てふさんの映画レビュー・感想・評価

てふ

てふ

名画座が好き。自分のメモとしての記録。
☆5:大傑作、☆4.5:傑作、☆4:良作、
☆3.5:佳作、☆3:凡作、☆2.5:駄作

映画(1007)
ドラマ(0)

曽根崎心中(1978年製作の映画)

3.0

ATGでの増村作品。舞台の様に大きな演技が用いられている。特に悪役の油屋は憎たらしいほど。時代劇における、ギター音楽の使用は違和感を覚えた。

新文芸坐 梶芽衣子特集にて

動脈列島(1975年製作の映画)

3.0

大映倒産後、東宝での増村作品。かつてのような輝きは見出だせなかった。新幹線騒音公害を訴える爆破犯は良かったが、警察側の展開がご都合的。新幹線に車を並走させ、電波により止めるシーンが良かった。

新文芸
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女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

3.0

アト6での特集を聞いて気になった。主人公さそりの極めて少ない台詞数(恐らく3語)でも、作品として成り立つことは興味深かった。また物語展開の省略も大胆。東映の杜撰な脚本によるものなのか、劣化したフィルム>>続きを読む

飛行機狂(1928年製作の映画)

-

ミッキーマウスのデビュー作。感じの悪いネズミだったようで笑

お早よう(1959年製作の映画)

3.5

多摩川の土手沿いに暮らす家族を描いたホームコメディ。テレビをねだる兄弟の抵抗や、ご近所付き合いの大変さなど、今では失われた昭和の人間模様を楽しめた。お揃いの茶色のセーターを着た兄弟。弟の頬の膨らみが可>>続きを読む

肉弾(1968年製作の映画)

4.5

『日本のいちばん長い日』の翌年、ATGにて一人の海上特攻兵を描いた作品。岡本喜八作品は無類の喜劇性と同時に、戦争で多くの若者が使い捨てられたことへの強い憤りを感じる。特攻の任務に就くまでに与えられた2>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

5.0

玉音放送により終戦を迎えるまでの激動の一日を描く。原爆投下、そしてソ連侵攻という緊迫した状況の中で、和平派も徹底抗戦派も己の信じる道を突き進む。その男たちの攻防がドキュメンタリータッチで重厚に描かれて>>続きを読む

(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)

4.5

釜ヶ崎に生きる娼婦の生き様を哀しくも力強く描くロマンポルノの傑作。1970年代の釜ヶ崎を捉えた映像記録としても貴重。通天閣までの距離感と路面電車が今も変わらない場所であることを示していた。恋人をヤクザ>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.0

次男が高校受験を迎え揺れる家庭と新たにやって来た家庭教師の交流を描くブラックコメディ。この家庭には常に異質さを感じざるを得ない。最後の晩餐のように、横並びに配置された食卓での食事風景は極めてシュール。>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

1983年の夏、イタリアの避暑地で繰り広げられる、二人の美青年による儚くも美しい愛の物語。お互いが惹かれあっていく過程とその別れが優しく繊細に描かれており、とにかく美しいものだった。息子の同性愛を知っ>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

2.0

日本映画の劣った演出を詰め込んだような辛気臭い作品で、心を押し殺した2時間だった。親しくなった友人がかつての凶悪犯罪の犯人だったのではないかという題材は興味深いけれども、物語を広げ過ぎてまとめ切れてお>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

早稲田松竹「カントリーサイド・マーダーケース」

狂った野獣(1976年製作の映画)

3.5

『マッドマックス 怒りのデスロード』に近いものを感じた。

新文芸坐 中島貞夫オールナイトにて

暴動島根刑務所(1975年製作の映画)

5.0

刑務所暴動の熱量の凄まじさ。刑務官との揉み合い、人質にとってのリンチ、燃やされる調書と、ここまでアナーキーな世界は観たことがない笑。

松方と北大路の二人が大きく関わることはなかなかないけど、最後には
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脱獄広島殺人囚(1974年製作の映画)

4.0

7回の脱獄を繰り返した実在の人物をモデルとした一風変わった実録もの。何度捕まろうとも脱獄を続ける男の不屈の精神が凄まじい。

新文芸坐 中島貞夫オールナイトにて

「女の小箱」より 夫が見た(1964年製作の映画)

4.0

この作品も増村と若尾による、因習的な男性社会に対する戦いであった。当初は会社人間の夫に対して弱い立場であった妻が、男たちに対して愛情を取るか仕事での野望を取るかの選択を迫る様が痛快。田宮二郎が男を見せ>>続きを読む

