たつかわさんの映画レビュー・感想・評価

たつかわ

たつかわ

30代男性。2017年映画ベスト10
①人生はシネマティック
②沈黙
③ベイビードライバー
④ダニエルブレイク
⑤ハクソーリッジ
⑥幼な子われらに生まれ
⑦ドリーム
⑧ELLE
⑨帝一の國
⑩サーミの血
次点 新感染、シング、彼鳥、女神、ひとりぼっち、夜獣、蜘蛛男、三度目、夜明けの祈り

映画(112)
ドラマ(0)

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.2

予告やCMを観る限り、怪獣が暴れまわるし、ドウェイン・ジョンソンも暴れるという雰囲気で、それはそれで間違っていないのだが、一点だけ追加するとセス・ローゲンが作りそうなブロマンス映画であるということだ。>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2


東映実録路線を意識した白石監督作品

映画が始まって、「仁義なき戦い」の大友のような風貌をした男が人間の指を切り落としたり、シーンとシーンの間に独特のナレーションそして懐かしい東映マークが入るなど、
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.3

環境と出会い

最も多くの放送禁止用語が発声された映画としてギネスに認定された作品は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」だ。その作品でディカプリオの奥さん役を演じ、ヌードになったり、ヒールでディカプリ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

世界観

LGBT作品には、抵抗や差別といった外側からの攻撃が必ずある。例えば2000年以降はアカデミー賞をにぎわした「ブロックバックマウンテン」、「ミルク」、「ムーンライト」そして今年の外国語映画賞
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.2

昔の日本映画のような繊細さ

山田監督の前作「聲の形」を観てから京アニという存在を知った人間であり、テレビシリーズ「響け! ユーフォニアム」の存在は、本作を観てから知りました。

青年期の女子高生の感
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心と体と(2017年製作の映画)

3.8

恋愛は難しい

「ホワイト・ゴッド」という犬版猿の惑星で、食肉加工工場での牛の解体シーンから始まったが、本作でも同じようなシーンが最初に入ってくる。ホワイトゴッドではあまり意味のないシーンではあったが
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

3.9

インド映画界の至宝ことアミールカーン演じるマハヴィルはレスリングでメダルをとれなかった後悔を胸に秘める男で、息子に願いを託すとやる気満々。しかし、子供はすべて女の子。諦めて過ごしていたのだが、ある日を>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

4.2

「孤独」と「一人暮らし」は違う

映画は始まると「harry dean stanton is lucky」と黄色で書かれた字が
どーんとデカデカと画面に映る。

本作は、ハリーの出演作と私生活をベース
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.0

色彩が美しいゆえに

本作のHPを観ると文部科学省特別選定作品(青年向き・家庭向き)文部科学省選定作品(少年向き・成人向き)と書いているが、流石に子供と一緒に観るとかなり気まずくなる作品ではあるが、ど
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

4.1

助けあう

移民が大きな問題になって数年になるが、2018年になって、同時期に日本で上映された「はじめてのおもてなし」でも自宅に難民を受け入れた家族を描いていた。そもそも昔からトルコをはじめ多くの移民
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.7

絵はモードの作品ではあるが、家は2人の作品。

イーサンホーク演じる孤独なエルベットが、居場所のなくなったモード(サリーホーキンス)を家政婦として雇うところから始まる。エルベットは孤児院で育ち、粗暴で
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.2

対話の人

主人公チャーチルはユーモアを持ち合わせ対話を得意とする、一方の敵であるナチスのヒトラーは、人の感情に訴えるパフォーマンスを得意とする。36歳に大臣になり、作品にもでてきたカリポリの戦いで大
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.7

二度目の死という言葉

「死者の日」と聞いて思いつくのは「007スペクター」のオープニングぐらいで日本人にとってはあまりなじみのない行事ですが、毎年11月1~2日にかけてメキシコ各地で行われます。家
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

4.1

MY FAVORITE THING

監督が長崎・五島列島で以前「くちびるに歌を」を撮影したときに、主人公演じる新垣結衣がピアノを演奏しているが、手元を見せることはほとんどなく、あくまでの合唱コンクー
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

かわいい40代女子

「パディントン」では主人公がお世話になる家族の母親役をやっているサリーホーキンスが本作では声を失った清掃員役で、かわいい40代女子を演じており、全く違和感がなかった。特に半魚人と
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.9

ダニエラ・ヴェガのための映画

原題は、natural womanではなく、A FANTASTIC WOMAN。劇中ではアレサ版の「ナチュラルウーマン」が流れます。

トランスジェンダーの女性がトラン
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ベロニカとの記憶(2015年製作の映画)

