩けるようになるようなお話だろうと。
どんよりした分厚い雲がかかった空の下で、一筋の太陽の光が射すのを待つような
>>続きを読む

クロース(2019年製作の映画)

4.7

世界中の子供たちが大好きなサンタクロース

そんなサンタさんがクリスマスに子供たちにプレゼントを配るようになるまでにスポットが当てられた作品。

サンタさんがいい子にだけプレゼントをあげることにも、子
>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.5

ジャックブラック出てたら間違いないと思ってたけど、期待を上回る映画だった。

頭でっかちな優等生ばかりのクラスに教育免許持ってない無職の自称ミュージシャンが、突然担任のフリしてやってくる話。

お上品
>>続きを読む

ANIMA(2019年製作の映画)

-

全然意味わからんけど、ずっと見てられる。
起きてるのに、夢見てるみたいな、ふわふわした気分で見てた。

夢って確かにあんな感じで、暗くて、断片的で、ぶっとんでる。

RENT/レント(2005年製作の映画)

3.9

ただのワイワイ系ミュージカルじゃなくて、だんだん重く、暗くなっていく。それでもどんよりした嫌な気分にはならない。最後は希望の光が見える、そんな映画。

スラム街に住む去年の家賃すら払えない(払わない)
>>続きを読む