柴芋さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

3.8

それぞれの言語字幕を色別で分かるようにするのが好き。5カ国語ぐらいあった。これもまた福田村事件のような実際にあった事件と村をモチーフにしてると。考えなきゃいけない事がたくさんあって、コミュニティーが排>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

4.1

めっちゃ良い~フランソワオゾンの描く女性が好き。冒頭のシーンはshe saidを思い出す姉妹のような映画。イザベルユペール様の登場を心待ちにしていたし、登場シーンの華麗な立ち振る舞いに完璧に惚れてます>>続きを読む

リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.6

前半のMVみたいなノリと後半の振り切った演出が温度差あって面白い。階段を上り詰めた先の引くドアって絶対事故起こるよね?全く知らなかったけど〇〇様のビジュアルが良い!検索したら妖怪なのに性的対象にしてる>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.8

イタリア、シチリアを舞台にした本作は今までより渋みと味が出てる。冒頭のワイナリーはまさにマフィアが住むシチリアの家!ってイメージ通りで面白い。そうそう地下だよね 笑。転がる死体はお化け屋敷の演出のよう>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.1

途中まで大変ビクビクしながらワクワクして観ていたのだけど、その土地の過去を掘り下げるところまではとても楽しかった。この土地に以前誰が住んでいたとか、どんな人物だったかとか知りたくなる。きっと私の土地は>>続きを読む

グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー(2019年製作の映画)

3.5

ヒーローってもともとこういうものでは、、最近は彼らの内面的な話がフォーカスされてるけど、社会的な存在意義って権力に立ち向かう事なんじゃ。グンダラはまさにヒーロー。その社会的背景がよく分かるインドネシア>>続きを読む

ハント(2022年製作の映画)

3.7

イジョンジェすげぇな。今まで俳優で吸収してきた事を監督として活かすの上手い。ワシントンDCでのチェイスカッコ良かった~。突然の爆破が特に痺れた。韓国のover40ぐらいのキャスト大集合で、なんて豪華な>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.4

これファミリームービーだよね?ファミリーで観たいやつ。さすがにベアちゃんコカイン取り過ぎで死んでしまうのではと不安になるよ 笑。レンジャーのおばさまがどこまでも良い味を出している。めちゃコメディだし、>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.0

なんか、なんか面白くないんだよな。もちろん面白いとか言うジャンルではないんだけど、小池百合子に見せたい話だけど、何か違和感があるけど言葉にできない。この物語の焦点が差別にあるようでそうでないと言うか、>>続きを読む

燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

4.2

これを賞賛する以外ない。紀元前からのカースト制度が21世紀の今でも存在している人間の頭の悪さに辟易。報道の自由度で言えば、カバル・ラハリヤは現状の日本より上じゃないか。芸能事務所や内閣に忖度して腐敗や>>続きを読む

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

4.1

ホラーって訳が分からなくて怖がりたいか、色々あると思うけど、これはすごく現実味があって筋の通った納得できる脚本だったから今までホラーで感じていたまぁそうなのかなぁっていうモヤモヤが全くなくて楽しい!人>>続きを読む

バレリーナ(2023年製作の映画)

3.7

チョンジョンソに殺人やらせたらそりゃいいに決まってる。さすがにそんなには無理だろうとか筋肉量がとは思うけど演出はすごくカッコよかった。お店とか全部アメリカチックで監督の趣味なんだろうな。ザ・コールの時>>続きを読む

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.7

不安定な空気がずっと漂うハッピーエンドとは一体何を指すのか。ソルギョングの寂しさと非道さを隠した演技に魅了される。イムシワンの子犬さがどんどん失われていく過程も。インファナル・アフェア的な話は割とある>>続きを読む

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

4.5

スティーブカレルがホント違う人に見える。コミカルでは無いタイプの人間も演じられる実力とキャスティングよ。リンクレイターの脚本の力が最大限に感じられる物語。おじさん3人の会話劇が最高だと思ったのは初めて>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.7

ふくよかな人間に対して厳しすぎる街。いじめって止めなかった人の罪が重い。サイコパスがロマンスの相手だった場合どうすればいいのか。選択肢が少なくて困る。いや、でもその愛情どうなのよって所あった。自分を救>>続きを読む

まなみ100%(2023年製作の映画)

3.1

自分と違う種類の人間をずっと観察している気分。主人公の事は一生理解できないだろうな。ホントは両想いなんじゃないかって希望的観測となぜ今の状態なのかの原因を自分に見いださない思考が、世の中をそうやって渡>>続きを読む

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.9

ちょっと最後のめでたし加減には文句を言いたくなるほど、全然めでたくねぇからな。その程度の発言で良い人とかありえないから。人ってホント知られたくないこと隠しながらストーリー作り上げるよね。自分も含めそれ>>続きを読む

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.8

ケイトブランシェットは劇場鑑賞外せない。ママの話は合うかな?と思いながら観てみたらこのラブリーな癖のある人柄はピッタリ。なんて最高な親子関係なんだ!私も娘がいたら絶対親友になりたい。やっぱりパパはちょ>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.4

