金春色さんの映画レビュー・感想・評価

金春色

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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.0

高校生が主人公というのもあってか爽やか真面目テイスト。ヒロインにどこか影があるその理由がこのストーリーのポイント。タイムループものはそんなに観てないし詳しく覚えてもないけど、これはゲームモチーフかな。>>続きを読む

百瀬、こっちを向いて。(2013年製作の映画)

3.0

原作未読。百瀬を魅力的に思えるかどうか。振り回されたい願望の人は好きかも。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

酒は飲んでも飲まれるな。自分でコントロールできていると思っていたのにいつの間にか依存症になっている怖さ。そして引き起こす数々のトラブルに最悪の結末。酒によって失態を犯しても家族に亀裂が入っても仲間が死>>続きを読む

ふたりの人魚(2000年製作の映画)

4.0

澱んだ河の街で紡がれる幻想的なラブストーリー。98年当時の上海の空気感、蠱惑的でどこか儚さも感じるメイメイがとても魅力的。

最初の恋、最後の恋人(2021年製作の映画)

2.0

切ないのは分かるしそう思わせたいことも分かるんだけど、あまり心揺さぶられないというか、狙いすぎかもしれない。病気の進行描写、闘病描写が薄くその苦悩や葛藤、深刻さが伝わりづらい。末期のはずなのにやつれて>>続きを読む

陽だまりハウスでマラソンを(2013年製作の映画)

3.0

タイトルからほのぼのした感じをイメージしてたけど、老いの現実を突きつける意外とシビアな作品だった。程よいユーモアと感動シーンもあるものの派手にならないのはお国柄だろうか。自分らしく老いて生きて死ぬこと>>続きを読む

記憶の漂流(2023年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソンぽくもあり、ミシェル・ゴンドリーぽくもある。母の死という喪失感を乗り越えるまでをシュールかつ幻想的に描く。好きなテイスト。

いますぐ抱きしめたい(1988年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

こういうの男の美学なんだろうか。刹那的に生きてきた主人公が運命の女に出会い今までと違う人生を歩もうとするが、まあそうならないだろうことは予想できた。自分の幸せを第一に考えればいいのにトラブルばかり起こ>>続きを読む

死神とワイン醸造家(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ペストをこういう風に表現するって面白い。ダークファンタジーな世界観が雰囲気あるし、主人公の青年がただの良い人じゃないのも良かった。

ヘルムートの誕生日(2009年製作の映画)

2.0

面白くなりそうで面白くはなかった。演出は面白いのだけど。

ロスバンド(2018年製作の映画)

4.0

青春バンドロードムービー。音痴のボーカルとか9歳のチェロ少女とか波乱の展開やその後も想定できるんだけど、そういうことを分かった上で彼らの成長を見守る作品だと思う。イケメンであの歌声なら音楽で成功するの>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

離れて暮らす父と娘の楽しいヴァカンスのはずなのに時折不穏さが見え隠れして落ち着かない気分になる。大まかなあらすじは知っていたので、父親が娘に何度も言い聞かせる護身術や悩んだ末に購入するトルコ絨毯やツア>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.0

冒険アクションラブコメディといった感じであれこれ要素は詰め込まれてるけど、すごく盛り上がるとか手に汗握るというほどではないが気楽に見れる。ブラッド・ピットがカッコよかったのにあっさり消えて残念だったけ>>続きを読む

オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

4.0

主人公ボクサーの世界戦までの日々を練習、計量はもちろんスポンサーたちとの会食、写真撮影に映画撮影など雑事に駆り出されることへの葛藤やコーチへの不満、恋人への焦燥感など、いわゆるボクシング映画とは違って>>続きを読む

浮気な家族(2003年製作の映画)

1.0

あらすじ見なかったのでコメディかと思ってたら全く違った。ある意味ホラーかな。それぞれ自分勝手な家族(子供を除く)が崩壊するまでという意味での。それにしてもストーリーも酷いし、無駄な露出と濡れ場の多さに>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.0

モノクロームの映像が美しい。子供と過ごすことによって気づかされること、得られる感情とかあるんだろうなと思ったけど、振り回され感がすごくて大変そう。子供たちのインタビューはどの子もしっかりしていて素晴ら>>続きを読む

オーファンズ・ブルース(2018年製作の映画)

2.0

熱量みたいなのは感じるけど荒削りな印象。あらすじも見なかったので色々と分かりづらかった。楽しくもないし、何を伝えたいのかも分からず。

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.0

素敵な図書館に素敵な司書たち。強い女たちがカッコいい。ネオン感のある病院やダイナー、ボウリング場などセットがオシャレ。

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.0

アイリーンさんのインタビューを読んだことがあってユージーン・スミスのことを知り、いつか観なくちゃと思ってた作品。「入浴する智子と母」この写真を見たことはあったけど、この写真を撮ったのが誰かと考えたこと>>続きを読む

私は人間(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

夫が妻の情緒不安につけ込んで不倫相手とともに荒唐無稽な話でさらに追い詰め自殺に追い込んだということ?