4.1

60歳の主人公に成長を観る

監督はインドの監督。本作で描かれいる以上のものを観客に想像させ、
豊かな人物描写を表現させる素晴らしい監督だと思いました。

例えば、主人公がなぜ2回も離婚してしまった理
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.5

2世ゆえの悩み

脚本をコメディアンのクメイル・ナンジアニが妻との異文化結婚を元に
脚本を作り上げて、主人公をクメイル自身が演じた作品。

フランス映画「最高の花婿」のような人種の違うお互いの家族が様
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.9

本当の現実とは

「1995年のバルカン半島のどこか」という始まり方。映画を観ていると、ボスニア紛争直後なのだろう。バルカン半島は古くは東ローマ帝国からなるギリシア正教会、中世ではオーストリアを中心と
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

2.8

ファンタジーとは言え、つっこみどこが多すぎる

昨年、実はカラーとモノトーンの混成映画が2作品あった。1本目は「ゴッホ最後の手紙」、ゴッホの生前後をカラーで、前をモノトーンで表現していた。2本目は「婚
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犬猿(2017年製作の映画)

3.9

監督にとって「麦子さんと」以来のオリジナル脚本となる本作。弟役は真面目だけど若干の闇があり、兄役は安定の新井さん演技。妹役は演じている筧美和子本人にかなり寄せた役、姉役は完全に藤山直美だった。それぞれ>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

看板の裏

観終わった瞬間、「足りない、もっと見たい」という欲求と不満に満ち溢れていた。様々なブラックジョーク、オレンジジュース、手紙などいいシーンがたくさんあり、この続きがみたいと思える作品でした。
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密偵(2016年製作の映画)

3.8

ビンタ、ビンタ、ビンタ

以前、「暗殺」で一部の韓国人俳優による日本語イントネーションに対してとても違和感があったので懸念していたが、本作は全く問題なかった。また、韓国併合後に日本の文化が入ってきてい
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.1

手持ちカメラを使ったドキュメンタリータッチの群像劇で始まるが、「この指とまれ」と言わんばかりの銃声で全員集合。そして地獄の40分。その後の裁判シーンが、救いのない裁判で最後まで骨太。

監督は、この事
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.6

コメディ要素が強すぎて、移民問題が埋没

前作は2011年にイギリスで公開されました。移民問題をテーマに描いているだけではなく無理なく、自然に相手を受け入れることの素晴らしさ説いている点が良かった。
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

4.0

おにいちゃんのはなび

タイトル(特に副題)だけで躊躇してしまう作品ではあるが、
素晴らしい作品でした。

土屋は発病前、発病後など5パターンの表情の変化(特殊メイク含む)が見事でした。特に発病前と発
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.3

サウダージと逃走シーン

本作は監督がインタビューで言っていたように「サイタマノラッパー」の大人版というべき作品です。ただお馴染みの長回しは基本控えめで、ここぞという所で長回しを使う手法で撮影されてい
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

とりあえずハードルを下げること

前作は「ブロック」と呼ばれる低所得者向けの集合団地で
暮らすイギリスの屈折した若者がキングスマンというスパイ組織に入り、活躍する成長物語であり、また最近のスパイ映画は
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.5


景気の良い正月映画。前作を観ていないけど「あらすじを説明してくれる」ということで観に入ったものの、5分のあらすじが長すぎたために理解できずに本編突入。前半はウトウトしていたが、後半から「それから本番
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.7

心の声や小ネタには笑わされる2時間飽きることのない松岡無双映画で満足感はある。
特に20代女子への人生応援賛歌映画ということで20代女子にはおススメ。しかし、30代超えた男性としては、一部の行動がめち
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

4.7

1回目は泣けて、2回目は笑える

ダンケルクが舞台となったダイナモ作戦後のイギリスでは、海はドイツの潜水艦(U-ボート)や空軍による空襲でお手上げ状態そしてアメリカは戦争に参戦していない状況で本作は始
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.1

復讐かそれとも

トムフォード監督作品2作目。個人的には初監督作品「シングルマン」では音楽、映像ともに良かったが、話はあまり好きではなかった。本作はその3点を十分に満足するレベルに押し上げている。
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婚約者の友人(2016年製作の映画)

4.0


カラーとモノトーンの混成といえば、ゲイリー・ロス監督「カラーオブハート」のように、徐々にカラーへ移行するものから、最近では「ゴッホ 最後の手紙」の現在と過去で色がはっきり分かれている物がある。

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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.0

内部告発

デンマークの実際にあった児童施設の話で、エンドロールが流れる前に多くの子供たちが鬱など後遺症でその後も苦しめられたと書かれている。なぜ、このような事態になったのかが解らないし、そもそもどの
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ハローグッバイ(2016年製作の映画)

3.7

先日観た韓国映画「わたしたち」を観て、小学生のころは、小学校から半径1,2km以内の世界がすべてであるということを思った。しかし、本作のように高校生になると視野が広がっていく。

その視野が広がってい
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