住処さんの映画レビュー・感想・評価

住処

住処

映画(175)
ドラマ(10)
アニメ(0)

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

・牛乳パック直飲みは強い
・ニコっていい名前
・アヤみたいな女の子って今東京にしぬほどいるんだろうなー
・知人が働いている銭湯がでて「え」と小さい声が出た
・前に一度会ったことのある公共トイレを愛して
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーは単純かつテンポ良し。
まだ幼く、途切れ途切れの単語でしか喋ることができないベラを代弁するような不協和音が鳴り響く序盤。手足でガチャガチャとピアノを弾く様はどこか切ない。

ゴッドの父性によ
>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.0

ようやく観る気になれた。
こういう作品観るたびに「人に言えない、社会から許容されない性癖の人間はどう生きればいいの?」と言ってた知り合いの言葉を思い出す。

日常から非日常に切り替わる瞬間がなんていう
>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

5.0

ひとつの芸術が、文化が、滅ぶ音がきこえた。

随所に散りばめられた、あるフィルターを通したカットが印象的(炎越し、水槽越し、ガラス越し、鏡越し…)。
それはいつまでも触れられず、掴んでも掴みきれない愛
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

小中学生の時、学校を(結構)休んではパパが色々な場所に連れて行ってくれた。パパは旅行が好きだけど、人が多いところは苦手で、いつも長期休暇を外していた。多分頑張って有給を取ってくれていたのだと思う。>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シンプルな映画。
クリスマスイブに得体の知れない存在からうえつけられる命、産まれた禁忌、亡くなった娘、黒い山羊、奪った代償として奪われるもの。
「そういうことだろうな」から一切外れない要素が揃ってる。
>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

小さな町の最悪さ。嘘をつかずに幸せを手にいれるラストに持っていくの、オンナ〜!て感じする(雑)。そういう風にしか生きていけなくしたのは周囲なので全肯定しますが!

チェイスの拗れ具合、私もそういう男に
>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

私はクロエの逆で早々に捨てられた側だが、彼女のような友人を見るたび、唯一母へ感謝することは捨ててくれたことかもしれないと考える。別れが悲劇とは限らない。
無能で何もしない、何もできない、血が繋がってる
>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

殺戮シーンいいね!手触りが伝わってくる、ヴィジュアルより音が上手いような気が

—————————
再鑑賞 2024/02/14

私を育ててくれた親、いつも心配してくれる友人、最近ちょっと気になるあ
>>続きを読む

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

愛と勇気の物語。アンパンマンじゃん。

安易な妄想オチじゃなくて辛く厳しい現実のシーンが多めでちゃんと鬱、ガソスタの店員が獲物きたよ♪の合図役かと思ったら普通にいいひとなんか〜い、ママあそこで死んでお
>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.5

友人から「今からタコスとテキーラでメキシコになるから来ない?」と誘われた道中で鑑賞。初対面の人たちが5,6人いたけど彼らが人間でない証拠がないなと思いながら変な土地でテキーラを飲み、タコスを作った。>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.5

永遠にいなくなることで永遠に人の心に棲みつくことができる。
死んだらなんもできない、死なれたら何も伝えられない。わかっているのに、私は常に少し死にたい。愛している人に「絶対急にいなくならないで」と懇願
>>続きを読む

狂覗(2017年製作の映画)

3.5

大学2年時には建物と建物の間から覗き見える建築物が無反応であることに安堵を覚え、大学4年時には卒論の中で、画の中に存在する窃視者が果たす役割について論じた。そういえばここ数年、度々「覗く」について考え>>続きを読む

愛の嵐(1973年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

かつてナチス将校だった男・マックスと、彼が収容所で虐げていた女・ルチアが偶然再会した話。それぞれホテルのドアマンと高名な指揮者の妻として生きていたが、やがて収容所時代の関係に戻る。

「僕の天使だ」
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

恐怖を超える絶望。私はこれを信じている。

ミンの奇行が酷くなるにつれてタイトルや登場人物から色んな可能性が浮上しては消え、ミスリードはゆるやかに繰り返される。これ自体がこの作品にもうのめり込んでしま
>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.5

好きな冒頭シーンベストスリーに入る。映像でみせる「今から命の話を始めます」感。

聖なる存在だからこそ起こる悲劇、そしてそれは繰り返される。料理食べる姿ってグロテスクだよね。

グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

蒼い湖、生い茂るトウモロコシ畑、建築の美しい一軒家、そして双子の少年と整形手術後の母親。

出てくる要素も少ないので状況の想像が容易いとはいえ、母親の素顔がわからない状態から始まるのは不穏感が有りだい
>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.0

南仏の海辺、日に焼けた肌と真っ白なワンピース、ドライな質感のブロンドヘアー、そしてほんのすこしの性のあれこれ。大人たちの、浜辺の砂みたいなジャリッとする不器用さのなかで、ポーリーヌのいいにおいがする清>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

3.0

夢はあらゆるボーダーを破壊する
DAWNのオマージュシーンいいね!

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

-

長かった、呼吸がしづらかった。スコアはつけられない。

アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

私は彼の共犯者だったのに、後でまた落ち合おうと一旦別れたら彼は捕まってしまい、一人だけ逃げることができてしまった。置いていかないで欲しい

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.5

授業課題のため鑑賞。

3,4年前に読んだニーチェの本にあった「もし誰かをいじめることでしか生きがいを感じられない人がいたとして、いじめをやめてしまったら死ぬとして、彼の行為は悪か?」(言葉違うかも、
>>続きを読む

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

4.0

高校生のとき読むのを断念した小説が映画化されていたことに気づいたので観たけど、映像になっても同じく断念しそうだった…つっぱねたくなるくらいのしつこい香りの表現、しつこい主人公…
香りを表現するには制作
>>続きを読む

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.5

メモ
・NUN=尼僧
・VALAKは悪魔学においては天使の姿をして現れることが多いため、作中のようにゴリゴリつよこわなイメージとは異なる

ELI/イーライ(2019年製作の映画)

3.0

気づかない段差あって大ゴケしたみたいな後半。なぜか爽やかなラスト