アガサクリスティ初心者には、大変見やすい懐かしの物語背景で楽しめた。このシナリオ描けるの、アガサクリスティすごいな。キャストがやけに豪華で、2017年だったからオリビアコールマンが結構脇役で驚いた。何>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.7

子供の頃に見た安心するアニメの画。私の目にはこの頃のが馴染んでて見やすい。細かに動かなくても動いているのを感じ取れる嬉しさ。未麻ちゃんの誰のために仕事しているのか分からない曖昧さが気になったけど、ラス>>続きを読む

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.7

アドレナリンって、どうにか制御できないのかな。なんかここまで来るとその機能が欠如しているんじゃないかと疑ってしまう。これは氷山の一角で、物語にもならなかった消されていった人達が今でも居る。差別を放置す>>続きを読む

復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.8

イソンミン好きとしては十分なほどイソンミンを満喫。フレディとかネーミングよい~。年の差の親友が韓国でも成立しうるのは嬉しい。内容は、戦争は全ての個人を不幸にするに尽きる。でもそれは社会も同じで、今は戦>>続きを読む

ほつれる(2023年製作の映画)

3.9

いつも絶妙に嫌な感じの人間らしさを表現する天才か。それぞれの関係性がどれも曖昧な表面的でもあるし目的がハッキリとも思えるし、食べっぱなしの食器とお菓子のゴミとか、細かないやらしさのはさみ具合がもう唯一>>続きを読む

ウーマン・キング 無敵の女戦士たち(2022年製作の映画)

3.9

なぜ劇場公開しないんだ、、これ観たかったなぁ。ヴィオラデイヴィスの風格!彼女が主役で最高。物語としてロマンスちょこちょこ挟んでくるけど、うむむと思う程ではなくて終わりもよかった。性被害にあった女性たち>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

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痛みと快楽の距離が近いのがクローネンバーグのテーマなのか?まだ彼が分からない。ボディメイクがすごい!

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

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難解で眠気に勝てなかった故、配信されたらもう1回観る、、カンヌで途中退出者続出ってグロくてって意味かと期待したらそうじゃなかったのかもしれない。だって全然グロくなかった。痛みの無い世界は、身体をイジる>>続きを読む

あしたの少女(2022年製作の映画)

4.2

次の、2番目のソヒ。この映画がソヒだけのストーリーで終わっていたら、題材にしただけの印象だけど、それからが描かれている事がとても嬉しい。自分でどうにかできたんじゃないかというセリフがいかに愚かか分かる>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.6

全ての登場人物がドラマの主人公で、みんな私が主人公!感出てて生きる力強く心地よかった。お気に入りはアキン。彼は素直で可愛かった。その他の男性は誰もちっとも魅力的じゃないけどなんでモテてたんだろう 笑。>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

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Netflixコロニアディグニダを予習したけど、自分の理解できる分野外で進んていくアニメに追いつけなかった。アニメ分野の知識無いから難しい。骨の方が奇妙さを楽しめたけど意味は分からん 笑。そしてこちら>>続きを読む

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.7

オピオイドってこんな古くから常用されていたのか。精神病院の描写が辛く響いてくる。ベイに言っていた、私を見つめるあなたを見ていたいって言葉が結局人間の本質なのかもと思ったり。悪い意味ではなくて、それでい>>続きを読む

シークレット・サンシャイン 4K レストア(2007年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

イチャンドンすごい、、こんな芸術家が同じ時に居ることが嬉しい。正直2007年の作品だと全く思えない。今年公開と言われても違和感ない。土地に投資するところは時代を感じたけどそこぐらい。物語とは全く関係な>>続きを読む

パーフェクト・ストーカー(2016年製作の映画)

2.9

何となく最後まで観てしまう面白さはある。グレースは自分の計画が上手く進んでいるとすごく素敵な笑顔でワクワクしてる。前のパートナーともそうだったなら、そこまでの段階が楽しい人なのかな。教授は下手くそだっ>>続きを読む

ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

3.7

これぞ韓国映画という描写のオンパレード。今思うとその演出撮影時に倫理的にオッケーですかと疑いたくなるシーン結構あったけど大丈夫だろうか。いや、でもこれは韓国映画に求めてる展開でもあるのだから複雑。確か>>続きを読む

さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.8

親を信じたい子どもを壊してしまうような親。子どもを大人同様に接するのは、他人としては大きくあり、というかそっち派だけど、親としてはダメだろう。小さい頃は愛情ありきで自己形成していくのに。他者に触れられ>>続きを読む

ハンガー:飽くなき食への道(2023年製作の映画)

3.6

2時間10分なんて家で観るの辛いなぁと流し見し始めたら意外とハマる。シェフのどこが尊敬できるのか全く分からないけど、権力にハマってしまう様子とか丁寧に描いていて面白かった。何よりタイ料理だから惹かれる>>続きを読む