巨人と玩具(1958年製作の映画)

4.0

キャラメルメーカーの宣伝部を舞台として、戦後日本の熾烈な競争社会を批判的に描いている。新入社員の川口浩がその現実を知り受け入れるまでの物語。『最高殊勲夫人』と同じくテンポ感が極めてよく、観ていて気持ち>>続きを読む

ある機関助士(1963年製作の映画)

-

常磐線の機関助士を取り上げた、ドキュメンタリー作品。

アルファヴィル(1965年製作の映画)

4.0

ゴダールがSFを撮ると、パリの風景もここまで不可思議な世界に切り取られるのね。感情を抱いた人間に対する、プール場での処刑シーンが好きだった。

新文芸坐 ジャン=リュック・ゴダール特集にて

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.5

王道だけれども大変練り込まれた筋立てが見事で、ピクサー作品の質の高さを改めて感じた。

今作に関心を持つきっかけとなった、メキシコ文化の描写も愛に満ち溢れている。色鮮やかな街並みや陽気な音楽は、楽しか
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鉄の男(1981年製作の映画)

3.5

ポーランドの苦難の歴史とそこに生きる人間の関わり合いを描いてきたワイダ監督の作品。かつての労働英雄を通して体制への批判を行った『大理石の男』の続編であり、1980年の自主管理労働組合「連帯」の活動につ>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

拡大し続けるMCUの中で、それぞれのキャラクターを適切に配置して上手いこと物語を構成しているなと。またアクション描写もよく出来てる。

けれど宇宙規模の壮大な戦いも、ヒーローやヴィランの描き込みが薄い
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグによる久しぶりの娯楽大作。大好きだった冒険心に満ちた世界を再び味わえると楽しみにしていたけれども今ひとつに感じた。映画ファンとして数々の名作へのオマージュ、特にガンダムとメカゴジラの対決に>>続きを読む

黒い十人の女(1961年製作の映画)

4.5

市川崑のモダンで先鋭的な演出がとにかく素晴らしい。妻と9人の愛人が結託しての浮気性な男への復讐劇も、日々の忙しさから心を失った現代社会への批判となっていて興味深い。

角川シネマ新宿 大映男優祭にて

地獄門(1953年製作の映画)

4.0

カンヌ映画祭でグランプリを受賞した、日本映画史を語る上で欠かせない作品の一つ。大映が初めて取り組んだ、イーストマンカラーによる鮮やかな発色の映像がとにかく美しい。カラーを導入するに当たって、京マチ子の>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

久しぶりの北野作品。シャープな映像による静かな物語の中で、突然として引き起こされる派手な暴力描写が描かれる。その対比が美しいものに感じた。また後には引けない男の意地から、サブマシンガンを手に一人で殴り>>続きを読む

おとうと(1960年製作の映画)

4.5

家庭の崩壊と再生の物語。

角川シネマ新宿 大映男優祭

座頭市物語(1962年製作の映画)

4.5

座頭市を初めて観た。勝新太郎演じる盲目の侠客と、天地茂演じる虚無的な剣豪のどちらもが魅力的な人物。お互いに深い友情を感じながらも、戦わざるを得なくなることの哀しさがなんとも言えない。橋上で斬られた剣豪>>続きを読む

斬る(1962年製作の映画)

4.0

三隈研次と市川雷蔵による不幸な運命を背負った剣士の物語。3つのほぼ独立した物語が描かれる脚本には問題があるが、その様式的な映像美学を味わえただけで満足だった。大映プログラムピクチャーは冒頭シーンからタ>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.5

緊急避難としての人肉食に追い詰められた者の葛藤は好きだけれども、食趣向としての人肉食には心の底から嫌悪感を抱いた。人間が本能的に持っている忌避の心かな。映像もスタイリッシュでいい感じ。

イメージフォ
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

2.5

予算を考えると宇宙冒険大作なんだろうけど、どことなくチープに感じた。

TOHOシネマズ日比谷にて

人妻集団暴行致死事件(1978年製作の映画)

5.0

自らにとって、ロマンポルノの魅力を知れた作品になった。田中登監督の名作。開発が進み変わりゆく郊外の町。社会から外れた3人の若者と、彼らに親身になる熊のような元テキ屋の男。そして、その美しい妻。物語はタ>>続きを読む

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