旅の話。
罪の許容は別としてホーキンスもまた負の連鎖の被害者だし、クレアはそれに気づいてしまった人。
民謡と鬱蒼とした密林が、個々人の抱えてる孤独を癒すよう。
鈴木があまりにもロボホン。歩行シーンとか笑わない人いるのか?
映画オリジナルキャラの志村はなかなか良い、散らばったものがスッキリまとまったのは彼の裏切りのおかげかもね
キャスティングいい〜特に木村文乃、原作を壊さず新しい世界を提案している……佐藤がより繊細に映っていて「そうそう!!!そうなの!!!!!!カンさあん!!!!!!」て気持ち。
鈴木が「俺本当は生きたいんだよなあ」ってぼやいてるシーン、爽やかで超良かったなーー傲慢な生命は可愛げがある。
岡崎京子の作品を映画にするなんて無謀なことしなきゃいいのにと思うけれど、それでも追い求めてしまうんだろうなあ。
原作を模倣してなくて良かった。それでいて観音崎くんのいとおしさが壊されてなかった!
いつでも私たちはジョーカーになる側にもしてしまう側にもまわる。
不平不満不条理の描き方で、「裁かれるは善人のみ」という映画を思い出した。
「この世は泥棒と芸術家のものだ」っていうセリフが良かった。タイトルのセンスはないと思う。
神様っていうのは、賢くてみんなを包むようなやさしい大人じゃなくて無邪気であそんでたら世界をつくっちゃったちいさ>>続きを読む
有名人やセレブがプライベートを切り売りするように、物理的に身を切り売りする時代の話。身体を分かち合う行為が性行為以外にあることへの安堵感。
人間がお腹の中にいるってすごいこわいよね、分かるよOL。
十分すぎるほど死を覚悟している正装したおぢさま4人組が新幹線の中でサラッと別れて仕事に向かうシーン、大好き。
麦のことがまだ好きなのか、麦がいなくなったあとの空白が流されたくなかったのか、麦の面影が残る亮平が好きなのか。
まるで霧の中を歩いているような映画だった。つかめそうでつかめない。好みじゃないし後味悪>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
第3話の神経戦のような感じがマジで良い(第1話もビジュアルは良かったけどあまりにもつっこみどころ多すぎてウケた なんで旦那殺した直後外でたらきょんきょんがたまたまいるんだよ)。
加瀬亮の変態性を抑えて>>続きを読む
怖くて眩しい。
ただ、あなたと少しでも長く一緒にいたい。
デッサンの授業のあとに観たからかもしれないけど、4Bの鉛筆みたいな輪郭の映画だ。(対して『生きてるだけで、愛。』は4H。)
痛い、痛い、痛い。針で刺されるような痛さ、そして哀しみ、寂しさ。思い出すのはソフィカルの限局性激痛。
ヴィジュアルはもちろん美しくて、加えてスタンダードサイズのアスペクト比と四隅が丸まったフレームが>>続きを読む
平成もあと少しで終わり新元号が発表された今、昭和から平成に移り変わる頃に起きた事件を中心に描いた映画を観た。しょうこちゃんのお父さんが昭和64年の七日間に取り残されている圧倒的な孤独感をひしひしと感じ>>続きを読む
出てくる老人の描き方がうま〜!全員鬱陶しいし自分の人生を邪魔してくる。いつのまにか観てるこちら側も彼らに「こんな人間死んでしまえばいいのに」という気持ちを抱いている、私達は須藤や木村と何ら変わらない。>>続きを読む
人間には独りで抱えなくてはいけないものがある。
人それぞれに理解し難い地獄はあって、たまたまそれを他人と共有できてしまった時がとても怖い。背中を押されて、絶対に越えないと決めた線を簡単に超えることがで>>続きを読む