たつかわさんの映画レビュー・感想・評価

たつかわ

たつかわ

30代男性。2017年ベスト1?(10月末現在)は
①沈黙
②ダニエルブレイク
③ベイビードライバー
④ハクソーリッジ
⑤ELLE
⑥幼な子われらに生まれ
⑦帝一の國
⑧彼女がその名を知らない鳥たち
⑨ドリーム
⑩新感染ファイナルエキスプレス
⑪シング
⑫幸せなひとりぼっち
⑬ニーゼと光のアトリエ
⑭スパイダーマン:ホームカミング
⑮三度目の殺人

全員死刑(2017年製作の映画)

2.5

「冷たい熱帯魚」って書いてあるだけで、興味を持ち観た。4人の加害者家族がみんな馬鹿でこの上ないために雑な映画、おもわずもう少し計画性をもって犯罪を起こしてくれと何度も思った。一人ぐらいまともな人間が家>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

4.3

ルーツと自由に生きる権利

20世紀初めから第二次大戦ごろまで「優生学」という学問があり、結果的にナチスの大虐殺の遠因の一つに。当時のスウェーデン政府はサーミ人を劣等人種として隔離政策をしていた。劇中
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.2

彼女がブーツを脱いだ時

良くも悪くも気軽に観ることができるヨーロッパコープ制作の作品ということが最大の懸念であったが、いい意味で裏切ってくれた。

ロビイストと聞いて、ジャク・エイブラモフという名前
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.0


 早く亡くなって伝説化するミュージシャンと
晩年になり声量や見た目が落ちても頑張るミュージシャン
どちらがいいのかと考えたりする。
しかしゴッホは「生前1枚しか売れていない」。
この一文で本作の映画
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わたしたち(2016年製作の映画)

3.9

小学校から半径1,2km以内の世界がすべて

子供たちのいじめのお話です。
監督は小津や是枝監督にあこがれており、子役の扱いの上手い是枝監督のように台本を渡すのではなく、監督がシーンごとにセリフを教え
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.3

恋ではなく愛の物語

先月、原作者が同じ「ユリゴコロ」は俳優のオーバーアクトなど様々な理由からあまり好きではない作品だったが、個人的な不満を吹き飛ばす作品だった。

白石監督と言えば、「ぶっこむ」でお
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

 一週間前に「ブレードランナー」を初めて観た(二回)。この作品に影響をうけた様々な映画やゲームを観たり、プレイしたりしたので既視感の強い作品であった。結論としてあまり面白くなかったのが正直。

 では
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.3

共感できない、でも面白い

いきなり主人公が襲われるところから
はじまるサスペンスで、犯人が帰っていくと、
警察には届けず、何もなかったのように
お寿司の出前を取り、お風呂に入る。
その後、友人たちに
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

2.6

レビューというより駄文

個人的にパディントンの吹き替え以来の松坂桃李ブームである。凄い役作りしているように見えないが、話が進んでいく中で夢中にさせる俳優さんだと思います。例えば、「キセキ -あの日の
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

2.8

40年前の作品だから?

前作の副題の英題「dawn」。
馬に乗りアサルトライフルを撃ちまくりながら
人間側に突っ込んでいく猿や
戦車を人間から奪って操る猿などをはじめ
アクション映画としては一級品だ
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

根拠のない自信が羨ましい

話が進むほど、全くこの主人公に共感できない人がほとんどだろう。
しかし、彼なしではマクドナルドは世界的にこれほど拡大していなかったし、
革命的なシステムは一般的になるのは時
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ギフト 僕がきみに残せるもの(2016年製作の映画)

4.0


ALS、日本ではアイスバケツチャレンジで知った人もいるかもだけど、
これを扱った映画は結構あって、ホーキング博士夫妻を描いた「博士と彼女のセオリー」、
ALS患者を演じたヒラリー・スワンクの熱演「サ
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ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー(2015年製作の映画)

3.7

絵コンテとリサーチ

本作はハロルドとリリアンの二人が駆け落ちから始まる
夫婦関係を二人の話とイラストで構成したドキュメンタリーである。
「ラブストーリー」というタイトルであるが、
映画人としての実績
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.8

チェコ人の主人公たちは
ナチスドイツがチェコを含む東欧、フランスを中心に
ヨーロッパをほぼ全土収めた時に
イギリスから飛行機を飛ばしてチェコ上空から
パラシュートで降り立つ。
ナチスではヒトラーから数
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.4

実力で

昨年、本作の主人公であるキャサリン・G・ジョンソンは
当時のオバマ前大統領からアメリカで大統領勲章を与えられた。
現在99歳。飛び級で大学を18歳で卒業。
教師の仕事をしていたが、数学の才能
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.2

「それでも僕はやっていない」から10年

家族の話が多い是枝監督の新境地というべき作品。
しかし、やはり家族の話もしっかり入っています。
例えば主人公は反抗期の娘に手を焼いている父親であり、
そして元
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

4.1

監督前作の「ボヴァリー夫人とパン屋」では、おじさんが
他人のエロい奥さんにストーカーのように近づき、心配するコメディだが、今回は打って変わって笑いが無い修道院での婚前交渉に関するお話。