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.0

あらすじを読まなかったのでよく分からないまま話が進んでいき何となくぼんやり把握。実際にあった事件が元とは思わなかったし、2010年というのも驚き。タイトル通り女たちが話すシーンがほとんどだけど似ている>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.0

吹き替え視聴。原作、漫画ともに未読。マロリーは登頂したのかの謎が明らかになるドラマティックなストーリーかと思いきや、山に魅せられた男と彼を追うカメラマンのストーリーがメイン。謎は最後まで謎のまま。雪山>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

システムの問題というのが印象に残った。構造が変わらなければ被害はなくならない。性被害の苦しみ、その後の人生に及ぼす影響、声を上げる難しさ、被害者の口を塞ぐ手口、告発に至るまでの葛藤などが丁寧に描かれて>>続きを読む

プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

4.0

我儘で礼儀知らずの子供たち(末っ子除く)にかなりイラッとしたけど、お互い弱みをさらけ出し、歩み寄って家族を構築し絆を深めていく姿は王道のホームドラマ。ワイルドなじいさんたちがカッコいいし、末っ子テオが>>続きを読む

あなたを、想う。(2015年製作の映画)

3.0

不安定な登場人物たちに不穏な展開と思いきやファンタジー要素も入ってきて少し強引にも思えるハッピーエンド。過去に囚われていた登場人物たちが幻想だろうと夢だろうとその過去と和解し解放されたのは良かった。主>>続きを読む

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

5.0

初マレーシア映画。宗教的、民族的背景だけじゃなくそれぞれの家庭事情や障害、家族の病気などを抱えながらも悩み、葛藤する姿に心掴まれる。多民族国家ならではの難しさが高校生たちの恋愛や友情にも影を落とすが、>>続きを読む

ドリームガールズ(2006年製作の映画)

4.0

成功の光と影、音楽業界の表と裏、自己主張と協調性、やりたい音楽と売れる音楽。派手で豪華なステージは見てるだけで楽しいし歌唱シーンは圧巻。エディ・マーフィのエンターテイナーさが流石。

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

4.0

台湾版鑑賞済み。青春の爽やかさとかバカやってる感じは台湾版の方があった気がするけど結構オリジナルに忠実だったと思う。ただ卒業式は長袖、そのあとの受験や海に行ったときは半袖で、どの地域の何月なのかと違和>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.0

華やかでカラフルでオシャレ。ファッションもインテリアも可愛い。2/3くらい歌って踊ってのミュージカル映画だけど、それがまた恋の楽しさを表現しているよう。音楽も素敵。

アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発(2015年製作の映画)

4.0

ミルグラム実験は授業でサラッと習ったのを思い出した。論理的に問題があって禁止になったとか。それは確かにそうなんだけど人間の本質を炙り出した意義のある実験だと思う。人は簡単に権威に服従するのにいざその時>>続きを読む

ニーナ ローマの夏休み(2012年製作の映画)

4.0

ローマで過ごすひと夏の淡々とした日常に混ざる少しの奇妙さがシュールな味わい。ストーリーを楽しむというよりも世界観に浸る作品。建造物が美しいんだけどそれだけじゃなくとにかく構図が良くてどのシーンも美しい>>続きを読む

夏時間(2019年製作の映画)

3.0

環境の変化への戸惑いや揺れ、両親(特に母親)に対する複雑な感情などが多感な年頃の少女を主人公に描かれるが、まるでどこかの家庭を覗いたかのようなリアリティ。祖父の永遠の不在を実感して決壊するラストにこち>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.0

タイトル通り。エモさ意識しすぎかなと思う。敢えてなのかどこかで聞いたことあるようなよくあるセリフだったり、シチュエーション、演出にハマれず。傍から見ると凡庸でしかないよくある恋愛も当人たちにとっては特>>続きを読む