5lothさんの映画レビュー・感想・評価

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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.0

退屈と不満が内戦を呼び、優しさは意味をなさない。箱庭のような島に見る縮図、その同時代性。

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.0

疑心暗鬼と狂気を自然光で撮るロバート・エガースのシグネチャー。あと徹底した時代考証か。すると恐怖と美しさが混在した世界になる。一義的な見方かもしれないとは思いつつトマシンは可哀想でした。

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

1.5

四宮秀俊の撮影に期待したが、うん。海の撮り方は美しかった。それにしたって脚本がお粗末すぎる。法廷劇が感情論に落ちるの最悪だ。保守めな結末は逆に興味深かった。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

声を上げることの難しさ、苦しさ。声を届ける勇気。

スキャダラスな事件を扱うのに対決や高揚感を煽り過ぎず、女性たちを描いていてよかったです。

ユダヤ系の入れ墨についての会話と、「裏金を払うのは男にと
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.0

気まずくて逃げたい気持ちは、そこから踏み止まるとこまでセットなので、主人公にはまったく共感できない。

印象的な振り返りの表情が憎たらしくなるほど藤ヶ谷がクズに見えてくる。

親父の登場には痺れたなぁ
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃおもしろかった。冷酷な怒り。未来を標榜しても地獄へ突き進む運命。ヴィンランド・サガの世界観が実写化されていると興奮した。

ザ・タウン(2010年製作の映画)

3.0

街の中では夢も人生も愛情も流れていってしまう。挫折と後悔だけが残る。息を吸って吐いて、寝て起きて。今日も人生は変わらない。人生は街の外には持ち出せない。それを成す時、あまりに犠牲は大きすぎる。それでも>>続きを読む

鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星(2011年製作の映画)

3.0

スーパーやわらかアクション作画アニメやった。大満足。兄弟と兄妹の対比とか。国の抱えた罪とか、民族問題。原作のテーマを踏襲していてよかったです。というかアニメに求めることはこれのみなんだよ。活劇であるこ>>続きを読む

スーパー!(2010年製作の映画)

3.0

どんだけ病んでんだ。どんだけこじれてるんだ。アメリカのヒーローってやつは。面白いんだけどよく分からない。キック・アスにしろ、リアルにヒーローしたらまあこうなるんだろうけど。なんでこうなるんだろう?童貞>>続きを読む

モールス(2010年製作の映画)

2.5

リメイク。うん、まあよかったです。ホラー色が強まった感じかしら。それでもやはり美しくて儚くて、愚かで罪深く、どうしようもなく抗えないイノセンスの物語だった。どっちかと言われればエリの方が好きですが。で>>続きを読む

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.0

オリジナルおもしれー。すげー。切ねー。自由の国に、本当の自由はあるのか。私たちは分かり合うことが出来ないのか。そして、それは今も語られ続けているテーマ。行き場のない衝動のようなものはダンスに宿ってる。

劇場版 アキハバラ電脳組 2011年の夏休み(1999年製作の映画)

3.0

1999年の作品。秋葉原って場所とか。極端な言動(≒おたく)のキャラクターが普通に存在してること。演出。PCの画面とかインターフェイス。…人のいなくなった街。変わったものと、変わらないもの。思いがけず>>続きを読む

うさぎドロップ(2011年製作の映画)

2.5

漫画原作はどうしても答え合わせになってしまうところがあって、この映画も御多分に洩れずそうなんだけど。でも、りんがおじいちゃんのことを話すシーンが撮れてることで、これは勝ち越してると思った。

当たり前
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父と暮せば(2004年製作の映画)

3.0

美しい広島の言葉。娘と父の会話劇による原爆映画。直接的な描写ではなく、会話の中に見える原爆に対する感情が何よりも逼迫している。「幸せになってはいけない」「あの時、死ぬことが当たり前で、生きていることが>>続きを読む

ハンナ(2011年製作の映画)

3.0

目新しさはないんだけど面白かった。抑えた演出と演技のエンターテイメント。透けるような薄い金髪の少女が佇む姿、走る姿に目を奪われる。少女の悲しみはその境遇ゆえなのか。それとも人が抑えきれるものではなかっ>>続きを読む

ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.0

ミステリというよりも恐怖映画だと思った。何か得体のしれないものが蠢いている。一般人が知ることのない思惑が世界を動かしているのか。その思惑こそがモンスターである。ラング邸から見える草の舞う庭や、海の風景>>続きを読む

シェイディー・グローヴ(1999年製作の映画)

3.0

90年代の空気が濃密な映画だった。岡崎京子、セカイ系の要素なんかもあると思った。都会において浮遊しているような人間にとって、訪れたことのない森が心の拠り所になりうる。森をそういうモチーフとしたことが興>>続きを読む

監督失格(2011年製作の映画)

