smurfsさんの映画レビュー・感想・評価

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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.2

それぞれの人の人間らしさが丁寧に追われているところが素晴らしかった。
この丁寧さで、万引き家族をもう一度撮ってほしい。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.4

久しぶりにたくさん泣いた。
観てよかった。
できたら、本当に1年かけて撮ってみてほしかった。主人公が1年分大きくなったら、「あのころ」が鮮やかに切り取られて、もっとよかったと思う。

怪物(2023年製作の映画)

4.3

脚本を別の方が書いて、その脚本は緻密でとても良かったけど、セリフは是枝監督が書くというか、役者に任せる感じを踏襲できたらもっと良かったと思う。人は興奮してたら色々言い間違えるのがリアルだと思うけど、も>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

子供がみて、はてなと思って、大人になってから見返した時にあぁ…となるのが楽しみ。既に大人で見てしまったけれど、おばあさんになったら、あぁ…となるかな。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

Tomが生きているうちに作っておいてくれてありがとう、という感じ。36年…噛み締めるに十分。

日日是好日(2018年製作の映画)

3.4

なるほど。映像と音が美しい。
他方で、演技は、ところどころダサいのが残念。雨に揺れる葉を撮るように、黒木も撮れたら素晴らしかったと思う。
鶴見慎吾は素敵に撮れていた。

100億人―私達は何を食べるのか?(2015年製作の映画)

4.0

Fair distribution of food and income.
食べ物を投資の対象としてはならない。

単なるスローガンではないSDGsをどう実現していくのかというときの答えの一つ。
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フード・インク(2008年製作の映画)

3.5

身体や環境に優しい生き方は、手間やお金がかかる世界になっている。余裕がなければ、自分の身の回り以外のことにまで思いを馳せて生きるのは難しいけれど、そういう仕組みになってしまっていることを知る人が増えな>>続きを読む

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

4.0

・合目的的に働く人々の姿は美しいということ
・ここにくればお腹が満たされるという場所があれば、不安から溜め込んだり争ったりする必要はないということ
・このパンデミック下で、皆どうしているだろうかという
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海街diary(2015年製作の映画)

3.6

題名とか、序盤のセリフとか、所々らしくないのは、漫画の原作があるからなのか、と納得。けれど、キラキラした女の子たちの暮らしの、平成終盤のリアルさを、未来に伝えるための記録映画ということになるのでは。皆>>続きを読む

シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

3.3

ジャン=ユーグ・アングラードが見たかっただけだったけど、いい感じに歳をとっていて良かった。

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.6

何故に?と想像するとき、人がそれぞれ抱いている欲望が映し出されるように思う。
思い描いていたものとは違うことが過剰にもたらされるとき、その重みにひるみ、逃げたくなる、ということでしょう。うまい。

夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.9

夢を共有し、心を一つにして、すべて織り込み済みなはずの共犯者たちの気持ちが、少しずつ、少しずつズレていく様を上手に描いている。
ラーメン屋の店長は、もう少し分かりやすく素敵な人が良かった。

ホームワーク(1989年製作の映画)

3.8

日本でも撮ってみたい。でも、こんなに素朴に、こんなにリアルには撮れないか。
日本人監督には無理でも、キアロスタミになら撮れるかもしれない。観てみたい。

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.0

映画って、ストーリーのためにあるのではなく、人が生きた街並み、景色、日々のくらし、そうした中で形作られた考え方や生き方を記録するためにあるんだとキアロスタミを観ると思う。
小説が超えられない映画。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

小説なしでは成り立たない映画。でも、小説を愛した人達がその世界観を共有する喜びを提供しているといえる。
松岡の最後の演奏シーンは素晴らしく、あれで映画が完成したと思う。

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.6

現代にギリギリのリアルさで残る滑稽な父と失礼な親戚関係の記録映画。現代人が小津映画の家族関係に新鮮さとドキドキを感じるのと同じ視線で、後の世代に眺められる作品。

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.1

原作を読んでからの本作。原作が素晴らしかったので、「あー実際に映画にしちゃったのか、勿体ない」と思っていたけど、2年経ってから本作を観てみたら、「この映画観たことあるんだっけ?」という違和感のなさ。原>>続きを読む

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

3.9

映画の嘘っぱち感を嘲笑いながら愛している、そういう人が作って、そういう人が見る映画。

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

樹木希林と、彼女世代の日本人の生活のリアルを撮っておきたかったんだろうなと思う。とてもリアルなので、将来の人にはノスタルジックに、外国の人にはオリエンタルに映るだろう。ということで、今ここに視聴者を想>>続きを読む

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.0

総集編として素敵に仕上がっている。確かにゴクミは必須だった。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

映画の位置付けを変えた作品として残っていくだろう。映画館に何度も見にいく人が続出する映画をこのデジタル時代に作ったことがすごい。
音楽の力と、素晴らしい音楽を生み出す人に寄せられる熱狂をうまく描き出し
>>続きを読む

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.5

メインの年代は50代以上なところを30代が演じる。無理あるかなーと思ったけど、ほとんど気にならなかった。50代の役者が若かりし頃を演じると痛々しくなるので、こちらが正解なんだろう。若かりし頃の瑞々しさ>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

よく出来た設定で、絵も美しく、音楽にあふれて、精密に作り込まれた映画。時間がかかっただろうな。作品として、DVDで買う価値があると思う。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.7

家族の暮らしの描写は素晴らしかった。あの熱量で、警察官も描けなかったか。伝えたいことを邪魔することなく、もっと近付けたと思う。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.6

なるほどぉ。撮るのがとても大変だったということと、ライアンがかっこいいということが言いたい、というのはよく分かった。音楽は素敵。買うならDVDよりサントラ。

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.3

モントークに勝手に思い入れて盛り上がったけど、それがなかったらどうかな。設定は面白いけど、全貌を知るプロセスにもう一工夫ほしい。それに、イライジャでなく、もう少し素敵な俳優の方がリアリティ出たと思う。

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.6

ロバート・ダウニーJr.の兄がミスキャスト。もう少し素敵な人がダサく暮らしている方がリアリティがあると思う。子供も女の子ではなくもう少し大きい男の子にして、そこも描いてほしかった。とはいえ、全体的には>>続きを読む

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.8

またしても、とてもウッディアレンな仕上がり。生きる意味がないから死んでも構わない、生きる意味があるから死にたくない、をこんなテーマで描いてみたら?と思いついたアレンが、ワクワクして作ったであろうことが>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.8

作品賞に納得。ボストングローブの担当記者たちへのオマージュとして素敵な作品。映画として残るということに意味を持つ作品でもある。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

こういう作り込みは好き。映画らしい映画。エンターテインニング。

やさしい本泥棒(2013年製作の映画)

3.6

ストーリーは淡々としているけれど、役者それぞれの味で見せる。

ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

4.0

主人公が撮るフィルムと、女の子が作る作品と、そういう小道具の作り込みがリアリテイにつながっていて、よい。

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