ジュディ・デ
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八重子のハミング(2016年製作の映画)

3.9

いつ終わるかわからない

教育現場で結婚した夫婦が50代のころに夫のガンの看病をきっかけに
若年性アルツハイマー病になった妻に対して、
夫がどのように立ち向かったのかという闘病記である。

妻の病気は
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あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

3.4


基本はコメディ
日本未公開のメキシコ映画をリメイクした作品。
フランス映画である本作は南仏にいた主人公がいろいろあって、
イギリスロンドンに「ライフイズビューティフル」のような優しい嘘を
娘に話しな
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

FPS視点による映像体験と3つの時間

※TOHOシネマズ新宿でIMAX2D上映の感想です

本作は、そのダンケルクの浜辺の陸上の1週間、
遊覧船がダンケルクへと向かう海の1日
、戦闘機が舞う空の戦い
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

人間ドラマ 

アニメ出身の監督が韓国の現代社会、ホームレスそしてゾンビというテーマで
日本でも公開される予定の「ソウル・ステーション/パンデミック」という
本作の前日譚のアニメ作品を取った時に周りか
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

2.9

猫目線

お話は良くもないし、悪くもない。
退屈することもない。
良かったところを上げるとすれば
地味に曲が良かった。

目新しさは全くない。
例えば、映画に出てくる猫あるあるで他人の家に連れて行った
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少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)

3.4

手紙

第2次世界大戦でフランスがナチスドイツの占領下に
あった時代に永世中立国のスイスの国境まで
鉄道や足を使ってフランスを脱出する逃走劇です。

このころのフランスを描いた「イングロリアスバスター
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

4.4

女と男の違い

元々21年前の原作だが、当時であればなかなか共感できないし、
客観的にみることができない可能性があったかもしれないが、
夫婦観や家族観そして結婚観が変わった現代にハマった作品だと思いま
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スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0



今回のスパイダーマンは、スターク社にトニー・スタークの強い推薦で
インターンシップの身ではあるものの、スパイダーマン見習いになり、
あまり乗り気でないが「キックアス」のように1人自警団として
活動
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.6

俺たちに明日はあった

本作の売り文句として「ララランド」のカーチェース版とあるが、
「ガーディアンオブギャラクシー」のカーチェース版だと思います。
既存の曲を選曲して、歌詞と心象描写がリンクする構造
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

3.8

女性監督ならではの作品

30代後半の仕事人間である娘を父親(ヴィンフリート)は変えたいと思いで、
近づき様々な行動を起こす2時間を大きく超えるコメディ作品です。

父親(ヴィンフリート)は監督自身の
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しゃぼん玉(2016年製作の映画)

3.8


日本三大秘境の一つと言われる宮崎県北西部の村・椎葉村(しいばそん)。
山の峰よりも下に雲があるような深い山々に、
逃げるように降り立った主人公が市原悦子演じるスマのバイクを盗むところから始まる。
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愚行録(2017年製作の映画)

3.5

ファーストシーンがすべて

ポーランドの国立映画大学で映画を学んだ監督の長編一本目。
あまり日本映画で見たことが無い画質と思っていたら、
同じ大学の同級生が撮影を行っている。

冒頭のシーンでバスの乗
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.9

本作に関しては基本的に実写化問題なし

北村匠海が演じる友達が全くいない・作ろうと思わない高校生の「僕」と
小栗旬が演じる教師を退職するかどうか悩んでいる30歳になった「僕」という
二つのお話が行き来
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.7

タイトルは、英題の「LAND OF MINE」でいいだろう

日本人が「地雷」と聞いて思いつくのは、
自衛隊がPKOの活動として地雷の除去を行ったこと、
地雷ではないが年に数回だけ不発弾が住宅街の地中
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ある戦争(2015年製作の映画)

4.1

他の国のことに思えない

監督は、トマス・ヴィンターベアの「偽りなき者」で共同脚本を書いた
トビアス・リンホルム。上記作品ではマッツ・ミケルセンが変質者と
疑われてしまい、男から観たら腹がたつ作品(そ
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.8

成長はしていないが、少しは成長せざるえない

前作では一切成長していない。
金だ、クスリだ、女だ。むしろ成長しないことが前作の醍醐味になっていた。
本作では前作と同じようなシーンをあえて入れることで
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.5

すべては子供のために、すべては家族のために

主に家庭用ビデオの映像と現在のセルゲイ、家族、友人のインタビュー映像で
構成されている。1989年生まれのセルゲイが住んでいた
ソ連解体後のウクライナは、
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

-

7人の侍と比べてしまうと、
この作品はあと最低一時間多く描かないと駄目だと思う。

最初の仲間集めシーンは本作も時間を割いているが、
結局なぜ危険な戦いに参加するようになったのかが
ほとんど描かれてい
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弁護人(2013年製作の映画)

3.9

ソン・ガンホ、一人で大奮闘

盧武鉉大統領が人権派弁護士になるきっかけとなった事件を
描いた作品です。韓国の大統領は自殺や他殺が多く、
盧武鉉大統領も自殺で亡くなっていますが、
未だに過去の大統領の中
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