3.0

2つの幽霊、林由美香と映像作家としての平野勝之。その供養のような、儀式のような。本当になぜあの映像は残されたんだろう。ビデオカメラを手にし、プライベートフィルムを作品にしていった映像作家たちの業。触媒>>続きを読む

余命1ヶ月の花嫁(2009年製作の映画)

2.5

朝起きて、生きてることを実感するシーンと、自転車のシーンがよかった。彼にとって彼女はいつも先を走っていて、追いかけていく存在でもあったのかな。

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.5

恐ろしい、だからこそ傑作。本当に恐いことは、自分一人が何も知らないと思ってしまうこと。そう思わせてしまう状況。誰も信じられなくなってしまうこと。誰しもが抱きかける疑いの心に、母親の本能を掛け合わせるこ>>続きを読む

ラビット・ホラー3D(2011年製作の映画)

3.0

時間と空間がごっちゃになって思考している人間というものを、恐怖表現で持って描くのが清水崇の表現だと思う。特に『輪廻』以降の。

クリストファー・ドイルの撮影も暗い3Dでは損なわれている気がしてしまう。
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ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

3.0

電話に出なくなる兄と、腰が痛くて姿勢の変な弟。ご都合主義とも思いつつ、映画も兄弟も、その他のキャラクターも憎めない。めしは喰えればいいのか、それとも美味い方がいいのか?人生も同じこと?みたいなことが頭>>続きを読む

とある飛空士への追憶(2011年製作の映画)

1.0

0.1ミリも面白くなかった。アフリカの女王と、紅の豚を見たらいいと思います。

ずっと最後まで世界観が???のまんまだった。戦争をしてる緊張感がまったくない。偵察機1機のためにどんだけ艦隊が動いてるん
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2010年製作の映画)

3.0

すごいものを見た気がする。いや分かんない。ラノベ、ミステリー、言葉遊び、トリッキーな構成。そういうものは表面の飾りで。

この映画が描いているのは、みーくんとまーちゃんにとって世界はどのように見えてい
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スリーデイズ(2010年製作の映画)

3.0

緊張感の途切れない、引き込まれてしまう映画だった。ラスト近く、緊張感が最高まで張りつめている中にふと表れる、幸せの風景がとても印象的だった。でも共感は出来ない。こんな旦那は欲しくない。

最後の方にな
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一命(2011年製作の映画)

2.5

救いのない話だなぁ。命をかけて問うたものは心の美しさ、か。鎧が崩れた時に、目には見えない誇りや概念をも壊されてしまったのだ。そう考えれば一矢報いたとも言えるのかも。

三池監督作というか完全に海老蔵の
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親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

2.5

少女漫画世界に911と対テロ戦争、自閉症という要素が入り込んだらこんな感じなのかなー。それがハナミズキに類似して、ディアハンターにならない理由とか。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.0

なんだ楽しいじゃん。勇気と信念のお話。最初のヒーローの物語は、ヒーローにとって一番なくてはならない素養、資質について。それを葛藤の果てに獲得するのではなく。自然に身につけていたが故の英雄譚。

エンディングノート(2011年製作の映画)

3.0

会社人間で段取り命というけれど、神父さんやお医者さんに理路整然とかしこまって話をするのが何だかユーモラス。そういう接し方でずっとやってきたんだろうな。人柄が見える。孫に会うことを何よりも楽しみにしてい>>続きを読む

シルビアのいる街で(2007年製作の映画)

3.0

街の中に佇んで、迷い込んでしまったような感覚になる。ただ歩いている、言ってみればストーキングのようなことをしているだけの映像がここまで力強く、鮮やかな印象を残すことが出来るのだろう。

視線が交差し、
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.5

オリジナル1作目。チャールトン・ヘストン主演。やだ、なにこれ、すごく面白い。喉を怪我してしゃべれなくなってディスコミュニケーションが生まれる一連がすごくいいアイデアと思いました。

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.3

アメリカ・ミズーリ州の話。ここにも貧困はある。冬枯れの森。そこには行き詰まった生活があって。その先に覗いてはならないような闇を感じさせる。姿を現さない父親が負担でもあり、現状を打破する蜘蛛の糸でもある>>続きを読む

続・猿の惑星(1970年製作の映画)

3.0

なんかよく分かんないことになってきた。テレパス?人間も猿類も結局、暴力に傾いてしまうのかそうなのか。ただただ皮肉だなー。え、ここで終わるの?

人間は2000年経っても愛を知らないままなのか。

ハラがコレなんで(2011年製作の映画)

2.0

僕はこれすべってると思う。意味分からん、リアリティとファンタジーのバランスが。バブルとか、東京大空襲の不発弾とか全く実感わかない。せめてもう少し気を配ってほしい。炊飯器ピカピカだったじゃん。空き家にな>>続きを読む

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